彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる "招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
成のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「
ひこにゃん」
2021 7. 17. 06:41 am Associated Press
米西部の山火事拡大 オレゴン州でNY市超える面積焼失
今月17日、干ばつに見舞われている米西部は山火事の拡大に警戒を強
めているが、オレゴン州南部で発生した大規模な山火事は消火が進ん
でおらず、カリフォルニア州では降雨を伴わない危険な落雷が予測さ
れ、オレゴン州では、カリフォルニア州との州境付近で発生した山火
事が一晩でニューヨーク市の面積を上回る約970平方キロに拡大。米国
で発生した山火事としては最大規模、現時点で消火されているのは全
体の7%にとどまる。しかし、山火事は発生以来、1時間当たり4平
方キロのペースで急速に拡大。15日には追加の避難命令が出され、火
の広がりが早く消防隊員らも撤退を余儀なくされた。この山火事によ
り、隣接するカリフォルニア州の電力供給も脅かされ、過去にも熱波
で供給網に負荷がかかったことにより、停電が発生。
気候科学者のダニエル・スウェイン(Daniel Swain)氏は、カリフォ
ルニア州では今週末、降雨を伴わない落雷によって山火事が発生する
可能性が「極めて高い」と警鐘を鳴らした。昨年発生した「8月複合
火災(August Complex Fire)」は同州では近年最大の山火事となり、
デラウェア州ほどの面積が延焼したが、火災の原因は数千もの落雷だ
った。一方、カナダのトロントには17日、オンタリオ州北西部の消火
活動のため、メキシコの消防隊員ら約100人が到着する予定。 カナダ
の4州では、山火事による煙が立ち込め、大気汚染警報も出された。
火積雲または火積雲とは何か
熱い空気は上昇し、大森林火災により発生する煙は、公式の命名法に
よれば、pyrocumulusまたflammagenitusとしても知られている垂直現
像雲の形成に絶頂に達す。
火災積雲(かさいせきうん;pyrocumulus)、または 火災雲(fire
cloud)とは、火災や火山活動に伴って生ずる濃密な積雲。火災積雲は
力学的に火災旋風とある側面で類似しており、これら2つの現象は同
時に発生することもあり、いずれか一方のみ発生する場合もある。世
界気象機関の国際雲図帳(第I巻1975年版)ではII.6.4で「Clouds
from fires」(火災による雲)として紹介されているのみで、特別な
用語は与えられていない。 火災積雲は、火災に伴う灰や煙の影響で、
灰色か茶色に見える場合が多い。灰によって凝結核の量が増えるため、
火災積雲は発達する傾向がある。これが別の問題を引き起こし、火災
積雲が雷電を発生させ得るほどに発達すれば、その落雷がまた別の火
災を発生させる。 火災積雲は火災を助長する側面と、妨害する側面の
双方があり、時には、大気中の水蒸気が雲の中で凝結して雨として降
り、それが消火する役割を果たすことも多い。大きな火災旋風が起こ
り、それがそこから発生した火災積雲によって消火されてしまったと
いう顕著な例は過去にいくつもある。しかしながら、火災が十分に大
規模なものとなると、雲は成長し続けることができ、積乱雲(「火災
積乱雲」)となる。火災積乱雲は雷電を発生させ、それが別の火災を
発生させることがある。
【おじさんの園芸DIY日誌:2021.7.22】
① 西洋オダマキ(アキシジア) ②オオヤマオダマキ ③ヤマオダマキ
学名:セイヨウオダマキ Aquilegia
科名 / 属名:キンポウゲ科 / オダマキ属
北半球の温帯地方原産の多年草。オダマキは日本にも原産する植物で、
「ミヤマオダマキ」と「ヤマダオダマキ」の2種が分布。広く栽培さ
れているのものは、本州中部から北海道の高山などに生える、青紫と
白のコントラストが美しい「ミヤマオダマキ(深山苧環)」から品種
改良されたといわれる。晩春から初夏にかけて咲き、花色は青紫色で
美しく、花弁の底の部分が4本の距(花の管状の狭長な突出部)となっ
