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ラストワンマイル22

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 学  而  がくじ
ことば-------------------------------------------------------------------------
「学びて時にこれを習う、また説ばしからずや。朋あり遠方より来たる……」(1)
「巧言令色、鮮なし仁」(3)
「過ちては、すなわち改むるに憚るなかれ」(8)
「三年父の道を改むることなきは、孝と謂うべし」(11)
「人のおのれを知らざるを患えず。人を知らざるを患う」(16)
--------------------------------------------------------------------------------
3 さわやかな弁舌、人をそらさぬ応対、そんな手合いにかぎって仁には遠い。
4 わたしは日に何回でもこう反省する。
いったい自分は、人に頼られながら、つい人のことだといい加誠に済ませたりはしなかっ
たろうか。友人に対して誠実でない態度を示したことはなかったろうか。自分に確信がな
いことを、まことしやかに人に吹聴したりしなかったろうか、と。(曽子)

〈曽子〉 孔子の弟子。姓は曽、名は参、宇は子輿。孔子より四十六識若い。孔子に、の
ろま(魯なり)と評されたが(十一-18)、気概ある人物だったようだ(ハー7)。『孟
子』には、曽子が孔子の「千万人といえどもわれ往かん」ということばに感銘を受けたこ
とが記されている。かれはまた「孝の人」として名高く、『孝経』はその手に或るという
(『史記』)。『韓非子』は、曽子の妻が泣く子をあやすのにうそをつこうとしたところ、
かれがたしなめたことを記している。

5 いかなる大国も、国家統治の原則はつぎの三点である。
軽はずみな政治行為によって信頼を失墜してはならない。財政規模を不当に拡大して人民
に負担を論 かけてはならない。労役を課するのは、農閉期にかぎること。(孔子)

6 親や兄弟によく仕える。誠実に、思慮深く行動する。人にはすべて愛情をもって接す
る。自分が尊敬できる人格を発見すべく努力する。こうした実践の積みあげの上で、もし
余力が生じたら、それを読書にふりむける───青年はこうありたい。(孔子)



MIT engineers fly first-ever plane with no moving parts | MIT News  Feb. 21, 2018

【プロペラもタービンも使わず無音、イオンエンジン飛行機試作】

●60メートル飛行に成功、プロペラ型のドローン代替を目指す

2月21日、マサチューセッツ工科大学の研究グループは、動部品がなく化石燃料にも頼
らない「ソリッドステート」航空機の飛行に初めて成功したことを公表。この「イオン風」
技術の開発で画期的とも言える今回の飛行は、より静かで環境に優しい航空機の開発につ
ながる可能性がある。それによると、115年近く前にライト兄弟が初の航空機を飛ばし
て以降、大半の機体はプロペラやタービンといった可動部品から推進力を得てきた。しか
し、今回の開発で中心となったコンセプトは「イオン風」で電気の力で推進力を生み出す
原理で宇宙ロケット開発ですでに試作実績があるが、今回は宇宙空間より複雑な大気圏な
いでの試作非行である。

推進システムに可動部品を持たない航空機が持続的に飛行したのは初めて。より静かで機
械的に単純な、燃焼による排気のない航空機の開発につながる可能性がある。同機は胴体
部に搭載したバッテリーパックにより、主翼下のワイヤの列に2万ボルトの電気を供給す
る。そこから機体後部のロッド(棒)に窒素イオンの流れを発生させ、持続的な飛行に必
要な推力を発生させる。重さ約2.2キロ、翼幅は5メートルほどの軽量機。屋内施設で
試験を行い、約60メートルの距離を飛ばすことに成功した。それを10回再現すること
もできている。今後、低い電圧でより長い距離を飛べるイオン飛行機を開発したい考え。
短期的には、ドローンのような小型空機の騒音低減に応用も可能。今回の機体はイオン風
で飛行できることを証明するための最も単純なものだったと言及。有益な利用目的を達成
する飛行機になるにはまだ遠く、効率性の向上や長い航続距離、屋外での飛行の達成が必
要だとの認識を示している。



