☀ 今日の名言
量子力学が“わかった”と思っているうちは、まだわかっていない
リチャード・P・ファインマン
May 11, 1918 – Feb. 15, 1988
宣公13年~襄公20年 鞌(あん)の戦い / 晋の復覇刻の時代
※ 邲に敗れた晋にかわって、北方に覇を成さんとの野望を抱く斉の頃公は、成公
二年春、みずから軍を率いて魯の北愉に攻め入った。その隙を衝いて、衛炭は
孫良夫らに命じて行の地へ侵入をはかったが、途中、魯を敗って引きあげてく
る行軍と遭遇した。夏、四月丙戌、行・衛両軍は衛の珀新築で戈を交えた。衛
軍は敗れ、孫良夫は新築の大夫仲叙于奚に救われてかろうじて脱出し、すぐさ
ま盟邦晋に救援をもとめる。
【経】 六月癸酉、季孫行父、臧孫許、叔孫僑如、公孫嬰斉、師を帥いて、晋
の郤克、衛の孫良夫、曹の公子首に会して、斉侯と鞌に戦う。斉の師、敗
績す。
第1章 スノーデンの日本への警告
ここまで読み進め、スノーデンの教養に驚くことになる。前節(秘密主義は政治の意思決定のプロセ
スや官僚の質を変えてしまう」)で、総力戦の戦時配給態勢に入り、外国からまさに侵略されている
ような事態にあるならば、軍事上の必要性や社会を根本から揺るがす脅威が存在する場合の法制度変
更を許容するという、愛国青年の側面をのぞかせ実際主義(pragmatism) に立脚し日和っているとこ
ろがある。盗聴・監視はどこの国でも行っていると開き直るオバマ前アメリカ大統領と拮抗し曖昧さ
を残し学習課題を残しつつ、「大量監視の問題」として国際的な議論に俎上させることに成功する。
また、「暗号化技術がプライバシーを守る鍵」で暗号化技術が紹介されているが、権力側から暗号解
読技術が高度化されるというマッチポンプと協力企業の回転ドアーが活性化する。例えば、現状では
実用化できないが将来的には、ゲート方式の量子コンピューターでShorというアルゴリズムというア
ルゴリズムを使うと、素因数分解を劇的に高速計算し、RSA暗号を破れることが数学的に証明されて
おり、悪しき権力との戦いは終わることはない。
プライバシーは、自分であるために必要な権利
マス・サーベイランスに関与する官僚は、「隠すことがなければ恐れる必要はありません」と
述べて監視を正当化します。このような説明は第2次大戦中にナチスのプロパガンダで用いら
れていたレトリックとまったく同じです。第2次回路大戦中のプロパガンダ省のゲッベルス大
臣は、前代未聞の大規模な人権侵害が起きていた時にこう言いました。
「心配することはありません。政府を信じて下さい。我々は権限を適切に使いますから」
民主主義とはそういうものではないはずです。開かれた社会ではこのようなことは許されま
せん。こうしたレトリックは、プライバシーを間違ってとらえています。
ブライバシーとは、悪いことを隠すということではありません。ブライバシーとは力です。
プライバシーとはあなた自信のことです。プライバシーは自分であるための権利です。他人に
害を与えない限り自分らしく生きることのできる権利です。思索する時、文章を書く時、物語
を想像する時に、他人の判断や偏見から自らを守る権利です。自分とは誰で、どのような人間
になりたいのか、このことを誰に伝えるかを決めることのできる権利です。
訪れるところ、関心や趣味、読んだ本の題名は、あなたが共有したいと思わない限り、ほか
の人が知ることはできません。どこで線引きするかはあなた次第です。
第1章 スノーデンの日本への警告
イントロダクション:プライバシーは、自分自分であるために必要な権利
権限を有する人が説明責任を果たさねばならない
Q:あなたの暴露があってから、一般人や政治家の間で、プライバシーと国家安全保障のバラ
ンスをどうやって取るべきかについての議論が始まりました。実際、アメリカではアメリカ自
由法(USA Freedom Act) が制定され、国連もプライバシーに関する対策を採りました。ご自
身のリークがもたらしたこのような影響をどのように見ていますか。予想通りのリアクション
でしょうか、それとも予想した以上の影響を及ぼしたでしょうか
予想をけるかに上回る影響だと感じています。これは私個人によるものではなく、メディアの
力によるものだと感じています。2013年以降、アメリカでは法律が改正され、大統領の政
策も変わりました。2016年5月には、一年前に退任した前任のアメリカの司法長官、つま