て萼の間から後方へ伸びるというユニークな花で、花の造形の美しさ
から人気がある。山野草の趣が強く、清楚な雰囲気をもつ日本産のポ
ピュラーな種類をオダマキと呼び、高性で大輪の華やかな色が多いヨ
ーロッパ原産のものをセイヨウオダマキと区別している。
特徴
根出葉は普通2回3出複葉で細かく分かれ、先端には丸っこい小葉がつ
く。茎が高く伸びるものでは、やや小型の茎葉が出る。花の外側の花
弁のようなものは、じつは花弁ではなく萼である。花弁はその内側に
あって、ややまとまって筒状になる。花弁の基部からは角状の距が伸
び、萼の間から外に突き出る。全草が有毒(オダマキ属:Wikipedia)。
植栽方法
日当たりがよく、水はけのよい腐植質の多い砂質壌土を好む。多年草
ですが株の老化が早いものが多いので、株分けするよりタネでふやす
のが一般的。タネは5~6月にまき、本葉3枚時に9㎝ポットに移植。
夏の間は涼しい場所に置き、秋涼しくなったら定植します。秋~春は
日なたで管理し、梅雨の時期は雨が当たらないように軒下などに移す。
夏は屋外の明るい日陰が適している。
PS 日中の異常な暑さで作業が捗らず(草刈り)、専ら園芸用植物図
鑑のお温習いを作業に切り換えている。
【男子厨房に立ちて「環境リスク」を考える ⑬】
体調不良から「食酢摂取」(約100CC+ピンクグレープフルーツジュー
ス×3回/日)と「室内モーニングウォーキング」(最大速度4キロ
メートル/時×最大インライン6%×1キロメートル×1回/日)を追
加励行)を継続。1ヶ月後効果を観察)。
【ポストエネルギー革命序論 322: アフターコロナ時代 132】
現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散時代」
● 環境リスク本位制時代を切り拓く
📄 NICT 世界最速インターネット319Tbit/s樹立
NICTら、ミリ波信号を光ファイバーに直接伝送
昨年8月に設定された178Tbit / sの以前の記録を打ち破っただ
けでなく、以前のわずか40 km(25 mi)と比較して、はるかに
長い距離 3,001 km(1,865 mi)でもこれを達成。日本の現在
の固定ブロードバンドの平均速度は176Mbpsで、約180万倍遅い。
チームは、さまざまな技術と組み合わせて、4コア光ファイバ
で波長分割多重チャネルを使用しました。まず、552チャンネル
の「コーム」レーザーがさまざまな波長で発射される。
これらの光の流れは、ツリウムとエルビウムの2つの希土類元
素にドープされた新しい種類の増幅器によって処理および強化
される。これにラマン増幅が続く。合計43のループを使用して
パフォーマンスを低下させることなく、信じられないほどの長
さでデータ送信を拡張。ファイバーは、標準のクラッド直径と
既存のケーブル技術との互換性を備えている。2020年8月に設定
された178Tbit / sの以前の記録を打ち破っただけでなく、以前
のわずか40 km(25 mi)と比較して、はるかに長い距離 3,001
km(1,865 mi)でもこれを達成。日本の現在の固定ブロードバ
ンドの平均速度は176Mbpsで、約180万倍遅いです。グループは、
さまざまな技術と組み合わせて、4コア光ファイバで波長分割多
重チャネルを使用しました。まず、552チャンネルの「コーム」
レーザーがさまざまな波長で発射。これらの光の流れは、ツリ
ウムとエルビウムの2つの希土類元素にドープされた新しい種
類の増幅器によって処理および強化されます。これにラマン増
幅が続きます。合計43のループを使用して、パフォーマンスを
低下させることなく、信じられないほどの長さでデータ送信を
拡張。ファイバーは、標準のクラッド直径と既存のケーブル技
術との互換性を備える。
この実験の結果は、今年事実上開催された世界最大級の光ファ
イバー通信会議である国際光ファイバー通信会議(OFC2021)で
締め切り後の論文発表として受け入れられた。「直径125μmの
4コアファイバーで120nmを超えるS、C、およびLバンドをカバー
する552 x 25 GHz間隔のチャネルの再循環伝送を示し、3,001k
mで319Tb / sのデコードスループットを測定します。」論文は