タンデム薄膜ソーラーパネル+高密度キャパシター+イオンエンジン方式の飛行体は魅力
あるものだが、実用化させるためには積極的な投資を飛鳥とする。

  読書日誌:カズオ・イシグロ著『忘れられた巨人』 No.34
     

第2部 第8章

若い修道僧は痩せて病弱そうなピクト人で、エドウィンの言葉を上手に話した。年齢の近
い連れがいることがとても嬉しいらしく、明け方の霧の中、山を下りながらじつによくし
やべった。だが、森に入ったとたん無口になった。ぼくは案内役のこの人をどこかで怒ら
せたのだろうか、とエドウィンは心配したが、おそらく、森の中に潜む何かに目をつけら
れそうで気が気でなかっただけ、というのが一番ありそうな答えだ。この僧の耳には、快
い鳥の歌声に混じって妙なささやきやつぶやきが聞こえていたのだろう。だから、エドウ
ィンがもう一度───確認のためというより、ただ沈黙を破りたくて───「兄さんの傷
は命に関わるようには見えなかったんだよね」と尋ねたとき、答えはぶっきら棒でさえあ
った。



「ジョナス神父がそうだって。あの方より賢い人はいないから」

では、ウィスタンの怪我はそんなにひどくないんだ、とエドウィンは少し安心した。きっ
と少しまえ、まだ賠いうちに、同じこの道を下っていったに違いない,案内役の誰かの腕
を借りて、肩に寄りかかりながらだろうか。いや、あの雌馬に乗って下ったのかもしれな
いな、案内役にf綱を引いてもらって………

「この少年を桶屋の家まで連れていってあげなさい。そして、修道院を出るところを誰に
も見られないように」ジョナス神父にはそう言いつかった、と若い僧は言った。では、戦
士とはすぐにまた会える。でも・・・・・・どんな再会を期待できるだろう、とエドウィンはま
た心配になった。最初の課題でいきなりがっかりさせてしまった。戦いの気配を感じたら
真っ先に駆けつけなければならなかったのに、ぼくはあの長いトンネルの中に逃げ込んだ。
あんなところには、母さんだっていやしなかったのに………そして、トンネルの出口が闇
の中のお月様のように遠くに見えたとき、頭から夢の屯い雲がようやく取り払われて、エ
ドウィンは何か起こったかをはっきり思い出し、震え上がった。



でも、少なくとも朝の肌寒い空気の中に出てからは、できるだけのことをしたと思う。修
道院まで戻る道のりのほとんどを走りつづけた。足取り
を緩めたのは、一番険しい坂を上るときだけだ。森の中を押し進みながら、道に迷ったと
思ったときもあったが、そのとき木がまばらになって、薄明かりの空に修道院が見えた。
だから必死でLりつづけ、やっと大門に着いた。息が切れ、脚が痛かった。

大門のわきにある小さな扉には鍵がかかっていなかった。少しだけ落ち首きを取り戻して
いて、人目につかないよう、あたりに気を配る余裕もあった。煙が漂っていた。山登りの
後半からずっと煙には気づいていたが、ここでは胸を刺し、大きな咳を卸えるのが難しい
ほどになっていた,では、干し草を桔んだ荷瞰を勤かすにはもう遅すぎる、とエドウィン
は思い、胸の中に大きな空洞ができたような気がした。だが、あと.瞬だけその思いをわ
きに押しやり、修道院の敷地に入り込んだ。

万が一にも遠くの窓から見つからないよう、頭を低くして高い壁に沿って進んだ。修道僧
も兵隊もまだ見かけてはいないが、さっき大門から入ったとき、その内側にある小さな中
庭に兵隊の馬がひしめき合っているのを見た。四方を高い壁で囲まれたなかで、まだ鞍を
つけたままの馬はどれもいらいらし、しきりにぐるぐる回っていた。あの狭い場所では、
ぶつかりaいを避けるのも難しかったろう。エドウィンは修道僧の居住棟に向かっていた。
このくらいの年齢の子供なら、いきなり中央広場を突っ切っていこうとしてもおかしくな
いが、エドウィンには、建物の配置を思い出し、裏道の記憶をたどりながら遠回りするだ
けの理性があった。目的の場所に着いてからも、まず石柱の後ろに隠れ、注意深く周囲を
ぞき見た。



