加齢が加速している何とかしなければと、トレーニングの質と維持の
大切さを晒される今日この頃。そこにこの情報が止まる(昨日は、経
験したことのない鬱の症状に落ち込んでいた。本当に!?)。
長時間座りっぱなしで作業をすると、一日中体を動かしている人より
も、糖尿病や心臓病、認知症などを発症する健康リスクが増加するこ
との研究があり、最新の研究では、長時間座ると健康への悪影響軽減
のために、30分ごとに5分間の軽いウォーキングが推奨されている。長時間座ってい、あるいは睡眠時間が短いと健康に悪いといった報告
がなされている。スウィンバーン工科大学の研究チームは、新たに「
立つ」「座る」「運動」「睡眠」を1日何時間行えばいいのかを数理
解析き出す。同研究チームは、40歳から75歳の2338人の被検者を対象
に身体活動や血糖値を測定できるセンサーを取り付け、7日間に渡って
「立つ」「座る」「睡眠」「軽度の運動」「中程度の運動」に費やし
時間と血糖値の推移を測定。
測定結果をもとに「心臓病や脳卒中などのリスクが最も小さくなる
行動時間」を算出、「睡眠:8.3時間」「座る:6時間」「立つ:5.2
時間」「中程度の運動:2.2時間」「軽度の運動:2.2時間」との組み
合わせが最も健康的であると導出されている。「中程度の運動:2.2時間」と「軽度の運動:2.2時間」で合計4.4時間
も運動する必要と聞くと難しそうに感じるが、「軽度な運動」は「
トイレまで歩く」「ウォータークーラーまで歩く」「毎分100歩
未満のペースで歩く」という運動が該当するため比較的簡単に実
行可能で、「中程度の運動」は「毎分100歩以上のペースで歩く」が
該当するという。
研究チームは、「軽度な運動」は一度に多く実行するのではなく、「
1時間ごとに3~5分歩く」といったように座りながらの作業を定期的
に中断して軽い運動に取り組むのが効果的といい、特に昼食後の軽い
運動が新陳代謝を改善すると指摘。なお、2023年に発表された別の研
究報告では、「30分ごとに5分間歩く」ことによって1日中座っている
ことと比較して「食後の血糖値上昇を60%抑える」「血圧が低下する」
「疲労感が軽減する」といった良好な結果を得られることも明らかに
されている。
【今日の季語と短歌:俵万智に学ぶ⑤】
作品二十首
白き父Ⅱ 俵 万智
「短歌研究」5・6月号 2024年
我よりも我の短歌を暗誦しその短歌ごと消えてしまえり
死の朝に握り返してくれた手は花だったそして言葉であった
弟子からの手紙にて知る難しき議論まとめてカッコいい父
「俵マダネットなしにはハイグリッドも電気自動車もまだありません」偉そうなところほんまになさすぎてそこがほんまに偉かったひと
父逝きて初めての雪 思い出し泣きという語の辞書にはあらず
大谷が結婚しても藤井くん負けても真顔のまんまの遺影
苦しみに「ワシの」とつけて戦った父の孤独に線香を焚く
ゴミの日にゴミを出すこと忘れればしっかりしろと臭う生ゴミ
音楽が世界に色をつけてゆくことを知る朝、水をやらねば
父の死を美化して語る母といて書き割りのような今年の桜
※俵 万智(たわら まち、1962年〈昭和37年〉12月31日 - ):日本
の歌人、エッセイスト。本名同じ。結社「心の花」所属。所属事務所
は
東京コンサーツ。父は希土類磁石の研究者の俵好夫。
❏ 大気中のCO2ハワイのマウナロア天文台で、大気中のCO2が前年比
で4.7ppm増加、年間記録的な増加で過去最高
温室効果ガスの基本的な物理的メカニズムは、19世紀から知られていた。1824年、フランスの数学者で物理学者のジョセフ・フーリエは、
太陽からの距離を考えると、地球は33℃も寒くなると計算。1859年、
アイルランドの物理学者ジョン・ティンダルは、二酸化炭素(CO2)を含む一部のガスが赤外線を遮断することを実証した。彼は、たとえ少
量であっても、これらのガスは大気そのものよりもはるかに強く熱を
吸収することを示し、温室効果ガスと気温の関係を証明した。1896年
スウェーデンの科学者スバンテ・アレニウスは、この影響をさらに定
量化し、CO2レベルの変化が地球の表面温度をどのように変化させるか
を計算した最初の科学者。国際気象機関(IMO)は、気温を含む世界の気象データの編集と標準化を
開始。後に、現在の世界気象機関(WMO)となる。フーリエ、ティンダル、
