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スマフォを見つつ子は我に告ぐ

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『尉繚子』
紀元前三世紀、秦の始皇帝に仕えた兵法家・尉繚の説を収録したものといわれる。

5.攻  権(こうけん)
「攻横」とは、攻撃に際しての縦横の機略のこと。この機略も、平素の準備がなければ生まれな
い。平素の準備とは、民心の掌握・戦意の高揚・指揮系統の確立・作戦計画の四者である。

軍隊は一身同体でなければならぬ
軍隊は、秩序整然としてT糸乱れぬ軍容を獲得してこそ敵軍に勝ち、国家は、上下協力して一身
同体の体制を築いてこそ敵国に勝つことができる。力が分散すれば弱体化するのは当惑であり、
信頼によって結ばれていなければ内部から崩壊するのは必至である。力が分散すれば行動にも迫
力を伴わない。したがって、敵軍の進退は自由自在、その行動を制圧することなど思いもよらな
い。また、指揮官も兵士もI体でなければならぬはずの軍隊において、信頼感が欠除していたな
らどうなるか。上部の方針が決定しても下部は動かず、下部が勝手に動いても上部はこれを抑え
られず、流言は至るところに拡がり、指揮官は落ち着かず、兵士は任務を守ろうとせず、行動を
起こせば敗北を招くこと必至の状態におちいるだろう。これがにわかづくりの軍隊というもので、
実戦の役には立だないのである。

軍隊を身体にたとえるなら、指揮官は心であり、部下は手足である。心が確信をもって命令すれ
ば手足は忠実に働くが、心に確信が欠けていれば手足は自由にならぬ道理だ。したがって、たま
たま、指揮官が思いどおりに兵士を働かせず、兵士が命令どおりに勁かないのに、勝利を膜める
ことがあったとしても、それは単なる僥倖にすぎず、戦略戦術を用いたものとは認められないの
である。




【下の句トレッキング:スマフォを見つつ子は我に告ぐ】

 

新卒の配属先は「東京」どスマフォを見つつ子は我に告ぐ

微笑みの顔で眠らう五百三十二キロメートル先へ「おやすみ」

武蔵野は荒き地形ど思ふなり引越し手伝ふ大和の我は


加藤ひろみ / 『若葉光』(歌壇2018年7月号) 

人為的温暖禍の二酸化炭素排出量削減の下、近未来に「エネルギーフリー社会」が実現すると、
このブログでで掲載――そのツールとして「オールソーラーシステム」と「高品位蓄電池」の2
つの技術開発重要(電気料金と蓄電池を現行の百分の1まで引き下げる)――してきたところで
あるが、今夜は下記の2つのニュースに注目する。

【蓄電池事業篇:欧州で830万台充電ステーション導入へ】

7月6日、欧州自動車工業会(ACEA)は欧州委員会は、30年までに欧州の二酸化炭素排出量
を50%削減するという提案は現実的ではないと警告。年間70万台以上の新しい電気自動車
充電ポイントを設置する必要―――燃焼エンジン技術のさらなる改善の余地が限られ、将来の二
酸化炭素削減は代替電気自動車を搭載した車両の巨大な増加に強く依存――があると指摘。さら
に、同工業会の調査によると、現在、欧州連合(EU)には約110万の充電ポイントがあるが、
気候行動委員会のミゲル・アリアス・カネテ(Miguel AriasCañete)は、50%削減するには今か
ら年間70万の新たな充電ポイントが必要だと指摘する。

巨大な増強、根本的な行動

今後12年間で合計840万の新しい充電ポイント、つまり今日よりも84倍の充電ポイントを
意味し、「加盟国の急進的な行動がなければ、これは実現できない」と同事務総長のエリック・
ジョナート言及する。この十分な充電インフラの欠如と、現在の流通における大きな不均衡は、
消費者の電気自動車の購入を妨げており、オランダ(28%)、ドイツ(22%)、フランス(14%)
、英国(12%)の4カ国に、欧州の全充電ポイントの4分の3以上が所在。キプロス(36)、ギ
リシャ(38)、ラトビア(73)、ブルガリア(94)、マルタ(97)の5つの加盟国はそれぞれ百
ポイント以下であり、将来の二酸化炭素の削減はより大きな電気自動車依存し、それらは充電イ
ンフラの密集したネットワークに依存。したがって、二酸化炭素排出規制はこれら2つの要素を
結びつけなければならない」と同氏は結論づけている。

