彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと伝えら
れる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。(戦国時代の軍団編成の
せて生まれたキャラクタ「ひこにゃん」。
050年までにカーボンニュートラルを実現すると表明した国は、全世界で125カ国
・1地域に及ぶ(2021年4月末時点)。その実現には、二酸化炭素(CO2)の排出
を削減することに加えて、既に大気に存在しているCO2の除去・再利用を含めた総
合的なアプローチが不可欠だ。その中でもCO2を資源ととらえ、排ガスや大気中
から回収して燃料やさまざまな製品に再利用する技術(CCU: Carbon dioxide
Capture and Utilization)が注目されている。その中でもより効率的なプロセスが
求められる低濃度CO2の資源化は大きな課題だ。
産総研は、独自に開発した触媒を用いることで、希薄な濃度のCO2から直接メタ
ンを合成する新たな触媒プロセスの開発に成功した。その成果から発展して、遷
移金属を用いない触媒で、一酸化炭素と水素の混合ガスである合成ガスを直接生
成する技術を開発。大気中レベルの低濃度CO2を原料としてメタンや合成ガスを
製造することが可能となり、将来の合成燃料や有用化学品製造への展開も視野に
入ってきた。
これらの触媒開発に加えて、周辺プロセスの効率化・大型化も進めており、この技術の社会実装に向けて、企業との共同研究にも着手し、カーボンニュートラル社会の構築に向けて、前進を続けている。※050年までにカーボンニュートラルを実現すると表明した国は、全世界で125カ国・1地域に及ぶ(2021年4月末時点)。その実現には、二酸化炭素(CO2)の排出を削減することに加えて、既に大気に存在しているCO2の除去・再利用を含めた総合的なアプローチが不可欠だ。その中でもCO2を資源ととらえ、排ガスや大気中から回収して燃料やさまざまな製品に再利用する技術(CCU: Carbon dioxide Capture and Utilization)が注目されている。その中でもより効率的なプロセスが求められる低濃度CO2の資源化は大きな課題だ。
産総研は、独自に開発した触媒を用いることで、希薄な濃度のCO2から直接メタンを合成する新たな触媒プロセスの開発に成功した。その成果から発展して、遷移金属を用いない触媒で、一酸化炭素と水素の混合ガスである合成ガスを直接生成する技術を開発。大気中レベルの低濃度CO2を原料としてメタンや合成ガスを製造することが可能となり、将来の合成燃料や有用化学品製造への展開も視野に入ってきた。
これらの触媒開発に加えて、周辺プロセスの効率化・大型化も進めており、この技術の社会実装に向けて、企業との共同研究にも着手し、カーボンニュートラ
ル社会の構築に向けて、前進を続けている。※大気中の二酸化炭素から資源を生み出す - 産総研
※特開2015-196619(P2015-196619A) 二酸化炭素固定システム
※特開2023-017750 メタネーション反応触媒担体用のセラミックハニカム構造体、およびその製造方法
【概要】【0003】
例えば、特許文献1には、金属製またはセラミックス製ハニカム基材に、触媒構成成分を含む水溶液を塗布する工程と、乾燥させる工程と、中和する工程と、80~200℃で乾燥する工程と、200~700℃で焼成する工程と、100~700℃で還元する工程からなる一酸化炭素メタネーション用のハニカム触媒の製造方法が開示されている。