中央広場は昨夜から様変わりしていた。いま僧衣の人影が三つ、うんざりした様子で地面
を掃いている。そこへ手桶を持った四人口が出てきて、敷き詰めた玉石に水をまきはじめ
た。うろついていた烏が何羽か、驚いて飛び立った。広場のところどころに藁や砂がまか
れているのが見える。ほかに粗布で.覆われた何かがいくつか転がっていて、エドウィン
の目を引きつけた。きっと死体だ、と思った。そんな広場を見下ろすように、古い石の塔
がそびえている。ウィスタンがあそこに立て涵もったことを、エドウィンは知っている。
塔の様子も昨夜から.変していた。あちこちに焼け焦げや黒ずみがある。とくに入り口の
アーチがひどいし、細い窓も一つ残らず周りが焼け焦げている。エドウィンの目には、塔
全体が縮んだように見えた。あの粗布で.覆われたものの周りにあるのは水溜りだろうか
、血溜りだろうか。確かめようと柱から酋を仲ばしかけたとき、後ろから骨ばった手が伸
びてきて、エドウィンの肩をつかんだ。

体をひねると、沈黙の僧二二アン神父がいて、じっとエドウィンの目を見つめていた。エ
ドウィンは叫ばず、死体を指差しながら低い声で尋ねた。

「サクソン人ウィスタンは……ぼくの兄さんもあそこに倒れていますか」

沈黙の僧は理解できたと見え、強く首を横に振った。そして指を一本、よく見るしぐさで
自分の唇に当てて、警占するようにエドウィンの顔をじっと見た。つぎに、そっとあたり
を見まわしながら、エドウィンを中庭から連れ出した。
 
「兵隊がほんとうに来るんですか、戦士さん」エドウィンは前の日にウィタンに尋ねてい
た。「ぼくらがここにいろって、誰が言うんです。お坊さんたちは羊飼いとしか思ってま
せんよ」
「さあな。何事もなく、無事にここを宛てるかもしれないが、.一人だけ、告げロをしそ
うな人がいる。この瞬間にも、お偉いブレヌス殿は命令を出しているかもしれない。よく
調べてくれよ、同志。ブリトン人はよく中に平たい木の仮を突っ込んで、束を分けること
があるからな。ここは上からドまで完全に干し草だけにしたい」

エドウィンとウィスタンは古い塔の衷の納屋にいた。いまは薪割りを中断して、干し草の
債み替え作業をしている。戦士が、なぜか突然、小屋の裏にあった干し草をぼろ荷車にう
ずたかく積み上げたいという思いに駆られた。この作業に取りかかってから、一定の間隔
で、エドウィンは干し草の束の山によじ登り、棒でそれをつつくよう命令されている、戦
士はその様子を下からじっと観察しながら、ときどき、ある場所をもう一度つついてみろ
とか、そこのところは足をできるだけ深く突っ込んでみろとか指示してくる,

「あの聖なる方々は、ほかのことではじつに忘れっぼい」とウィスタンは説明した,
「干し草の中にシャベルやらフォークやらを置き忘れる。山の上では道具は貴重だからな、
見つけてあげれば、泊まらせてもらったお礼にもなる」



そのとき、戦士は干し草の目的を一回も語らなかったが、エドウィンにはすぐに想像がつ
いた。これから起こる対決と関係があるに違いない。だからこそ、干し草の束をつぎから
つぎへ積み重ねていきながら、兵隊のことをいろいろと聞いておきたいと思った。

「誰がぼくらを裏切るんですか、戦士さん。お坊さんたちは少しも疑っていません。聖な
る争いに手一杯で、ぼくらには目もくれませんよ」
「そうかもしれないな。そこもだ、君。そう、そこ」
「もしかして、あの老夫婦が裏切るんですか。でも、おばかさんすぎるし、正直直すぎる
と思います」
「ブリトン人でも、あの二人には裏切りの心配などいらない。だが、ばかなどとはとんで
もないぞ、君。たとえば、アクセル殿。あの方は人間として深い」
「なぜあの二人と.緒に歩くんですか、戦士さん。遅すぎて、足を引っ張られるばかりで
す」
「確かにそうだし、もうすぐ別れることになる。だが、今朝出発したときは、どうしても
同行してほしい事情があった。それはもう少しつづくかもしれない。言ったとおり人間的
に深い方だ。もっと話し合っておきたいこともあるしな。だが、いまは当面の問題に集中
しよう。安全に確実に干し草を鯖み上げるぞ。丸々干し草だけの積荷にする。木や鉄が交
じっていてはならない。君が頼りだ、少年」

