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彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる "招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
成のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「
ひこにゃん」。
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19 子 張 しちょう
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この篇は、すべて、孔子の弟子のことばである。
「小人の過つや、必ず文る」(8)
「大徳は閑を蹟えず、小徳は出入して可なり」(11)
「君子は下流に居ることを悪む。天下の悪、みなここに帰す」(20)
「君子の過ちや、日月の食のごとし。過つや人みなこれを見る」(21)
----------------------------------------------------------------
4.どんな小さな技能でも、役に立たないというものはない。しかし、
より大きな目標を達成するためには、それがかえって足手まといにな
る場合もある。君子が末梢的な技能に眼を向けないのは、このためで
ある。(子夏)
子夏曰、雖小道必有可觀者焉、致遠恐泥、是以君子不爲也。
Zi Xia said, "Even byways have great view. But if you walk long
way, you will get muddy. So a gentleman never walks byways."
✔ 新型コロナのように君主にも蟻の一穴の例がある。
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【おじさんの園芸DIY日誌:2021.6.6】
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雨が昨夜から降り続いている。その前に木質堆肥、軽石、ピートモス、
バーミキュライトからなる培養土「ハーブ・香草の土)を20~30センチ
常備していた起耕した場所に白ハマナスの苗を植栽をい水を注う。そし
て、次に植栽する花と位置の設計----といつてもデジタル世代のわたし
にはスケッチ。デザインのデジタルは勿論のことアナログ的手法の訓練
は出来ていないし、これ以上眼精疲労を懸けられないので目を閉ざしイ
メージトレーニングするも彩イメージは描けない。当面その訓練を手探
りで行うとし、6月に植える夏の暑さに強い花の苗を選定することに。
アスター(エゾギク)・トレニア・カンパニュラ・ヒマワリ・エキノプス・
カスミソウ・ルピナス・西洋オダマキ・インパチェンス・ケイトウ、コ
スモス、サルビア、ジニア(ヒャクニチソウ)・ニチニチソウ、ペチュニ
ア・マリーゴールド・センニチコウ・ナデシコ(ダイアンサス)・パンジ
ービオラ、そしてアサガオがある。とりあえず街のホームセンタの園芸
販売所を調査して決定する。
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✔ まだまだ。手探り状態だが、植栽失敗はしないよう心がける。尚、培
養土の開発改良は等は来年以降に回し、既知手法及び市販品のみとする。
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【里づくし水産事業構想①:近江産里づくし贅沢寄せ鍋】
千葉県のスタートアップ企業の「おかづくりサーモン」が話題になった
が、持続可能な一次産業の水産・農業・林業の振興事業で説くに水産事
業を構想してみた。大形な魚をはなく、鱒・鮭・鯛をはじめ鯰・烏賊・
蛸に甲殻類の海老・蟹は勿論、貝類の養殖が鍵となると考えている。ヒ
ントは、肉ぶりのよい蜆養殖、殻などの廃棄物をウエスト・ゼロする事
業。開発目標(対象魚介類□種×開発期間□年)で、「近江産里づくし
贅沢寄せ鍋」を開発(特許申請)をゴールとする。ところで、魚介類は、
栄養価は高いが、成人期以降の主な食物アレルギーの原因に入っており、
そのうち特定原材料(アレルゲン」として表示が定められた7品目には
「えび」「かに」が入っている。魚介類は、健康に役立つ様々な成分が
含まれており、栄養学的にも医学的にも明らかになっているが、 数多あ
る食物の中で健康被害へのリスクが最も高いのも魚介類である。魚介類
を汚染している有害な要素は大まかに分けると4つになる工業毒・生物
毒・病原性微生物・寄生虫である。遺伝子組み替え、合成物質(農薬・
除草剤➲工業毒)など安全・衛生・健康的側面の国家・社会的パート
ナーシップは不可避である。
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Clik here to view. 寄せ鍋
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【ポストエネルギー革命序論 300:アフターコロナ時代 110】
現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散の時代」
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● 環境リスク本位制時代を切り開く
❏ 論文:ブルーライトフリー半導体発光ダイオード
Shruti Hariyani et al, Advancing Human-Centric LED Lighting
Using Na2MgPO4F:Eu2+, ACS Applied Materials & Interfaces
(2021). DOI: 10.1021/acsami.1c00909
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【概要】エネルギー効率の高い発光ダイオード (LED) 照明の普及によ
り、ブルー ライトへの継続的な露出が発生し、白内障の形成、日常生
活の混乱、気分障害に関連している。赤、緑、青の発光蛍光体により
ダウンコンバートされた紫の LED チップ (λem≒405 nm) を使用して
「人間中心の」照明を 追求することで青色光を簡単に最小限に抑える
ことができる。ただし 紫色の光を青色の光に効率的に変換する蛍光体
はほとんどありません。この作品は、 この要求に応える新しい蛍光体
について報告している。 Na2MgPO4F:Eu2+ は、紫のLED によって励起さ
れ効率的な明るい青色の発光を生成。また、この材料は熱焼入れがゼロ
で、優れた色安定性を備えています。リン光物質の化学的堅牢性は水と