り、リークの当時、政府の司法部のトップにいた人が、私のリークは公共のためになったと述
べています。この態度の変化はとてつもないものです。彼が個人的に私を評価するか否かは関
係ありません。NSAのプログラムを擁護する人たちも、リークされた内容とそれがもたらし
た結果を見て、アメリカにおいてこの問題に対する見方は完全に変わったと認めています。こ
れはほかの国でも同様です。
ヨーロッパは、包括的なマスーサーベイランスを可能にするデータ保持についての指針を撤回
しました詞祠川。EUは、アメリカとEUのセーフハーバー合意が、基本的人権を侵害すると
判断しました。国連も大量監視の問題は国際人権条約に違反しプライバシーを侵害すると初め
て明言し、プライバシーの権利に関する特別報告者を任名しました。こうした事柄は、今まで
は議論すらされてきませんでした。(中略)
監視や情報機関について話をする際に、私たちは、直感的にこうした機関は私たちのために活
動しているのだと思っていたわけです。これは自然な反応かもしれません。ほとんどの場合は
その通りでしょう。しかし理解しなければならないことは、プロセスが秘密だということ、そ
して、それが最終的に組織や個人にとってどういう意味を持つのかということです。
どのような機関でも、説明責任から切り離され法律も適用されないという状況になれば、腐敗
の影響が忍び寄ってきます。そして、権限が拡大し、影響力が拡大し、特権が拡大し、予算が
拡大していくということになります。最初はごくわずかだった権力の濫用も次第に大きくなる
でしょう。
政府関係者の一部は、「もう心配する理由はない。監視プログラムは用いられない」と述べて
います。また、「NSAは何ひとつ違法行為を行っていない。メタデータしか集めておらず、
電話の中身を関いているわけではない」とも主張しています。しかし、裁判所はこのNSAの
主張を明確に否定しました。実際、NSAの最高ランクの機密文書川利川には、NSAが法律
やNSAの指針に一年間で2776回にわたって違反したと書かれています。毎年3000回
近くにわたって違法行為に手を染めているのに、誰もその責任を問われていません。訴追され
た人も投獄された人もいません。裁判所で検証されたことすらありません。
自由で公平な社会を維持するためには、安全であるということだけでは足りません。権限を有
する人たちが説明責任を果たさなければなりません。さもなければ社会の構造が二層化してし
まいます。私のような一般人たちは法律を破れば厳正に処罰される一方、権力をもった官僚は
同じように法を逸脱しても、国家安全保障のためであるなどと言い逃れできてしまいます。拷
問をしても帽個月、国家安全保障のためとして免責されてしまいます。日本でも、たとえば犯
罪と無関係にムスリム・コミュニティや神道関係のグループを監視しても、「監視する必要が
あった」という言葉のみで、結果について責任を問われなくなってしまいます。
こういう傾向が続けば、すなわち、法律に反しても政府の関係者であれば免責されるというこ
とになれば、自由社会にとって回復できない打撃になるでしょう。坂道を転げ落ちていくよう
に。
第1章 スノーデンの日本への警告
イントロダクション:権限を有する人が説明責任を果たさねばならない
人類史上未曽有のコンピューター・セキュリティの危機
Q:情報技術について東大で勉強している方のようです。質問は、「監視の時代において、技
術専門家の役割はどのようなものでしょうか。技術専門家の倫理というものはどうあるべきで
しょうか」というものです。
技術者が心得ておくべき最も重要なことは、完全に安全なシステムは現在のところ、誰にも作
ることができないということす。もちろん努力は続けられていますが、メッセージ・プログラ
ムであれプロトコルであれ、根本的な脆弱性が存在しています。政府が特別なアクセスを求め
てくる時には、特定のグループに関する通信のセキュリティを突破するマスターキーを作るこ
とを要請してくるわけです。アメリカ政府は、「そのためには裁判所の令状が必要で、事前に
第三者が審査するから心配ない」と主張しています。しかし、インターネットの世界において
ひとつの政府のために働くということは、必然的にすべての政府のために働くことになってし
まうことを忘れてはなりません。たとえば、日本で何らかのサービスを提供している会社が日
