わたしは、どのように小さい闘争であれ、また、大きな闘争であれ、発端の
盛り上がりから、敗北後の孤立裏における後処理(現在では闘争は徹底的に
やれば敗北にきまっている)にいたる全過程を、体験したものを信じている。
Takaaki Yoshimoto 25 Nov, 1924 - 16 Mar, 2012
二期咲きのグラハム・トーマスの横には色鮮やかに凌霄花 (のうぜんかずら:Trumpet creeper)が咲綻
ぶ季節だが、花の命は短くて、掃除が大変だと言いつつ、箒とちり取りを残したまま買い物に出かける
日常の一齣を切り取る。
【波形超界面工学の此岸:波形選択無線多元アクセス方式】
上図の従来の無線アクセス方式の(a)周波数分割多元アクセス方式、(b)時分割多元アクセス方式、
(c)符号分割多元アクセス方式で、FDMA方式は周波数軸(f)上において各ユーザの通信信号を
分割し多重化を実現、TDMA方式は時間軸(t)上において各ユーザの通信信号を分割し多重化を実
現、CDMA方式は符号軸(拡散符号など)上において各ユーザの通信信号を分割し多重化を実現する。
尚、周波数軸(f)、時間軸(t)および符号軸(拡散符号など)の3軸は、直交(独立)するため任
意の組み合わせが可能となる。これを実現した例として、上図10に示すOFDMA方式があり、OF
DMA方式は、直交サブキャリアによるFDMA方式+TDMA方式で、各ユーザの通信信号を分割し
多重化を実現する。特に同一周波数帯を複数のユーザ無線通信の無線多元アクセスする場合、多岐に渡
る研究が取り組みまれ、FDMA方式、TDMA方式、CDMA方式、OFDMA方式等で無線周波数
資源を分割し多重化――携帯電話のセルラネットワークを始めとして多元アクセス――が行われていが、
周波数軸(f)、時間軸(t)、および符号軸(拡散符号など)の3軸を利用する方式は、周波数利用
効率が理論的限界に来ている。また、近年携帯電話やスマートフォンなど等の通信端末や無線LAN等
が爆発的に増加するなか、このような無線通信の利用拡大を背景に周波数資源の枯渇が心配され、周波
数資源枯渇のためによりさらなるユーザ多重化方式が求められている。
そこで、下図のような先行技術が参考となる。この事例は、通信を行う電子機器を高電力信号から守る
ため、非線形に表面電流、または表面波を吸収するメタサーフェスが提示されているが、現実的に高電
力信号は、インパルス的な短いパルス幅の電波となり、このメタサーフェスは、短いパルス幅の電波を
吸収し、長い電波を透過させるもので、通信機器外郭に取り付けられ、通信機器を保護するもので、通
信自体に用いられていない。
Waveform-Dependent Absorbing Metasurfaces DOI:http://dx.doi.org/10.1103/PhysRevLett.111.245501
名古屋工業大学の研究グループは、新規な電磁界特性「波形(パルス幅)選択性」を用いた、全く新しい
無線多元アクセス方式で、電磁界特性(透過・吸収など)の周波数だけでなくパルス長(信号励振時間)
により変化させることのできる新たな電磁界現象を使い、新規無線多元アクセス方式を開発し、従来の
多元アクセスの分割軸である周波数、時間、符号に「波形軸」を追加させ、これまでの通信理論の限界
を突破する(1)周波数利用効率の実現や、(2)枯渇しつつある無線周波数資源の飛躍的拡張を実現
する。つまり、従来の通信システムにおける周波数、時間、符号の3軸に、パルス幅選択性の概念(波
形軸)を導入し、同一周波数帯または複数の周波数が存在する帯域においてパルス幅による波形選択を
行う波形選択フィルタを用いた多重化した通信システムおよび通信端末を新規呈示する。これはまた新
しいステージに誘う工学だ。
「特開2016-119646 波形選択フィルタを用いた通話システム、通信端末」
【要約】
従来の通信システムにおいて、送信側にパルス時間波形制御器10、および受信側に波形選択フィルタ
20を有することを特徴とする通信システム1により、同一周波数帯または複数の周波数が存在する帯
域においてパルス幅による波形選択フィルタによる多重化した通信システム1を提供する。また、パル
ス時間波形制御器10および波形選択フィルタ20を電気的に接続して通信機能として一体に設置する