説明しています。 「5Gを超えると、新しいデータサービスによ
る爆発的な増加が予想されます」と研究者たちは書いている。
「したがって、新しいファイバーがこの需要にどのように対応
できるかを示すことが重要。したがって、この結果が、帯域幅
を大量に消費する新しいサービスをサポートできる新しい通信
システムの実現に役立つことが期待されます。」 今のところ、
これはインターネット技術の最先端にあり、厳密に管理された
実験室条件に限定されています。しかし、これから20年から30
年の間に私たちが享受できるような家庭の快適さ、そしてビジ
ネスや社会全体への無限のアプリケーションを想像することは
私たちを刺激させる。
「高速光変調器」と「ファイバー無線技術」を新たに開発
同じく情報通信研究機構(NICT)は2021年7月、住友大阪セメン
トや早稲田大学と共同で、ミリ波無線受信機を簡素化できる光・
無線直接伝送技術を開発、受信した高速ミリ波無線信号を光フ
ァイバーへ直接伝送することに成功している。NICTはこれまで
光信号を無線信号に変換する無線アンテナ局送信部を簡素化で
きる技術を開発してきたが、無線信号を光信号に変換する受信
部の簡素化はまだ実現していなかったという。そこで今回、こ
れを可能にする2つの要素技術を開発。
①その1つ、強誘電体電気光学結晶(ニオブ酸リチウム)を利
用した高速光変調器。無線信号を光信号に変換する光・無線変
換デバイスである。結晶の厚みは100μmで、従来の5分の1以下
に薄くすることで、101GHzのミリ波にも対応できる高速性を実
現。
②もう1つは、光・無線変換デバイスより出てきた光信号を、光
ファイバーに直接伝送するためのファイバー無線技術である。
局発信号を遠隔の光局発信号発生器で発生させて光ファイバー
伝送を行い、光・無線変換デバイスで生成される信号周波数を
変換する技術。この技術により、ミリ波無線信号を光領域で周
波数変換できるようになったという。研究グループは、開発し
たこれらの要素技術を組み合わせ、64QAM変調時に毎秒70Gビッ
トを超える高速ミリ波無線信号を、光ファイバー信号に直接変
換する伝送システムを構成し、その実証実験に成功した。
✺ 再エネ すでに世界の90%で最廉価電力となった
再生可能エネルギー源は、持続可能なエネルギーの未来への移行と気
候変動との渦中にある。歴史的に、再エネは高価であり、化石燃料に
比べて競争力のある価格決定力に欠けていたが、わたし(たち)の予
測の通り、ほぼほぼ、過去10年間で変化。再エネは、最も安価な新電
力源となっている 化石燃料源は依然として世界のエネルギー消費の大
部分を占めてはいるが、再エネはなおも逆転攻勢下にある。再エネに
よる世界の電力のシェアは、2009年の18%から2020年には28%近くに
増加。再エネ源は、「学習曲線」または「ライトの法則」(Y=aXb:
Y =ユニットあたりの累積平均時間(またはコスト)、X =生産された
ユニットの累積数、a = 1番目のユニットを生産するのに必要な時間
(またはコスト))に従っている。設置容量が2倍になるごとに、一
定の割合で安くなる。したがって、クリーンエネルギーの採用の増加
は、新しい再生可能エネルギー発電所からの電力コストを押し下げた。
太陽光発電と陸上風力発電所では、過去10年間で最も顕著なコスト削
減が見られた。さらに、ガス発電所の電気料金は、2008年のピーク以
降のガス価格の下落を主因として下落。対照的に、石炭からの電気の
価格は1%の上昇でほぼ同じままでした。さらに、規制の強化と新し
い原子炉の欠如により、原子力発電は33%高価になっています。
再エネ源はいつ引き継がれますか
再生可能エネルギーのコストが下がる速度を考えると、再生可能エネ
ルギーが私たちの主要な電力源になるのは時間の問題です。いくつか
の国は2050年までに正味ゼロの炭素排出量を達成することを約束して
おり、その結果、再生可能エネルギーは2050年までに世界の発電量の
半分以上を占めると予測されている。
▶2021/07/21
出典:ラザード均等化発電原価分析バージョン14.0、Our World in
Data 詳細:数値は、メガワット時あたりの平均均等化発電原価を表
している。ラザードの均等化発電原価レポートには、水力発電のデー