本の裁判所の令状に基づき日本政府に対し特定の通信にアクセスすることを認めるとします。
一度認めてしまうとその後に中国政府がやってきて、「中国の裁判所の令状に基づいて情報を
提供しなさい。さもなければ中国で製品を販売することは許されない」と言われてしまうわけ
です。さらに、政府は合法的な捜査手続きを経る必要もサービスを提供する会社の協力を待つ
必要もないということも留意しなければなりません。政府は、独力で特定のシステムに潜入し
たりハッキングしたりすることができます。政府は、暗号化をすり抜けることができるわけで
す。NSAは毎日やっています。暗号化か無意昧だと言っているのではありません。暗号化は
今でも強力な方法です。しかし、暗号化は人々を集合的なレベルで保護してくれるに過ぎませ
ん。すべての通信の暗号を解読することはできませんからね。他方で、暗号化をすり抜けて特
定のデバイスにハッキングしてキーを盗むというようなことは可能なわけです。
技術者として考えなければならないのは、私たちが人類史上未曽有のコンピューター・セキュ
リティの危機の中に生きているということです。つまり、フェイスブックのメッセージやニコ
ニコ動画その他のシステムを保護するためのものと同じ基準やプロトコルが、ダムの開閉や東
京全体の灯りを制御する仕組みにおいても用いられているということです。政府に協力しこれ
らのシステムを弱体化させるということは、単に自国の政府がシステムに入れるようにするだ
けではなく、世界中のすべての政府との関係でこれらの基礎的なシステムが脆弱化してしまう
ということです。
その結果、システムの脆弱性が悪用され、政府に協力することによってあなたが防止しようと
した被害よりも大きな被害が発生してしまう可能性もあります。私たちはまず、セキュリティ
保護の質の問題に目を向けなければなりません。可能な限り強力なセキュリティのシステムが
なければなりません。さもなければ私たちのすべての安全性が確保されなくなってしまうので
す。
第1章 スノーデンの日本への警告
イントロダクション:人類史上未曽有のコンピューター・セキュリティの危機
民主主義では、市民が政府に法律を守れと言えなければならない
Q:内部通報者の問題です。チェルシー・マニング(47)やダニエル・エルズバーグーという
人物が過去にいましたが、こういった内部通報者は、安全な生活を捨て生命のリスクを冒しな
がら活動し、場合によっては国を出なければならなくなりました。あなたは、政府の内部通報
者にどのようなメッセージを送りたいと考えているのでしょうか
アメリカの内部通報制度は現在うまく機能していません。適切な保護制度が存在しないのです。
実はトーマス・ドレークという人物が、私よりも前にNSAの大量監視」に関して正式の手続
きを通じて内部通報を行っていました。彼はジャーナリストとは接触せず、その前に政府内の
監督機関、すなわち政府機関が法律を遵守しているかを確認する機関である監察官に面会して
告発を申し出ていました。
彼は議会の情報機関監視委員会にも話をしました。彼の行動は法律の定める手続きに則った正
当なもので、本来これらの機関には彼を危険から守ることが期待されていました。彼は政府に
よる典型的な権力濫用を通報したのであって、これらの機関は本来彼のキャリアを守り、彼が
訴追されないようにするべきでした。
しかし、彼は検察官に送り付けられました。本来であればNSAで高官の地位にいるべき人物
であるにもかかわらず、政府から解雇され、家を失い、妻も失い、今はアップル・ストアで・
iPadを売っています。このように内部通報制度はうまくいっていないのです。このことを理解
することは重要です。
ドレークはNSAに所属する最高位の法律家を訪ね、このプログラムは違法で違憲だと訴えま
した。しかし、当時NSAに所属していた100人のうちナンバー2の役職にあった高官は、
「私をかかわらせないでくれ。聞きたくない。私には関係ないことだ」と言ったのです。実際
インタビューで次のように述べています(上図ダブクリ参照)。
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ピート・ポテンザ(NSA副ジェネラルカウンセル) 「プログラム」に精通していない者が
私のところにきて、「我々は狂ったことをやっている。憲法に違反している」と告発したとし
