彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救った
と伝えられる "招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦
国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編成のこ
と)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクター。愛称「ひこに
ゃん」
14 憲 問 けんもん
--------------------------------------------------------------
「士にして居を懐(お)うは、もって士となすに足らず」(3)
「貧にして怨むことなきは難く、富みて馴ることなきは易し」(11)
「古の学者はおのれのためにし、今の学者は人のためにす」(25)
「君子は、その言のその行ないに過ぐるを恥ず」(29)
「人のおのれを知らざるを患えず。おのれの能無きを患う」(32)
--------------------------------------------------------------
27 子曰く、その位にからざれば、その政を謀らず。
子曰、不在其位、不謀其政。
Confucius said, "Do not meddle in other people's affairs."
28 子は、上司の職分のことまで気をまわさない。(曽子)
曾子曰、君子思不出其位。
Zeng Zi said, "Gentlemen do not think of matters that are not
their duty."
29 君子は、ことばだけが先走って、行動がことばに遅れることを
恥とする。(孔子)
子曰、君子恥其言之過其行也。
Confucius said, "Gentlemen feel shame when their words exceed
their acts."
❐ ポストエネルギー革命序論 213:アフターコロナ時代㉖
♘ 現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散の時代」
台風力発電事業のスタートアップ
台風4号で発電に成功!発電可能な最大瞬間風速30.4m/sに更新
従来のプロペラ式風力発電機の弱点を克服した垂直軸型マグナス式風力
発電機(以下 マグナス風車)を開発する株式会社チャレナジーは、沖
縄県石垣島に設置している実証実験用マグナス風車で、発電可能な最大
瞬間風速の記録を30.4m/s*に更新。今年8月1日に沖縄の南海上で発生
した台風4号は、発達しながら北西に進み石垣島地方に接近。石垣島地
方は2日12時頃に強風域、3日2時頃には暴風域に入り、石垣市登野城
で最大瞬間風速36.4m/sを記録した。この台風の影響で、道路の冠水や
800戸近い停電が発生。実証実験用マグナス風車は2018年8月の稼働開
始から約2年間にわたり、台風をはじめとする自然条件下でのデータ収
集、性能向上を目的とした構造変更、制御の最適化を行ってきた。マグ
ナス風車の発電可能な上限風速は技術上40m/s だが、これまで実証試
験2018年10月の台風25号時に記録した最大瞬間風速24m/sが 最大値であ
った。今回取得したデータから、最新の形状での発電可能な最大瞬間風
速は 30.4m/s。今回の台風で得られたデータは更なる性能向上、安全性
の確立、メンテナンス性の充実に活用していく。
* マグナス風車に設置されている風向風速計により計測された1秒平均
の最大瞬間風速。
【関連特許事例】
❏ 特開2020-016169 マグナス式推力発生装置、前記マグナス式推力発
生装置を用いた風力回転装置、水力回転装置、潮力回転装置、ならびに
前記マグナス式推力発生装置を用いた風力発電機、水力発電機、潮力発
電機
【概要】下図2のごとく、垂直軸型マグナス式風力発電機(推力発生装
置)1は、設置面Sに対して垂直な第1の回転軸O1を有する回転部1
3と、第1の回転軸O1に対して平行な第2の回転軸O2を中心として