タは含まれていない。したがって、水力発電はこの記事から除外され
ている。
📄 たった1本の樹木でも周囲の気温を下げる
街路樹のようにそれぞれが離されて植えられた木や、たった1本の木
でも、周囲の温度を下げる効果があることが研究により明らかになっ
た。アメリカン大学のマイケル・アロンゾ氏らは、夏の暑い日にワシ
ントンD.C.のさまざまな地域で複数回気温を測定。舗装された道路、
舗装されていない道路、公園や家庭の庭などさまざまな場所で7万回
以上気温を測定した。データを分析した結果、ある地域の面積のうち
半分を樹冠による日影が占める場合、木の周辺の気温は夕方になると
木が少ない地域と比べて最大1.4℃低くなることが分かった。アロン
ゾ氏らは「高さ15メートルの1本の木の陰は、夕方には56メートルに
もなり、ほんの少しの木でも夕方には広い範囲に木陰を作れるという
ことを意味する」と述べ、さらに、木陰が生み出す冷却効果は夕方か
ら夜明け前まで続くことも分かっています。樹冠が面積の20%を占め
る地域では、夜明け前の時間であっても木がない地域に比べて気温が
低くなっていた。気候研究によると、都市部の平均気温は過去に比べ
て上昇傾向にあります。アロンゾ氏らは「私たちの研究によると、都
市部の温暖化を緩和するために個々の木が果たす役割を過小評価して
はいけない」「都市計画家は、都市部にたくさんある小さなスペースに
木を1本ずつ植えることができます」という。
❏ 冷却キャノピー日間の影響 都市の樹木サイズの空間配置と時間
Spatial configuration and time of day impacts the magnitude of
urban tree canopy cooling
【要約】
樹木被覆は一般に都市環境の気温の低下に関連していますが、林冠の
構成、空間的状況、および時刻の役割はよく理解されていない。樹木
と都市気候との時空間的関係を調べる能力は、適切な気温データの欠
如と、おそらく単一の「樹冠」クラスへの過度の依存により妨げられ
ており、樹冠が冷えるメカニズムを覆い隠している。ここでは、暑い
夏の日の夜明け前(pd)、午後(後)、夕方(eve)のキャンペーン
で、米国ワシントンDC全体で車で収集された70,000を超える気温測定
値を使用する。樹冠を「ソフト」(舗装されていない表面上)と「ハ
ード」(舗装された表面上)のキャノピークラスに細分化し、さらに
ソフトキャノピーを分散(狭いエッジ)と凝集パッチ(内部コアのあ
るエッジ)に分割。細分化の各レベルで、1日の各時間の一般化され
た加法モデル(GAM)を使用して気温の異常を予測した。包括的な「
樹冠」クラスは毎回直線的に冷却されることがわかった(pd = 0.5±
0.3℃、後部= 1.8±0.6℃、前夜= 1.7±0.4℃)が、午後に説明でき
たそれぞれ、低キャノピーカバーと高キャノピーカバーでの主なハー
ドキャノピー冷却とソフトキャノピー冷却の総合効果による。ソフト
キャノピーは午後に非線形に冷却され、カバーが約40%になるまで影
響は最小限でしたが、夕方にはすべてのカバー部分で強く(そして直
線的に)冷却された(pd = 0.7±1.1℃、後方= 2.0±0.7℃、前夜=
2.9±0.6℃)。パッチは、都市全体に不均一に割り当てられているに
もかかわらず、1日中いつでも冷えたが、より分散したキャノピーは、
日陰が増えたため、夜明け前と夕方に冷えた。この後の発見は、森林
パッチよりも分散した樹木の植栽スペースを見つける方が簡単である
ため、都市のヒートアイランド緩和計画にとって重要である。
✔ 所轄省庁はは別にして「冷却キャノピーシュミュレーション事
業」を全国をマッピングしてみてはと思った。
日本型大規模洋上風力の産業強化&整備 ④
●3億1500万ドルのバイオテクノロジー企業がスタートアップ
米国で資金調達されプライム遺伝子編集技術の新規事業会社「プライ
ムメディシン社」が2021年末までに百人以上のフルタイム雇用外車と
して立ち上がる。プライム編集技術(PrimeEditing)は遺伝子のワー
ドプロセッサのように二本鎖DNA切断を引き起こすことなく、ゲノム内
の正確な位置で病気の原因となる遺伝子配列を「検索して置換」する