高温に長時間暴露試験で確認され。405 nm LED、Na2MgPO4F:Eu2+ 及び緑
と赤を発光する蛍光体を使用したプロトタイプ デバイスは、青色成分
を大幅に削減しながら、市販の LED 電球よりも演色評価数が高い暖か
い白色光を生成する。これらの結果は、Na2MgPO4F:Eu2+ が人に優しい次
世代蛍光体となると期待されている。
via New prototype LED lightbulb emits less of that troublesome
blue light - News Azi
⛨ あたらしい予防医療事業領域から評価されるべきものですね。
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Apple Watch用磁気充電器を6月3日に4モデル同時発売
地中電送化と同様に、
環境安全的側面を除きワイヤレス化事業の促進は
大歓迎。
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⛨ 常温で放置・2倍に希釈…ワクチン、すでに7千回分以上廃棄
▶2021.6.6,讀賣新聞
⛨ なぜ免疫系のはたらきで体調が悪くなってしまうのか
▶2021.6.6. GIGAZINE
⛨ 多系統ワクチンがサルのCOVID-19 をブロック
▶2021.6.6,環境工学研究所 WEEF
via Future Timeline
❏論文:パンデミックおよび発生前のコロナウイルスに対する中和抗
体ワクチン;Neutralizing antibody vaccine for pandemic and pre-
emergent coronaviruses, Nature, May 10,2012
【概要】
ベータコロナウイルスは、深刻な急性呼吸器症候群 (SARS) と中東呼吸
器症候群の発生を引き起こしただけでなく、SARS コロナウイルス 2 (
SARS-CoV-2) の現在のパンデミックを引き起こした。 SARS-CoV-2 およ
び動物で循環するベータコロナウイルスに対する防御免疫を引き出すワ
クチンは、将来のパンデミックを防ぐ可能性がある。ここでは、SARS-
CoV-2の受容体結合ドメインと結合し、3M-052とミョウバンでアジュバ
ント化されたナノ粒子によるマカクの免疫化が、コウモリコロナウイル
ス、SARS-CoVおよびSARS-CoV-2に対する交差中和抗体反応を誘発するこ
とを示す。 (B.1.1.7、P.1、および B.1.351 バリアントを含む)。
これらのナノ粒子によるマカクへのワクチン接種は、SARS-CoV-2 の50
%阻害相互血清希釈 (ID50) 中和力価 (幾何平均)47,216をもたらした、
また、上気道および下気道における SARS-CoV-2 に対する保護をも使用
される。安定化された膜貫通スパイクまたは単量体受容体結合ドメイン
をコードするヌクレオシド修飾mRNAも、ナノ粒子で達成されたよりも低
い力価ではあるが、SARS-CoVおよびコウモリのコロナウイルスに対する
交差中和抗体応答を誘発した。
これらの結果は、現在のmRNAベースのワクチンが、人獣共通感染症ベー
タコロナウイルスの将来の発生からある程度の保護を提供し、複数(ま
たはすべて)のベータコロナウイルスに対するワクチンのさらなる開発
のための多量体タンパク質プラットフォームを提供する可能性があるこ
とを示す。500 μg の alum31 に吸収された 5 μg の TLR7およびTLR8
アゴニスト 3M-052 でアジュバント化された100μg のRBD-scNP を4 週
間間隔で 5匹のカニクイザルに筋肉内に3 回免疫した (図 1c、拡張デ
ータ図1d e)。免疫化は、マカクで十分に忍容された(拡張データ図 2)。
3M-052とミョウバンでアジュバント化されたRBD-scNPによる免疫は SAR
S-CoV-2 RBDと2つのプロリン(S-2P)の導入によって安定化されたスパ
イク外部ドメインの両方に対する結合IgGを誘発したが(図1d)、3Mに
よる免疫化-052 とミョウバンだけではない (拡張データ図 3a、b)。
1 回の追加免疫により、SARS-CoV-2結合 IgG力価が最大に増加 (図 1d)。
ACE2 競合結合アッセイにより、ワクチン接種されたマカクの血清中に
ACE2 結合部位抗体が存在することが証明された (図 1e)。 同様に、血
漿抗体は、ACE2 結合部位に焦点を合わせた RBD 中和抗体 DH1041 の結
合をブロックした (図1e)。 SARS-CoV-2偽ウイルスに対する中和抗体の
ワクチン誘導を、614位でアスパラギン酸からグリシンに置換した(D61
4G)32を評価した。2回の RBD-scNP免疫化により、強力な血清中和抗体
が誘導され、ID50 中和力価は 21292から 162,603 の範囲でした (図1
f、g)。これらの中和抗体価を、
膜貫通型 S-2P (S-2P mRNA-LNP)をコードする脂質ナノ粒子にカプセル
化された 50 μg のヌクレオシド修飾 mRNA で 2 回免疫化されたカニ
クイザルによって誘発される抗体価と比較しました。S-2PmRNA-LNP は、
緊急使用が許可されている COVID-19ワクチンに類似している (拡張デ
ータ図 1f)。RBD-scNP 免疫化によって誘発された SARS-CoV-2 D614G
偽ウイルスに対する血清中和力価は、S-2P mRNA-LNPによる2回の免疫化
により誘発された力価よりも有意に高かった (グループの幾何平均ID50
は 47,216 および6,469、それぞれ; P = 0.0079 正確なウィルコクソン
検定、n=各ワクチンにつき 5 匹のマカク) (図 1i)。 自然なヒト感染
と比較すると、RBD-scNPワクチン接種はより高いID50中和力価を引き出
した(図1j)。したがって、3M-052およびミョウバンでアジュバント化
されたRBD-scNPは、現在のワクチンプラットフォームまたは自然なヒト
感染と比較して、マカクで有意に高い中和力価を引き出す(図1i、j)。
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図1.RBD?scNP は、非常に高い力価の SARS-CoV-2-疑似ウイルス中和
抗体を誘発する。
a、SARS-CoV-2 RBD (青と赤)?H。ピロリ フェリチン (灰色) ナノ粒子
ソルターゼ(SrtA)共役。結果として得られたRBD-scNP の負染色電子顕
微鏡 (EM) のモデルと2次元クラス平均が表示される。
b、バイオレイヤー干渉測定 SARS-CoV-2 抗体および RBD ナノ粒子への
ACE2 受容体の結合。 nAb、中和抗体。非 nAb、非中和抗体。非nAbs IE、
感染を促進する非中和抗体。 NTD、N末端ドメイン。記号は 3 つの独立
した実験からの値を表。データは平均 + s.e.m.