自転可能な複数の円筒翼2と、回転部13に固定されることで第1の回
転軸O1を中心として回転可能であって、第1の回転軸O1を中心とす
る円周C上に複数の円筒翼2の各々を軸支する支持部3とを備え、複数
の円筒翼2の各々に連結された上部アーム部33及び下部アーム部34
の各組において、上部アーム部33における固定部32側の端部331
と、下部アーム部34における固定部32側の端部341とを一体とし
て形成したものである。
【符号の説明】1…垂直軸型マグナス式風力発電機(マグナス式推力発
生装置)2…円筒翼、3…支持部、4…連結部、10…支持筐体、11
…発電機、12…増速機、13…回転部、14…発電機、
マグナス式推力発生装置において、装置の耐久性を向上させるためには、
円筒翼を安定的に回転させることが重要であって、円筒翼を支持する支
持部の剛性を向上させることが要求される。しかし、特許文献1に開示
されたマグナス式推力発生装置では、円筒翼2を支持部材4上に垂設す
る際に、支持部材4により円筒翼2の下部が軸支されているが、円筒翼
2の上部が支持されていない。そのため、円筒翼2を支持部材4に対し
て垂直な状態を維持して安定的に回転させるためには、支持部材4が円
筒翼2の下部を軸支している部分の剛性を向上させるしかなく、その部
分の剛性を向上させる手段が制限される、という問題があった。
また、特許文献1に開示されたマグナス式推力発生装置では、円筒翼2
を大型化(長尺化、重量化)しようとした場合、円筒翼2の上部が支持
されていないことから、円筒翼2の上部と下部との間に軸ずれが発生し
やすく、円筒翼2を支持部材4に対して垂直な状態を維持して安定的に
回転させることが困難になるため、円筒翼を軸支する軸受けの寿命が短
くなる上に、装置の大型化が困難である、という問題があった。本発明
は、装置の耐久性を向上させるとともに、装置の大型化を可能とするマ
グナス式推力発生装置、前記マグナス式推力発生装置を用いた風力回転
装置、水力回転装置、潮力回転装置、ならびに前記マグナス式推力発生
装置を用いた風力発電機、水力発電機、潮力発電機を提供することを目
的とする。また、特許文献1に開示されたマグナス式推力発生装置では、
円筒翼2を大型化(長尺化、重量化)しようとした場合、円筒翼2の上
部が支持されていないことから、円筒翼2の上部と下部との間に軸ずれ
が発生しやすく、円筒翼2を支持部材4に対して垂直な状態を維持して
安定的に回転させることが困難になるため、円筒翼を軸支する軸受けの
寿命が短くなる上に、装置の大型化が困難である、という問題があった。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持筐体と、前記支持筐体に対して第1の回転軸を中心として回転可能
な回転部と、前記第1の回転軸に対して平行な第2の回転軸を中心とし
て自転可能な複数の円筒翼と、前記回転部に固定されることで前記第1
の回転軸を中心として回転可能であって、前記第1の回転軸を中心とす
る円周上に前記複数の円筒翼の各々を軸支する支持部と、を備え、前記
支持部は、前記複数の円筒翼の一端部をそれぞれ軸支する複数の第1の
支持部と、前記複数の円筒翼の他端部をそれぞれ軸支する複数の第2の
支持部と、前記回転部に固定される固定部と、前記固定部と前記複数の
第1の支持部の各々とを連結する複数の第1のアーム部と、前記固定部
と前記複数の第2の支持部の各々とを連結する複数の第2のアーム部と、
備え、前記複数の円筒翼の各々に連結された前記第1のアーム部及び前
記第2のアーム部の各組において、前記第1のアーム部における前記固
定部側の端部と、前記第2のアーム部における前記固定部側の端部とを
一体として形成した、ことを特徴とするマグナス式推力発生装置。
【請求項2】
前記支持部は、前記複数の円筒翼の各々に連結された前記第1のアーム
部及び前記第2のアーム部の各組において、前記第1のアーム部におけ
る中間部分と前記第2のアーム部における中間部分とを連結する複数の
第1の連結アーム部を備える、ことを特徴とする請求項1に記載のマグ
ナス式推力発生装置。
【請求項3】
