That's thereason vvhy they're called lessons,
because they lessen rrom day.
Lewis Carroll: Alice In Wonderland
だからレッスン(学課)といわれるのさ。月曜日6時間、火曜日5時間、
水曜日4時間・・・というふうにレッスン(減ってゆく)からさ。
ルイス・キャロル 「不思議の国のアリス」
27 Jan 1832 – 14 Jan 1898
ホミニイと雨
地球科学科校舎の壁の
すぐそばの、小さく区切られた地面で
キヤこハスの帽子をかぶった男が
膝をついて、雨の中で何かの草木を
いじっていた。隣の校舎の上の方の窓から
ピアノの調べが聞こえてくる。やがて
その音楽は止む。
そして窓が下ろされた。
大学の中庭の桜の木に咲いている
白い花は開けたばかりのホミニイの
缶みたいな匂いがすると
君は言った。ついホミニイを
思いだしてしまうのだと。それが真実か否か
、
僕にはわからない。
僕は嗅覚というものをなくしちゃったんだ。
地面に膝をついて植物だか野菜だかを
いじることにかつて少しは
示していたかもしれない
関心なんかと一緒にね。片耳にリングをつけた
裸足の狂人がひとり、
ギターを弾きながらレゲエを
歌っていた。僕はそれを覚えている。
その足元には雨の水たまりができていた。
彼が自ら選んで立っている
場所には、舗道に赤い字で
Welcome Fear(恐怖来たれ)と書いてあった。
そのときには、自分の草木の前に
膝をついている男を思いだすのが
大事なことみたいに思えたのだ。
桜の花。なにかの音楽、そして別の
音楽。でも今ではあまり確信は持てない。
確信があるとは、とても言えない。
僕の脳味噌にはまるで小さなへこみが
あるみたいだ。なにかの感覚を僕は失って
しまっている――全部、何から何までというのでは
ないけれど、取り返しがつかないくらいいっぱい。
僕の人生のある部分が、永遠に。
まるでホミニイみたいに。
たとえ君の腕と僕の腕とがしっかりと
組まれていても。たとえそうだとしても。たとえ
雨が勢いを増してきた戸口で僕らが
静かにたたずんでいたとしても。
そして何も言わずにじっと雨を
見ていた。静かにそこに立っていた。
心おだやかに、と僕は思うんだ。僕らはそこに立って
雨をじっと見ていたのだけれど。そのあいだ男は
ずっとギターを弾きつづけていた。
(訳注) ホミニイはひき割りトウモロコシのおかゆ
Hominy and rain
Hominy Grill's Shrimp and Grits
【除雪と超人産業】
デアゴスティーニのマイ3Dプリンターも今週号で完成となるところまできたものの下図のパソコンと
『idbox!』をケーブルに接続し電源を入れ、X軸・Y軸のヘッドの動きと、Z軸のテーブルベースの動
きを確認し調整する段階とかいので、専用ソフト『idbox!』をダウンロードしプリンター設定を繰り返
すもポートは表示しない。ケーブルを入り切りを繰り返し、再起動を指示されているように繰り返せど
も、「ポート表示」されず、最後には「ポートがない」とOS側から警告表示され、接続できず、サポ
ートセンタに電子メールを入れて、対応に時間がかかるという返事なのでそれがいつになるのかわから
ない。そこで、家の周りの道の除雪作業を行う。
ところが、日陰の除雪が難航。カチンカチンに凍ってしまいスコップで垂直にカチ込みその反動で道路
に固着し、凍り付いた雪を浮かせすくい取るのだが、大きな音を立てざるをえない上、ドカチン作業と
なりかなりの重労働となる。作業しながら、ナノレ技術の翻訳や精密機械の組み立てやソフト開発を行
っているものが急に重労働もこなすことはできない、つまりよく言われる”文武両道”はどう見てもで
きそうもない――時間をかけ慣らしてからなら平均的なレベルまで追いつくことはできるだろが――そ
んな器用なことはとできない。ラクビー話題となった五郎丸のような体育系世界から繊細な文理系世界
の双方を一人こなせるにはどうしらいいのかと考えてみたのだが、これは、『個人史としてのデジタル
革命』で記載した「5次産業」なのだと確信した瞬間である(ここでは4次産業は定義済み)。つまり、
エスパ(extrasensory perception:テレパシー・テレキネシス・テレポーテーションなど常人にはない力を
発揮する超能力養成関連産業だと、あるいは人間のあらゆる能力を統合し、全人類に役立てる産業、つ