c、カニクイザルの免疫原性およびチャレンジ研究のデザイン。
d、組換えSARS-CoV-2 S-2P、RBD、NTDおよび融合ペプチドに対する log
10-変換曲線(log(AUC))の曲線下面積(AUC)としてのマカク血清 IgG結合
力価。グループ平均 ± s.e.m. d、eに示されています (n=5 マカク)。
e、ACE2およびRBD中和抗体DH1041に結合するSARS-CoV-2 S-2Pの血漿抗
体遮断。 f、g、ACE2 発現 293T 細胞の SARS-CoV-2 D614G 偽ウイルス
感染の用量依存性血清中和 (f) および中和 ID50 および ID80力価 (g)。
2回の免疫化後に血清を検査。重複の平均値を fに示します。h、個々の
サルの経時的な SARS-CoV-2 D614G 偽ウイルス血清中和力価。i、RBD-
scNP(青) または S-2P mRNA-LNP (バーガンディ) で 2回免疫したマカ
クからの血清中和 ID50力価。**P = 0.0079、両側正確ウィルコクソン
検定n = 5匹のマカク。j、RBD-scNPで2回免疫したサルの血清中和力価
(青)(n = 5匹のサル)または無症候性感染症のヒト(n =34個体)
(A)、症候感染(n = 71個体)(S)入院した (n = 60 人)(H)。 **P
<0.01、両側ウィルコクソン検定。横棒は、i、j のグループの幾何平均
である。ワクチン接種前の血清または中和抗体を添加した血清を、f ~h
のコントロールとして使用し、d、e、h、矢印、免疫化の時間。SARS-CoV
-2の亜種 B.1.1.7 は世界中に広がっており、以前は武漢-Hu-1 株よりも
感染力が高いと示唆される。B.1.351 系統のウイルスは南アフリカ共和
国で蔓延しており、P.1バリアントとともに、K417N、E484K N501Yによる
置換によって媒介されているそれらの中和耐性表現型のために懸念され
ている。これらの突然変異のそれぞれは、クロス nAb DH1047結合部位 (
RBDとの接触に使用される長い HCDR3 ドメインのため) から遠位にある。
ただし、E484K 換は RBD 中和抗体 DH104115 の結合部位内にある (図
2a、b)。したがって、SARS-CoV-2 RBDへのDH1041結合はE484K置換によ
り、ノックアウトされましたが、RBDへのDH1047結合はK417N、E484Kま
たはN501Y置換による影響を受けなかった(図2c、d、拡張データ図3)。
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図2.図 2: RBD–scNP は、S-2P mRNA-LNP よりも伝染性または中和耐性
の SARS-CoV-2 バリアントに対する中和抗体の力価が高い。
a、b、B.1.351 バリアントで変異している K417、E484、および N501 (
球体) の位置は、RBD 中和抗体 DH1041 (赤) (a) および DH1047 (マゼ
ンタ) (b) スパイク三量体 (タンパク質データバンクコード (PDB) 7LAA
および 7LD1) の RBD (グレー) に結合。 c、ACE2 受容体、DH1041 お
よび DH1047 酵素結合免疫吸着アッセイ (ELISA) 結合力価を log(AUC)
として野生型 (WT) および変異型 SARS-CoV-2スパイク RBD モノマーに
ついて。d、ACE2発現293細胞における、免疫化マカクからのSARS-CoV-2
D614GおよびSARS-CoV-2 B.1.1.7偽ウイルスの血清中和ID50(左)および
ID80(右)力価。
記号は個々のサルを表しています。横棒はグループ平均です。 **P =
0.0079、両側正確ウィルコクソン検定。n = 5匹のマカク。e、SARS-CoV
-2 D614G 疑似ウイルスと比較した SARS-CoV-2 B.1.1.7 疑似ウイルスの
中和における中和効力の低下の倍数。ID50およびID80力価に基づいて、
RBD-scNP免疫化マカクおよびS-2P mRNA-LNP免疫化マカクについて倍率
変化が示されている。横棒はグループ平均。 f、ACE2発現293細胞におけ
るSARS-CoV-2 WA-1およびB.1.351偽ウイルスに対するワクチン接種され
たマカク血清中和ID50(左)およびID80力価(右)。記号と横棒は d
と同じように表示される。*P = 0.0159; **P = 0.0079、両側正確ウィル
コクソン検定。n = 5匹のマカク。グラム、SARS-CoV-2 WA-1 疑似ウイル
スと比較して、SARS-CoV-2 B.1.351 疑似ウイルスの中和における中和効
力の1倍の減少。折り目変更は eのように表示される。h、SARS-CoV-2 WA
-1またはP.1偽ウイルスによるACE2およびTMPRSS2発現293細胞の感染のワ
クチン誘発ID50(左)およびID80(右)中和力価。記号と横棒は d のと
おりです。 *P = 0.0159; **P = 0.0079、両側正確ウィルコクソン検定。