支持筐体と、前記支持筐体に対して第1の回転軸を中心として回転可能
な回転部と、前記第1の回転軸に対して平行な第2の回転軸を中心とし
て自転可能な複数の円筒翼と、前記回転部に固定されることで前記第1
の回転軸を中心として回転可能であって、前記第1の回転軸を中心とす
る円周上に前記複数の円筒翼の各々を軸支する支持部と、を備え、前記
支持部は、前記複数の円筒翼の一端部をそれぞれ軸支する複数の第1の
支持部と、前記複数の円筒翼の他端部をそれぞれ軸支する複数の第2の
支持部と、前記回転部に固定される固定部と、前記固定部と前記複数の
第1の支持部の各々とを連結する複数の第1のアーム部と、前記固定部
と前記複数の第2の支持部の各々とを連結する複数の第2のアーム部と、
前記複数の円筒翼の各々に連結された前記第1のアーム部及び前記第2
のアーム部の各組において、前記第1のアーム部における中間部分と前
記第2のアーム部における中間部分とを連結する複数の第1の連結アー
ム部と、を備える、ことを特徴とするマグナス式推力発生装置。
【請求項4】
前記支持部は、前記固定部と前記複数の第1の連結アーム部の各々にお
ける中間部分とを連結する複数の第2の連結アーム部を備える、ことを
特徴とする請求項2又は請求項3に記載のマグナス式推力発生装置。
【請求項5】
前記支持部は、隣接する円筒翼の各々を軸支する前記第1の支持部の各
組において、前記第1の支持部同士を連結する複数の第3の連結アーム
部と、隣接する円筒翼の各々を軸支する前記第2の支持部の各組におい
て、前記第2の支持部同士を連結する複数の第4の連結アーム部と、を
備える、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載
のマグナス式推力発生装置。
【請求項6】
前記支持部は、隣接する円筒翼の各々に連結された前記第1のアーム部
の各組において、前記第1のアーム部における中間部分同士を連結する
複数の第5の連結アーム部と、隣接する円筒翼の各々に連結された前記
第2のアーム部の各組において、前記第2のアーム部における中間部分
同士を連結する複数の第6の連結アーム部と、を備える、ことを特徴と
する請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のマグナス式推力発生
装置。
【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載のマグナス式
推力発生装置を用いた風力回転装置、水力回転装置または潮力回転装置。
【請求項8】請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載のマグナス式
推力発生装置を用いた風力発電機、水力発電機または潮力発電機。
✔同社では今後、今回の台風4号で得られたデータを利用し、さらなる
性能の向上、安全性の確立、メンテナンス性の拡充に取り組む。毎秒50
メートル強風に遭遇しても、破壊されず発電できる風力発電事業大変頼
もしい技術クラスタを産み出すだろう。ここでも日本はトップである。
大きいことばかりが良いことでもない。小さくても高性能であれば世界
は変わる。
高画質・高速度 LG社は OLED 8K
8Kテレビ専用エンジン「α9 Gen3 AI Processor 8K」を搭載し、2Kおよ
び4K解像度の映像を8K水準の画質へとアップスケーリング。さらにAIが
映像を解析、あらゆるノイズを徹底的に除去することでクリアで鮮明に
映し出す。
現在、40型を超える大画面テレビは4Kが主流だが、次世代の「8K」も見
えてきた。日本で民生用の8Kテレビが登場したのは2017年末、2018年に
は8K衛星放送も始まり、徐々にではあるが製品数も増える。ところで、
8K映像とは、横×縦の解像度が7680×4320画素を持つ映像のこと。この
画質に対応する放送を8K放送、テレビ受像機を8Kテレビと呼ぶ。1000を
1キロ(K)と数え、横方向の解像度が約8000なので8Kというわけだ。ち
なみに、4Kは3840×2160で4K、フルハイビジョン(フルHD)は1920×1080