アレニウスの初期の研究に基づいて、20世紀初頭にCO2をモデル化する。
1912年、石炭の使用量が年間20億トンに達し、人間の活動が地球規模
で気温に影響を与える可能性が注目を集る。1956年、カナダの物理学者ギルバート・プラスは、独創的な論文「気
候変動の二酸化炭素理論」を雑誌「Tellus」に発表。彼は、2000年の
地球大気中のCO2は1900年より30%高くなり、2000年の地球は1900年よ
りも1℃暖かくなり、CO2レベルが2倍になると地球は3.6℃温暖化す
ると予測。全体として、2000年までにCO2レベルは25%増加し、CO2や
その他の温室効果ガスの排出は、1900年から2000年にかけて1.02℃の温
暖化に寄与。これには、1990年代に全球気候モデルに盛り込まれ始め
た二酸化硫黄とエアロゾルの冷却効果を考慮されていない。
3つ目の予測は、IPCCの現在の推計値と最近のモデルでは、気候感度
(CO2の倍増による気温上昇)は1.5℃から4.5℃の間である可能性が高く、
最良の推定値は約3℃とする。1956年6月、加算予測の発表から1ヶ月後、チャールズ・キーリングが、
ハワイの高地にマウナロア天文台を設立し、大気の変化を継続的監視
を支援。。キーリング曲線は、20世紀の最も重要な科学的研究の1つで
あり、地球の大気中のCO2レベルを100万分の1で観測予測できる。1958
年以前の測定値と合わせると、大気中のCO2が急激に上昇し、人類の
産業拡大と相関する。1958年3月に行われたマウナロアでの初期測定
で大気中のCO2季節サイクルに気づき、長期間の測定結果、CO2レベル
がは明らかに上昇傾向を示す。
さらに、増加は時間の経過とともに急速になり。20世紀半ばには、年
間増加は1ppm前後で推移する傾向がある。21世紀の最初の10年間で、
これは2ppmに増加。2020年代には、年間成長率が平均2.5ppmになり始
める。前年比の変化率としては、2016年6月の+4.1ppmが過去最高を記
録。が、現在ではさらに大きなジャンプが報告されている。マウナロ
ア天文台の最新の測定値によると、2023年3月から2024年3月の間に、
地球の大気中のCO2は+4.7ppm増加。このデータは、マウナロアやその
他のサイトで象徴的な記録を維持しているスクリップスCO2プログラム
から入手できる。
では、このCO2はどこから来ているのか?
中性子数が異なる化学元素の変種である同位体で、私たちは知ること
ができる。自然に排出されるCO2と化石燃料由来のCO2の同位体は異な
るため、科学者は増加のどの割合が火山などの発生源による、どの程
度が人間の活動由来によるものである。科学界の圧倒的なコンセンサ
スは、事実上すべての国内および国際的な科学機関により支持されて
おり、CO2レベルの増加、特に過去数十年間に観察された急速な上昇は、
炭素循環の自然な変動ではなく、主に人間の行動によるものであるこ
とを示す。さて、その影響に懐疑的な人々にとって、4.7ppmの上昇は
かなり些細(100万分の1について話している)であるが、地球の大気
の膨大な量を相乗すると、瞬く間に拡大する、最終氷河期から現在の
間氷期への移行期には、約5,000年から8,000年の間にCO2濃度が約80〜1
00ppm増加した。これは年間約0.01〜0.02ppmに相当し、現在観測され
ている速度よりもはるかに遅い。 ガーディアン紙が発表した気候科
学者の最近の調査では、回答者の77%が2100年までに地球温暖化が少
なくとも2.5℃に達すると予想し、ほぼ半数が少なくとも3℃になる
と予測している。これは世界の多くの地域に壊滅的な数字。例えば、
さらに0.1℃上昇するごとに、さらに1億4,000万人が猛暑のリスクに
さらされることになる。人類の長期的な見通しは暗いように見えるが
希望の理由がある。それは、クリーンテクノロジー革命の本格化であ
り、太陽光発電や風力発電、蓄電池、EVなどのイノベーションが目覚
ましい成長を遂げている。
とはいえ、国際的に合意された目標内にとどまり、気候の転換点を防
ぐためには、さらに大きな努力が必要。 「上昇率はほぼ確実に下が
るでしょうが、それでも上昇している。気候を安定させるためには、
CO2レベルが下がる必要がある」と、スクリップスCO2プログラムのデ
ィレクターで、2005年に亡くなった故チャールズ・キーリングの息子