 Tsutomu Miyasaka

【ソーラタイル事業:加速する高品位薄膜タンデム型ソーラーシートの実用化】 

 
12年にペロブスカイト太陽電池技術にTsutomu. Miyasakaraらの論文が発表されて以来、この技
術の開発と商業化に焦点を当てた組織数が爆発的に増加し、特許出願の爆発を引き起こす。過去
2年間で1,400件以上の特許が発行、前年度の成長は急速に進んだ。今年2月13日 ペロブスカ
イト太陽電池技術成長は、変換効率を10.9%以上に改善できるとともに同時に低コストの製
造プロセス開発も促進させる。変換効率で22%を達成。オックスフォード太陽光発電株式会社
(Oxford Photovoltaics Inlimited)の商業化も急速に進んだ。 過去1年間で同社はドイツにもパイ
ロット製造工業を設立。オーストラリアには、Greatcell Solar社、ポーランドにはSaule社がある。
また、6月12日には、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)とスイス・エレクトロニクス
&マイクロテクノロジーセンター(CSEM)の研究チームは、シリコンとペロブスカイトを積層し
たタンデム型太陽電池で記録更新となる変換効率25.2%に達成。また製造方法が単純であり
既存の太陽電池の量産ラインに組み込むことも可能であると公表。変換効率については、最終
的に30%超まで高めるとすることを公表している(下図参照、ブログ『かへすは天と地の人形
』.201807.06)。





さらに、6月25日には、オックスフォードPVTM   は世界最高の変化効率で27.3%――フラ
ウンホーファー研究所の太陽エネルギーシステムISEで1平方センチメートルの認定評でこれま
での単結合シリコン系の最高値26.7%を上回る――を達成したことを公表。同社は、シリコ
ンベース型ペロブスカイト太陽電池の性能のさらなる向上――太陽光発電の成長維持に欠かせな
い――に30%の効率を上回るロードマップで進化し続けており、20年までに30%の達成さ
せだろうとも言及している(下図参照、ブログ『変換効率30%超時代』.2018.06.30)。

 Jun. 26, 2018

さて、同社は下記の特許を先月21日に米国特許庁から公開されているので参考掲載する。

【特許事例研究】

❏ US 2018/0175112 A1 Multijunction photovoltaic device:多接合光起電力装置

【要約】

第2のサブセル(120)の上に配置された第1のサブセル(110)と、第2のサブセル(120)上に
配置された第2のサブセル、第1のサブセルはペロブスカイト材料の層を含む光活性領域を含み、
第2のサブセルはシリコンヘテロ接合(SHJ)を含む。


