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Channel: 極東極楽 ごくとうごくらく
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理想と尽力

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彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん」


 

【再エネ革命渦論 036: アフターコロナ時代 235】
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コンパクトでスマートでタフな①光電変換素子と②蓄電池及び③水電
解に④水素系燃料電池、あるいは⑤光触媒由来有機化合物合成と完璧
なシステムが実現し社会に配置されようとしている。誰がこれを具体
的に想定しただろうか。その旗手に常に日本や世界の若者達の活躍が
あった。
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● 技術的特異点でエンドレス・サーフィング
   再生可能エネルギー革命 ➢ 2030 ㊳

 



 






序 章 ウイルスとは何か
第1章 ウイルス現象学
第2章 COVID-19パンデミックとは何だったのか
第7節 新型コロナウイルス
7-2 変異ウイルス



7-2-2 オミクロン株
2 オミクロン株の感染阻害分子発見した意義
8月30日、産業技術総合研究所が新型コロナウイルスの感染を阻害す
る分子を発見。スギタケ由来の糖鎖結合ペプチドに注目。新型コロナ
の感染のカギとなる「スパイクたんぱく質」の糖鎖とアミノ酸を同時
に認識して作用し、従来株とオミクロン株の感染を妨げることが分か
った。さまざまな新型コロナの変異株に効果を示す診断薬・治療薬の
開発につながる。

【要点】
1.ウイルスのスパイクタンパク質を凝集させて、従来株・オミクロ
 ン株ともに感染阻害へ導く
2.スパイクタンパク質上の糖鎖とアミノ酸を同時認識して強く作用
3.次のパンデミックへの備え


図 ペプチド(PhoSL)によるスパイクタンパク質の凝集と新型コロ
 ナウイルス感染の阻害率

長崎大学と高エネルギー加速器研究機構との共同研究。成果は生化学
系の科学誌に掲載されている。糖鎖を認識するたんぱく質の特異性や
結合強度の解析システムを開発。スギタケ由来の糖鎖結合ペプチドが
新型コロナのスパイクたんぱく質と結合することが分かった。細胞実
験や科学計算でスパイクたんぱく質上の糖鎖とアミノ酸に結合・凝集
して新型コロナの感染を阻害することを明らかにした。

さらに従来株とオミクロン株ともに活性を示すことが分かった。糖鎖
を認識するたんぱく質の特異性や結合強度の解析システムを開発。ス
ギタケ由来の糖鎖結合ペプチドが、新型コロナのスパイクたんぱく質
と結合することが分かった。細胞実験や科学計算でスパイクたんぱく
質上の糖鎖とアミノ酸に結合・凝集して新型コロナの感染を阻害する
ことを明らかにした。さらに従来株とオミクロン株ともに活性を示す
ことが分かった。下図1に、PhoSL三量体によるコアフコース糖鎖認識
と、その結果生じるスパイクタンパク質との強い結合活性を示す。従
来株およびオミクロン株由来のスパイクタンパク質ともに、解離定数
として約4 nMと非常に強い結合活性が見られました。これは、PhoSL
が糖鎖のみに結合する場合の約1000倍の活性となる。




図1(左)PhoSL三量体が特異的に結合するコアフコース構造(赤:フ
 コース、青: Nアセチルグルコサミン、黄:マンノース)と、(右)
 表面プラズモン共鳴法によるスパイクタンパク質への結合

次に、クライオ電子顕微鏡で結合状態の観察を試みたところ、PhoSL
がない場合はスパイクタンパク質の粒子が観察されるのに対し、PhoSL
を添加した場合は顕著な凝集体を示すことがわかった(下図2)。そ
こで、霊長類培養細胞株を用いたPRNTアッセイを行ったところ、やは
り従来株、オミクロン株ともに同程度の感染阻害活性が見られた。


図2(左、中)クライオ電子顕微鏡によるスパイクタンパク質の画像
 (それぞれPhoSLがない場合、PhoSLを添加した場合)と(右)PRNT
 アッセイ

さらに、分子動力学計算によりPhoSLとスパイクタンパク質の相互作
用のシミュレーションを行ったところ、スパイクタンパク質の糖鎖だ
けでなく、タンパク質部分とも相互作用していることがわかった。



図3.分子動力学計算によるPhoSLとスパイクタンパク質(レセプター
結合ドメイン:RBD)の相互作用。糖鎖(色は図1と同じ)だけでなく
、タンパク質部分との密接な相互作用を形成している(赤線は疎水性
相互作用、青線は水素結合)。
【成果】
これは、結合力が糖鎖だけの場合よりも強いことと関連すると考えら
れる。新型コロナは感染者数の増減の波をくり返し、第7波は過去最
大の感染者数を記録している。ワクチン接種によって重症化は抑えら
れているが、ウイルスの変異によってワクチンや抗体医薬品が効きに
くくなっているのが現状。変異株にも効果的な治療薬などの候補にな
る分子の特定が求められていた。

【関連論文】
1.論文タイトル:Core fucose-specific Pholiota squarrosa lectin (PhoSL)
  as a potent broad-spectrum inhibitor of SARS-CoV-2 infection
2.著 者:山崎和彦 et,al.
3.掲載誌:The FEBS Journal
第3章 パンデミック戦略「後手の先」
終 章 備えあれば憂いなし 

● 今夜の寸評: 宗教家と政治家



2022.8.21
ブログ『時に長さがあるなんて』より

【シン・カルトの子概論 ② 】

風蕭々と碧い時代



John Lennon  Imagine

 

 


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