なのに、エドウィンは戦士の信頼に応えられなかった。なぜあんなに長く眠れたのだろう。
そもそも咲になったのが間違いのもとだ。部屋の隅にうずくまって、少しでも物音がした
ら飛び起きられるように、ウィスタンがやっていたみたいにうとうとするだけにしておけ
ばよかった。なのに、赤ん坊みたいに、あのおばあさんからミルクなんかもらって、部屋
の隅で深く眠ってしまった。

夢の中でほんとうの母さんに呼ばれたんだろうか。だから、あんなに長く眠ったままだっ
たのだろうか。そして、あの脚の悪いお坊さんに揺り起こされたとき、なぜウィスタンの
もとへ駆けつけず、ほかの人たちにくっついて、あの長い変なトンネルになど入ったんだ
う。まるでまだ夢の中にいるみたいに……一体全体なぜ。

                                  この項つづく   

   

 【エネルギー通代 63】 
”Anytime, anywhere ¥1/kWh  Era”
 

【潜熱蓄熱材篇:電力網を安定させる冷蔵庫】

●潜熱蓄熱材(PCM)を用いた未 利用熱エネルギーの有効活用

太陽と風が過剰電気エネルギーを供給したときに正確に電力消費し、余計なエネルギーを
投入せずに冷却温度を維持する冷蔵庫は、電力系統大幅節電する。 ZAE Bayern(バイエル
ン応用エネルギー研究センタ)は、負荷変動コスト削減を産業界と一緒に調査研究してい
る。この目的のため潜熱蓄熱ユニットの設置により効率的で標準的な冷蔵庫の熱慣性を高
め、通電停止時間短縮する。ZAE Bayernは、ドイツの冷蔵庫の半分がこの技術を備えてお
り、約1~2ギガの負荷が節電に貢献したのこと。

冷蔵庫が普及し世帯が少なくとも1つの冷蔵庫を使用している(ドイツ人口約4千万人)。
従来の冷蔵庫の冷却容量は限られ、多くの食品は、適正温度の許容範囲を超え。加えて、
冷蔵庫は低温サイドでは効率が悪化する。これが潜熱蓄熱システムが有効な理由で、大き
い温度変化を抑制し、大量エネルギーを蓄えることを実現する。高い貯蔵容量をもつ新し
い冷蔵庫が顧客に届けるために貯蔵容量の最適化と改造に要するコスト保証のための意義
を明確にする。DiTES4Gridプロジェクトでは、ZAE Bayernが、プロジェクトパートナーの
Bayernwerk AGおよびBSHHausgeräteGmbHとともに、技術的および経済的な可能性を模索
する。現在最も高いエネルギー効率クラス(A +++)に移行修正中で、貯蔵材異なる共晶
塩溶液容器を統合し、充電容量、変更可能な負荷は120Wを達成。試験は、冷蔵庫が冷
却モードに切り替わらない時間は7~9時間のに及ぶ。この間、ファン、放電装置、およ
び装置コントローラの必要電力は少ない。

 Feb. 20, 2019

追加の統合技術コストは蓄電池ジシステムコストを下回るが、さらに最適化させる必要が
ある。 家庭用冷蔵庫は電力網の負荷を移すための有望な選択肢であり、エンドユーザー
の柔軟でな電気料金には、このような冷蔵庫は顧客に喜ばれるものになるはずで、さらな
る研究開発を必要としている。例えば、共晶塩溶液の安定性──充電操作はより効率的に
なる必要がある。この事業は、エネルギー貯蔵研究イニシアチブの一環として、ドイツ連
邦経済エネルギー省の資金援助があり、研究成果と調査結果は、研究イニシアチブのウェ
ブサイトで継続的に更新されている。
尚、日本の家電メーカは潜熱蓄熱ユニットの普及はほぼ完了している(要確認)。



【関連国内特許】

❑ 特開2017-07231 冷蔵庫 株式会社東芝 他

下図1のごとく、圧縮機56と凝縮器58と減圧装置と冷却器52,54とを配管接続し
た冷凍サイクル装置と、内箱と外箱との間に断熱空間が形成された断熱箱体2と、外箱の
外側に設けられ内部に圧縮機56を収納する機械室34とを備え、冷却器52,54が断
熱箱体2の内部に設けられた貯蔵室10,12,14,16を冷却する冷蔵庫1において、
機械室34の熱を蓄熱する蓄熱手段100と、蓄熱手段100が蓄熱した熱を外箱に伝達
する伝熱手段110とを備えることで冷凍サイクルの冷却効率の低下を抑えつつ、冷蔵庫
の外表面や前面開口部の周縁を冷蔵庫の設置雰囲気に応じた適切な温度に保つことができ
る冷蔵庫を提供する。