まり『超人産業』だと。ともあり、それはさておき3Dプリンターの方を早く片付けなければならない。
喩えとしてのスーパーマン
【中国の思想: 墨子Ⅴ】
公輸――墨子と戦争技術者※
尚賢――人の能力を正当に評価せよ
兼愛――ひとを差別するな※
非攻――非戦論※
節葬――葬儀を簡略にせよ
非楽――音楽の害悪
非命――宿命論に反対する
非儒――儒家批判
親士――人材尊重
所染――何に染まるか
七患――君子の誤り七つ
耕柱――弟子たちとの対話
貴義――義を貴しとなす
公孟――儒者との対話
魯問――迷妄を解く
※ シリーズとして掲載(途中も含め)した「編章節」はピンク色にしている。
尚、段行末尾の※は、以前取り上げたことがあるもので、改めて記載するもの。
● 親士 ― 人材尊重 ―
ごますり
こんなことばがある。
「満足する心さえあれば、どんな家にでも住めるし、財産などなくても平気だ」
君子とは、こういう人である。多くの人が楽な仕事にとびついて、困難な仕事を他人に押しつける
なかにあって、君子はすすんで困難をひきうける。栄達しても志を曲げず、困窮におちいってもくじ
けない。たとい、野に埋もれていても、不満に思わない。自分に信念があるからだ。
目的を遂げるには必ず困難がつきまとう。したい放題のことをすれば、ろくな結果にならない。君
主がへつらい上手の重臣に身を滅ぼされ、上役がお追従のうまい下役にしてやられるのはこの道理が
わからぬからだ。
臣下が君主にへつらわず、下役が上役に向かって率直に進言し、大っぴらに論争が行なわれて、対
立する者同士が口角泡をとばす状態であって、はじめて君主は生命を全うし、国を保つことができる。
その反対に、臣下が保身に汲々とし、重臣から下っぱ役人まで何もいわなくなると、不満が民心に
宿るようになる。ごまをする連中ばかりが君側に集まり、進言のパイプがつまってしまえば、国は危
うくなる。桀・紂が生命を縮め天下を失ったのは、天下の賢士を抱えなかったからではなかったか。
「国に対する最上の貢物は賢士を推薦することだ」というではないか。
吾聞之曰。非無安居也,我無安心也。非無足財也,我無足心也。是故君子自難而易彼,
眾人自易而難彼,君子進不敗其志,內究其情,雖雜庸民,終無怨心,彼有自信者也。
是故為其所難者,必得其所欲焉,未聞為其所欲,而免其所惡者也。是故偪臣傷君,諂
下傷上。君必有弗弗之臣,上必有詻詻之下。分議者延延,而支苟者詻詻,焉可以長生
保國。臣下重其爵位而不言,近臣則喑,遠臣則唫,怨結於民心,諂諛在側,善議障塞,
則國危矣。桀紂不以其無天下之士邪。殺其身而喪天下。故曰。歸國寶,不若獻賢而進
【ジャジーな風に吹かれて Ⅸ: ハイ・ファイ・エリントン・アップタウン】
ハイ・ファイ・エリントン・アップタウン(Hi-Fi Ellington Uptown)は、米国のジャズ・ピアニスト、
ビッグバンド・リーダーのデューク・エリントンがビッグバンド編成で録音し52年に発表したアルバ
ム。収録曲は、スキン・ディープ Skin Deep (Bellson) 6:58/ザ・ムーチ The Mooche (Ellington-M-
ills) 6:36/A列車で行こう Take the “A” Train (Strayhorn) 8:00/パーディド Perdido (Drake-Lenk-
Tizol) 8:23/コントラヴァーシャル組曲 The Controversial Suite (Ellington) 10:30
アルバムに収録された「コントラヴァーシャル組曲」(The Controversial Suite)は、エリントンの音楽
変遷を再現した「ビフォア・マイ・タイム」(Before My Time)と、「レイター」(Later)の2つのパ
ートの組曲。50年に作曲、翌年1月21日にメトロポリタン・オペラ・ハウスで初演される。一方、
「ハーレム組曲」(The Harlem Suite)は、アフリカ系アメリカ人の歴史と生活を音で描いた。エリント
ン楽団が50年5月から6月にかけ行なったヨーロッパ・ツアーの帰途船上で書かれた。この曲は別名
「ア・トーン・パラレル・トゥ・ハーレム」(A Tone Parallel to Harlem)と呼ばれる。さて、彼が他の
多くの作曲家う最大の特徴は、オーケストレーションの楽器や編成でなく、オーケストラを構成するメ
ンバーの個性や能力を生かし結実させている。