で2Kと表せる。縦×横の画素数で比較すれば、8Kは4Kの4倍、2Kの16倍に
あたる。①同じ画素密度なら、8Kは2Kの16倍も広い面積の映像を、②逆
に面積が同じなら16倍緻密な表現ができる。8K」の根本の考えは、家庭
における「究極の映像の臨場感」を実現すること。言い換えると、本物
の景色と見間違えるほどのリアリティをめざして研究がスタート。まず、
映像は大きいほど没入感が高まるのは想像に難くないが、一般家庭で実
現できる映像サイズには限界がある、最適な最小限のサイズを探る必要
がある。実は、映像サイズが視野の水平100°を上回ると、人間が映像か
ら得られる臨場感は飽和する(=最大限に近いところに達する)という
結果が、NHK技研の研究でわかっている。
まず、この水平視野100°で映像を見るときの適正距離が、画面の高さの
0.75倍(0.75H)の距離であるとされている。その0.75Hの距離で、視力
1.0の人が画素の粗さを知覚せずスムーズに映像視聴するためには、映像
の水平画素数を約8,000にする必要があることがわかり、ここから「8K」
という解像度が導き出された。画面を見る水平視野が100°を超えたとこ
ろで人間が映像から得る臨場感は最大限に達する=飽和するそう。この
水平視野100°での適正視距離が、画面の高さの0.75倍(0.75H)の距離
であるが、画面にあまりに近づきすぎると、今度は画素の粗さを知覚し
そこで導き出されたのが、画面から0.75Hの距離でも画素の粗さがわから
ない「8K」という解像度。元々、フルHD(2K)映像の適正視距離は、画
面の高さの3倍(3H)とされてきた。これは、視力1.0の人間が、フルHD
(2K)映像の画素のツブツブを知覚しないでキレイに見ることができる
距離。8Kの画素サイズはフルHD(2K)の4分の1。単純計算で3H÷4=0.75
Hなので、8K映像の適正視距離は、画面の高さの0.75倍(0.75H)の距離
になる。たとえば、8Kテレビの画面サイズを100インチ(16:9)と仮定し
た場合、画面の高さは約120cmなので、最小限の適正視距離はその0.75倍
の90cmと計算できる8Kテレビを最大限に活用するには、やはり8K放送を
抜きには考えられない。
つまり、仮に16K映像が出てきた場合、解像度から見た適正視距離はさら
に縮まるが、そうなると水平視野が100°を超えるので、人間が知覚する
臨場感は8K映像から得られるものとそんなに差はないと推測されている。
というわけで、一般家庭で8K以上の解像度は不必要8K実用放送は、BS(
左旋)と110°CS(左旋)を用いる衛星放送で、視聴にはBS(左旋)と
110°CS(左旋)が受信できるパラボラアンテナとチューナーが必要にな
る。ちなみに「左旋」とは、衛星放送で用いる円偏波のうち、左(反時
計回り)に回転しながら進む電波のこと。従来の右旋と併用すれば、同
じ周波数帯域で2倍の情報量が伝送でき、限りある電波帯域を有効活用
できる。4K/8K化による情報量の増大を効率よくカバーするアイデアだ、
OLED 8K
7680×4320画素が描き出すリアルな映像 一つひとつの素子が個別に自発
光することで、液晶テレビでは表現しきれない「本物の黒」を再現する
有機ELテレビに、8Kチューナー内蔵「ZXシリーズ」が登場。今までの2K
に比べて16倍、4Kに比べても4倍の画素数を持ち、鮮明な"8K画質"を実現
する。機ELパネルの能力を知り尽くすLGは、テレビの心臓部ともいえる
映像エンジンに人工知能を統合させたAI対応映像エンジンを開発。圧倒
的なパフォーマンスで4K、さらに8K、それぞれの有機ELパネルと呼応し
合い、今までにない映像美を生み出していきます。手が空いていないと
き、リモコンがみつからないとき、テレビに向かって「Hi, LG!」と話しかけ
れば、LG 独自のAI「ThinQ AI」が起動。電源のオン・オフや音量の上げ下げ
などの操作が簡単にでき。また、リモコンのマイクに話しかけることで
「Google アシスタント」と「Amazon Alexa」も利用可能。
LG 8Kチューナー内蔵 8K有機EL大画面テレビ
✔ライブホーム事業が21世紀の成長仕事としてスタートアップ!