ても、私としては、「自分の仕事に戻れ。これ以上この問題で私をわずらわせるな」というし
かありません。彼が、憲法違反だと告発してきたとしても、私は即座に会話を打ち切ったでし
ょう。彼が憲法違反だといったところで、私はそれ以上彼の話を聞くことはなかったでしょう。
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この人たちは政府の違法行為を監督することが仕事です。その彼らが、憲法違反の話に耳を傾
けず、「私には関係ない。聞きたくない」と言い逃れすることが許されるならば、これは構造
的な問題です。単発的な人権侵害以上に深刻です。こうした状況が積み重なれば民主的なコン
トロールが失われてしまいます。小さな権限の濫用が繰り返されやがて大きな濫用になったと
しても、罰則が定められていないという状況です。濫用の圧力を解放するバルブがないと、事
態はますます悪化してしまいます。
トーマス・ドレークこそが、エドワード・スノーデンを2013年のリークに結び付けた直接
のきっかけといっても過言ではありません。民主的なコントロールを実現するためには、内部
告発者を適切に保護する法制度を整備しなくてはなりません。これはアメリカだけの問題では
ありません。日本やヨーロッパその他すべての国において適用される国際的な基準が必要です。
権力者が自らを罰することに積極的になるはずがありません。「これは恥ずかしい過ちだった
ね。是非記事にして下さい」などという政治家はいないでしょう。しかし、市民は政府が違法
行為をしていないか知る必要がありますし、政策が法律に違反している場合には責任者が説明
責任を果たすよう追及できるようにしなければなりません。
シンプルなことです。民主主義においては、市民が政府に法律を守れと言えなければならない
のです。政府がベールに包まれた舞台裏で政策判断を下す限り、何もわからない市民には発言
権がないわけです。もはや市民ではなく召使です。対等なパートナーではなく、それ以下の存
在でしかなくなってしまいます。
第1章 スノーデンの日本への警告
イントロダクション:民主主義では、市民が政府に法律を守れと言えなければならない
判断過程をAIやアルゴリズムに委ねた時、生み出されるものは権力の濫用
Q:もうひとつ伺います。「最近AIが急速に発達しています。政府は人工知能をどのように
使っていくでしょうか。市民の監視に用いるのでしょうか。将来の見通しを教えて下さい。
マス・サーベイランスは、極めて質の悪いAI、無能なAIに喩えられると思います。世界中
の人のあらゆる情報を集めれば、誰がテロリストかわかるかもしれないというのがマス・サー
ベイランスの理屈です。しかしこれは誤りです。このような膨大な情報を収集してもテロリス
トを見つけることはできません。フォルスーポジティブ比率が高い※のでうまくいかないとい
うことが判明しているわけです。
ホワイトハウスは2013年のリークを踏まえ、「PCLOB」という独立委員会川洲眉に、
NSAのマス・サーベイランス・プログラムを検証するよう指示しました。委員会は、プログ
ラムが憲法に適合するか、実効性が認められるか、改善の必要性はないかなどを検証し、20
14年に報告書を公開しました。
結論はプログラムは違法であって、終わらせるべきだというものでした。10年近くにわたり
3億3000万人の全アメリカ国民と世界中の人々の通信情報を、裁判所の審査なく、意義の
ある法的な手続きを経ずに収集しながら、ひとつのテロをも防止できなかったと報告されてい
ます。それどころか、テロ捜査にとって何らかの意味で有意義な情報すらひとつもなかったと
報告されています。膨大な情報を集めてもまったく意味がないことが明らかになったわけです。
テロ捜査とAIというと、すべての人を監視すればコンピューターに誰がテロリストであるか
を学習させることができると考えられがちです。そんなことはできません。テロリストは異常
値なのです。当然のことですが、ほとんどの人はテロリストではありません。テロリストは全
体の母数からすると極めて希少な例外的な存在です。
その結果フオルスーポジティブの比率が極めて高くなり、テロリストではない人たちを特定し
てしまいます。他方でフォルス・ネガティブ比率※、つまりテロリストをテロリストではない
