彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救った
と伝えられる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時
代の軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと)と兜
(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ-。ひこにゃんのお誕生日
は、2006年4月13日。
【思いつきレシピ ①:スタミナ胡麻垂れダレ冷やっこ】物忘れ・名前がでないなど記憶障害がひどくなったので、プロテイン摂
取(目安7グラム・木綿豆腐で2町)を摂食に心掛けようと、「スタミ
ナ胡麻垂れダレ冷やっこ」を思いつき。絹ごしで1丁に、おろしニン
ニクを適量載せて、ごま油(オリ-ブ油/キャノ-ル油)を掛け、そ
こに、市販の「胡麻ダレ・ドレシング」をかけ、スバイスはその日の
気分で選択し戴いているが、振りかけに花鰹・梅紫蘇、冷製ケ-キ感
覚で戴くとベスト・マッチ!!。ネットで調べると似たものが掲載さ
れていて、初めてでない(断念)。因みに、鶏むね・もも胸肉(200
グラム)でも代用できサイコロ切り(ブロック)にし蒸しても焼いて
も代用可能。ということでわたしとしては翔平の46本目の本塁打み
たいな気分ダ!!
【季語と短歌:9月9日】
重用の暑さ重ねしビール缶
高山 宇(赤鬼)【今日の短歌研究 ㉙】 次々にたくさん
吉田竜宇
1987年生
第53回短歌研究新人賞受賞
みづうみは砂漠をめざし動くどいふ足首までを浸すきらめき
どうしても指より先にくちびるでもてあそぶうがひぐすりのやうに
立ち人つたこどを聞きたい 飲み會で生中をまたぬるくしながら
にぎりつぶすなら洋菓子より和菓子そのやうに手を繋いで歩く
ああまるで茶龍のやうだ自動車で潰したものが羞でないなら
木馬にはひどどして乗るカーテンを裂いて西日の差し込む部屋で
初見殺しの乗り換へをたまたまにすり抜けて着く夜楼の前
【完全循環水電解水素製造技術概論 ③】
環境リスク本位制時代にあっては、完全循環利用が設計理念となる。
再生可能エネルギーシステム・燃料電池・蓄電池・脱二酸化炭素及びメ
タネ-ションシステム・電気自動車・水素燃料製造システム・水(海水
電解システム)など開発・生産段階から織り込んだ設計(経済の社会へ
の埋め込み政策)をシリ-ズで考察していく。
※今回は「海水電解水素製造」をコアに特許検索。ことのほか手こずり
昨夜にブログ・アップする予定だったが今日となる(中国の「深せん大学
」案件(審査中)関係で)。替わりに「理化学研究所」の技術論文を掲
載。台風11号禍、シベリア・バタガイのメガスランプと温暖化の急速
な予兆が露わとなってきている。
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❏ 最新特許技術編 ③1.特開2024-75820 海水電解用又は電気防食用電極及び触媒、並びに
電極の製造方法 株式会社ナカボーテック他
【要約】下図1のごとく、電性基材の表面にマンガンの塩の熱分解生成
物であるγ型二酸化マンガンが担持された海水電解用又は電気防食用電
極。導電性基材の表面においてマンガンの塩を200~350℃で熱分解することにより、γ型二酸化マンガンを前記導電性基材の表面に付着
させる海水電解用又は電気防食用電極の製造方法にて、海水電解及び電
気防食の用途に適した、副反応である塩化物イオンの酸化を抑制でき、
十分な電流密度を得ることができる触媒担持電極を提供することである。
図1.施例1~3及び比較例1で得られた触媒被覆チタン電極のLSV
の結果を示す図
【発明の効果】
海水電解用又は電気防食用電極は、副反応である塩化物イオンの酸化を
抑制でき、十分な電流密度を得ることができる製造方法は、この海水電