次世代の遺伝子編集技術である。この方法は非常に用途が広く、既知
の疾患の原因となる変異の90%以上に対処できる可能性があり、動物
だけでなく、さまざまな分裂および非分裂の初代ヒト細胞で機能する
といわれる。また、ゲノムのほぼすべての場所で正常な遺伝子機能を
復元する「検索と置換」のPrimeEditing機能を説明する研究は、2019
年にNature誌に最初に掲載され、遺伝子編集の主要な進歩としてすぐ
さま認識され、既存の遺伝子編集アプローチが多くの遺伝病の対処を
妨げてきた根本的な障壁を克服する。それ以来、プライム編集は世界
中の研究所で検証されており、さらに数十の査読論文が存在し、CRISPR
や基礎編集などの前駆体技術と同法を使用する一方で、DNAミスマッチ
修復という大きな利点があり、正しい編集セル取得を複雑にする、不
要で不規則な挿入または削除の生成を回避できる。CRISPRは二本鎖切
断を行うが、これは細胞に致命的である可能性があり、DNA切断を修正
に非相同末端結合(NHEJ)または相同性指向修復(HDR)が必要。対照
的に、プライム編集は二重らせんDNAの一本鎖のみを切り取る特徴をも
つ(下図参照)。さらに、ほぼすべてのタイプの病原性遺伝子変異を
修正し、一度に複数の変異を修正し、複数の疾患領域にわたる患者に
永続的な治療法をもたらす可能性があると期待される創薬事業である。
出典:Future Timeline、Title;$315m biotech company emerges from
stealth
関連論文❏ 二本鎖切断やドナーDNAフリーのプライム編集技術
Search-and-replace genome editing without double-strand breaks
or donor DNA, Nature 2019.12;576(7785):149-157,
doi: 10.1038/s41586-019-1711-4
【概要】
疾患に寄与するほとんどの遺伝的変異は、過剰な副産物なしで効率的
に修正するのが困難である。ここでは、プライム編集について説明す
るプライム編集は、操作された逆転写酵素に融合した触媒障害のある
Cas9を使用して、指定されたDNAサイトに新しい遺伝子情報を直接書き
込む多用途で正確なゲノム編集方法。ターゲットサイトと目的の編集
をエンコードする。二本鎖切断やドナーDNAテンプレートを必要とせず
に、ターゲットを絞った挿入、削除、12種類の点突然変異すべてを含
む175を超える編集をヒト細胞で実行。鎌状赤血球症(HBBでのトラン
スバージョンが必要)とテイサックス病(HEXAでの削除が必要)の主
な遺伝的原因を効率的かつ少ない副産物で修正するためにヒト細胞に
プライムエディットを適用し、PRNPに保護的トランスバージョンをイ
ンストール。さまざまなタグやエピトープをターゲット遺伝子座に正
確に挿入。4つのヒト細胞株と一次有糸分裂後のマウス皮質ニューロ
ンは、さまざまな効率でプライム編集をサポートする。プライム編集
は、相同性指向修復よりも高いまたは同様の効率と副産物が少なく、
ベース編集と比較して補完的な長所と短所があり、既知のCas9オフタ
ーゲットサイトでのCas9ヌクレアーゼよりもはるかに低いオフターゲ
ット編集を示す。プライム編集は、ゲノム編集の範囲と機能を大幅に
拡張し、原則として、人間の病気に関連する既知の遺伝的変異の最大
89%を修正できる。
図1.invitroおよび酵母細胞におけるプライム編集および実現可能
性研究の概要
生きている細胞や生物のゲノムに事実上あらゆる標的を定めた変化を
もたらす能力は、ライフサイエンスの長年の願望である。ゲノム編集
技術の急速な進歩にもかかわらず、疾患に関連する75,000を超える既
知のヒト遺伝子変異体1の大部分は、ほとんどの治療に関連する細胞
型で修正またはインストールすることが依然として困難(図1a)。
CRISPR-Cas9などのプログラム可能なヌクレアーゼは二本鎖DNA切断
(DSB)を行い、標的部位で挿入と欠失(インデル)の混合物を誘導す
ることで遺伝子を破壊することができる。ただし、DSBは、製品の複雑
な混合、転座5、p53の活性化などの望ましくない結果に関連している。
