4 里 仁 りじん
ことば -------------------------------------------------------------------
「朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり」(8)
「士、遜に志して、悪衣悪食を恥ずる者は、 いまだともに議るに足らざるなり」(9)
「君子は綸に喩り、小人は別に喩る」(16)
「父母の年は知らざるべからず。一はすなわちもって喜び二はすなわちもって懼れる」(21)
「徳、孤ならず、必ず隣あり」(25)
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23 控え目を忘れぬこと、これならめったに失敗はない。(孔子)
子曰、以約失之者鮮矣。/子曰く、約をもってこれを失う者は鮮(すく)なし。
Confucius said,
"If you are moderate, your mistakes will be reduced."
24 君子は弁舌がさわやかであるよりも、実践において勇敢でありたい。(孔子)
子曰、君子歌詞於言、高敏於行。/子曰く、君子は言に訥にして、行ないに敏ならん
ことを欲す。
Confucius said,
"Gentlemen want to speak modestly and to act smart."
25 徳はけっして孤立しない。かならず理解者が現われる。(孔子)
子曰、徳不孤、必有隣。/子曰く、徳孤ならず、必ず隣あり。
Confucius said,
"A person of virtue is not isolated. He must have some companions."
26 せっかくの進言もあまりくどいと主君からばかにされる。友情からする忠告も、
あまりくどいと 煙たがられる。(子游)
子游日、事君数、斯辱矣。朋友数、斯疏矣/せっかくの進言もあまりくどいと主君か
らばかにされる。友情からする忠告も、あまりくどいと 煙たがられる。(子游)
Zi You said,
"You will fall into disgrace with your lord if you frequently remonstrate.
You will be disliked by your friends if you frequently remonstrate."
歴史伝説 孔子エピソード
May 19, 2019
【BNEFの電気自動車への意図的な過小評価】
ブルームバーグ・ニューエナジー・ファイナンス社が行った電気自動車の普及予測
調査報告書が石油関連業界や化石燃料自動車業界を配慮し過小評価しているとして
批判されている(BNEF's Latest "Embarrassingly" Lowball EV Outlook,| CleanTechnica)。
EV普及予測評価が疑問視されてる。 同社が充電装置の製造能力予測───2025年ま
でにバッテリー製造能力が年間1000万台のEV供給に対し不十分さ───がボト
ルネックとなっている。Benchmark Minerals社は、将来のバッテリー容量はこれより
はるかに高いと予測しているしているにもかかわらず。
BNEF社の過小評価は、2017年EV見通の102万台は、前年の69万5千台販売から
46%増加。2017年の最終売上高は、約109万で、57%増。2018年4月見通しば
2018年は169万の46%増と見込む。2018年のLDV総売上高は210万台で、2017
年の122万台から72%増加見通しと比較し同社予測は少ない。これは石油業界へ
の配慮が遠因となっていると著者は指摘する。
BNEFの2019年EV見通し
今年のBNEF社の「EV Outlook」の2025年の売上高は1千万台(2018年の予測1千1百
万より減少)。2030年の数字は、2018年の3千万から2800万に減少。これは、需
要不足はなく、2025年に予測される1TWhの世界的電池製造限界によるもの。2025年
年間1TWh容量の3分の2が、旅客用EVに供給されると想定。その結果、2025年に
は1千万台自動車にしか供給できない。
BNEFのモデルでは、将来的に電池製造能力を拡大する余地はない───2025年(現
在から6後)の容量予測は制限されているようだが、同社Fが蓄電池製造ラインの専
門知識を駆使していない。CleanTechnica 社では、最新のベンチマーク情報を定期報告
しており、Benchmark Mineral Intelligence では、リチウムイオン電池サプライチェーに
絞り、未来について、2019年5月現在、 2022~2023までに蓄電池容量は1TWhを超え
2025年には1.35TWhになるがこれは予測でなく、公表された生産サイクル内容を評価
し、北米では今後さらなる成長が見込まれ、少なくとも20%高い数値を示すもので
あり、ベンチマークの現在の2025年の予想を1.62TWh以上に(そして今も2025年の間
にはまだ成長の余地がある)高い傾向にあるとはいえ、米国側で発表された計画の詳
細が具体化し、公式数値に反映されるまでには時間がかかるだろうと述べている。
需要の伸びと比較したBNEFの数字
蓄電池の供給予測の将来に影響を与えることで、BNEF社の報告書は間違いなく馬車
の前のカートを置くことに似ており。最終的には、蓄電池容量、電解材料供給量、そ
して、EV生産能力の投資は相関し、電気自動車の基本的欲求は、同報告書は、2010年
のわずか数千台から2018年には200万台を超え販売され、減速の兆しは見当たらないと
しているが、過去5年間で、世界の売上高は年間平均688%で伸び、過去2年間は実
際に5年間の平均を上回る。BNEFは、2019年第1四半期の成長率が、5年間の平均
とほぼ同じであることを確認。2025年予測の1000万の売上を維持するには、近い将来
年間成長率は現在の57%から26%に下方修正させる必要があり、さらに詳しく見
てみると、2030年の売上高は2,800万との予測は、2025年から2030年の間の年間平均
成長率の24.5%に相当する。
Feb. 14, 2018
これは現実的か?
