四、里 仁 りじん
ことば -----------------------------------------------------------------
「朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり」(8)
「士、遜に志して、悪衣悪食を恥ずる者は、 いまだともに議るに足らざるなり」(9)
「君子は綸に喩り、小人は別に喩る」(16)
「父母の年は知らざるべからず。一はすなわちもって喜び二はすなわちもって懼れる」(21)
「徳、孤ならず、必ず隣あり」(25)
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19 親の存命中、長い旅行はつつしむがよい。余儀なく旅行に出るにしても、旅程
ははっ きりさせておかねばならない。(孔子)
子曰く、父母在、不遠遊。遊必有方。/子曰く、父母在ませば、遠く遊ばず、遊べば
かなら ず方あり。
Confucius said,
"Don't travel to a distant place while your parents are alive. Tell them your travel
plan when you travel."
20 子曰く、三年父の道を改むることなきは孝と謂うべし。
Confucius said,
"Three years after his father's death, if he still conducts his father's way, he can
be called a dutiful son."
21 子として当然のことながら、両親の年齢は覚えておきたいものだ。
その長寿を喜ぶに つけ、老い 先を気づかうにつけ。(孔子)
Confucius said, "You must know your parents' age. To be glad of their longevity
and to take care of their health."
22 むかしの人は軽々しく発言をしなかった。それは、実行がともなわないことを
恥としたからだ。 (孔子)
Confucius said,
"Ancient people were reticent, because they feared that their words don't suit
their actions."
歴史伝説 孔子エピソード
【珈琲の杜に棲む梟探し】
八日市は古代や中世の時代から盛んに市庭(いちば)が立っていた。城下町などとは
異なり、庶民のエネルギーによって形成されていた。そんな町や村々にとって一番大
切なのは氏神さま村の鎮守の杜の神さま。村や町の歴史をずっと見守ってきた鎮守の
杜とのご縁が実り、「八日市の杜」はそんな境内に包まれ静かに清 らかに展開してき
た。今回、「八日市杜」へは前回探せなかった布引焼の梟探し2体は発見できたが、
残り6体あると言われる。生憎の小雨交じりの悪天候で写真も上手くとれず、2体め
は後ろ向きだ(と ほほの ほ.....。
【8020問題=予防医療篇:嚥下力機能力強化】
厚生労働省によると、誤嚥が原因により肺炎にかかって亡くなる人の割合は主な
死亡原因で亡くなる方全体の9.4%を占め、悪性新生物(がん)の28.7%、心疾患
の15.2%の次に多くなっているというが、最近、気管支や咽頭が大気汚染でアレ
ルギー症状で皮膚が過敏になっているのか、あるいは、加齢による嚥下力機能低
下によるのか、お茶を飲んでいる最中、誤嚥と思われる、嘔吐か咳き込みが多く
なっいるように思える。8020運動(=8020問題)である80歳になって
も虫歯のない歯20本生えているように予防しようという医師会を中心とした運
動が展開されているように、舌の筋肉は舌骨と喉頭蓋に繋がっており、通常食べ
物を飲み込む際、気管に食べ物が 入り込まないように自然にフタ(喉頭蓋)をす
る仕組みがあり(嚥下反射)。 高齢になり、舌の筋肉が弱って舌圧が下がってく
ると、連動してフタの機能が弱まり、 食べ物を飲み込む際、気管に入る『誤嚥』
が発生するの予防する方法として歯科医の笠原直樹さんが、赤ちゃんのほ乳瓶を
ヒントに「食べる力を鍛える嚥下力トレーニングボトル」が開発されていること
をつい最近知った。
件の開発者の体験談によると、30年の歯科医院経営で後半10年間での山間部への
老人ホームへの口腔ケアボランティア、老人ホーム開設5年間の中で、食べる力が
弱まっている高齢者の方々をたくさん見てき、食べ物が気管などに入ってしまう
と、誤嚥を引き起こし、亡くなる方々も多くみてきているという。その方の話で
は、食事は、人生の中でも楽しみのひとつ。その幸せな時間を奪われないように
のみ込むために必要な筋肉を日常の中で鍛えられるトレーニングボトルを開発し
ました。日常の食後のお茶やジュースなどの飲料をトレーニングボトル【タン練