解用または電気防食用電極を好適製造でき、電極及び触媒は、電解や電
気防食におき、塩素の発生を抑制した酸素発生電極及び触媒として使用
でき、塩化物イオンを含有する水溶液である海水の電解の陽極に製塩プ
ラントの電気防食、洋上風力発電、港湾設備の電気防食等の陽極に好適
に利用、電気防食用電極は、外部電源方式の電気防食電極とし使用でき
る。
【電気化学特性評価:定電流電解試験】
リニアースィープボルタンメトリーと同様に3電極セルを使用して、電
解液として模擬海水を使用し、表1に示す実施例及び比較例で得られた
電極を作用極として用いて、模擬海水を電流密度10mA/cm2で6
7分間定電流電解した。表1に、実施例2、5及び6並びに比較例1~
3で得られた電極を用いたときの過電圧と塩素発生量から決定した塩素
発生反応のファラデー効率(CER効率)を示す。なお、比較例3とし
ては、市販の酸化イリジウム/チタン電極(i-RODE TYPE-
2、株式会社アスカエンジニアリング)を使用した。図5には、実施例
2、5及び6で得られた電極を用いたときの電極電位(vs.RHE)
を電解時間の関数として表す。使用した模擬海水のpHは8.3であり、
模擬海水に含まれる成分はNaCl(0.47mol/L)、MgCl
2(0.035mol/L)、MgSO4(0.018mol/L)、
CaSO4(0.010mol/L)、KCl(0.010mol/L
)、NaHCO3(2.0mmol/L)、Na2SO4(0.10m
mol/L)及びH3BO3(0.42mmol/L)であった。CE
R効率(%)は、以下の式で求めた。また、100からCER効率(%)
を引いた値がOER効率(%)となる。以下の式における残留塩素種の
濃度(表示値[CLO-](mg/L))は、模擬海水の一部を抜き取りジ
エチルパラフェニレンジアミン法(DPD法)により決定した。
※電気化学塩素進化反応(CER)
図5 実施例2、5及び6で得られた触媒被覆チタン電極を用いたとき
の電極電位(vs.RHE)と電解時間の関係を示す図
表1の結果から、比較例2のチタン板単独の場合は電圧が大きくなり過
ぎて測定が不可能であった。比較例1の500℃で熱処理した電極の過
電圧は2V以上であり、CER効率も25%になった。これに対して実
施例で得られたMnO2のCERは5%以下であり、CaやMgといっ
た2価イオンや、バッファーとして働く炭酸イオン等が含まれた海水中
においても、塩化物イオンの酸化を抑制でき、塩素及び次亜塩素酸の発
生量の少ない電極が得られた。これらの電極は酸素の発生効率に非常に
優れるものであった。また、これらの電極は、電位(=過電圧)が小さ
くても電流密度10mA/cm2の電流を供給できることが分かった。
図6.実施例2で得られた触媒被覆チタン電極を用いた長期耐久性試験
結果を示す図である。
【産業上の利用可能性】
本発明の電極及び触媒は、電解や電気防食において、塩素の発生を抑制
した酸素発生電極及び触媒として使用できるため、本発明の海水電解用
電極及び触媒は、塩化物イオンを含有する水溶液である海水の電解の陽
極に好適利用でき、本発明の電気防食用電極及び触媒は、製塩プラント
の電気防食、洋上風力発電、港湾設備の電気防食等の陽極に好適に利用
できる。また、本発明の電気防食用電極は、外部電源方式の電気防食で
きる。
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図1. 固体高分子膜を用いたゼロギャップ型CO2還元リアクターの断面
模式図
❏ 電気化学的なCO2還元と水電解が振動現象解析でメカニズムの解明8月8日、理化学研究所は、固体電解質膜を用いたゼロギャップ型CO2還元
リアクターでCO2還元を実施した際に生じるCO2還元と水電解の双安定状
態の振動現象を解析し、CO2還元状態が優勢になる条件と水電解が優勢に