n = 5匹のマカク。 SARS-CoV-2 WA-1 疑似ウイルスと比較した SARS-Co
V-2 P.1 疑似ウイルスの中和効力の減少 (e に示される)。
RBD-scNPまたはS-2P mRNA-LNPによる免疫化が、これらの特定のSARS-Co
V-2バリアントに対する中和抗体を誘発したかどうかを判断しました。
RBD-scNPでワクチン接種されたマカクの血清は、D614Gスパイクまたは
B.1.1.7スパイクを持つ偽ウイルスを強力に中和しました(図2d、e)。
同様に、S-2P mRNA-LNP 免疫化は、B.1.1.7および D614G バリアントに
対する中和抗体の同等の力価を引き出しましたが、力価は RBD-scNP 免
疫化よりも低かった (図 2d、e)。RBD?scNP または S-2P mRNA-LNPで免
疫化されたマカクの血清は、SARS-CoV-2 WA-1、B.1.351、および P.1偽
ウイルスを中和し、80% の阻害相互血清希釈 (ID80) 力価は、RBD?scNP
グループ (図 2f?i)。
平均して、RBD-scNP グループの中和力価は、B.1.351 または P.1 バリ
アントに対して 3 倍減少したが、S-2P mRNA-LNP グループの中和力価は、
B.1.351 では 6倍、P.1 では 10 倍減少しました。(ID50 力価に基づく
) (図 2g、i)。さらに、RBD-scNPおよびS-2P mRNA-LNP免疫化後のSARS-
CoV-2スパイクへの血漿IgG結合は、デンマークミンクのSARS-CoV-2およ
びB.1.351、P.1 および B.1.1.7 株 36,37,40 (拡張データ図 3)。要約
すると、我々がテストした両方のワクチンは、B.1.1.7 株の突然変異に
よる影響を受けなかった中和抗体を誘発した。
ただし、RBD-scNP によって誘発された中和抗体は、S-2P mRNA-LNP 免
疫化によって誘発された中和抗体よりも強力に B.1.351 および P.1ウ
イルス株を中和した。
人や動物で循環するSARS関連のコロナウイルスは、将来の流行の脅威と
して残っている。したがって、RBD-scNP、S-2P mRNA-LNP、またはmRNA
でワクチン接種したマカクからの免疫血清によるSARS-CoV、SARS関連グ
ループ-2bバットコロナウイルスWIV-1、およびSARS関連バットコロナウ
イルスSHC014の中和を調べました。LNP コード単量体 RBD (RBD mRNA-L
NP) (拡張データ図 1e-g)。2回の免疫化の後、RBD-scNP、S-2P mRNA-L
NPおよびRBD mRNA-LNPは、SARS-CoV、WIV-1およびSHC014に対する中和
抗体を誘発した(図3a、拡張データ図4)。中和は、これらの3つのSARS関
連ウイルスと比較して複製能力のあるSARS-CoV-2ウイルスに対してより
強力であり(図3a、拡張データ図4)、中和力価はRBD-scNPグループ内
で最大4倍変化しました(拡張データ図4)。
全体として、RBD-scNP免疫化は最も高い中和力価を引き出しました(図3
a、拡張データ図4)。RBD-scNP で 3 回ブーストすることで、中和効力
の適度な増加が得られた (図 3b)。さらに、RBD-scNP免疫化は、SARS-
CoV-2およびSARS-CoVのスパイクタンパク質、ならびにコウモリコロナ
ウイルスRaTG13およびSHC014およびパンゴリンコロナウイルスGXP4Lの
スパイクタンパク質に対する交差反応性血漿IgGを誘発した(図3c、拡
張データ図5a、c)。中和力価が低い場合でも、これらのスパイクタン
パク質の結合抗体価は高かった。これは、非中和抗体が結合力価に寄与
したことを示唆する。RBD-scNP免疫血漿IgGは、4つの流行のヒトコロナ
ウイルスまたはMERS-CoVからのスパイクタンパク質に結合しませんでし
た(拡張データ図5a、c)。血漿 IgG がこれら 5 つのコロナウイルス
のスパイク外部ドメインに結合しないことは、グループ 1、2a、2b、2c
のコロナウイルス間の RBD 配列の相違と一致する (図 3f、拡張データ
図 6、7)。 SARS-CoV-2のスパイクは、いくつかのグループ2b SARS関連
ベータコロナウイルスに対してクロスnAbを誘発し、RBD-scNPによって
最も高い力価が誘発されました。
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図3:RBD-SCNPによって誘導さSARS関連betacoronavirusesによる感染の
血清交差中和
a、SARS-CoV、SARS-CoV-2、および SARS 関連のコウモリコロナウイルス
(WIV-1 および SHC014) 感染について、RBD-scNP、S-2P mRNA-LNP、ま
たは RBD mRNA-LNP で 2 回免疫化されたマカからの血清中和 ID50 力
価記号は個々のサルを示す。黒いバーは、グループの幾何平均を示して
いる。両側正確ウィルコクソン検定、n = 5 または 8 マカク。 b、血