くん】に入れて飲むことで、必要な筋肉を鍛えるようにいたしました。 舌圧計に
よる舌圧測定の結果、舌圧が高くなり、効果を期待できることがわかっています。
「食べる」チカラを鍛える【タン練くん】で、今後もずっと、大切な家族やご友
人と美味しく食事をする準備をしていただきたいとのこと。嚥下力を鍛えるには
ほかにも、唄を歌うとかおしゃべりをして楽しむ機会を増やすことも有効だろう。
何らかの実践記録をとり観察する準備を始めようと考えている。
❏ 国際特許 WO2018/047509A1 嚥下機能訓練具、嚥下機 能訓練キット、
及び嚥下機能訓練方法
Swallowing function training tool, swallowing function training kit, and swallowing f
unction training method
上図のごとく、舌圧の低下した認知症の高齢者であっても、介護者等の手を借りるこ
となく訓練可能な嚥下機能訓練具を提供。この嚥下機能訓練具100は、飲料容器4
の吸い口からなり、軟質樹脂により形成され、前端18が前方へ湾出する凸湾曲面に
より塞がれた有蓋筒状をなすとともに前端18に飲料を送出する送出孔11を有して
少なくとも前端側の一部が被訓練者の口蓋窩Kに収容される口腔内挿入部10と、口
腔内挿入部10の後端に連続するとともに後方に向かって横断面が徐々に拡がる筒状
に設けられる基部20とを備え、口腔内挿入部10は、厚みが最小となる方向を上下
方向として、上面、及び下面の横断面が凸湾曲線をなしている。
❏ 特開2019-051129 嚥下機能解析システム及びプログラム
Swallowing function analysis system and program
上図1のごとく、嚥下音の一部が欠落した場合でも、精度よく嚥下動作を識別で
きる嚥下機能解析システム及びプログラムの提供で、嚥下機能解析システムは、
第1の被検者の嚥下動作に関する入力データを取得するデータ取得部と、第2の
被検者の嚥下の状態を示す状態情報を含む学習データによって学習済であり、デ
ータ取得部によって取得された入力データに基づいて第1の被検者の嚥下の状態
を識別し、識別された嚥下の状態を示す第1の識別データを生成する識別部と、
学習データを格納する記憶部と、を具備する。識別部は、喉頭蓋閉音を含み食塊
通過音及び喉頭蓋開音を含まない第1の学習データ、食塊通過音を含み喉頭蓋開
音及び喉頭蓋閉音を含まない第2の学習データ、並びに、喉頭蓋閉音を含み喉頭
蓋開音及び食塊通過音を含まない第3の学習データのうち少なくとも1種である
複数個のデータを含む学習データにより学習されていることを特徴とする。
● 今夜のアールグレイティーとショコラバーム
● 今夜の一枚
校庭でテント泊、変わる防災体験災害時に備えたキャンプ活動も
● 今夜の寸評:「令和」の消費増税は回避が上策
忙しく経済分析ができていないので、10月に予定されている消費税増税問題に
コメン トできないので、下記の>高橋洋一の「俗論を撃つ!」の近著を読む。
財務省(大蔵省)にいた筆者の視点から振り返ると、その時々の局面で、財政や
金融政策が間違った処方で、バブルやその後のデフレに象徴される日本経済の混
迷をより大きくしたが、「平成デフレ」の引き金は、日銀の金融引き締めによる。
そこに、1994年2月の国民福祉税。これで細川政権は崩壊(消費税率は5%→8
%)。当時起きたアジア金融危機因果説は副次、主因は消費増税による国内経済
の低迷し1999年には失業者数は3百万人を超え、その後、小泉政権で下の新自由
主義政策、金融緩和やITバブルの「いざなみ景気」として回復。だが2008年リ
ーマンショックでマクロ政策の失敗により不況に。民主党政権は戦後初の本格的
な政権交代したが、日銀の対応が遅れ、円高に振れの価値が高くなり、日本は欧
米に比べて大きなダメージを受けなかったにもかかわらず、輸出企業は打撃を受
け経済成長は急降下、東日本震災復興増税の悪政とマニフェス違反の消費増税が
拍車をかけた。「平成」の最後に登場した第二次安倍政権は、アベノミクスで回
復、雇用改善したが、2014年の消費税率を8%にしたことは失敗。景気の腰を折
ったにもかかわらず内閣府はいまだに消費増税による景気後退を認めず、令和時
代はデフレを脱却できていない。そこへ、10月増税(8%→10%)が予定。
「令和」になってから5ヵ月後で、日銀短観によると景気は今年に入り減退気味
ともいう。従って、新しい時代に向けて財務省がすべきことは、「令和」の時代
が平成デフレの二の 舞回避に向け消費増税の撤回が必要だと結んでいる(高橋
洋一の俗論を撃つ!『「令和」の消費増税はマクロ政策の失敗で混迷した「平成
」の二の舞』。ダイヤモンド。オンライン、2019. 05.02)。
引用が長くなったが彼の分析に「消費増税は回避が上策」として同意する。