彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦
国時代の軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと
)と兜(かぶと)を合体させて生まれたキラクタ「ひこにゃん」
【季語と短歌:6月19日】
父がする親子健在確認日
吉岡正孝 50年生・ひのくに ちさき炎
雨ゆえに長く尾を引く命へと奔りゆきにし今のサイレン はなっから留守と決めたる町内が回覧板をドアに押し込む 印龍にひれ伏したのを見届けてこらえ続けた手洗いへたつ わが持てる日々のひと日を潰すかに雨はいきおい増して降るなり 此れの世へ物言わずとも蝋燭のちさき炎のこのあたたかさ
「短歌研究」
2023年は再エネ容量か`過去最高、中国がけん引「2030年までに再エネ3倍」には
さらなる行動が必要IRENA発表3月27日、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は2023年の再生可能エ
ネルギー容量の統計について報告した(「Renewabiecapac吟statistics 2024
」).2023年の再生可能エネルギー容量は過去最大に達したものの、2030
年までに目標とする3倍の発電容量を達成できるペースではないとして、
IRENAは対策を求めている。
Renewable capacity statistics 20242023年の世界の再生可能エネルギー容量は3870GWに達し、再生可能エ
ネルギー導入の新記録を達成した。同時に、総発電容量に占める再生
可能エネルギーの割合は、2022年の84%に対し、2023年には86%に達
した。この傾向は、再生可能エネルギーの利用が急速に増加している
ことと、化石燃料など非再生可能エネルギー容量が減少していること
の両方を示す。
しかし、報告書は国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)で
合意された「2030年までに再生可能エネルギー発電容量3倍」の目標達成
にはまだ遠いと指摘する。
IRENAのフランチェスコ・ラ・カメラ事務局長は、進捗速度は十分で
ないとし、政策的な介入とグローバルな軌道修正が必要だと述べる。
2023年の再生可能エネルギー容量は前年と比較して473GW増加したが、
増加には地域の偏りがある。中国が拡大をけん引し、アフリカでわず
かな伸びがあった一方て、多くの発展途上国で拡大が進んでいないと
いう。
地域別に見ていくと、アシアが69%旧2フ.8GW)の増加幅を占めた。ア
ジアの増加をけん引したのは前述の通り中国で、その発電容量は前年
から63%増加し、29フ.6GWに達した。なお、アジアは現在、仝再生可能
エネルギー容量の約50%を占めている。その他の地域で大幅な伸びを
示しだのは、中東の16.6%増、欧州の10%増、オセアニアの9.4%増
だった。G7諸国(カナダ仏、独、伊、英、米、日本)全体では7.6%増加
し、69.4GWの増加となった。
G20諸国(Gフ十アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、イン
ド、インドネシア、韓国、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、南ア
フリカ、トルコ、欧州)は15%増加し、30.84GWに達した。
しかし、世界が3イ音目標の11TW以上に達するには、G20加盟国だけで203
0年までに再生可能エネルギー容量を9.4TWにする必要があるという。
引き続き太陽光発電が再エネをリード
再生可能エネルギー容量の拡大は引き続き太陽光エネルギーが大部分
を占めている。2023年の再生可能エネルギー増加のうち、太陽光発電が
73%を占め、14億1900万kWに達し、次いで風力発電が24%を占めた。
そのほか水力発電、バイオエネルギー、地熱エネルギーは拡大が鈍化
している。
水力発電は主に中国で増加し、オーストラリア、ナイジェリア、コロンビ
アでも0.5GW以上の増加となった。
バイオは中国、日本、ブラジル、ウルグアイ、地熱エネルギーは、イ
ンドネシアがけん引した。オフグリッド電力は欧州や北米を除く地域
で拡大し、オフグリッド太陽光発電がその大半を占めた。
Renewable power capaclty by reglon
【出所】Intemational Renewable Energy Agency(「RENA)-“Record Grow
th in Renewabies,but Progress Need to be Equitable" https;//www.irena.org/News/pressrejeases/2024/Mar/Record-Growth-in-Rene-
wables-but・Progress・Needs-to-be-Equitable
【最新ペロブスカイト太陽電池製造技術⑤】
❏ 特開2024-058455 電圧整合タンデム太陽電池モジュール 株式会
社 豊田中央研究所
【発明を実施するための形態】【0038】電圧整合タンデム太陽電池モジュール100では、トッ
プセルが互いに直列接続されたトップモジュール200と、ボトムセ
ルが互いに直列接続されたボトムモジュール202と、が並列に外部
正極端子(+)及び外部負極端子(-)に接続される。【0039】
第2の実施の形態における電圧整合タンデム太陽電池モジュール10
2は、図3に示すように、2つのトップサブモジュール200a,2
00bを含むトップモジュール200及び2つのボトムサブモジュール202a,202bを含むボトムモジュール202から構成される。
【図3】第2の実施の形態における電圧整合タンデム太陽電池モジュ
ールの構成を示す断面図
【符号の説明】10 基板、12、第1導電層、14 光電変換層、
16 第2導電層、18(18a,18b,18c) 間隙、20
基板、22、第3導電層、24 光電変換層、26 第4導電層、2
8(28a,28b,28c) 間隙、30 導電層、200 トッ
プモジュール、200a,200b トップサブモジュール、202
ボトムモジュール、202a,202b ボトムサブモジュール。
【図4】第2の実施の形態におけるトップモジュールの電気接続の構
成を示す図