であるラルフ・キーリングは強調する。
❏ スマホやタブレットに充電可能コンパクトモバイルバッテリー
5月16日、厚さわずか16mmという薄型設計ながらiPhone 15シリーズを
約2回充電できる大容量を詰め込んだモバイルバッテリー「Anker Power
Bank (10000mAh, 22.5W)」を発売。端子部分を収納してストラップと
しても使用できるUSB Type-Cケーブルが付属しており、持ち歩きの際
にケーブルを別で準備する必要がない。
※https://gigazine.net/news/20240516-anker-power-bank-10000mah-22-5-w/
第2章 儲け話には裏がある
銀行が売りたがらないほど利回りが高い国債の仕組み
もし金融商品という意味で、筆者がいいと思うものを挙げるなら「国
債」だ。なぜなら、国債は手数料がほとんどかからないし、途中で金
融機関に収奪される心配もないからだ。
国債は銀行でも買うことができる。いまはインターネットを見れば売
り出し日がわかるから、そのときに申し込めばいい。
ただし、その金融機関で国債を取り扱っているか自分で調べる必要が
ある。ほかの金融商材では儲け話をもちかけてくるくせに、国債だと
表立ってはすすめてこない。
銀行が国債を積極的に売りたがらない理由は、利回りが高いからだ。
銀行はずるいので、低い利回りの預金を受け入れて、高い利回りの国
債を売ってサヤを抜いている。本当においしい話は、なかなか他人に
はすすめないものだ。
日本の預金金利は国債金利よりも低い。世界の常識からすれば、こん
なことはありえない。それを筆者が役人のときに指摘したら大騒ぎに
なった。金利というものは、信用があって低リスクの安全な人や組織
ほど低く設定される。遂に信用が低くリスクが高ければ金利は高くな
る銀行の預金金利と国債金利を比べたら、なぜか銀行のほうが国より
リスクが低い設定になっているが、これは理解不能だ。
どの国も国債金利が一番低くて、銀行の預金金利は国債よりも少し高
い。日本がそうなっていないのは、預金者が銀行にお金を預けたまま
放置し、一方の銀行はその預金で国債を買って儲けて、それを売らず
に持ち続けているからだ。こういう話をすると銀行から抗議がきて大
変だが、筆者は事実を伝えているにすぎない。国債は金利と密接に連
勤しているので、ここから先は金利の基本について解説しよう。
金利には大きく分けて2種類ある。短期金利(1年金利)と長期金利
(10年金利だ。長期金利の商品には「10年国債」がある。これの金利
は何で決まっているかというと、将来10年分(1年後、2年後、3年
後……)の短期金利の平均だ。 長期金利にはレートがあって、マー
ケットが将来の短期金利が上がると予想すれば、長期金利も上がって
いくという仕組みだ。一万、短期金利はだいたい日銀が決めている。
こちらは10年国債のような商品がないので、原則として市場原理は働
かない。なぜ日銀が金利を決められるかというと、お金を自由に刷れ
るからだ。なお、16年のイールドカーブ・コントロール導入以降、長
期金利についても、日銀は国債の売買オペにより、かなりコントロー
ルしている。そのため、現在の長期金利が、短期金利の平均とは単純
にいえないことを留意しておきたい。短期金利はそのときどきのイン
フレ率などによって決められている。日本は低金利政策が長く続いて
いる。市場の予想も「そう簡単にインフレ率は上がらない」「デフレ
からなかなか脱却できない」「日銀も金利を上げないだろう」という
予想が大半だった。
しかし、22年12月に日銀は、長期金利の上限と下限をO・25%程度
からO・5%程度にまで拡大してしまった。本来なら長期金利の利幅
は市場の需給で決まるが、日銀が金利の変動幅を拡大したため、事実
上の利上げが行われたかたちだ。
それによって、本橋執筆時点では実際に長期金利相場が上昇している
し、近いうちに短期金利も上がるだろう。
ちなみに米国やイギリスは、日本よりも先に金利が上がっていたが、
それは米英のほうが先にワクチンが出ていて、早めにコロナ禍から景
気回復しそうだという予想があったからだ。こういうのは、データの
違いからどうしてそうなるのかを研究するのが面白い。繰り返しにな
るが、そのためには数学が理解できないと無理だ
この項続く
●今夜の寸票: