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Channel: 極東極楽 ごくとうごくらく
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小さな巨人Ⅷ

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                     告子(こくし)篇    /    孟子    

                                   

        ※ 人並でなくても平気なもの:ここに、まがったままでまっすぐにな
                    らない薬指があるとする。痛むわけでもないし、仕事にさしつかえ
                    るわけでもない。それでも、これを治してくれる特があるときけば、
                    たとい遠い秦や楚にでも出かけてゆくだろう。指が人並でないから
          だ。指一本が人並でない場合は恥ずかしいと思うのに、心が人並で
          ない場合は恥ずかしいとも思わない。これこそ、物事の俗言を知ら
          ぬというものだ。

        ※ 大人と小人との区別:弟子の公都子が孟子にたずねた。「同じ人間
          でいて、大人と小人との区別が生ずるのはなぜですか」「大なるも
          のに従えば大人になり、小なるものに従えば小人になるのだ」「で
          も、同じ人間でいて、大なるものに従う人と、小なるものに従う人
          とが出るのはなぜですか」「耳とか目とかには、分別する働きがな
          いので、物の本当の姿を見ることが出来ない。対象に接すると、そ
          ちらにひきつけられるばかりだ。心には分別する働きがある。それ
          があるから、物の真の姿をつかめるのであって、それがなければ、
          真の姿はつかめない。心も耳目もともに天から与えられたものであ
          るが、この二つのうち、大なるもの、つまり心で物をみるようにす
          れば、小なるもの、つまり 耳目の迷いに引きずられることはない。
          それが出来る人、それが大人となるのだ」

     【解説】 感覚自体には判断する力がない。現象にまどわされず本質を見ぬけ。

 

【樹木トレッキング 19:チョウセンゴヨウ】  

チョウセンゴヨウ(Pinus koraiensis)は、マツ科マツ属の樹木である。マツ科マツ属、いわゆるマツの
一種である。学名 Pinus koraiensisの種小名 koraiensisは「高麗の」という意味。和名はチョウセンゴヨ
ウ (朝鮮五葉)が一般的。他にチョウセンマツ(朝鮮松)など。中国名は紅松や果松北東アジア地域
原産。朝鮮半島、中国東北部、ロシア極東部と日本に天然分布する。日本では本州中部の福島県南部か
ら岐阜県にかけてと四国の東赤石岳にもわずかな群落が隔離分布しているが、比較的稀な種で山で見か
けることは少ない。成木は樹高30メートル以上、直径1.5メートルに達する。樹皮は灰褐色で幼齢
時は平滑、成長するにつれて薄く鱗状にはがれる。針葉は名前の示すように五葉であり、短枝に5本が
束生する。葉は濃い緑色で白い気孔がよく目立ち、遠目には青緑色に見える。長さは6-10センチには
鋸歯があり、ざらざらした触り心地である。葉の断面の樹脂道は同じく日本産五葉松のゴヨウマツ(
Pinus parviflora)の2本に対して本種は3本ある。球果(松かさ)は8-16センチと日本産のマツ類では
最も大形で、枝の先に3、4個がまとまって出来ることが多い。他のマツ同様多数の鱗片から構成され
る。色は若い時は緑色だが熟すと黄褐色に変わる。球果の鱗片は熟すにつれて外側に反り返る。マツ属
の球果は一般に成熟後しばらく樹上に留まり、空気中の湿度に反応して開閉を繰り返し中の種子を散布
する。しかし、本種及び近縁種は成熟後も決して開かないままに落果する。熟した球果は比較的分解し
やすい他の五葉松類のものと比べても非常に脆く、素手で分解することも簡単である。球果の1つの鱗
片には2つの種子が入っている。種子は2cm弱ある大型のもので、他のマツと違い翼を持たない。