生物共生事業:市民とムクドリ
浜松市中心部で騒音やフン害を引き起こしているムクドリを追い払うた
め、浜松市は、ムクドリを追跡しながら寝床としている街路樹を発光ダ
イオード(LED)ライトで自動的に照らす実証実験を始めた。実験は
今月30日までの午後5~9時。街の課題解決のため、デジタル技術の
活用に乗り出した。市によると、市中心部の街路樹には多くのムクドリ
が夕方ごろから集まり始め、フンによる道路の汚染や騒音被害が発生。
市は街路樹をたたいたり、音を出したりして追い払う対策を取っている
が、作業の音が逆に騒音の原因となるなどの課題がある。実証実験では、
ザザシティ浜松(同区鍛冶町)の北側の店舗アーケードに、カメラを備
えたLEDライト一台を設置。拡散せずに真っすぐ進む指向性の高い光
を、街路樹十本に向ける。自動的にムクドリを追跡するように照射し、
カメラの画像解析でその動きや数を分析する。30日まで照射を続けた
後、実際に追い払うことができたかどうかを11月に検証。効果がはっ
きりすれば12月にも実験する予定。実験は、光学機器製造のパイフォ
トニクス(同市東区)が提案し、市の実証実験プロジェクト「Hama
matsu ORI-Project」に採択された。市デジタル・ス
マートシティ推進事業本部は中心市街地のムクドリ対策は衛生面でも問
題になっている。環境や人手に配慮し、デジタルの力で自動化しながら
追い払うことができるか確かめていきたいと話す。(中日新聞、オンラ
イン)
強気なファウンドリー市場
米中間の技術冷戦が激化し、半導体産業に全面的な注目が集まる中、半
導体に関する優れた技術が、AI(人工知能)から5G(第5世代移動通信
)に至る全ての製品をどのように支えているのかを判断するには、最近
のファウンドリーの売上高予測を検討すればよい。同売上高成長率は、
ここ数年間にわたって低迷し、2019年には1%減少したが、2020年には
19%に急増すると予測。米国の市場調査会社IC Insightsによると、そ
の主なけん引要素としては、5G対応スマートフォンの出荷台数が10倍に
増加したことを挙げる。同社の予測では、2020年の5Gスマホの出荷台数
は2億台に達するとみられている。他の市場調査会社の予測では、2億
5000万台に達するとの見方もある。ファウンドリー成長率が現実となれ
ば、2014年以来最も強力な成長を遂げる。さらに、市場観測筋の予測で
は、専業ファウンドリーの売上高は2024年まで継続的に伸び、世界ファ
ウンドリー売上高は909億米ドルに達する見込み。2014年の専業ファウ
ンドリー市場の規模は427億米ドルだった。つまり、ファウンドリーの
売上高は、10年間で2倍に増加する。
このような強気の見通は、自動車から監視カメラに至るまで、考え得る
あらゆるデバイスにAI技術(主に機械学習)が組み込まれる、いわゆる
"エッジAI"のトレンドを反映したもの。センサーで生成される膨大な量
の非構造データを、エッジあるいはエッジに近いところで処理設計には、
多くの半導体メーカーが取り組んでいる。
🍙 お守りBENTO事業のスタートアップ
弁当が和食のグローバル化により、色鮮やかに、キャラ弁、地方の伝統
食と融合し成長拡大している。各諸国の伝統食として融合するだけでな
く、機内食や駅弁などの機能食との展開も可能である。そういった側面
から今夜は考えてみた。例えば「お守りBENTO」。新型コロナの流
行に負けないための食材を駆使した弁当のレシピ開発とか。
そこに、木材の廃材をリサイクルした木材を使用するように、野菜の廃
材からつくった野菜シート(株式会社アイル)を海苔巻きに使うように
するといった風に。
野菜で作った"のり"!? 規格外野菜を有効活用した「ベジート」
共生と環境リスクを考えた商品がぞくぞくと生まれている。
2017年9月に発売された「お椀で食べるチキンラーメン 3食パック」
「お椀で食べるカップヌードル 3食パック」(希望小売価格は各230円)。
「チキンラーメン」「カップヌードル」の2品からスタートしたのは認
知度が特に高いブランドであり、何にでも合うしょうゆベースだったこ
とが理由。しかし、このコロナで個食・孤食が増え、プラスチックゴミ
が増加。そこで、「お椀で食べるカップヌードル3食パック」が注目さ
れた。外装は燃えるゴミ扱い処理(カップヌードルをなぜお椀で?