清交差中和 ID50 力価は、RBD?scNP 免疫化の前 (灰色)、または 2 回
(水色) または 3 回 (青) 後。 バーはグループの幾何平均を表す。
c、結合力価 (log(AUC))、ヒト、コウモリ (RaTG13 および SHC014) お
よびセンザンコウ (GXP4L) SARS 関連ベータコロナウイルスのスパイク
タンパク質の ELISA に基づく、RBD-scNP で 2 回免疫化されたマカク
からの血漿 IgG。 ECD、外部ドメイン。 S、スパイク。
d、SARS-CoV-2特異的中和RBD抗体(DH1041)(赤)(PDB 7LAA)および
交差中和RBD抗体(DH1047)(マゼンタ)(PDB 7LD1)のエピトープの
構造比較。左、スパイク (緑)、RBD (灰色)、受容体結合モチーフ (RBM)
(青) の漫画ビュー。右、それぞれのクライオ電子顕微鏡構造からの 2
つの複合体の RBD の重ね合わせ。
e、グループ 2b ベータコロナウイルス内の保存によって着色されたRBD。
DH1047 エピトープはマゼンタの輪郭で示されている。
f、RBD シーケンスの保存。 57 の代表的なベータコロナウイルスのペ
アワイズアミノ酸配列類似性を表示するヒート マップ。
g、h、血漿または血清抗体が、ACE2 (灰色) および DH1047 (紺色) に
結合する S-2P のブロック。 g、スパイク結合の血漿抗体阻害。 SARS-
CoV-2 S-2P (左) または SHC014 S-2P (右) は、RBD-scNPで 2 回免疫
したマカクからの血清によるカイネティクスをブロックする。グループ
平均 ± s.e.m.示されている。 n = 5匹のマカク。矢印、予防接種の時
間。 h、ACE2 (左) または DH1047 (右) への SARS-CoV-2 S-2P 結合の
ブロック。RBD-scNP または S-2P mRNA-LNP で 2 回免疫したマカク、
および Pfizer BNT162b2 (BNT162b) で 2 回免疫したヒト、または
SARS-CoV-2 (回復期) に自然感染したヒトの血清によるブロック活性。
各記号は個人を表し、塗りつぶされたバーは h のグループ平均を示す。
陽性閾値 (破線) は、hで20%を超えている。
RBD?scNP免疫化マカクからの免疫血清は、クロスnAb DH1047のものと同
様の交差中和プロファイルを示した。 DH1047は、0.02 nM未満の親和性
で単量体SARS-CoV-2 RBDに結合し(拡張データ図5b)、RBD-scNPに結合
した(図1b)。交差反応性DH1047エピトープはACE2結合部位のN末端に
隣接しており、DH1047抗体はDH104115などの主要なACE2結合部位に焦点
を合わせた中和抗体と区別される(図3d)。グループ 2b 配列の保存
(図 3e)。ベータコロナウイルスグループ内の全体的なRBD配列は、異な
るグループからの配列よりも保存されている(図3f、拡張データ図6、7)。
DH1047 ブロッキング アッセイを使用して、DH1047のような抗体の存在
を決定した。すべてのRBD-scNP免疫化マカクからの血漿は、ACE2および
DH1047のSARS-CoV-2 S-2Pへの結合をブロックした(図3g、拡張データ
図5d)。 DH1047 ブロッキング抗体は、SHC014 の S-2P への DH1047
結合も強力にブロックしたため、交差反応性でした (図 3g)。
マカクのRBD-scNP 免疫化は、S-2P mRNA-LNP よりも高い大きさのDH1047
遮断抗体を誘発した。これらの大きさは、ファイザー BNT162b2ワクチ
ンによるヒトの免疫化またはヒトにおける SARS-CoV-2 感染によって誘
発されたものよりも高かった (図 3h、拡張データ図 5d)。 ACE2ブロッ
キングはすべてのグループで高かった (図 3h)。RBD-scNPワクチン接種
したマカク5匹中5匹が強力なDH1047血清遮断活性を示したのに対し、免
疫したヒト4匹中3匹、およびCOVID-19から回復したヒト22匹中9匹が検
出可能な血清DH1047遮断活性を示した(図3h)。したがってDH1047のよう
な抗体応答は弱く、自然感染または免疫化されたヒトおよび S-2PmRNA-
LNP 免疫化マカクにおいては亜優性であったが、RBD-scNPワクチン接種
に対するマカク属の優勢な抗体応答であった。
コロナウイルス感染に対するワクチン保護を決定するために、RBD-scNP
ワクチン接種またはS-2P mRNA-LNPプライミングおよびRBD-scNPブースト
マカクに、気管内および鼻腔内経路を介して、SARS-CoV-2ウイルスの105
プラーク形成単位でチャレンジしました、最後のブースト後 (図 4a)。
最終免疫の 2 週間後、すべてのマカクで中和抗体が検出された (図 3b、
拡張データ図 4b、c)。チャレンジの 2 日後に気管支肺胞洗浄 (BAL) 液
を採取し (図 4a)、免疫していないマカク 6 匹中 5 匹の BAL 液中に感
染性の SARS-CoV-2 を検出しましたが、RBD-scNP または S-2P mRNA は