このように、日本では比較的稀な種であり、純林を構成することはなく広葉樹林に混生する形をとるこ
とが多い。一方、シベリアではトウヒ属(Picea)やカラマツ属(Larix)などの針葉樹と共に森林の主要
な構成種の一つである。本種はマツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)に感受性が高く、寄
生されるとマツ材線虫病を発症して枯死に至ることが多い。ただし、本種は線虫接種試験に対する感受
性自体は強いものの、実際の森林ではあまり被害を受けていない(推測)。

材は建築、パルプなどに用いる。庭園木、盆栽にする。種子は可食でいわゆる「松の実」として利用さ
れる。種子は海松子と呼ばれ漢方薬に利用される。韓国では葉も利用する。材は本種の主要産地の一つ
である中国での名を採って紅松 (ホンソン)などと呼ばれる。気乾比重は在来の二葉松類よりやや軽い
0.45~0.50。シベリアでも伐採が盛んである。シベリアでは絶滅の恐れのあるアムールトラやアムール
ヒョウといった大型肉食哺乳類を保護すること、経済価値の高い本種の違法伐採が後を絶たないことな
どから本種の保護が叫ばれていた。2010年10月付でマツ属としては初めてロシア産の本種をワシントン
条約に登録する措置が採られる。
 

      
     No.151

【ピエゾタイル篇:最新鶏卵由来リゾチーム結晶触媒技術】 

● 卵由来タンパク質と光エネルギーで高効率水素製造に成功

今月9日、大阪市立大学らの研究グループは、ナノサイズの細孔をもつタンパク質(多孔性タンパク質
結晶)の内部に、太陽光エネルギーを吸収する光増感剤分子と水素発生反応に対し触媒活性をもつ金属
微粒子を近接させ集積化することで、光エネルギーを利用して水素製造に成功したことを公表している。
現在、世界中で利用されている水素の大部分は、化石燃料から製造されており、製造段階で二酸化炭素
が発生していること、また外部から多くのエネルギーを供給しなければならない。太陽光などの自然エ
ネルギーを用いて水から水素を製造する方法では、太陽光エネルギーを吸収する化合物(光増感剤)と、
得られたエネルギーから水素を合成する触媒を組み合わせることで得られる。

❦ どこが違うのか

生物の体の大部分は有機物であるタンパク質によって構成されおり、このタンパク質にはさまざまな化
合物と選択的に相互作用できる複数種類の官能基が含まれている。この選択的な相互作用を利用すれば、
機物を担体とする場合よりもより精密に、異なる機能を持つ機能性分子や粒子を反応に適した形で配置
ができる。今回、鶏卵から安価かつ大量に得られるリゾチームと呼ばれるタンパク質の結晶を利用し、
光エネルギーを蓄えることができる分子(光増感剤)と、水素イオンに電子を与えて水素を作り出す触
媒を組み合わせて水素製造光触媒システムを構築。

リゾチームの結晶は、その内部に無数のナノメートルレベルの大きさの細孔を有する多孔性タンパク質
結晶に、隣り合うタンパク質同士をつなぎ架橋し、多孔性結晶としての安定性を向上できる。この架橋
処理をしたリゾチーム結晶内部に、光増感剤である“ローズベンガル”と水素発生触媒である“白金ナ
ノ粒子”を固定し光触媒システムを構築。この触媒システムの原子レベルでの構造を単結晶X線構造解
析で調べたところ、ローズベンガルと白金ナノ粒子が近接して固定化されていることを示す結果が得ら
れ(下図参照)、さらに、電子源を含む水中で、この光触媒システムに可視光を照射し、水素発生する
ことを確認。電子源として“NADH”と呼ばれる天然補酵素を用いた場合、水素の収率は85%になり、
同研究グループが無機物を用いて報告した値(76%)と比較して高効率で水素製造できる。また、触
媒の性能を示す触媒回転頻度(TOF)も、従来の約3倍に向上する。