さらに、病原性対立遺伝子の大部分は、特定の挿入、欠失、または塩
基置換から生じ、修正するにはより正確な編集技術が必要(図1a、補
足説明)。DSBs8によって刺激された相同組換え(HDR)は、正確なDNA
変化をインストールに広く使用されているが、HDRは外因性ドナーDNA
修復テンプレートに依存しており、通常、DSBの末端結合修復から過剰
なインデルを生成し、治療に関連するほとんどの細胞タイプでは非効
率的である(T細胞および一部のタイプの幹細胞は重要な例外)。DSB
を介した編集の効率と精度を高めることは、有望な取り組みの焦点で
あり続けるが、これらの課題は、代替の精密ゲノム編集戦略の探求を
動機付けする。
【ウイルス解体新書 60】
⛨ 最新新型コロナウイルス
序 章 ウイルスとは何か
第1節 多種多様なコロナウイルス
第2節 生存戦略にたけたウイルス
2-1 人類史上初の"思考"に感染するウイルスか
2-2 人間と共生する生き物か
2-3 インフルエンザウイルスが持つ本当の脅威
2-3-1 どんな薬でもいずれ耐性を持ったウイルスが出現
2-4 ワクチンが秘める可能性とは
2-4-1 ワクチンはウイルスからつくられる
2-4-2 ワクチンの効果を高めるアジュバントの存在
2-4-3 ワクチンとアジュバント研究が医療を変える
第3節 ゲノム構造
第4節 複写、複製、翻訳、遺伝学
第5節 宿主範囲、組織向性およびウイルス増殖
第1章 ウイルス現象学
第1節 免疫とはなにか
1-5-1 特許事例:免疫応答を高める方法
第2節
第3節 水際検査体制(未然感染防止)
第4節 自国のワクチン及び治療薬開発体制
4-1 国産ワクチン開発:新型コロナウイルス
4-1-1 予算も研究開発活動も限定的
コロナワクチンの開発で日本が出遅れた背景
4-1-2 国産ワクチン実用化の壁
4-1-2-2 規制の弾力的運用を
第5節 感染パンデミック監視体制
5-1 WEB特集 ワクチン接種 なぜ日本は遅い
▶2021.5.14 新型コロナ ワクチン(日本国内) NHKニュース
5-2 新型コロナウイルス国産ワクチン開発生産体制構築の遅れ
▶2021.6.3 新型コロナウイルス 国産ワクチン開発・生産体制の構築
を急げ」(時論公論)時論公論 NHK 解説委員室
第6節 エマージェンシーウイルスの系譜
第7節 新型コロナウイルス
7-1 新型コロナウイルスのライフサイクル
7-2 変異ウイルス
7-2-1 感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型
コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第9報)
1.VOCsとVOIsの分類の一部変更について
7-2-2 強い感染力裏付け 「N501Y」結合の立体構造
7-2-3 インド由来変異株の2重変異または3重変異とは
7-2-4 急速に広がるSARS-CoV-2変異体
COVID-19ワクチンへの挑戦と新しい設計戦略;Fast-spreading SARS-
CoV-2 variants: challenges to and new design strategies of COVID
-19vaccines
▶2021.6.9; Signal Transduction and Targeted Therapy volume 6,
Article number: 226 (2021)
7-2-5 ラムダ株 via crisp_bio
7-2-6 デルタプラス株
▶2021.7.6 GIGAZINE[jp] 新型コロナのインド変異株「デルタ株」の
さらなる進化形「デルタプラス株」
7-3 人工ウイルスとゲノム編集
7-3-1 新型コロナ、実験室で作られたものか
第8節 感染リスク
1.感染力
2.致死率・重症化率
8-1 予後
8-1-1 死亡リスク
8-1-1-1 新型コロナ生存者の死亡リスク
8-1-1-2.生存者の死亡リスク
8-2-1 脳損傷
8-2-2 後遺症
8-2-2-1.嗅覚障害
第9節 感染予防・検査・治療
9-1 検査方法・装置設備
9-2 ワクチン
9-2-1 変異ウイルスとワクチン
1.ワクチン開発の現状
1-1 国内ワクチン