検出されなかっ。-LNP および RBD?scNP 免疫化マカク (図 4b)。 SARS
-CoV-2 の複製を、チャレンジの 2 日後と 4 日後の鼻腔スワブと BAL
からの液体中のエンベロープ (E) およびヌクレオカプシド (N) サブゲ
ノム RNA (sgRNA) のコピー数として定量しました (図 4a)。チャレン
ジの 2 日後、免疫されていないマカクの鼻腔スワブおよび BAL 液中の
E sgRNA 1 ml あたり平均 1.3 × 105 および 1.2 × 104 コピーがあ
った (図 4c、d)。対照的に、RBD-scNPワクチンを接種したマカクのすべ
て、およびS-2P mRNA-LNPおよびRBD-scNPをワクチン接種したマカク5匹
中4匹は、上気道および下気道で検出不可能なレベルのE sgRNAを示した
(図4c、 d)。 2日後に再びマカクをサンプリングしたところ、ワクチン
接種したマカクのいずれかのBALまたは鼻腔スワブのサンプルで検出可
能なE sgRNAは見つからなかった(図4b、c)。同様に、RBD-scNPワクチ
ンを接種したマカク5匹中4匹が、BALおよび鼻腔スワブ液中に検出不能
なN sgRNAを持っていた。例外は、2 日目に鼻腔スワブ液で検出された
N sgRNA 1 ml あたり 234 コピーでした (図 4e、f)。ウイルスの複製
は、チャレンジ後 4 日目までにこのマカクで検出できなかったた (図
4e)。さらに、S-2P mRNA-LNP および RBD-scNP で免疫化されたマカク
ザルの 1 匹を除くすべてが、BAL または鼻腔スワブ サンプルで検出不
能な N sgRNA を持っていた (図 4e、f)。さらに、ワクチン接種された
マカクの肺組織では SARS-CoV-2 ヌクレオカプシド抗原は検出されませ
んでしたが、すべてのコントロール マカクでこの抗原が検出された (
図 4g、拡張データ図 8)。肺組織のヘマトキシリンおよびエオシン染色
は、対照マカクと比較して免疫化マカクにおける炎症の減少を示した
(拡張データ図 8、拡張データ表 1)。
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図4.マカクの鼻腔内および気管内SARS-CoV-2チャレンジ後の上気道お
よび下気道でのウイルス複製を、単独でまたは追加免疫としてRBD-scNP
ワクチン接種により防ぐことができる。
最後に可能であればSARS-CoV-2チャレンジの前後の両方でSARS-CoV-2に
対する粘膜免疫を調べた(拡張データ図9)。濃縮 BALからのIgG はス
パイクに結合し、ACE2、DH1041、DH1047 のスパイクへの結合をブロッ
クした (拡張データ図 9b-d)。S-2PmRNA-LNPで2回免疫し、RBD-scNPで
1回追加免疫したマカクと比較して、RBD-scNPで3回免疫化したマカクか
らのBALでは、各応答が高かった(ただし、BALは異なる時点で各グルー
プから収集された)。 RBD-scNPまたはS-2P mRNA-LNPプライムおよびRBD-
scNPブーストのいずれかで免疫化されたマカクからの非濃縮鼻洗浄サン
プルは、チャレンジ後に同様の低レベルのスパイク結合IgGを示しました
(拡張データ図9e)。それにもかかわらず、RBD?scNP免疫はRBD特異的粘
膜抗体を誘発した。 過去 20年間に 3 回のコロナウイルスの流行が発生
しているため、次のパンデミックの前に、すべてのコロナウイルスに有
効なワクチンを開発する必要がある。ベータコロナウイルスのクロスnAb
(DH1047など)のエピトープは、複数のコロナウイルスから保護すること
を目的としたワクチンの明確なターゲットを提供する 。マカクザルを
3M-052でアジュバント化したRBD-scNPで免疫化し、程度は低いが、S-2P
mRNA-LNPが複数のSARS関連のヒトおよびコウモリのベータコロナウイル
スに対するクロスnAbを誘導することを示した。これらの結果は、RBD-sc
NPまたはS-2P mRNA-LNPワクチン(後者は、すでにヒトでの使用が承認さ
れているワクチンに類似している)のいずれかによるSARS-CoV-2ワクチン
接種が、おそらくクロスnAbを誘発することを示す。そして、コウモリか
らヒトへのグループ2bベータコロナウイルスの将来のスピルオーバーを
防ぐ可能性がある。
RBD-scNPまたはS-2P mRNA-LNPによる免疫化が、これらの特定のSARS-CoV
-2バリアントに対する中和抗体を誘発したかどうかを判断した。RBD?scNP
でワクチン接種されたマカクの血清は、D614GスパイクまたはB.1.1.7ス
パイクを持つ偽ウイルスを強力に中和した(図2d、e)。同様に、S-2P
mRNA-LNP 免疫化は、B.1.1.7 および D614G バリアントに対する中和抗
体の同等の力価を引き出したが、力価は RBD-scNP 免疫化よりも低かっ
た(図 2d、e)。 RBD?scNP または S-2P mRNA-LNP で免疫化されたマカク
の血清は、SARS-CoV-2 WA-1、B.1.351、および P.1 偽ウイルスを中和し、