「罪悪感」に商機あり:日経クロストレンド)
✔見栄に、外見に拘るヒトの行動経済学的側面を、環境経済学的に転換
させた事業は「環境リスク本位制時代」の目玉商品なるだろうか。
世界初「テナガエビ」の養殖での量産に成功
困難乗り越え挑んだ21歳の事業部長
遺伝子編集技術でノーベル賞がとれる時代だ、養殖事業も1桁、2桁変
わるだろう。ナマズの養殖をこのブログでとりあげてきたが、「テナガ
エビ」も「グローバル」でなく「ローカル」も養殖できる時代である。
牛肉も昆虫や植物でつくれる時代なのだと。
さて、高知が誇る清流・四万十川。下流には「川エビ」と呼ばれるテナ
ガエビが棲息している。素揚げにして塩を振り丸ごといただく料理が人
気。9月、このエビである快挙が!「テナガエビ」の養殖で感じた困難と
は松下商店 松下昇平社長なんか『世界初』があんまり実感ないんですけ
ども、『世界初』がナガエビの養殖での量産に成功した。今までに報告
例がなく世界初とみられている。養殖事業を行っているのは、中土佐町
にある「松下商店」。ここで松下社長のもとテナガエビの世話をしてい
るのが、養殖事業部長の正岡千沙さん。中土佐町・水産商工課 市川文啓
さん。エサ取るのへたくそで:さっき取ったと思ったら食べながら落とし
ていく。(エビが自分の)手の使い方に慣れてない。惜しい!ってなると
いう。テナガエビの養殖に6年、3人で快挙を成し遂げる。1990年代の
ピーク時には40トンだった四万十川のテナガエビ類の漁獲量は、環境の
悪化や獲り過ぎにより次第に数が減少。2014年には1トンにまで落ち込む。
2018年から禁漁期間が設けられたが、漁獲量は回復していない。中土佐町
は、2015年から県外企業と提携し、養殖事業に取り組んできたが成果が現
れず、県外企業は2019年に撤退。2020年4月に「松下商店」を立ち上げ町
産の七面鳥「しまんとターキー」を販売。商店のスタートと同時に町か
らテナガエビ養殖事業を持ちかけられ、背水の陣で引き受る。量産が成
功しなければ9月にも事業を停止するという期限を自ら決めた。テナガ
エビは卵から1カ月ほどで孵化し、「幼生」とよばれる赤ちゃんの状態
になる。まだ足の発達が未熟なため、歩くことができず、後ろにしか泳
げない。幼生は、1、2カ月経つとエビの子ども「稚エビ」になる。足が
生えてきて、しっかりとしたエビの形になり動きも活発になってくる。
稚エビは、3、4カ月かけて5cmを超える出荷サイズとなる。2019年まで、
幼生は20万匹しか確保できなかったが、卵を産むメスの飼育環境を変え
るなどして、なんと240万匹まで増やすことに成功!その結果、これまで
1万匹前後だった「稚エビ」も、9月上旬ですでに10万匹になり、事業
として成立するほどの量産体制を築くことができたと話す。ただ気性が
荒く、どうしても「共食い」をしてしまうため、「稚エビ」から大人の
エビになれるのは5分の1ほど。予期しないハプニングはしばしば起こ
る。密度が高くなり水質が悪化。水槽にいる20%ほどが死んでしまった
ことも。出荷できるまでエビが生き残れるための環境の整備など課題は
山積み。観察が大事、やっぱり。見てないとわからんことも多いんで、
観察が大事って言えるようになってきた。2年後には「稚エビ」を10万
匹から30万匹に増やし、生存率も高めたいと意気込む。このまま量産・
生育が順調にいけば、2021年の春以降、販売を開始できる予定である。
✺ 集光型太陽光発電-熱システムで95%の効率!