【符号の説明】
1…冷蔵庫、2…断熱箱体、4…外箱、6…内箱、10…冷蔵室、12…野菜室、14…
小冷凍室、16…冷凍室、17…湿度センサ、34…機械室、36…冷蔵冷却器室、40
…冷凍冷却器室、46…制御部、50…冷凍サイクル、52…冷蔵冷却器、53…冷蔵フ
ァン、54…冷凍冷却器、55…冷凍ファン、56…圧縮機、57…冷却ファン、58…
凝縮器、60…蒸発イプ、64…放熱パイプ、66…防露パイプ、100…蓄熱手段、
102…蓄熱物質、104…タンク、110…伝熱手段、112…伝熱管、114…伝熱
物質、116…ポンプ

❑ 特開2017-133779 冷蔵庫 パナソニックIPマネジメント株式会社  

省エネルギーの観点から、家庭用冷蔵庫においては、防露パイプを切り換える切換バルブ
を有し、一部の防露パイプを不使用としながら冷凍サイクルを運転することにより、防露
パイプに起因する熱負荷量を低減する冷蔵庫がある。これは、冷蔵庫周囲の温度及び湿度
が比較的低い軽負荷条件において、一部の防露パイプを一時的に不使用とし、筐体の表面
が発汗しない程度に防露パイプとその周辺の温度を下げることで筐体内部に伝熱する侵入
熱量を低減するものであり、結果として冷蔵庫の熱負荷量を削減して省エネルギー化を図る
ものである。

さらに、一時的に不使用とする複数の防露パイプをそれぞれキャピラリチューブを介して
蒸発器に接続する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これは、一時的に
不使用となった防露パイプ内を低圧に維持することで、使用中に内部に滞留している冷媒
を回収するものであり、結果として冷媒循環量の低下を回避することで、冷凍サイクル効
率の低下を抑制するものである。

下図2のごとく、防露パイプの一部をバイパス回路として使用するとともに、バイパス回
路の近傍に蓄熱材を配置して、蓄熱材を冷蔵庫11の外郭面とバイパス回路の両方に熱的
に接触することにより、バイパス回路使用時に蓄熱材が吸熱した排熱をバイパス回路不使
用時に放熱することで、バイパス回路の放熱量を増大することができる。防露パイプに比
べて著しく放熱能力が小さいバイパス回路の放熱量を増大することにより、冷凍サイクル
の効率低下を抑制することを目的とする。

 

❑ 再表2015/076095 蓄熱材及びそれを備えた冷蔵庫 シャープ株式会社

本発明は、蓄熱性能を低下を防止しつつ、過冷却を防止することできる蓄熱材を提供する
ことを目的とする。この蓄熱材は、テトラアルキルアンモニウム塩を含む水溶液と、テト
ラアルキルアンモニウム塩をゲスト分子とする包接水和物とに可逆的に変化する蓄熱材料
と、テトラアルキルアンモニウム塩を含む水溶液に添加された四ホウ酸ナトリウムとを有し
ている。テトラアルキルアンモニウム塩として、テトラブチルアンモニウムブロミド(TB
AB)が用いられる。四ホウ酸ナトリウムの添加量は、0℃での水に対する飽和溶解度以
上、3wt%以下とする。

 ● 今夜の一曲

Ariana Grande 7 rings

 1月18日、アリアナ・グランデが、2019年初となるニュー・シングル「7 rings」発表。
同時にミュージック・ビデオも公開し、大きな話題となった。この楽曲は、冒頭からミュ
ージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の有名な楽曲「私のお気に入り(原題:My
Favorite Things)」をオマージュしており、更に、サビにはラップとも言えるヴァース
が続き、これまでのアリアナの楽曲には似ても似つかない、非常にユニークな仕上がりと
なっている。

 ●今夜アラカルト

お袋の沢庵の古漬けが懐かしくもあり、また誇らしくもある。これはちょっと
研究してみよう。





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