【フィルム型ピエゾタイル事業篇:微風あるところなら自由に設置可能】 

Moya Power社は、動きからエネルギーを得るピエゾフィルム(繊維)の開発を行うベンチャー企業。 
少量の風力エネルギーを収穫する新しいダイナミックな建築材料を開発を行っている。このピエゾ素子
をプリントした半透明のシートは、軽量、低コスト、汎用性、自在性に富み、例えば、ビルの風力エネ
ルギー解析に基づいてピエゾタイル(フィラメント)の密度を最適化する。また、動的な外観としての
設計も可能である。建物、窓、橋梁、トンネル、地下鉄などに、高価なインフラや土地を必要とせずに
エネルギーを補足/収穫し、支持材は可撓性のポリフッ化ビニリデン薄膜シートで空気を通すだけで摂
動する。このタイル(フィラメント)は、圧力に応答し電荷を生成する圧電効果を介してエネルギーを
生成する。補足エネルギーは、コンデンサへと送られ、その後蓄電される仕組みで、大規模な領域では、
少量のエネルギーを集め大量のエネルギーとなる。尚、ソーラーパネルと比較し、1平方メートルあた
りのエネルギーの10%程度しか生成できないが、電気発生させる唯一の要件は微風なのでどこにでも
設置できという優れもの。



尚、詳細は上写真をクリック参照。


【ネオコンバーテック篇:最新有機EL技術事例】

❦ 特開2018-026278  有機EL表示パネル、及び有機EL表示パネルの製造方法

【概要】

8K放送技術が医療現場に浸透しはじめ再生医療、癌予防/治療、難病治療などの進歩貢献に併行し、
ディスプ産業にも次世代の液晶、有機EL、量子ドット発光ダイオード表示技術の競合進展が顕著にな
りつつある。特に有機ELは表示の鮮やかさ、黒の沈みやコントラストの優位性が受け入れられ、さら
に、液晶に比べて薄くて軽いことで生産拡大の勢いを増している。この特許事例は、デジタルテレビ等
の表示装置に用いられる表示パネルとして、基板上に有機EL素子をマトリックス状に複数配列した有
機EL表示パネルが実用化され、各有機EL素子が自発光を行うので視認性が高い特徴をもつ。各有機
EL素子は、陽極と陰極の一対の電極の間に有機発光材料を含む発光層が配設された基本構造を有し、
駆動時には、一対の電極対間に電圧を印加し、陽極から発光層に注入されるホールと、陰極から発光層
に注入される電子との再結合に伴って発光することを原理、構成/構造をもつ。一般に各有機EL素子
の発光層と、隣接する有機EL素子とは、絶縁材料からなる絶縁層で仕切られ、カラー表示用の有機E
L表示パネルでは、RGB各色の画素を形成し、隣り合うRGBの画素が合わさってカラー表示における
単位画素が形成する。

また、各画素に設けられた反射電極の外縁による外光の照り返しによる表示のコントラストが低下を防
止のため、絶縁層上方の隣接する画素間の境界に格子状の遮光層が設けられていた。ところが、表示素
子に対向するカラーフィルタ基板に遮光層を担持した有機EL表示パネルの場合、カラーフィルタ基板
と表示素子側の基板との封止アライメント時に位置ずれが生じ、反射電極層の外縁が遮光層からはみ出
し、はみ出した外縁による外光の照り返しにより表示のコントラストが低下する。これに対し、はみ出
し防止の遮光層幅を広げた場合、表示素子からの光が遮光層に干渉/吸収され、光取出し効率の低下や
視野角により輝度・色度の不均一性増加が生じる。表示パネルの高解像度化に伴い単位画素当りの素子
面積は減少するが、隣接画素への光漏れ防止に必要な遮光層の幅は維持され、高解像度化に伴い単位画
素の遮光層の開口率が低下し、光取り出し効率と輝度・色度が均一性の維持がより一層困難となること
が懸念される。反射画素電極層の外縁での外光反射を抑制してコントラストの良好な上面発光型の有機
EL表示パネル、及びこの有機EL表示パネルの製造に適した製造方法を提供することを目的とする。