と特定してしまう確率も非常に高くなります。オサマ・ビン・ラディンすらテロリストではな
いと判断してしまいます。これがAIの問題です。
AIが役に立つ場面もあります。たとえば画像認識などの一般的な判断です。ある画像を見せ
て、リンゴかオレンジか、あるいは自動車かと識別することはできます。このように人間の判
断をサポートすることはAIにもできるでしょう。
しかしながら、現在のところ法制度の代わりになるようなものではありませんし、近い将来に
取って代わるとも思えません。突き詰めれば人間はアルゴリズムよりもけるかに複雑だからで
す。判断過程をアルゴリズムに委ねた際、生み出されるものは権力の濫用だけでしょう。
第1章 スノーデンの日本への警告
判断過程をAIやアルゴリズムに委ねた時、生み出されるものは権力の乱用
※ 誤検知には 2つのパターンがあるとされている。1つは、False Positive(フォールス・ポジティ
ブ)と呼ばれるもので、もう 1つは False Negative(フォールス・ネガティブ)と呼ばれるもの。
フォールス・ポジティブは、たとえば正常なメールを迷惑メールフォルダーへ入れてしまう、正
常なアクセスを不正アクセスと判断して通信を遮断してしまう、正常なファイルをウイルスと認
識してしまうといったこと。つまり、正常なものを誤って不正と判断する誤検知。
フォールス・ネガティブは逆に、迷惑メールを見逃して通常の受信フォルダーに入れる、不正ア
クセスを見落として通信状態を維持する、ウイルスを発見見できないといったこと。つまり、異
常なものを見落として正常と判断する検知漏れ。
どちらがより問題が大きいかは状況による。迷惑メールが受信フォルダーに入っていた場合、大
事なメールが迷惑メールフォルダーに入ってしまって見落とすよりはいいと考えられる。つまり
フォールス・ネガティブの方がいい。
この項つづく
「風と共に」は、エレファントカシマシのボーカルの宮本浩次が、バンドデビュー30周年を迎え、自
らの半生を振り返り「みんなのうた」に書き下ろした楽曲。人は誰でも、傷つくことを恐れて立ち止
まったりすることもあるが、曇りのち晴れ。夢や希望に向かい、♪行こうチケットなんかいらない、
行き先は自由なんだ。風と共に今を生きていこう!と歌う。聴く人を励ますメッセージソングとなっ
ている。
音楽誌『ROCKIN'ON JAPAN』にて、破格の新人衝撃のデビューの見出しで大々的に紙面に取り上げ
られる。アマチュア時代の楽曲を含むセルフタイトルが冠せられたファーストアルバムは、ストレー
トかつオーソドックスなメロディーとサウンドではあったが、洋楽ロックからの借り物でありながら
日本語であることを不自然に感じさせないという点で新鮮味があり、宮本浩次というアーティストの
才気を充分に感じさせる作品であった[独自研究 ?]。セカンドアルバム以降、政治への強い関心や、
文学作品からの影響を受けた宮本の独裁的とも言える姿勢をより顕著にバンドの楽曲に反映させるこ
とになった。2作目のアルバム「エレファントカシマシⅡ」では、資本主義社会の中で追い詰められ
る人間の姿を真正面から取り上げ、社会の不条理をヘヴィーなサウンドと共に提示して見せる。以降
22枚目のアルバム「RAINBOW」(2015.11.18)発売し、1981年結成から2017年までの35年と活動
を続けてきている。
元沖縄開発庁長官の上原康助氏が6日午前10時6分、呼吸不全のため沖縄市登川の中頭病院で死去
した。84歳。本部町出身。上原氏は沖縄戦の体験を原点に全沖縄軍労働組合(全軍労)の委員長と
して軍雇用員の待遇改善や反戦平和運動に取り組み、衆院議員10期、県選出の国会議員として初の
国務大臣を務め、沖縄の振興開発や基地問題の解決に尽力した。沖縄返還で現地でお会いしたことを
思い出す。お疲れ様でした。
合唱
今日は早朝から町内一斉、河川道路(犬上川)で草刈り美化。前日にエンジン草刈りで粗刈りしてお
き、高枝鋏と剪定枝鋸で竹、雑木を伐採、昼から刈り残しの雑草をエンジン草刈りで伐採。虫除けで
メンソレターム(近江兄弟社)を使用してみる。持続性など試してみて効果あり。高枝鋏は太い枝は
切り落せず、次回から鋸歯に交換しておくことに。竹は青竹は鋸で簡単に伐採できるが、立ち枯れ竹
は炭化し切り難い、なので次回は鉈も持参することに。色々と勉強になるが、体力・筋力不足は拭え
ない。刈り残しはまた別の日に予定する。