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さるぼぼコインって何なの

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10 郷 党 きょうとう
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他の篇と追ってことばの記録ではなく、公生活、私生活における孔
子の具体的行勣のひとつひとつを記録したものである。これらは、
とりもなおさず礼のエキスパートによる礼の実践の記録であって、
これによって当時の礼の規定の具体的内容をうかがい知ることがで
きる。事実、この篇のすべてが孔子についての記述であるわけでな
く、礼の一般的規定 を述べた部分が多いとする説もある。
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6 服装について。襟とか袖口に縁どりをつける場合、普通、紺や
赤茶のものは避け、また、赤や紫の布地を普段着に用いることも避
けた。夏には葛織りの単衣を着用し、外出するとき、その上に上衣
を着用した。冬には、上衣が黒であれば、下に小羊の黒い毛皮を着
用し、上衣が白であれば、下に白鹿の毛皮を着用し、上衣が黄色で
あれば、下に狐の黄色い毛皮を着用した。普段着として用いる毛皮
の上衣は、全体として長目に仕立て、ただ右袖だけは短かめにした。
寝具には身の丈の一倍半の掛け布団を用い、ふだん坐る場所には狐
や駱の毛皮を敷いた。服喪中のほかは、かならず装身具を身につ胎
けていた。はかまは、正装用のものを除いて、略式に仕立てた。弔
問のさいには、小羊の黒い毛皮、黒絹の冠など、黒色のものは避け、
毎月一日には、正装して参内した。

  
【ポストエネルギー革命序論114】



さるぼぼコインって何なの
飛騨弁で赤ん坊のことは「ぼぼ」、さるぼぼはさるの赤ちゃんとい
う意味という。災いが“さる”、猿のように子沢山、などと掛け合
わせて昔から家庭円満や安産のお守りとされてきたという。昔子供
の遊べるおもちゃやお人形のなかった時代、飛騨のかかさ(お母さ
ん)たちが子供に作ってあげた手作りの人形が原型と言われている。
顔のないさるぼぼは自分が怒っている時には怒っているように、嬉
しい時には笑っているように見えると言われ、手に取った人の心を
写す鏡だと言われているとか(「さるぼぼ土産特集」飛騨物産館、
高山グリーンホテル)。今夜は「お守り」ではなく、「地域貨幣」
の話。つまり、限られた地域やコミュニティの中で使える地域通貨
に、いま電子化(デジタル化)の動きが加速している。これまでの
地域通貨は、初期投資(偽造対策、印刷や保管)の負担、いつも持
ち歩いてくれるとは限らないこと、使用できる店が限られることな
どが欠点とされているが、フィンテック----IoTやAIなどの情
報技術を利用した新しい金融サービス、Finance(金融)とTechnol-
ogy(技術)をかけあわせた造語----技術の導入により優れたセキ
ュリティを担保しつつ、最先端の金融サービスを提供するツールと
して急速に注目されている。2017年12月、ついに金融業界初
の電子地域通貨「さるぼぼコイン」が、中部圏の飛騨信用組合(岐
阜県高山市)において商業化されるとともに、千葉県、愛媛県や長
崎県内などでも実証試験が進んでいる。このことは『里山資本主義
異論』(2014.04.09から
連載)としてこのブログで指摘している。



電子地域通貨と仮想通貨との違い
電子地域通貨とビットコインのようなブロック チェーン---分散型
台帳技術の一つで、分散型のコンピューターネットワークを利用し、
中央管理型データベースを用いずに信憑性のある合意に到達する方
法を可能にする技術のこと。ここでの合意とは、分散しているデー
タベースの整合性を図ること。ブロックチェーン技術では、個々の
取引を直接データベースに書き込まず、複数の取引をまとめてブロ
ックにし→ブロックごとに分散型データベースに整合的にチェーン
のように記録、更新していく----技術を用いた仮想通貨の主な異な
る点は、管理体制、交換性、地域性の3点である。①電子地域通貨
は、法的には商品券やプリペイドカードのような電子マネーの一つ
であり、発行元や運営者が存在する(中央管理型)。②仮想通貨と
は異なり交換所での取引はできず、基本的に購入後の換金はできな
い。③利用エリアが限定されており、地域密着性が高いことが特徴
(「中部だより」中経連 2018.5)。

「さるぼぼコイン」の誕生
「さるぼぼコイン」によって、二つの地域課題を解決することを目
指し、地域の経済や消費活動の活性化のためには、お金が地域で循
環することが有効であるが、域内にお金を留まらせる仕掛けがなく
課題となっていた。また、飛騨信用組合がある高山市は、飛騨高山
として世界的にも良く知られた観光地であり、昨年度も約 462万人
(内訪日外国人、約51万人)もの観光客が訪れているが、手数料が
高い等の問題でクレジットカードを利用できる店舗が限られ、特に
訪日外国人のお土産の購入やことづくり体験など、インバウンド消
費の機会ロスが相当あることが明らかとなっていた。これらの課題
解決を目指し、最先端技術を実装した「さるぼぼコイン」が誕生す
る。

  さるぼぼコインの使い方

「さるぼぼコイン」の特徴
「さるぼぼコイン」は、iOSやAndroid OSが動 き国内で通信ができ
るスマートフォンであれば、アプリケーションをダウンロードし設
定することで利用できる。地域住民と訪日外国人という大きく異な
る属性を顧客ターゲットとしているために、それぞれに対する提供
価値に違いがある。地域住民に対しては、①加盟店でのキャッシュ
レス決済、②チャージによるポイント付与や③ユーザー間の送金な
どの価値が提供されている。④さらにQRコード読取方式での決済
のため、加盟店の導入コストはほぼゼロ、⑤かつ決済手数料はクレ
ジットカードの1/2~ 1/3で、加盟店の積極的な増加を図っており、
誕生から約2カ月で400店舗、チャージ人数は約2,500人(2018年2
月現在)を超え、さまざまな生活シーンでの利用がみられるなど、
電子地域通貨プラットフォームが形成されつつある。また、訪日外
国人に対する本格導入はこれからであるが、⑥慣れない少額現金決
済からの解放、⑦クレジットカードが利用できない店舗でのお土産
の購入やことづくり体験などの価値が提供され、充実した飛騨地域
の観光に貢献することが想定されている。

4.「さるぼぼコイン」導入後の期待と課題
「さるぼぼコイン」は、地域課題を解決するために誕生した電子地
域通貨であるが、その中身は最先 端のフィンテック技術の一つで、
より多くのシーンで利用が広がっていくことが想定----加盟店にと
っては、アプリケーションのGPS情報や顧客の属性、利用状況な
どがリンクされた状態であれば、それらの情報がビッグデータとし
てAI解析が可能であり、それに基づいた最適なサービスを顧客に
提案するなど、新しいビジネスモデルにチャレンジしやすい。一方、
顧客にとっても、地域限定、かつ正確できめ細やかな価値のあるサ
ービスを受けることができることになり、より質の良い生活に寄与
するものである。「さるぼぼコイン」は、生き残りのための認知度
向上、クレジットカードや外貨からの直接チャージなどの課題があ
るが、今後の展開が期待される地域の優れた取り組みであり。その
動行が注目されている。




【世界の工芸:#CraftsOfTheWorld#PhilippeLambercy】
ランベルシ,フィリップ(スイス)
LAMBERCY,Philippe
扁壺 Jar c1968 42.7×30.5×13.0cm





                                                                   


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