80% の阻害相互血清希釈 (ID80) 力価は、 RBD?scNP グループ (図 2f?i)。
平均して、RBD-scNP グループの中和力価は、B.1.351 または P.1 バリ
アントに対して 3 倍減少しましたが、S-2P mRNA-LNP グループの中和力
価は、B.1.351 では 6 倍、P.1 では 10 倍減少した。 (ID50 力価に基
づく) (図 2g、i)。さらに、RBD-scNPおよびS-2P mRNA-LNP免疫後のSARS
-CoV-2スパイクへの血漿IgG結合は、デンマークミンクのSARS-CoV-2で
観察された突然変異の影響を受けないこと、およびB.1.351、P.1 およ
びB.1.1.7株 (拡張データ図 3)。要約すると、テストした両方のワクチ
ンは、B.1.1.7 株の突然変異による影響を受けなかった中和抗体を誘発
した。ただし、RBD-scNPによって誘発された中和抗体は、S-2PmRNA-LNP
免疫化によって誘発された中和抗体よりも強力にB.1.351および P.1 ウ
イルス株を中和した。
RBD-scNPワクチンは、次の理由から、複数のコロナウイルスを標的とす
るワクチン開発の有望なプラットフォームである。RBD-scNPワクチンは、
上気道で明らかな殺菌免疫を誘導したが、これはマカクのSARS-CoV-2ワ
クチン接種では日常的に達成されていない。さらに、RBD-scNPワクチン
接種によって達成された高い中和力価は、保護期間の延長に適している。
高レベルの抗体の誘導にもかかわらず、免疫病理学、炎症性サイトカイ
ン、またはワクチン誘発抗体依存性強化を示すウイルス複製の増加の証
拠は観察されなかった。このin vivoでの感染増強の欠如は、SARS-CoV
-2 モノクローナル抗体を使用した以前の研究と一致している。ミョウ
バンに吸着した 3M-052 は臨床試験中 (NCT04177355) であり、3M-052
でアジュバント化されたRBD-scNPの潜在的な翻訳経路が生成される。
RBD-scNP ワクチンは、現在のヒトコロナウイルスとその変異体に対す
る高い力価の保護抗体を誘導し、次のコロナウイルスのヒトへの流出を
防止、迅速に緩和、または消滅させるワクチンを製造するためのプラッ
トフォームを表している。
この項つづく
⛨ 最新ワクチン・抗ウイルス剤 ⑤
【ウイルス解体新書 ㊲ 】
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序 章 ウイルスとは何か
第1節 多種多様なコロナウイルス
第2節 生存戦略にたけたウイルス
第3節 ゲノム構造
第4節 複写、複製、翻訳、遺伝学
第5節 宿主範囲、組織向性およびウイルス増殖
第1章 ウイルス現象学
第1節 免疫とはなにか
1-5-1 特許事例:免疫応答を高める方法
第2節
第3節 水際検査体制(未然感染防止)
第4節 自国のワクチン及び治療薬開発体制
4-1 国産ワクチン開発:新型コロナウイルス
4-1-1 予算も研究開発活動も限定的
コロナワクチンの開発で日本が出遅れた背景
4-1-2 国産ワクチン実用化の壁
4-1-2-2 規制の弾力的運用を
第5節 感染パンデミック監視体制
第6節 エマージェンシーウイルスの系譜
第7節 新型コロナウイルス
7-1 新型コロナウイルスのライフサイクル
7-2 変異ウイルス
7-2-1
7-3 人工ウイルスとゲノム編集
7-3-1 新型コロナ、実験室で作られたものか
第8節 感染リスク
1.感染力
疫学での感染力(Infectivity)とは、病原体が感染を達成する能力。
より具体的には、感染力は親と子の関係(垂直感染)ではない宿主の間で
どのくらいの頻度で広がっていくかという病原体の水平感染能力のこと
である。集団における感染力の尺度は、Incidence(発生率、罹患率)と
呼ばれる。感染力はVirulence(病原性)と正の相関があることが示され
ている。これは、より多くの数の宿主に感染する能力が増すほど、宿主
がより重症化を意味する。
8-1 死亡リスク
8-1-1 新型コロナ生存者の死亡リスク
1.生存者の死亡リスク
8-2-1 後遺症
1.嗅覚障害
第9節 感染予防・検査・治療
9-1 検査方法・装置設備
9-2 ワクチン
9-2-1 変異ウイルスとワクチン
9-2-2 ファイザー社製中和作用型ワクチン
9-2-2-1 日本国内での接種効果
1.2回接種、9割に変異株抗体 ファイザー製ワクチン
9-2-3 ワクチン製造技術最前線
9-2-4 多様なワクチンの違い
9-2-4-1 ウイルスベクターワクチン
9-2-4-2 mRNAワクチン
9-2-4-3 DNAワクチン
1.「アンジェス」ワクチン
9-2-4-4 組み換えたんぱく質ワクチン
9-2-4-5 組み換えVLPワクチン
9-2-4-6 不活化ワクチン
9-2-4-7 アジュバント
アジュバント (Adjuvant) とは、広義には主剤に対する補助剤を意味す
るが、一般的には主剤の有効成分がもつ本来の作用を補助したり増強し
たり改良する目的で併用される物質をいう。ラテン語の adjuvare(助
