彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救った
と伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。(戦
国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編のこと
)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひこにゃん」。
Graphene Revolution
【再エネ革命渦論 126: アフターコロナ時代 325】
● 技術的特異点でエンドレス・サーフィング
特異点真っ直中 ⑧
レーザーを用い、グラフェン膜をナノ精度で加工
グラフェン膜の表面洗浄なども可能!
グラフェンを利用するナノデバイスの開発を加速する要素技術!
5月29日、東北大学の研究グループは、フェムト秒レーザーを用い、グ
ラフェン膜を100nm以下というナノ精度で加工することに成功したと発表。
レーザー照射の条件を調整すれば、グラフェン膜の表面洗浄や、数ナノメ
ートルの細孔および原子レベルの欠陥形成などに応用も可能となる。
【要点】
1.世界で最も薄い素材である炭素原子1層分のグラフェン膜を、レーザ
ーで微細加工することに成功
2.レーザーの照射条件を調整することで、グラフェンの表面洗浄や、
原子レベルの欠陥形成などにも応用の可能性があることを発見
【概要】
優れた物理特性をもつことから「夢の素材」として知られるグラフェン
だが、従来のナノ技術注2では論文などで提案される種々のグラフェンデ
バイスを効率的に作製することは困難。これはグラフェンが極限的に薄
いシート状の素材であり、また、表面の汚染や構造の変質に敏感で、デ
バイスの特性を損なわずに加工・製造困難であった。東北大学多元物質
科学研究所の上杉祐貴助教、小澤祐市准教授、佐藤俊一教授、大学院工
学研究科知能デバイス材料学専攻の門口尚広大学院生(研究当時)、同
専攻の小林哲郎大学院生、金属材料研究所の長迫実助手らの研究グルー
プは、フェムト秒レーザー注3を使って炭素原子1層分の厚さからなるグラ
フェン膜を、100ナノメートル(ナノ=10億分の1)以下の精度で加工する
ことに成功。また、レーザー照射したグラフェン膜を高性能の電子顕微
鏡注4で観察したところ、表面の汚染物が除去され、数ナノメートルの細
孔や原子レベルの構造変化を生じさせることができることを発見する。
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※グラフェンとして知られる驚くべき素材と、その未来への変革的な影
響について探る。二次元格子状に配列された炭素原子の単層であるグラ
フェンは、「驚異の素材」とされる優れた特性を備える。その強度、導
電性、柔軟性により、エレクトロニクス、エネルギー貯蔵、航空宇宙、
医療などの業界が再構築されている。この魅惑的な探求でグラフェンと
その応用の無限の可能性を切り開き高付加価値事業の扉を開こう。
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IDTechEx の最新レポート
「Sustainable Electronics Manufacturing: 2023-2033 」では、
プリント基板 (PCB) や集積回路 (IC)の製造における環境への影響が、
革新的な材料の選択と加工方法によってどのように削減できるかを検討
。これには、低温処理の実施、余分な無駄なステップの排除、可能な場
合には材料のリサイクルと再利用、長期的な可能性が予見される新しい
アプローチの採用が含まれ、IDTechEx は、10 年以内に PCB の 20% が、
ドライ エッチング、印刷、低温はんだコンポーネントの取り付けなどの
より持続可能な方法を使用して製造されるようになると予想する。この
レポートでは、サムスン、IBM、インテル、東芝、アップル、デルなど、
多くの有名電子機器メーカーが費用対効果が高く持続可能な対策を講じ
るために何を行っているかを調査。
この調査で取り上げる持続可能な製造方法 このレポートは、エレクトロ
ニクス製造の持続可能な方法を評価し、プリント基板と集積回路内の革
新に焦点を当てる。また、持続可能なイノベーションがフレキシブル エ
レクトロニクスの新時代をどのように推進できるかを評価し、効果的な
長期持続可能性の向上を実現できるさまざまな材料と製造プロセスを取
り上げる。さらに、PCB および IC 製造のバリューチェーンの各主要段
階をカバーし、イノベーションから恩恵を受けることができる領域を特
定。これらは、排出量、材料、水の消費量だけでなく、実装の拡張性と
コスト効率の観点からも比較。分析では次の領域を網羅。
『目次』
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1. 全体概要 2. はじめに 3. 市場見通し 4. プリント基板の最新持続可
能な製造手法 4.1. デザインのオプション 4.2. 基板の選択肢 4.3. パ
ターン形成と金属被膜化 4.4. 構成部品接合 4.5. 耐用年数 5. 集積回
路の持続可能なイノベーション 5.1. ウェハー作製 5.2. 酸化膜形成
5.3. パターン形成と表面ドーピング 5.4. 金属被膜化 5.5. 耐用年数
6. 企業概要
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【J-POPの系譜を探る:1997年代】
● 今夜の寸評:(いまを一声に託す)