正確に言えば、この時期───2020年代半ば頃、同社F自体が、EVと内燃機関との間
の価格の平等性を期待するとしていることに留意する必要がある。今日のEVの総所
有コストはすでに化石燃料車よりも優れる。多くの場合、明らかな問題は、前払い価
格の平等性も明白に超えており、誰の目にも明白な購買欲の差が存在するように見え
るにもかかわらず。技術導入傾向の歴史は、新技術の市場浸透が約2.5~5%の足
場を通り過ぎれば、テイクオフしていくことが理解できる。米国の家庭用自動車の採
用は、約12年間で2.5~50%に変化。カラーテレビは、電子レンジ、携帯電話、
そして、インターネットがそうであるように、およそ8~10年で同じく変化。電気
自動車は、この移行特徴はノルウェーですでに起こっており、約7年を要している。
アイスランドは順調に推移し、2.5%から25%超(今年予想)への移行に5年要し
ている。2.5%から10%の移行には3年を要し、スウェーデンは2.5%を過ぎた
4年後に今年10%を過ぎる。中国では、2017年~2018年に2.5%を通過し、2019年
後半または2020年(約2。5年)に10%を通過する。 2019年第1四半期の中国にお
けるEV市場シェアは7.5%。これらの市場がリードし、他の市場は採用曲線の下側
にあるが、後者は同じ一般的なパターンに従っう。電気自動車がますます手頃な価格
で機能的になり、他の市場での採用曲線が同じ速度で成長すると予想根拠となってい
る。
世界市場全体としては、EVは2019年第1四半期の市場シェアで約2.3%(売上高は約
50万台)で、2018年第1四半期の1.3%から増加し、今年後半には3%に達する見込
み。このように歴史的記録は、世界市場のシェア10%に達するまで、もう2年半か
ら4年程度かかることを示唆する。世界で年間800万~1000万のEV販売で2022年~2023
年の可能性がある。これは、Benchmark Mineralsの蓄電池容量評価にも該当する。この
需要の高い成長の見通しは、多くの市場でEV予約データーが増えており、 EV需要はそ
こにあり、急速成長している。遺産的化石燃料車からEVへの移行傾向は強まりはすれ、
化石燃料車は減少傾向にあるが、同社のこの種類の市場動向について議論も承認も行
われていない。
May 19, 2019
その他のBNEF盲点
同社では、自宅や職場でプラグにアクセスできない都市居住者の一部は、近いうちに
EV所有権に参加できなくなると考えており、報告書には、今後10~20年間で最も
興味深い質問の1つとして、自宅でも職場でも充電できない買い手への対処方法があ
るだか?である。オスロの最新の国勢調査のデータでは、首都の全居住者の62%が
アパートのブロックに住み、オスロの自動車販売におけるEVのシェアは、2018年に5
7%を超えた。明らかに、アパート居住者の大部分は、ノルウェーの首都での高いEV
市場浸透に対する障壁ではない。また、中国では、アパートの建物の駐車場でコンセ
ント(主電源電圧、220ボルト)にアクセスに注力。他の国もこれを奨励に建築基準を
公開。標準的な220〜240ボルトのコンセント(世界の人口の80%)は、最も極端な
通勤パターンを除くすべてのパターンに十分であり、一晩で少なくとも20〜25 k
Whのエネルギーを供給。効率的なコンパクトまたはミッドサイズのEVの場合、これ
は1日の走行距離の80~100マイル(130~160 km)に相当。米国のドライバー1人当
たりの平均の約2倍、またはヨーロッパの平均の約4倍。関連する注記として、F報告
書は、化石燃料車とのコスト平価を考慮する場合、専用の家庭用充電器と設置の追加
コストをEV所有のコスト試算に組み入れなければならない。専用の家庭用充電器がEV