ける)に由来。免疫学の分野ではアジュバントは抗原性補強剤とも呼ば
れ、抗原と一緒に注射され、その抗原性を増強するために用いる物質で
ある。予防医学の分野では、ワクチンと併用することにより、その効果
を増強するために使用される。免疫学の分野ではアジュバントとは、抗
原と抗原性を共有することのないままに、免疫を強化する物質の総称で
ある。
1.ワクチンにおけるアジュバント
アルミニウム化合物は、世界初のアジュバントとして、1926年に認可さ
れ80年以上の歴史があるが、2009年の新型インフルエンザの流行が契機
となり、安全性と有効性が注目され、インフルエンザワクチンの構成成
分として、日本にも緊急輸入したワクチンで導入された。アジュバント
の併用に伴って惹起・増強される有害な副反応が存在するため、医家に
は臨床上の注意が求められるが、日経BP社はマスメディアはマイナス面
ばかりを報道し一般には偏見が強い、と報道している。1926年以降、最
初に使用されたアジュバントは、硫酸アルミニウムカリウムであったが、
後に水酸化アルミニウムとリン酸アルミニウムに完全に置き換えられた。
ジフテリア、破傷風、百日咳、インフルエンザ、肺炎球菌、A型肝炎、B
型肝炎、HPVワクチンなどに対する不活化ワクチンにアジュバントが用
いられる。2016年現在、日本で流通している日本製ワクチンで、アジュ
バントを添加しているものは、小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー:
リン酸アルミニウム添加)やB型肝炎ワクチン(ビームゲン:水酸化ア
ルミニウム添加)、HPVワクチン、三種混合ワクチン、四種混合ワクチ
ンがある。
2.作用機序
作用機構は様々で不明なものも多いが、以下のように考えられている。
①.抗原を不溶化することで組織に長くとどめ、抗原を徐々に長期間遊
離させること。
②.投与局所に炎症を起こし、マクロファージが集まり抗原が貪食(食作
用)されやすくなり、抗原提示が効果的に行われる。
③.投与局所や所属するリンパ節の、T細胞やB細胞の活性化を強める。
尚、純粋なタンパク質単独では免疫応答が弱いときに、微生物やその分
解産物を混合することがアジュバントとして機能する原因は、微生物由
来の因子で表面の受容体が刺激されて初めて、マクロファージや樹状細
胞といった抗原提示細胞表面にB7分子が発現するためと考えられている。
9-2-5 ワクチンの副作用
9-2-5-1 血栓症
1.脳静脈洞血栓症(CVST)
2.ヘパリン起因性血小板減少症(vaccine-induced immune
thrombotic thrombocytopenia:VITT)
9-3 治療薬
9-4 中和抗体/抗ウイルス薬
9-4-1 バムラニビマブ/エテセビマブ
9-4-2 「フレームシフト」阻害薬とは一体何か
9-5 「ワンヘルス」にもとづく発生監視
9-6 生物兵器対策
9-6-1 脅威に懸念 防御後手
9-6-2 2001年米国の炭疽菌事件
9-6-3 米ロ、今も根絶した天然痘ウイルスを保有
9-6-4 ゲノム編集可能になり生物兵器も新世代に
9-6-5 国連の原因不明の生物学的事象担当者はゼロ
9-7 公衆衛生
9-7-1-1 新型インフルエンザ等対策特別措置法
9-7-1-2 新型コロナウイルス感染症への適用対象拡大
9-7-2 新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針
9-7-3 予防法
9-7-3-1 飛沫感染防止法
1.3Dプリンタとクリアファイルで作るフェイスシールド
第10節 ウイルスとともに生きる
10-1 バイオハザード対策の発展史
10-2 高度隔離施設の現場へ
10-3 病原体の管理基準
10-4 根絶の時代から共生時代
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Clik here to view.風蕭々と碧い時代
曲名:TOKYO GIRL 唄:Perfume
作詞・作曲:中田ヤスタカ
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「TOKYO GIRL」(トウキョウ・ガール)は、2017年2月15日にPerfume
Records / ユニバーサルJから発売されたPerfume----中田ヤスタカが
プロデュースする広島県出身の3人組テクノポップユニット。女性ア
イドルグループとしては珍しく長い下積みを経て、2007年から2008年
にかけてブレイク。以降も長く人気を保つ女性アイドルグループの23
作目のシングル。CDシングルのスパンが1年以上に及んだケースは今
作が初。(徳間時代はワンルーム・ディスコと不自然なガール/ナチュ
ラルに恋して) 。表題曲の「TOKYO GIRL」は、日本テレビ系水曜ドラ
マ『東京タラレバ娘』の主題歌。同ドラマにはメンバーのあ~ちゃん
がレバの声で出演。
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● 今夜の寸評:
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