ことにより、同一周波数帯または複数の周波数が存在する帯域においてパルス幅による波形選択フィル
タによる多重化した通信端末2を提供することで、送信側に変調器12、受信側に復調器16を有し、
多重アクセス通信路30を介して通信を行う通信システム。または、送信側に変調器12および周波数
変換器14、受信側に復調器16および周波数変換器14を有し、多重アクセス通信路30を介して通
信を行う通信システムの提案(下図6)。
【特許請求範囲】
電波の励振時間であるパルス幅を特定のパルス幅に制御して前記電波を送信する送信側通信端末と、前記送信側通信端末が送信した前記電波を受信する受信側通信端末と、を備え、前記受信側
通信端末は、波形選択フィルタおよび受信部を有し、前記波形選択フィルタは、前記特定のパル
ス幅の前記電波を選択的に透過または反射し、前記受信部は、前記波形選択フィルタが透過した
前記特定のパルス幅の前記電波を受信する、通信システム。 前記波形選択フィルタは、導電性部材と、前記導電性部材の2箇所を繋ぐ整流回路と、RL回路
およびRC回路のうち一方または両方を備え、前記RL回路は、インダクティブな成分を持つ回
路素子および抵抗成分を持つ回路素子を有し、前記RC回路は、キャパシティブな成分を持つ回
路素子および抵抗成分を持つ回路素子を有し、前記波形選択フィルタは、電波の励振時間である
パルス幅によって電波の吸収率が異なることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 前記送信側通信端末は、前記電波のパルス幅を前記特定のパルス幅に制御するパルス時間波形制
御器と、周波数領域での多重化を行う送信側周波数変換器と、を有し、前記送信側通信端末によ
って送信される前記電波は、前記パルス時間波形制御器によって前記特定のパルス幅に制御され、
かつ、前記送信側周波数変換器によって周波数領域での多重化が行われており、前記受信側通信
端末は、前記波形選択フィルタが透過した前記特定のパルス幅の前記電波のうち、特定の周波数
領域の信号を選択的に受信する受信側周波数変換器を有することを特徴とする請求項1または2
に記載の通信システム。 前記送信側通信端末は、前記電波のパルス幅を前記特定のパルス幅に制御するパルス時間波形制
御器と、アクセス時間での多重化を行う送信側アクセス時間制御器と、を有し、前記送信側通信
端末によって送信される前記電波は、前記パルス時間波形制御器によって前記特定のパルス幅に
制御され、かつ、前記送信側アクセス時間制御器によってアクセス時間での多重化が行われてお
り、前記受信側通信端末は、前記波形選択フィルタが透過した前記特定のパルス幅の前記電波の
うち、特定のアクセス時間の信号を選択的に受信する受信側アクセス時間制御器を有することを
特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。 前記送信側通信端末は、前記電波のパルス幅を前記特定のパルス幅に制御するパルス時間波形
制御器と、拡散符号領域での多重化を行う符号拡散器と、を有し、前記送信側通信端末によって
送信される前記電波は、前記パルス時間波形制御器によって前記特定のパルス幅に制御され、か
つ、前記符号拡散器によって拡散符号領域での多重化が行われており、前記受信側通信端末は、
前記波形選択フィルタが透過した前記特定のパルス幅の前記電波のうち、特定の拡散符号で信号
拡散された信号を選択的に受信する符号逆拡散器を有することを特徴とする請求項1または2に
記載の通信システム。 電波の励振時間であるパルス幅を特定のパルス幅に制御して前記電波を送信する送信側通信端末
から、前記電波を受信する受信側通信端末であって、波形選択フィルタおよび受信部を有し、前
記波形選択フィルタは、前記特定のパルス幅の前記電波を選択的に透過し、前記受信部は、前記
波形選択フィルタが透過した前記特定のパルス幅の前記電波を受信する、受信側通信端末。 送信する電波の励振時間であるパルス幅を制御するパルス時間波形制御器を備えたことを特徴と
する請求項6に記載の受信側通信端末。 電波の励振時間であるパルス幅が特定のパルス幅となっている前記電波を選択的に受信する受信
側通信端末に前記電波を送信する送信側通信端末であって、前記電波のパルス幅を前記特定のパ