所有者にさらなる柔軟性を与え、ほとんどの人が住む220〜240ボルトの地域ではそれ
らが必要ではない。典型的な通勤者にまともなサービス提供には、専用の家庭用充電
器が望ましいだろうか?それは勿論のことだが、専用の家庭用充電器は電気自動車の
所有に必要追加費用とするBNEFの主張は正確を欠いている。都市型DC急速充電器は、
20~30分の食料品店やコーヒーショッピングの間に典型的なEVドライバーに1週間分
の通勤距離の提供ができ、それは2020年代半ばまでに普及する。すでに、テスラは、
米国とカナダの主要都市にアーバンスーパーチャージャーを提供している。ほとんど
の化石燃焼車は週に1回ガソリンスタンドに立ち寄る必要があるが、店の外で駐車場
を充電するパターンは、特にトランザクションレスの「プラグイン」では、巡回EV所
有者にとってガソリンスタンドより劣るものではなくなっていると批判する。
とは、言え電動自動車用蓄電池が早晩世界のコア技術に成長することは必然だとわた
したちは考えています。
May 22, 23019
IHS Markit:米国のグリッドタイドエネルギー貯蔵市場は、昨年の376メガワットから
712メガワットまで、今年はほぼ倍増する見込
5月21日、三重大学らの研究グループは、非対称な人工格子構造が操る垂直磁化の
新メカニズムを実証しました。この成果は、高い記録記憶密度、高速の読み書き、低い
動作消費電力、高い書き換え耐性を持つ不揮発性磁気デバイスの早期開発に向けて、
新しい開発指針を提供できると期待されている。まず、磁気デバイスの性能を高める
技術に磁性体薄膜の磁化方向を「横」から「縦」にした垂直磁化方式があり───例
えば、上図1に示すように、記録記憶デバイス薄膜の磁化(磁気極性)を面直方向に
することにより(N極からS極、もしくはS極からN極)、1ビット情報となる磁区の面
積を極力小さくすることができ、また、熱ゆらぎの影響を最小限に抑えることができ
る。これは、高い記録記憶密度、高速の読み書き、低い動作消費電力、高い書き換え
耐性を持つ不揮発性磁気デバイスの開発につながる。
そこで、重要になってくるのが、垂直磁化を示す磁性体多層薄膜の材料設計。現状で
は、原子種を複雑に組み合わせてバルク・薄膜固有の性質(強い垂直磁化)を導く磁
性体材料を見つけ出すこと、さらに良質の膜界面構造をつくることが行われて、さら
なる不揮発性磁気デバイスの高性能化に際して、より強い垂直磁化の薄膜をつくるこ
とが求められ、現在の材料では垂直磁化の強さの特性が頭打ちであり、それを打ち破
ることが必要とされている。この研究では、バルク・薄膜固有の性質と膜界面の性状
に依存しない、新しいメカニズム、つまり、薄膜の面直方向に沿って非対称な人工格
子構造を導入することにより、垂直磁化が増強されることを見出し、そのメカニズム
を実証する。既存デバイスにおいてよく用いられている多層薄膜構造は、厚さ0.2ナノ
メートル(nm)のコバルト(Co)層と白金(Pt)層、あるいはCo層とパラジウム(Pd)層を交
互に積層させるのに対し、本研究で開発した非対称な多層薄膜構造は、Co層Pt層Pd層
Co層Pt層Pd層・・・であり、Co層の上下が異なる材料(PtとPd)となるように積層さ
せる(各層の厚さは0.2nm)。
Enhanced perpendicular magnetocrystalline anisotropy energy in an artificial magnetic material with
bulk spin-momentum coupling、Physical Review B: Rapid Communications
DOI: 10.1103/PhysRevB.99.180410