1-1-1 海外メーカーも国内で臨床試験
1-1-2 なぜ国産ワクチ開発が遅れたのか
1-1-3 国内ワクチン開発の現状
9-2-2 ファイザー社製中和作用型ワクチン
1.コロナワクチン開発に 女性科学者の思い
2.ワクチン1回接種費用
2-1-1 EUのワクチン価格「暴露」1回分225~1860円
2-1-2 新型コロナワクチン、価格は「インフル並み」の40ドル
9-2-2-1 日本国内での接種効果
1.2回接種、9割に変異株抗体 ファイザー製ワクチン
9-2-3 ワクチン製造技術最前線
9-2-4 多様なワクチンの違い
9-2-4-1 ウイルスベクターワクチン
9-2-4-2 mRNAワクチンmRNAワクチン
9-2-4-3 DNAワクチン
1.「アンジェス」ワクチン
9-2-4-4 組み換えたんぱく質ワクチン
9-2-4-5 組み換えVLPワクチン
9-2-4-6 不活化ワクチン
9-2-4-7 アジュバント
9-2-5 ワクチンの副作用
9-2-5-1 血栓症
1.脳静脈洞血栓症(CVST)
2.ヘパリン起因性血小板減少症(vaccine-induced immune
thrombotic thrombocytopenia:VITT)
9-2-5-2 接種後の心筋炎、症状Ⅰ
日本版2回目接種後、10〜20代の男性に多い通常の心筋炎より早く回復
▶2021.6.28 ナショナルジオグラフィック
9-2-6 国産ワクチン
9-3 治療薬
9-3-1 スーパー中和抗体
9-4 中和抗体/抗ウイルス薬
9-4-1 バムラニビマブ/エテセビマブ
9-4-2 「フレームシフト」阻害薬とは一体何か
9-4-3 スーパー中和抗体とは
9-4-4 国産治療薬開発の現状(2021.7.1 現在時点)
1.国内で使用されている主な薬剤
2.開発中の主な薬剤
9-5 「ワンヘルス」にもとづく発生監視
9-6 生物兵器対策
9-6-1 脅威に懸念 防御後手
9-6-2 2001年米国の炭疽菌事件
9-6-3 米ロ、今も根絶した天然痘ウイルスを保有
9-6-4 ゲノム編集可能になり生物兵器も新世代に
9-6-5 国連の原因不明の生物学的事象担当者はゼロ
9-7 公衆衛生
9-7-1-1 新型インフルエンザ等対策特別措置法
9-7-1-2 新型コロナウイルス感染症への適用対象拡大
9-7-2 新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針
9-7-3 予防法
9-7-3-1 飛沫感染防止法
1.3Dプリンタとクリアファイルで作るフェイスシールド
9-7-3-2 新型コロナウイルスの超高感度・世界最速検出技術
汎用的な感染症診断技術としての応用展開に期待
9-8 新型コロナウイルスに関する研究課題
1.理化学研究所の取り組み
1-1 新型コロナウイルス感染の分子機構を解明
ー SPring-8/SACLAでの緊急課題募集 等
新型コロナウイルス対策を目的としたスーパーコンピュータ「富
岳」の優先的な試行的利用
②.検出法の開発
ー SmartAmp法を用いた迅速検出法の開発
1.SmartAmp™ 2019新型コロナウイルス検出試薬について
ー 有用抗体探索とon-site診断キット実用化 等
1.新型コロナウイルス抗原を特異的に検出できるモノクローナル抗
体の開発とその実用化~高精度な抗原検出キットの普及へ~(2021.6
.14)学研究センタ
③.治療薬・ワクチン開発のための研究
ー創薬・医療技術基盤プログラム内特別プロジェクト
ー SARS-CoV-2に対する化学合成ワクチンの開発 等
④.生活や社会を持続させるための研究
ー COVID-19関連ヘイトスピーチ・偽情報分析
ー テレワークの影響の調査・改善策の検討 等
⑤.基礎的な研究やその他の研究
ー ヒト試料・感染細胞中のウイルス可視化技術
ー 網羅的ゲノム解析&エピジェネティクス 等
第10節 ウイルスとともに生きる
10-1 バイオハザード対策の発展史
10-2 高度隔離施設の現場へ
10-3 病原体の管理基準
10-4 根絶の時代から共生時代
風蕭々と碧い時代
● 今夜の寸評:一を知りて十を知る
加齢と瀕死の狭間で、この言葉を脳の方が拒絶するような体験をする。
これを乗り越える術はなさそうに思う。トホホのホッ ^^;。