【特許請求範囲】

第2のサブセルの上に配置された第1のサブセルと第1のサブセルは、少なくとも1つのn型
層を含むn型領域と、少なくとも1つのp型層を含むp型領域と、開放気孔率を有するペロブ
スカイト材料の層を含む光活性領域とを含むn型領域とp型領域との間に配置され、n型領
域およびp型領域の一方または両方と平面的にヘテロ接合を形成し、ペロブスカイト材料
が一般式(IA)のものである。
          A_.A'1-xB(XyX''1-y) 3            (IA-1)
Aはホルムアミジニウムカチオン(FA)であり、A 'はセシウムカチオン(CS +)であり、
BはPb 2+であり、Xはヨウ化物であり、X'臭化物であり、0<x?1および 0<y? 1であ
る。第2のサブセルはシリコンヘテロジャンクション(SHJ)。 前記ペロブスカイト材料の層は、前記第2のサブセルの隣接する表面に一致する表面上に
実質的に連続し且つ共形の層として配置されていることを特徴とする請求項1に記載の多
接合光起電力装置。 前記第1のサブセルと前記第2のサブセルとの間に配置され、前記第1のサブセルと前記第
2のサブセルとの間に配置された中間領域をさらに備える、請求項1に記載の多接合光起
電力装置。 中間領域は、1つ以上の相互接続層を含む。前記1つ以上の相互接続層の各々は、透明な導
体材料を含む、請求項3に記載の多接合光起電力デバイス。  5.請求項3に記載の多接合光電変換装置であって、前記1以上の相互接続層の各々は、
近赤外線及び赤外光の少なくとも90%の平均透過率を有し、シート抵抗(Rs) 200オーム
/平方(Q / sq)。 前記中間領域は、インジウムスズ酸化物(ITO)からなる相互接続層を含み、前記ITO層は
10nmから60nmの厚さを有する、請求項3に記載の多接合光起電力デバイス。 前記n型領域は、無機n型材料を含むn型層を含む、請求項1に記載の多接合光起電力デバイス。 前記無機n型材料は、下記のものから選択されることを特徴とする請求項7に記載の多接合
光起電力装置。インジウム、ガリウム、ネオジム、パラジウム、カドミウム、または前記
金属の2種以上の混合物の酸化物からなる群から選択される少なくとも1種の金属を含む、
カドミウム、スズ、銅、亜鉛またはこれらの2種以上の混合物の硫化物の硫化物;カドミウ
ム、亜鉛、インジウム、ガリウムのセレン化物または前記金属の2種以上の混合物のセレ
ン化物; そしてカドミウム、亜鉛、カドミウムまたはスズのテルル化物、または前記金属
の2種以上の混合物のテルル化物である。 前記n型領域は、TiO 2を含むn型層を含み、次いで、n型層は、TiO 2のコンパクト層であ
る、請求項7に記載の多接合光起電力デバイス。 前記n型領域は、TiO 2を含むn型層を含み、次いで、n型層は、TiO 2のコンパクト層であ
る、請求項7に記載の多接合光起電力デバイス。 前記有機n型材料が、フラーレンまたはフラーレン誘導体、ペリレンまたはその誘導体、ま
たはポリ{[N、NO-ビス(2-オクチルドデシル) ナフタレン-1,4,5,8-ビス(ジカルボキシ
イミド)-2,6-ジイル] - アト-5,50-(2,20-ビチオフェン)}(P(NDI20D-T2))。 前記n型領域は、20nm~40nmの厚さを有するn型層を含む、請求項1に記載の多接合光起電力
デバイス。 前記p型領域は、無機p型材料を含むp型層を含む、請求項1に記載の多接合光起電力デバイス。 前記無機p型材料は、以下のいずれかから選択されることを特徴とする請求項13に記載の
多接合光起電力装置。ニッケル、バナジウム、銅またはモリブデンの酸化物; Cul、CuBr、
CuSCN、Cu20、CuOまたはCISである。 前記p型領域は、有機p型材料を含むp型層を含む、請求項1に記載の多接合光起電力デバイス。 有機p型材料が、スピロ-MeOTAD、P3HT、PCPDTBT、PVK、PEDOT-TMA、PEDOT:PSSのいずれ
かから選択される、請求項15に記載の多接合光起電力デバイス。 前記p型領域は、200nm~300nmの厚さを有するp型層を含む、請求項1に記載の多接合光起電力
デバイス。 前記p型領域は、200nm?300nmの厚さを有するp型層を含む、請求項1に記載の多接合光起電装置。 請求項1に記載の多接合型光電変換装置において、第1の電極および第2の電極と、 そして
前記第1サブセル及び前記第2サブセルは、前記第1電極と前記第1電極との間に配置され、
前記第1サブセルは、前記第1電極と接触する。 前記第1電極は、前記第1サブセルの前記p型領域に接していることを特徴とする請求項19
に記載の多接合光電変換装置。 前記第1の電極は、透明または半透明の導電性材料を含む、請求項19に記載の多接合光起
電力デバイス。 前記第1の電極は、シート抵抗(Rs)が50オーム/平方(Q / sq)以下であり、可視光線と
赤外線の平均透過率が等しい材料からなることを特徴とする請求項19に記載の多接合光起
電力装置。 90%を超える光。 前記第1の電極は、インジウムスズ酸化物(ITO)の層からなり、前記ITOの層は、100nm~
200nmの厚さを有する、請求項18に記載の多接合光起電力デバイス 前記第1の電極は、インジウムスズ酸化物(ITO)の層からなり、前記ITOの層は、100nm~
200nmの厚さを有する、請求項18に記載の多接合光起電力デバイス。 前記ペロブスカイト材料が、FA1_xCsPbl3-yBrであることを特徴とする請求項24に記載の多
接合光起電力装置。 前記第2のサブセルは二面サブセルを含み、前記第2のサブセルの下に配置された第3のサ
ブセルをさらに備え、前記第3のサブセルは、ペロブスカイト材料の層を含む光活性領域とを含む。 前記第3のサブセルの光活性領域は、前記第1のサブセルの前記光励起領域の前記ペロブス
カイト材料と同じかまたは異なるペロブスカイト材料の層を含む、請求項26に記載の多接
合光起電力デバイス。 前記第1サブセルは規則的な構造を有し、前記第3サブセルは逆の構造を有することを特徴
とする請求項26に記載のマルチジャンクション型光電変換装置。 前記第3のサブセルと前記第2のサブセルとの間に配置され、前記第3のサブセルと前記第2
のサブセルとを接続するさらなる中間領域をさらに備え、前記さらなる中間領域は、1つ
または複数のさらなる相互接続層を含む、請求項26に記載の多接合光起電力デバイス。 前記1つ以上の更なる相互接続層の各々は、透明な導体材料からなる、請求項29に記載の
多接合光起電力デバイス 前記1つ以上の更なる相互接続層の各々は、少なくとも90%の近赤外及び赤外光の平均透
過率及びシート抵抗(Rs)を有する、請求項29に記載の多接合光起電力デバイス200オー
ム/平方(Q / sq)以下である。 インジウムスズ酸化物(ITO)からなるさらなる相互接続層による多接合光起電力デバイス
であって、ITOの層は、10nmから60nmの厚さを有する。 前記第1の電極は、インジウムスズ酸化物(ITO)の層からなり、前記ITOの前記層は、100
nm~200nmの厚さを有する、請求項19に記載の多接合光起電力デバイス。