【0040】図4は、電圧整合タンデム太陽電池モジュール102に
おけるトップサブモジュール200a及びトップサブモジュール20
0bの配置及び接続を示す。図4に示すように、トップサブモジュー
ル200aとトップサブモジュール200bは、同一面内に並べて配
置され、互いに電気的に並列に接続される。図5は、電圧整合タンデ
ム太陽電池モジュール102におけるボトムサブモジュール202a
及びボトムサブモジュール202bの配置及び接続を示す。図5に示
すように、ボトムサブモジュール202aとボトムサブモジュール2
02bは、同一面内に並べて配置され、互いに電気的に直列に接続さ
れる。【0041】
【図5】第2の実施の形態におけるボトムモジュールの電気接続の構
成を示す図
このような配置及び接続で構成されるトップモジュール200及びボ
トムモジュール202を光入射側からみて重なり合うように配置する
ことで電圧整合タンデム太陽電池モジュール102が構成される。
【図6】第3の実施の形態における電圧整合タンデム太陽電池モジュ
ールの構成を示す断面図
【0042】第3の実施の形態における電圧整合タンデム太陽電池モ
ジュール104は、図6に示すように、2つのトップサブモジュール
200a,200bを含むトップモジュール200及び2つのボトム
サブモジュール202a,202bを含むボトムモジュール202か
ら構成される。電圧整合タンデム太陽電池モジュール102では、2
つのトップサブモジュール200a,200bは異なる基板上に形成
され、2つのボトムサブモジュール202a,202bも異なる基板
上に形成されている。これに対して、電圧整合タンデム太陽電池モジ
ュール104では、2つのトップサブモジュール200a,200b
は同一の基板に形成され、2つのボトムサブモジュール202a,2
02bも同一の基板上に形成されている点で異なっている。【0043】
【図7】第3の実施の形態におけるトップモジュールの電気接続の構
成を示す図
図7は、電圧整合タンデム太陽電池モジュール104におけるトップ
サブモジュール200a及びトップサブモジュール200bの配置及
び接続を示す。図7に示すように、トップサブモジュール200aと
トップサブモジュール200bは、互いに電気的に並列に接続される。
図8は、電圧整合タンデム太陽電池モジュール104におけるボトム
サブモジュール202a及びボトムサブモジュール202bの配置及
び接続を示す。図8に示すように、ボトムサブモジュール202aと
ボトムサブモジュール202bは、互いに電気的に直列に接続される。
【図8】第3の実施の形態におけるトップモジュールの電気接続の構
成を示す図
【0044】このような配置及び接続で構成されるトップモジュール
200及びボトムモジュール202を光入射側からみて重なり合うよ
うに配置することで電圧整合タンデム太陽電池モジュール104が構
成される。【0045】
電圧整合タンデム太陽電池モジュール102,104において、光入
射面側からみたトップモジュール200及びボトムモジュール202
の大きさは同一とすることが好適である。すなわち、光入射面側から
みたトップサブモジュール200a,200bの合計の大きさとボト
ムサブモジュール202a,202bの合計の大きさは同一とするこ
とが好適である。また、光入射面側からみたトップサブモジュール2
00a,200bを構成する基板10の合計の大きさとボトムサブモ
ジュール202a,202bを構成する基板20の合計の大きさを同
一にすることが好適である。また、光入射面側からみたトップサブモ
ジュール200a,200bを構成する光電変換層14を形成した面
積とボトムサブモジュール202a,202bを構成する光電変換層
24を形成した面積とを同一にすることが好適である。【0046】
【図9】第4の実施の形態における電圧整合タンデム太陽電池モジュ
ールの構成を示す断面図
【図10】第4の実施の形態におけるトップモジュールの電気接続の
構成を示す図
【図11】第4の実施の形態におけるトップモジュールの電気接続の
構成を示す図
第4の実施の形態における電圧整合タンデム太陽電池モジュール10
6は、図9、図10及び図11に示すように、1つのトップサブモジ
ュール200aを含むトップモジュール200及び2つのボトムサブ
モジュール202a,202bを含むボトムモジュール202から構
成される。電圧整合タンデム太陽電池モジュール106では、2つの
ボトムサブモジュール202a,202bは同一基板上に形成され、
互いに電気的に直列に接続される。そして、トップサブモジュール2
00aと2つのボトムサブモジュール202a,202bとが光入射
側からみて重なり合うように配置することで電圧整合タンデム太陽電
池モジュール106が構成される。【0047】
電圧整合タンデム太陽電池モジュール106では、1つのトップサブ
モジュール200aと2つのボトムサブモジュール202a,202b
の大きさを同一とすることが好適である。互いに直列接続された2つ
のボトムサブモジュール202a,202bと1つのトップサブモジ
ュール200aの大きさを同一とすることで、トップサブモジュール
200aは実質的にボトムサブモジュール202a,202bと同じ
大きさの2つのトップサブモジュールを並列に接続したのと同じ構成
と見做すことができる。【0048】
電圧整合タンデム太陽電池モジュールの光電変換動作をモデル化し、
電流密度-電圧(J-V)特性を導出した。これと、1年間にわたっ
て実測された日射スペクトルと気温の変動のデータを用いて、年間平
均の変換効率(積算日射量に対する積算発電量の比)を求めた。
【図12】電圧整合タンデム太陽電池モジュールのモデルの構成を示
す図
【0049】 図12は、電圧整合タンデム太陽電池モジュールのモ
デルの構成を示す。モデルでは、光入射側の導電層をTCO(transpar-
ent conductive oxide)膜とし、反対側の導電層をMo膜とした。また、
セルを直列接続した方向をX方向(X座標)とした。X方向に沿って、
1つのセルの長さをv0、発電に有効なセルの幅w、セル間の接続領
域の幅dとした。また、以下の説明において、トップモジュールに関
する値については下付文字tで示し、ボトムモジュールに関する値に
ついては下付文字bで示す。
この項つづく
【今夜の映画音楽】