【符号の説明】

1  有機EL表示装置   10  有機EL表示パネル   100  有機EL素子 100e  単位画素
100se  サブ画素    100a、100Aa、100Ba  自己発光領域   100b、100Ab、
100Bb  非自己発光領域  100c、100Ac、100Bc  画素電極間領域      100d、
100Ad、100Bd  画素電極間領域  100x  基板(TFT基板)  119  画素電極層 
119a1、a2、a3、a4  外縁  119b  コンタクト領域(コンタクトウインドウ)
119c  接続凹部  120  ホール注入層  121  ホール輸送層  122  絶縁層 
122X、122AX、122BX  行絶縁層  522Y、122AY、522BY    列絶縁層
122Az  開口  522AY  列バンク  522z、522Az、522Bz  間隙  123  発光層 
124  電子輸送層  125  対向電極層  126  封止層  127  接合層  128  カラーフィルタ層
130 上部基板  131 CF基板    EL.EL素子部   Tr1.駆動トランジスタ   Tr2.スイッ
チングトランジスタ C.容量

【図面の簡単な説明】

【図1】実施の形態に係る有機EL表示装置1の回路構成を示す模式ブロック図。
【図2】有機EL表示装置1に用いる有機EL表示パネル10の各サブ画素100seにおける回路構
    成模式回路図
【図3】有機EL表示パネル10の一部を示す模式平面図
【図4】図3におけるX0部の拡大平面図

この複数の画素が行列状に配された有機EL表示パネルは、基板と基板上に行列状に配され光反射材料
の複数の素電極層と、少なくとも画素電極層の行及び列方向の外縁上方と、外縁間に位置する基板上の
画素電極間領域上方とに配置し絶縁層と、複数画素電極層のそれぞれの上方に配置したた有機機能層と
有機機能層上方に配された透光性の対向発する電極層を備え、有機機能層は、それぞれの画素電極層上
方の絶縁層のない領域で有機電界発光をはする複数の発光層を含み、絶縁層の基板平面視方向の光学濃
度は0.5以上1.5以下を特徴とすることで、反射画素電極層の外縁の外光照り返しによる表示のコ
ントラストが低下を抑制する構成/構造を特徴とする。


【図5】有機EL表示素子100のサブ画素100seに相当する絶縁層122の部分を斜め上方から
    視した斜視図
【図6】図3におけるにおけるA-Aで切断した模式断面図


【図7】図3におけるにおけるB-Bで切断した模式断面図
【図8】(a)~(d)は、有機EL表示パネル10の製造における各工程での状態を示す図3におけ
    るにおけるA-Aと同じ位置で切断した模式断面図


【図9】(a)~(d)は、有機EL表示パネル10の製造におけるCF基板131製造の各工程での
    状態を示す模式断面図
【図10】(a)~(b)は、有機EL表示パネル10の製造におけるCF基板131と背面パネルと
     の貼り合わせ工程での状態を示す図3におけるにおけるA-Aと同じ位置で切断した模式断
     面図


【図11】有機EL表示装置1の機能を説明する図。
【図12】(a)~(c)は、表示パネル10を透表示パネルとして利用したときの有機EL表示装置1
     の機能を説明する模式図


【図13】有機EL表示パネル10Aの一部を示す模式平面図
【図14】(a)は、図11におけるX1部の拡大平面図であり、(b)は、絶縁層122の上方から
     視したX1部の拡大平面図


【図15】有機EL表示素子100Aのサブ画素100Aseに相当する絶縁層122の部分を斜め上
     方から視した斜視図
【図16】図12(b)におけるA1-A1で切断した模式断面図


【図17】図12(b)におけるB1-B1で切断した模式断面図
【図18】有機EL表示パネル10Bの一部を示す模式平面図


【図19】図18におけるX2部の拡大平面図
【図20】有機EL表示素子100Bのサブ画素100seに相当する絶縁層122の部分を斜め上方
     から視した斜視図


【図21】(a)~(f)は、有機EL表示装置1Bの製造工程を示す側断面図
【図22】有機EL表示装置1Bの利用例を示す模式図である。



● 大容量バッテリーとパワフルなモータで航続行距離400キロメートル達成

 

 


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