住宅用と大規模用途の両方で、熱と電気を生成する放物線トラフ線形集
光型太陽光発電-熱システム----ユニットは、インジウムガリウムリン
(InGaP)、ガリウムヒ素(GaAs)、およびゲルマニウム(Ge)をベース
-にしたAzureSpace社の多接合太陽電池----で構成。イタリアのGreenet-
icaDistribution社は、新しい放物面トラフ線形集光型太陽光発電-熱(
CPVT)システムを商品化計画を公表。エネルギー会社は、パドヴァ大学
とこのシステムを共同開発。イタリアの新技術国立庁(ENEA)、オース
トリアのJoanneum Research Forschungsgesellschaft mbH、エジプトの
ヘリオポリス大学など、他のいくつかの組織もこのプロジェクトに参加
している(2022年販売予定)。システムはリニアレシーバーに太陽放射
を集中させ4つの放物面トラフミラーで構成、それぞれ長さが1.2メート
ルの2つの光起電熱モジュールが含まれ、光起電熱パネルには、インジ
ウムガリウムリン(InGaP)、ガリウムヒ素(GaAs)、およびゲルマニ
ウム(Ge)をベースにした多接合太陽電池で装備。これらの効率は動作
温度の依存性を抑制し、80℃で最大効率を実現。ドイツのAzureSpace
Solar Power GmbH社の太陽電池は、セラミック基板にはんだ付けで。セ
ラミック基板は、アルミニウムのロールボンド熱交換器と閉ループを備
えた水によるアクティブ冷却システムへと接続され、正方形のセルは側
面が10mmの長さで、それぞれ22個のセルを持つ34.6%の効率のストリン
グに結合。太陽発電ユニットは10本の弦を備え、長さは1.2メートル。
最大のエネルギー出力確保に、2軸追跡システムを追加。プロトタイプ
システムの面積は6.857平方メートル、幾何学的集中度は約130~140。
またモジュール追加で増設可能。なお、現在のシステムはパドヴァ大学
が開発した異なる高性能熱交換器を配備。レシーバーへの全コンポーネ
ントは、効率的なアセンブリ製造プロセスを実装出来るよう再設計して
いる。CPVTモジュールは現在、パドヴァ大学で熱システム製造されと同
じ工場で小規模生産している GreeneticaDistribution社は、国際的な
専門メーカーと協力し大量生産できる計画を作成中にある。システムモ
ジュールにより、住宅から大規模プロジェクトまで、幅広いアプリケー
ションに対応可能。標準化された最初のモデルには、全長6メートルの
5つの受信機がある。「複数のシステムソーラーパークを設置したり、
システムを最大1.2 mの長さのレシーバーにスケールダウンし、単一の
パッシブハウスに十分な熱と電気の供給が簡単行えると関係者は話す。
このシステム効率は91%で、直達日射により熱または電気に変換され、
最適化された1.2メートルのCPVT受信機のピーク電力は 3.5kW(1kW電気
+2.5 kW熱)。5つのモジュールと6メートルの受信機長を備えた標準
システムの年間予想発電量は、イタリア北部で30,000〜35,000kWh。電
気の場合は約3分の1、熱の場合は約3分の2。システムのサーマルバ
ージョンは、ソーラーサーマル製品の自主的なサードパーティマークの
ソーラーキーマーク認証を取得。この認証は、製品が関連する欧州基準
に準拠。市場に出て、40カ国以上でインセンティブを得る準備ができて
いるが、グリッドパリティはすでに中期的に達成されており、1年以内
に熱エネルギーをフルに活用しているすべての顧客には経済的利益が非
常に短かくなる。イタリアの標準的なフルシステムに対する現在のイン
センティブは、現在€16,725($19,700)。ターンキープラントでは、会
社から直接購入することも、選択した設置業者から購入することもでき
る。単一のシステムでの熱と電気の生産の組み合わせは、技術の別々の
使用に比べ利点提供でき、①二酸化炭素排出量の削減、②温度レベルの
柔軟性、③平方メートルあたりのピーク電力増加、④安定した出力、既
存のプラントとの簡単な統合などがある。また、単一のプラントと比較
し、均等化発電原価も低くなるという。(Concentrating photovoltaic-
thermal system with 91% efficiency – pv magazine International)