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Channel: 極東極楽 ごくとうごくらく
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エネルギーと環境 181

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彦根藩の当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救った
と伝えられる招き猫と井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時
代の井伊軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと
)と兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ-。

                      蝋梅の花 に対する画像結果
【季語と短歌:3月17日】

       蝋梅も予測し難し春の雨 

                  高山  宇(赤鬼)

🪄ご近所のご主人が夭折、告別は追って連絡あるとのことを受け、沙沙貴神社の蝋梅を
 ふと不成を思い出す。

                 『短歌研究』2025 3+4 より
Promenade             一ノ関忠人
憂鬱なりこの国の未来を想ふときジンタ、ジンタ″タ楽団がゆく
われもまた住人ならか閉居してしづかに過す足弱にして
まぼろしの国まぼろしの城砦に王女となりて国見する夢
裾ながくひきて回廊をめぐりゆく黄熟色のたゆたふところ
薄桃色のこの幻の国をめぐる馬上に揺られ王女なりわれ
紅梅、白梅咲く地のありて春めけるさがみの国に笑ひはころぶ
ぼんぼんぼろんぼんぼろん朱の盤あまた鳴らす山伏
泉鏡花の摩房不思議なる小説をねぷるやうに読む如月はじめ
たましひに紙やすりかけて削るごと違和感ありきけさの体調

気がつけば廊下の奥に立つてゐる醜き老婆わが母ならひ
夜の廊下に交錯せしは老母なりもののけのごとく目玉ひかる
枝ごとの芽立ちのみとりも増えてくるあけぼの杉も春のよそほひ
新羅明神も弘法大師も和歌を琥す歌とは神秘を庭に秘めたり
正徹のわが歌自慢。春の暮れ入相の鐘の音の遠ざかる
長谷寺の観音猿に祈りたり鐘うつときをその時と決め
どんよりと雲重くなる昼つ方阿弥陀仏が救ふいのちありけむ
救はれざるわれにしあらむ廻り行く地獄の底に血まみれなりき
fはだかに剥かれ閻魔を前にして懺悔したりき許されざるか
剥製の鷹をおもひつ博物館の暗きにひそみほこりつぽくして
春の夜の夢の浮橋に妻とわれ立ちて覗くは桃咲く村なり
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一ノ関忠人は1956年(昭和31年)生まれ。中学二年生のときに三島由
紀夫の割腹事件があり、残された辞世により短歌という形式を意識す
るようになったという。國學院大學に学び岡野弘彦に師事し、大学院
では折口信夫を研究している。第一歌集『群鳥』(1995年)、第二歌集
『べしみ』(2001年)、セレクション歌人シリーズ『一ノ関忠人集』が
ある。


この時期はまさか三度目の悪性リンパ腫があるとも思わず、半分楽天
的に暮らしていた。とはいえ、この間の空は曇天であったような日々
でもあった。ただ、短歌は、私に、ある自由をあたえてくれた。
(一ノ関忠人・本書「あとがき」より)
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⛑️ナトリウムイオン電池とは? 『安心なのだ!』


ナトリウムイオン電池が注目される理由のひとつに、現在二次電池に
使用される資源確保の問題が挙げられる。二次電池は、生活を支える
機器の電力源として欠かせない製品です。近年では、リチウムイオン
電池や鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池などの
二次電池が各機器に使用されている。特にリチウムイオン電池は、他
の二次電池と比較して同重量・同体積での電圧やエネルギー密度が高
い特徴を持つ。1991年にソニー株式会社が製品化して以降、EVやノー
トパソコン、スマートフォンなどの機器で使用されてきたが、リチウ
ムイオン電池の原料であるリチウムは、産出地域が限定される希少な
金属。EVなどの普及で需要の急激な増加が見込まれるが、需要に対す
る供給に不安が残る。リチウムイオン電池の原料であるリチウムは、
産出地域が限定される希少な金属。EVなどの普及で需要の急激な増加
が見込まれるまれるが、需要に対する供給に不安を残し、最近では、
全固体型リチウム電池の製造過程や使用過程での電池に由来する爆発・
火災事故でデメリットが問題されている。高エネルギー密度は劣る半
固体型リチウム電池の開発・実用化が急ピッチで進められています。
そして、ナトリウムがリチウムと比較すると資源量が豊富で偏在して
おらず、リチウムイオン電池に代わる二次電池として研究・開発が進
められている。
▶関連記事:二次電池とは?種類・特徴・用途や一次電池との違い、
メリットを解説