【エネルギー通貨制時代 96】
”Anytime, anywhere ¥1/kWh Era”
❏ 蓄電池事業編:充電中に自己修復して長持ちする電池
過去10年と比較できないほどの新しい技術や実用化に関するニュースが届くなか、
5月17日、東京大学の研究グループは、電力を蓄えることにより構造を修復する「
自己修復能力」を持つ電極材料を発見したと公表している。それによると、従来の電
極材料は、多くの電力を蓄えると不安定化して構造が変化し、顕著に性能劣化するこ
とが知られていたが、今回発見した電極材料は充電により安定な構造に変化し、充電を
ったに自己修復を繰り返し、性能が落ちないことが分かった。現象をくわしく解析し
た結果、この自己修復現象は物質内部でのイオンと空孔の強いクーロン引力が原因と
なっていることが分かり、多くの電力を何度も蓄えることを可能にする新たな仕組み
の実証に成功する。このクーロン引力を他の電極材料にも導入することで自己修復能
力が発現すること、さらに、電池の長寿命化に繋がるときたいされている。
研究グループは、電極材料として「Na2MO3」(今回はM=Ru)を用い、この材料を用い
て充電(Naイオンの脱離)を行うと、積層欠陥と呼ばれる構造の乱れが徐々に消失。
満充電になると構造の乱れはなくなり、自己修復されていることを発見。実験ではま
ず、充電を始める前に層状構造をした「Na2RuO3」の状態についてX線回析線を測定し
た。この状態では、ブロード化した回析線となり積層構造に大きな乱れ(積層欠陥)
が存在していることを発見する。その後、充電を行っていくと回析線は徐々に鋭くな
り、積層の乱れが自発的に消失することが分かった。充電と放電を長い期間、繰り返
し行った場合でも、自発的な自己修復が生じ、ほとんど性能が劣化しないことを確認
する。
Jan , 25, 2017
【世界を席巻するおからパウダーブーム】
健康ブームの今、大注目の「おからパウダー」が特集されました。低価格でありながら栄養価の高い
「おから」の欠点、“腐りやすくて日持ちがしない”を解消した「おからパウダー」。多くの食物繊維を含
むだけでなく、糖質が低くて高タンパクと、ダイエットにも理想的な食品。「おから」はもともと栄養価が
高くドイツなど欧州などでは大豆タンパク食品が開発販売されているが、乾燥させることでさらに栄養
が凝縮されているおから。世界をまた1つ席巻する。
❏ 特開2017-42140
おからパウダーの製造方法およびおからパウダーの製造システム
おからは、従来より豆腐や油揚げの製造工程から出るいわば廃材で、うの花や家畜の飼料などとする以外
にあまり用途がなく、商品価値が低いものであった。このようなおからの再利用を試みたものとして、特
許文献1には、豆腐の製造過程で得られるおからを110~130℃で乾燥させた後に粉砕させるおから
パウダーの製造方法が開示されている。この方法で得られたおからパウダーは、例えば増量剤としてパン
などに混ぜ込んで利用可能なものであり、うの花や家畜の飼料以外におからの用途を広げることができる。
しかし、上記おからパウダーの製造方法は、豆腐由来で単位質量あたりのタンパク質量が比較的多いおか
らを原料として用いるうえに、100℃以上という高温の空気をおからに吹きつける、或いは、100℃
以上のドラムドライヤー上におからを伸展させておからを乾燥させるので、乾燥時におからに含まれるタ
ンパク質が変性して焦げ臭を生じさせやすい。そのため、得られたおからパウダーは、混ぜ込んだ食品に
も焦げ臭を生じさせるおそれがあり、用途が限定的となることから、あくまで従来のおからの延長であっ
て 商品価値がそれほど高いものではない。