ルス幅に制御して前記電波を送信する送信側通信端末。
● 七夕に不貞寝の猛虎
6日、ジャースの前田健太投手が、本拠地でのオリオールズ戦で代走デビュー。前日5日には4回4失
点で今季6敗目を喫したが、この日は“足”でチームに貢献した。試合は延長14回までもつれたが、
ドジャースが4-6で敗れた。4-4の同点で迎えた8回、1死から8番エリスが四球を選ぶと、ロバ
ーツ監督は審判に代走を告げる。姿を現したのは、なんと前田! 一塁線に沿って軽やかなダッシュを
繰り返して準備を進めた前田は、アットリーが放った右翼への二塁打で快足を飛ばして三塁まで進んだ
が、後続が倒れて生還することのない「初夏の夢と帰した」というが、さすが、ショーマン・シップの
国、ア・メ・リ・カだと感嘆する。さて、さて、である。
“超改革”をテーマに掲げ、ドラフト1位ルーキーの高山俊を開幕1番に抜擢。横田慎太郎や北條史也
ら若手選手を次々に抜擢、開幕当初はフレッシュなパワーで勢い良く飛び出した" 我がタイガース"――
"我が"など厚かましい"エセ・タイガース・ファン"であるが、テレビ観戦途中で民放は非情にも打ち切
るためそうならざるをえない。いや、だからこそ理性的になり細々と細々なファンとして今日に至るの
だが。徐々に順位を下げ7月に入りヤクルトに逆転を許し、単独最下位に転落。ここまで79試合を消
化し、34勝43敗8、勝率は0.447。原因はとにかく貧打。チーム打率0.241は、12球団で
ワースト。加えて本塁打42もリーグワースト、防御率は3.64から3.61で先月は3.44と月を追
うごとに改善されていっている中で打率0.231と歯止めが止まらない。中でも不安なのが、これまで
チームを牽引してきた鳥谷敬の不振。プロ入りから12年に渡って2割後半から3割のアベレージを安定
して残してきた男が、今季はまさかの打率0.233と大不振。
今宵は七夕。「七夕の宵に不貞寝猛虎 」と一句もまた一興かと、いつか優勝と願かけ希つなぐ"似非ファ
ン"。
Glass Onion / The Beatles
I told you about strawberry fields
You know the place where nothing is real
Well here's another place you can go
Where everthing flows
Looking through the bent backed tulips
To see how the other half lives
Looking through a glass onion
I told you about the walrus and me-man
You know that we're as close as can be-man
Well here's another clue for you all
The walrus was Paul
Standing on the cast iron shore-yeah
Lady Madonna trying to make ends meet-yeah
Looking through a glass onion
Oh yeah, oh yeah, oh yeah
Looking through a glass onion
I told you about the fool on the hill
I tell you man he living there still
Well here's another place you can be
Listen to me
Fixing a hole in the ocean
Trying to make a dove-tail joint-yeah
Looking through a glass onion
グラス・オニオンは、68年に発表されたビートルズのイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ザ・ビ
ートルズ』、通称ホワイト・アルバムに収録されたレノン=マッカートニー作の曲。このアルバムで初
めてリンゴ・スターが登場。彼の威勢のいいドラムで曲は始まり、続いてポール・マッカートニーの
4001Sによる硬く締まったベースが続く。全編におけるストリングスのアレンジはジョージ・マー
ティンによる発案。