なる条件の違いを見つけ、この条件の違いが数十分のオーダーの非常に
長い周期でのCO2還元状態と水電解状態の双安定振動の原因となること
を見つけ、この双安定振動の解析の結果、CO2還元が優勢となる条件を
発見。
(中略)
【手法と成果】
図2.透明の固体電解質膜を使ったゼロギャップ型CO2還元リアクタa)カソード側を透明にした固体電解質膜を用いたゼロギャップ型CO2還
元リアクターの模式図。b)このゼロギャップ型CO2還元リアクターをカ
ソード側から見た写真。このリアクターを用いてフラッディングや塩の
析出の観察を、電極への電流密度を200mA/cm2一定として観察したとこ
ろ、40分ほどの長周期で電圧が変動する(振動現象が起こる)ことが観
察された(図3上)。この現象はかなり再現性よく観察され、生成物を
ファラデー効率により示すと、電圧が高いときにはCO2の還元物質である
一酸化炭素やエチレンが主に生成され、電圧が低いときには水電解によ
る水素が生成されていることが分かった(図3下)。さらに、カソ―ド
側電極の状態を観察すると、CO2還元状態のときに見られていたカソー
ド側の電解液のフラッディングと塩の析出が、水電解水素生成状態に変
化した際には、析出した塩が融解するとともにフラッディングがなくな
ることが観察された。この現象は電圧低下後、数分という短い間に起こ
っていた。
図3.CO2還元リアクターを動作させたときの電極電圧とファラデー効
率電流密度を200mA/cm2一定としての観察。上は電極電圧、下はファラ
デー効率。このファラデー効率はCO2還元の代表物質である一酸化炭素
(CO)とエチレン(C2H4)、水電解における還元生成物である水素(H2)
を示す。右図は上・下図の反応開始後12.5~14.5時間の部分を拡大した
もの。
(中略)【論文情報】
・"Long Period Voltage Oscillations Associated with Reaction Changes between
CO2 Reduction and H2 Formation in Zero-Gap-Type CO2 Electrochemical
Reactor", ACS Energy Letters, 10.1021/acsenergylett.4c01256
2.特表2024-532510 海水無淡水化の原位置直接電解による水素製造
方法、装置及びシステム 深せん大学 他【要約】本発明は海水無淡水化の原位置直接電解による水素製造方法、
装置及びシステムを開示する。海水無淡水化の原位置直接電解による水
素製造装置を海水に直接浸漬することにより、海水と自己駆動電解質と
の界面圧力差の推進で、海水は溶液物質移動層を介して絶えず海水無淡
水化の原位置直接電解による水素製造装置に入り、装置内の自己駆動電
解質に誘起されて電解液に入り、同時に溶液物質移動層の疎水作用は溶
液中の非水不純物を効果的に遮断する。電解する時、自己駆動電解質中
の水が消費されて水素と酸素を製造し、且つ電解質の再生を誘起し、界
面圧力差を維持し、余分なエネルギー消費のない自己循環励起駆動を実
現する。自己駆動電解質が誘起して入る水溶液と、電気分解による水素
生産に必要な水の量とが等しい場合、動的に安定し、余分なエネルギー
消費がない海水無淡水化の原位置直接電解による水素製造方法及びシス
テムを形成する。
図1.本発明の提供する海水無淡水化の原位置直接電解による水素製造
装置の実施例1における全体原理図
【符号の説明】1-Aエネルギー供給モジュール、2-A陽極極板、3
-A陽極触媒電極、4-Aイオン伝達層、5-A陰極触媒電極、6-A
陰極極板、7-A陽極電解室、8-A陰極電解室、9-多孔質絶縁網溝、
10-A溶液物質移動層、11-A酸素洗浄器、12-A酸素乾燥器、
13-A酸素 収集ボトル、14-A水素洗浄器、15-A水素乾燥器、
16-A水素収集ボトル、17-A触媒電解モジュール
この項了