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Channel: 極東極楽 ごくとうごくらく
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試練を乗り越えて

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● アフリカ南東部洪水 マラウイで死者数2百名に迫る 

アフリカ南東部のマラウイで豪雨による洪水が発生し、チリマ副大統領は16日、176人
が死亡、20万人以上が家を失ったと明らかにした。行方不明者は150人以上に上っている。
災害当局は今後さらに豪雨に見舞われる恐れがあると警告。洪水により国土の半分が被害に
遭い、停電が起きている。被害の大きい南部では橋が流され、5つの主要道路が寸断された。
昨年11月にはモロッコ南部で大洪水の被害が発生したばかりだ。




●  阪神・淡路大震災20年  

早や20年。阪神・淡路大震災が今朝発生した。テレビは全局特集を組んでいた。国内の観
測史上初となる震度7(マグニチュード7・3)の大地震が兵庫県南部を襲い、死者643
4人住宅被害約64万棟、被害総額約10兆円と、甚大な被害をもたらした。この年は個人
的にも重大な行動を取ったことも記憶も鮮明に残っている。続く、2001年の9月11日のアメ
リカ同時多発テロ事件、2005年4月25日のJR福知山線脱線事故、さらには2011
年3月11日の東日本大震災。福島第1原子力発電事故へと続く重大な災害事故の記憶であ
る。神戸市中央区の東遊園地では、午前5時から「阪神淡路大震災1・17のつどい」が開
催。「1・17」の形に並べた竹灯籠にろうそくが灯され、地震発生の午前5時46分には
黙祷がささげられた。また、神戸市出身の音楽教諭・臼井真さんが復興への願い込め作詞・
作曲した『しあわせ運べるように』を、福音歌手の森祐理さんが独唱。午後からは、東日本
大震災の犠牲者を追悼するため、竹灯籠を「3・11」の形に変え、東日本大震災が発生し
た午後2時46分、また午後5時46分に再び黙祷の時を持つ。震災20年を覚えるこの集
いでは、午後9時までさまざまな催しが続くという。

  ● 今夜の一曲

「しあわせ運べるように」は、1995年に発生した阪神・淡路大震災後に臼井真が神戸復興を
願い、作詞・作曲した楽曲。当初は2番までだったが、2005年に3番が作詞される。同
楽曲は原曲の「神戸オリジナルバージョン」のほか、2011年に発生した東日本大震災後
に制作、歌詞中の「神戸」を「ふるさと」に置き換えた「ふるさとバージョン」もあり、英
語、中国語、フランス語、ペルシャ語にも訳されている。新潟県中越地震で全村避難を余儀
なくされた山古志村には、歌詞中の「神戸」を「山古志」に替えた歌のテープが神戸市の小
学校から贈られる。東日本大震災後、同時多発的に東日本の被災地に広がり、ほかにも「福
島」「浪江町」など被災地を中心に多様なバージョンが制作され教育現場を中心に歌い継が
れている。


● 家庭用の安価な地熱利用ヒートポンプ方法を開発

 

このブログでも掲載したが(『いちごと異常気象』 2014.12.29)、地中熱を利用したヒート
ポンプシステムを家庭用に廉価な工法を開発したことを株式会社コロナが6日に公表してい
る。周知の如く、地中熱とは、年間を通じて温度が変わらない地下の熱資源。いわゆる「地
熱」とは異なり、火山活動とは無関係な全国にまんべんなく存在する再生可能エネルギー。
地中熱を利用すると、空気熱エアコンよりも効率のよい暖房が可能という特徴をもつ。より
少ない電力で暖房効果が得られ、例えば、1単位の電力を使うと、地下の3単位の熱をくみ
上げて、室内に4単位の熱を送ることが可能だ。

ただし、地中に冷媒を通す管を埋め込む必要があり、空気熱エアコンと比較して導入費用(
工事費用)がかさむ。コロナ社が目を付けたのは、地盤改良工事で利用する鋼管。「全国の
新築住宅のうち、地盤改良が必要なケースは約3分の1。関東地方はその倍程度。この鋼管
(10メートル)を5本多く打ち込み地中熱専用に使うことで工事費用を抑えるというアイ
デアである(上図参照)。地中熱専用の管を使わず、一般的な地盤改良工事用の鋼管を使う
メリットは2つあり、(1)鋼管そのものが低コストであり、(2)工事に用いる重機のコ
ストを抑えることができるメリットがある。