▶関連記事:リチウムイオン電池の種類は?材料・形状の特徴と安全
性・用途を解説

✅ 世界初の「ナトリウムイオン電池」モバイルバッテリー

世界初の「ナトリナトリウムイオン電池は、レアメタルを必要とせず、
幅広い温度環境下で利用でき、長い寿命であることが特徴とされる。
従来のモバイルバッテリーで使われている、コバルトやリチウムなど
のレアメタルは、採掘にあたっての環境への影響などが社会問題とな
っている。本製品は安定供給が可能で、持続可能な資源利用に貢献す
るとしている。 そのほか、熱暴走が発生しにくいため安全性が高く、
-35~50℃の幅広い環境温度下で利用でき、リチウムイオン電池の10
倍程度となる最大5000サイクルの充電が可能なため長寿命、といった
特徴を持つ。  容量は9000mAhで、約2時間でフル充電可能。インタ
ーフェース
は入出力兼用のUSB Type-Cと、USB Type-Aが各1。USB
Type-CポートはUSB PDに対応し、単ポート使用時最大45Wの出力が
可能。2ポート使用時の合計最大出力は20W。 本体サイズは約87×31
×106mm(幅×奥行×高さ)で、重量は約350g。カラーはブラックと
ライトグレー。0.1mのUSB Type-Cケーブルが付属する。
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1️⃣ ナトリウムイオン電池のメリット
ナトリウムイオン電池は、前述のとおり資源量の豊富さが大きなメリ
ット。その他、充電速度や使用温度範囲などの面でも有利とされてい
る。
⓵資源が豊富で低コスト化を図れる:
地殻中に存在する元素のなかで6番目に多い元素。海水にも多く含ま
れ、資源量が豊富で偏在しておらず、安価に入手できる。レアメタル
であるリチウムやコバルトなどと比較すると、低コストでの製造を見
込める点がメリットです。また、リチウムイオン電池では、正極や負
極の集電体として銅箔が使用されています。
②一方、ナトリウムとアルミニウムは合金化しない。ナト
リウム電池では集電体にアルミ箔を用いることで、コスト削減が可能
となる。
⓷充電速度が速い
ナトリウムイオン電池は充電速度が速く、EVやスマートフォンをはじ
めとする機器の急速充電が期待されている。例えば、中国の湖南立方
新能源科技と湖南鈉方新能源科技が開発したナトリウムイオン電池で
は、常温環境での約15分の充電時間で80%程度の急速充電※が可能。
現状でもリチウムイオン電池と同等またはそれ以上の充電速度を持っ
ており、将来的にはさらなる急速充電の可能性が見込まれている。
※出典:日本貿易振興機構「湖南立方新能源科技など、新しいEV用ナ
トリウムイオン電池を発表」

④使用温度範囲が広い
使用温度範囲とは、二次電池を含む電子機器が適正な状態で連続使用
可能な温度の範囲です。使用温度範囲よりも高温または低温の環境で
充放電を繰り返すと、電池の能力や容量が劣化する恐れがあります。
製品により異なるが、ナトリウムイオン電池の使用温度範囲は-20℃~
60℃程度。開発が進むナトリウムイオン電池のなかには、-40℃~80
℃の使用温度範囲の製品も報告されている。一方、一般的なリチウム
イオン電池の使用温度範囲は0℃~35℃程度です。ナトリウムイオン
電池は、冬に氷点下となる地域や体温を超える環境下でも使用しやす
い側面を持っている。
⑤既存の製造設備の流用が見込める
ナトリウムイオン電池とリチウムイオン電池は、電解液中を移動するイ
オンが異なりますが、基本的な構造は類似しています。そのため、ナト
リウムイオン電池の製造設備は、既存のリチウムイオン電池で使用さ
れる製造設備や施設を流用可能です。既存設備の活用により初期投資
を軽減できるメリットがある。

 

 




 

太陽電池部材を効率乾燥…立命館大・MHIイノベが開発、新規半導体積層薄膜の特徴

✅ 太陽電池部材を効率乾燥

立命館大学の金子健太郎教授、藤田健斗学部生、大塚知紀大学院生は、MHIイノベーション推進研究所(東京都千代田区)と共同で、太陽電池や燃料電池の部材の乾燥を効率化する新規半導体積層薄膜を開発した。光の透過と反射の役割を兼備するのが特徴。この薄膜を用いることで、赤外線ヒーターを用いた乾燥炉内での乾燥が従来より2―3倍効率化でき、乾燥コストも従来の3分の1―5分の1程度に抑えられる。数年内の実用化を目指す。

開発した薄膜は酸化アルミニウムの基板上に酸化ガリウムと酸化鉄を数百ナノメートル(ナノは10億分の1)単位の厚さで交互に積層させた多層膜で、内壁が鏡面でできた乾燥炉の下に設置する。薄膜は水の分子が吸収する波長3マイクロメートル(マイクロは100万分の1)前後の光だけを透過する一方、それ以外の波長の光を反射し、炉内での乾燥に活用するのが特徴。従来の薄膜では特定の波長以外の光は何にも活用せずに捨てていた。

「コランダム構造」と呼ばれる特定の同じ結晶構造の材料を選び、積層する膜の厚さを調整することで、反射した光が炉内の熱源(黒体材料)に届き、熱源の再加熱に利用できるような屈折率になるよう設計している。今回の波長3マイクロメートルに限らず「他のどの波長にもアジャストできる」(金子教授)。また実験では6層積層させたが、将来は100層以上の積層も可能



 


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