上記のような課題を有効に解消することを目的としており、焦げ臭がなく、従来のおからにはない全く新
しい食品としての価値を有するおからパウダーを製造可能なおからパウダーの製造方法およびおからパウ
ダーの製造システムを提供することを目的とする。本件に係るおからパウダーの製造方法は、粉砕された
大豆を水とともに加熱して得たおから混合物を豆乳とおからとに分離する分離工程と、前記分離工程を経
たおからを熱風によって回転羽根に向けて送り込み、乾燥および粉砕させてパウダー状にする乾燥粉砕工
程とを有することを特徴とする。
このような製造方法によれば、分離工程を経たおからを熱風によって巻き上げて乾燥させつつ回転羽根に
よって細かく粉砕できる。そのため、乾燥温度を低めに設定してもおからを均一に乾燥させることができ
、高温状態になることなく乾燥させることができるので、おからのタンパク質が変性することによる焦げ
臭の発生を抑制することができる。したがって、小径であるために溶解性および保水性に優れ、用途が広
くて商品価値の高いおからパウダーを製造することができる。
特に、焦げ臭の発生を一層少なくすることに加えて、大豆特有の風味(豆腐の味)が残るおからパウダ
ーを得るためには、前記乾燥粉砕工程において100℃未満でおからの乾燥を行うことが好適である。 【
とりわけ、食品に混ぜ込むことで食品の保水性を安定して長期間維持したり、水に溶かして飲むサプリメ
ントとしてより好適に利用可能なおからパウダーを適切に得るためには、前記乾燥粉砕工程において回転
羽根としてのプロペラを備える乾燥撹拌機を用い、前記プロペラを回転させながら当該乾燥撹拌機に熱風
によって前記おからを導入し、前記おからを粒径が100μm未満になるまで粉砕および乾燥させること
が好適である。
上記のように前記乾燥粉砕工程でプロペラを備える乾燥撹拌機を用いておからを小さく粉砕する場合、プ
ロペラの回転速度が大きいほど摩擦熱が高くなっておからのタンパク質を変性させやすくなる一方、プロ
ペラの回転速度が小さすぎると粉砕処理時間の遅延を招くおそれがあるが、おからに含まれるタンパク質
が変性せず焦げ臭の発生しない程度にプロペラの回転速度を抑えつつ、粉砕処理時間の短縮を図るために
は、前記乾燥撹拌機としてダクトを介して一対に連結されたものを用い、前記おからを一方の乾燥撹拌機
に供給して粉砕及び乾燥させた後、前記ダクトを介して他方の乾燥撹拌機に移動させて再度粉砕及び乾燥
させることが好適である。
さらに、おからパウダーの製造システムとしては、粉砕された大豆を水とともに加熱して得たおから混合
物を豆乳とおからとに分離する分離手段と、前記分離手段で分離されたおからを熱風によって回転羽根に
向けて送り込み、乾燥および粉砕してパウダー状にする乾燥粉砕手段とを有する構成が挙げられる。この
ような構成であると、分離手段で豆乳と分離されたおからを、乾燥粉砕手段により、熱風によって巻き上
げて乾燥させつつ回転羽根によって細かく粉砕できる。そのため、乾燥温度を比較的低めに設定してもお
からを均一に乾燥させることができ、高温状態になることなく乾燥させることができるので、おからのタ
ンパク質が変性することによる焦げ 臭の発生を抑制することができる。
本件、以上説明した構成であるから、比較的低めの温度でもおからを均一に乾燥させることができ、高温
状態になることなく乾燥させることができるので、焦げ臭がなく、溶解性および保水性に優れるおからパ
ウダーを得ることが可能なおからパウダーの製造方法及びおからパウダーの製造システムを提供すること
ができる。
Production method of tofu-residue powder, and production system of tofu-residue powder