 

 
Savory = Chubritsa (Чубрица) 木立薄荷
Oregano = Rigan (риган)
Marjoram = Rigan (риган)
Parsley = Magdanoz (магданоз)
Basil = Bosilek (босилек)
Rosemary = Rozmarin (розмарин)
Thyme = Mashterka (мащерка)
Tarragon = Estragon (естрагон)
Sage = Salviya (салвия билка)
Dill = Kopŭr (копър)               ”ブルガリアの10のハーブ”

【ヘルシークックトレッキング:タラト-ル=冷製胡瓜スープ】 

タラトール(Tarator)は、ブルガリアをはじめとする東ヨーロッパの各地で食されているスープ。
特にブルガリア名物として知られる。冷製ヨーグルトスープ。前菜。トルコや東部地中海沿岸地
方ではソースとして、魚料理などと共に供される。ヨーグルト、クルミ、ニンニク、キュウリ、
ディルやパセリなどのハーブ、ビネガーまたはレモン果汁、塩、オリーブオイルやひまわりオイ
ル、水などが材料。夏になると暑くて乾燥するバルカン諸国一帯では人気の冷たいスープで、ヨ
ーグルトにキュウリ、ニンニク、クルミ、ディル、オリーブオイル、および水または氷を入れて
冷やして供される。地域により、様々なレシピがあり、パンが入る地域やレタスやニンジンが入
る地域もある。また、その見た目からスノーホワイトサラダ(Snowwhite salad、ブルガリア語で
салата Снежанка- “salata Snezhanka” or “Snejanka”)、またはドライ・タラトールとも呼ばれる、
水きりしたヨーグルトで作られるレシピもあり、こちらは前菜としてのほか、メインディッシュ
の副菜としても供される。

 



きゅうりの原産地は西北インドのヒマラヤ山地といわれ、民族移動に伴い古代ギリシャに伝わり、
その後ヨーロッパに広がり、中国へは580年ごろに「胡瓜」の記録があり、シルクロードを経て
「胡の国」から伝わり普及したとされる。このように、華北型と華南型の品種ができて、日本へ
も伝わり「倭名類聚抄」(923~930年)に記録。この時の品種は華南型で、体を冷やすとされ
敬遠されていたが、明治期以降に華北型品種が導入されると土着。その後、品種を基に多くの品
種が開発、現在の日本は世界で最もきゅうりを食べる国民食となった。また、下図のように「へ
た」は最も苦味を感じる部分だが、きぅうりの苦味は蟻酸以外もククルビタシンなど複数の成分
によって構成され、特にククルビタシンは抗がん作用があるともされているので、糠漬けなどと
して食している日本人の元気の源となっているのかも。



Cucurbitacin D exhibits potent anti-cancer activity in cervical cancer、 Scientific Reports, Nov. 08, 2016

 ● 今夜の一枚

”I'm a Biwa Sufer”

  


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