同社によれば地盤改良工事では長さ4~10メートルの鋼管を20~50本打ち込む。5本を追
加するために必要な面積は、1.8×3.5メートル(自動車1台分程度)。家屋から出た冷
媒用の採熱管が5本の鋼管を直列に結んで、再び家屋に戻っていく。鋼管の内部に詰めたケ
イ砂には2つの意味がある。熱伝導性を高めるためと、U字チューブの位置安定性を高める。
2011年に発売した地中熱ヒートポンプ温水暖房システムは、地下百メートルまでU字管
を埋設し、内部に不凍液を循環させる。


【概要】

熱源側熱交換器7を蒸発器として機能させると共に負荷側熱交換器5を凝縮器として機能さ
せて負荷側を加熱する暖房運転中に、制御手段26が、負荷側熱交換器5の循環液流路5b
に流入する循環液の温度を検出する負荷温度検出手段25で検出される温度が設定された目
標暖房温度になるように圧縮機4の周波数を制御するヒートポンプ装置において、制御手段
26は、熱源側熱交換器7側の冷媒の温度を検出する蒸発温度検出手段11で検出される冷
媒の温度に応じて、圧縮機4の周波数または回転数の上限値を設定することで、暖房運転中、
蒸発器として機能する熱源側熱交換器の不凍液流路の不凍液中の水分の凍結を防止するヒー
トポンプ装置の新規考案。


【たまには熟っくり本を読もう】



● 日中食品汚染 Ⅲ 第1章 見えない食品の恐怖


                         自給率と関係がある   
                                                     
  現実に存在する食品汚染は、食料自給率と輸入品目におおいに関連がある。
  日本が自分の国で賄えているのは、摂取カロリーを単位にすると、全休のわずか40%
 程度。つまり食品の60%を海外からの輸入に頼っていて、先進国ではもっとも危機的な
 状況にあるといわれている。価格が安くて品質がよければ、日本産でなければならない
 理由はないが、実際は、輸入食品には質的な面で不安がある。政府が毎年公表している
 資料による限り、安全基準違反の輸入食品はいっこうに減る気配がない。

  輸入食品と国産のどちらがいいかと尋ねると、ほとんどの消費者は国産がいいと答え
 るが、現実の購買基準は価格を優先することのほうが多い。その結果輸入食品の増加を
 招きこの矛盾は解消されないまま推移している,
  農業技術、食品加工・管理技術などには、国や地域によって大きな差がある。自給率
 が低いと、これらの面で不安の多い国からの輸入もせざるを得ず、輸入先とともに輸入
 品目も多くなる傾向がある。それだけ汚染食品が輸入されるリスクを高めるのである。
 「貿易統計」によると、飲料を除く食品すべての品目を合わせた日本の輸入先は、74
 カ国・地域におよぶ(2012年)。日本が承認している国家数は194カ国なので、
 大体4割近い。これにジュースやワインなど飲料の輸入先を加えると、5割程度にも達
 する。

  その中でアメリカは、もっとも輸入金額が高い国だ,2012年には、およそ1兆
 5000億円もの輸入をしている。1位5品目は、トウモロコシ、冷凍豚肉、小麦、大
 豆、たばこである。その次に金額が多い中国の上位5品目は鶏肉調製品、冷凍野菜、生
 鮮野菜、大豆油脂、ウナギとつづく。ちなみに3番目はカナダである。輸入額は中国の
 半分ほどの5000億円、採油田の菜哺、冷凍豚肉、小麦、大豆などがカナダからの主
 な輸入食品である。
 
  この3つの国からの輸入食品を比べると、はっきりとした違いが見える。アメリカと
 カナダから輸入されているのは主に穀物哨と冷凍豚肉で、腐りにくく天賦輸送ができる
 食品に偏っている,しかし、残留農薬や添加物、輸送途上での害虫、雑菌を避けるため
 の煙蒸・殺菌などによる汚染が起きやすい条件のもとにおかれている。
  一方、中国からの輸入食品は冷凍・野菜、鶏肉調製品、ウナギなどと、あまり遠方か
 らは運べないものが多い。それだけに中国からの輸入食品もまた、保鮮や病害防除とい
 う面で安令性が懸念されるのだ。


それでは、中国産食品から逃れるのか?と自問してみる。これについては次の節でその解答
を考えてみよう。

                                  この項つづく

 

 

 


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