10 先 進 せんしん
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「顔淵死す。子曰く、『ああ、天われを喪ぼせり。天われを喪ぼせり』
」(9)
「いまだ生を知らず、いずくんぞ死を知らん」(12)
「過ぎたるは、なお及ばざるごとし」(16)
「道をもって君に沢え、不可なれば止む」(24)
「なんぞ必ずしも書を読みて、然る後に学ぶとなさんや」(25)
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16 「師(子張)と商(子夏)とでは、どちらがすぐれているでしょ
うか」と子貢がたずねたとき、孔子はこんな答え方をした。
「そうだね。師は度が過ぎている。商は度が足りない」
「と言いますと、師のほうがすぐれているわけですね」
「そうではないよ。過ぎたるは及ばざるがごとし、過と不足とはおなじ
だよ」
子貢問、師與商也孰賢乎、子曰、師也過、商也不及、曰、然則師愈與、
子曰、過猶不及也。
Zi Gong asked, "Which is better, Zi Zhang or Zi Xia?" Confucius
replied, "Zi Zhang goes too far. Zi Xia falls short." Zi Gong
asked, "So, Zi Zhang is better?" Confucius replied, "Too much
spoils, too little is nothing."
【ポストエネルギー革命序論140】
見果てぬ手触り銀河
ひとは、手触りから離れられぬものなのか。小さければ、スマートウォ
ッチで十分だし、情報伝達なら、直接脳につなげればいいはずなのだが、
ワレトや折りたたみ手鏡に拘りつづける。サムスンは12日(日本時間)、
米サンフランシスコで開催中のGalaxy Unpacked 2020にて縦折り型のス
マホ「Galaxy Z Flip」を正式に発表。グローバルでは2月14日発売、
価格は1380ドル。Galaxy Z Flip は、折りたためる画面機構を採用した
いわゆる「フォルダブル:Foldable」ジャンルで第2世代に相当するGal-
axyスマホ。フォルダブル初号機の Galaxy Fold が横折りで「広げてタ
ブレットとしても使える」というコンセプトだったのに対して、Galaxy
Z Flipは縦折りして「小さくたたんで持ち運べる」点がアピールポイン
ト。Galaxy Z Flip では、フォルダブルスマホとして初めてとなるディ
スプレイガラスを採用。一般的にガラス素材は曲げると折れることから
フォルダブルスマホでは樹脂素材が用いられてきましたが、厚さ1mm以
下の超薄型のガラスを採用することでこの課題を解決。画面を曲げられ
るというフォルダブルの特性そのままに、画面を傷つきにくく、手触り
よく仕上げている。一般的なスマホと違う点は、折り目が若干目立つこ
と。広げたときの中央部、ヒンジの部分の高さ1cm程度はうっすらとへ
こんでいて、目視や手で触ったときに凹みが分かるようになっている。
一方で、超薄型ガラスの技術は未だに確立途上にあり、部品の安定供給
には課題が残されている。このため今回のGalaxy Z Flip はガラス部材
の調達状況に応じて供給が限られるようになっている。なお、今回のGa-
laxy Z Flip では搭載していないが、ディスプレイガラスの採用により
「スタイラスペン」 機構(≒デジタイザ)の搭載への道が開けたこと
になる。改良ヒンジでホコリ混入防止フォルダブルスマホ設計上の難所
とされる「ヒンジ」には、Galaxy Fold の反省が取り入れられ、Galaxy
Z Flipのヒンジ部の設計では、ヒンジ内部にブラシのような機構を追加
して、開閉時に混入する細かいチリやホコリが入りづらくなっている。
また、Galady Fold ではヒンジは特定の数カ所でしか固定できないよう
になっていたが、Galaxy Z Flip では一定区間で無段階で止められるよ
うなヒンジに改良されている。つまり、より自由な角度で固定して使え
るように。ヒンジは縦長の画面のちょうど中央の位置に存在するため、
Android 10の標準機能・デュアルスクリーンが使いやすくなっています。
一方で、ヒンジを固定した時の特別な使い方ができるようなGalaxy Flip
専用のアプリは特にプリインストールされていないが、カメラやYouTube、
Google Duoのような一部のアプリでは、ヒンジを開閉途中で止めたとき、
プレビューを上半分のみで固定する仕組みがある。カメラの場合、ジェ
スチャー撮影と併用すれば、スマホスタンドなしでセルフィーが撮れた
り、長時間露光モードも三脚なしで撮れたりといった使い方がアピール
されています。ヒンジの耐久性については、前モデル Galaxy Foldと同
等の開閉回数20万回を実現。防水は非対応となっている。
折りたたみ時は操作不可。着信は取れ・セルフィーも
Galaxy Foldは折りたたんだ時も縦長のディスプレイが用意され、細長いAndroid
スマホとして使うことができる。Galaxy Z Flipの折りたたみ時は持ち運び専用
となっていて、たたんだまま操作することはできない。ただし、1.1 インチの
小型有機ELディスプレイを備え、メールなどの通知はこちらにも表示される。
さらに着信時は折りたたんだまま小型ディスプレイを操作して応答することも
できるほか(スピーカーフォンで応答する)、折りたたんだまま背面カメラで
セルフィーを撮影する機能も用意されている。
4G LTEモデルのみ。5G非対応
Galaxy Z Flip は「5G」は非対応となっています。「コンパクトなスマホ」と
いうコンセプトによるものなのか、Galaxy Fold より安価なフォルダブルを実
現したかったためか、単純に電池持ちの問題なのか、もしくはそうした複合的
な要因によるものなのかもしれないが、とにかく5Gは非対応です。もちろん、
4G LTE や3Gによる通話・データ通信は可能なので、2020年のスマホとしての実
用性はまったく問題ない。 主なスペックメインディスプレイは約6.7インチの
Dynamic AMOLED(折り曲げ可能な有機EL)を搭載。縦横比は 2:1で、解像度は
FHD+。ディスプレイ内上部にパンチ穴型の抜けがあり、10メガピクセルのイン
カメラを搭載(いわゆるパンチホール型)。背面カメラは広角・超広角のデュ
アルカメラ仕様で、画素数はどちらも12メガピクセル。折りたたんだときの情
報表示用に1.1インチのカラー有機ELディスプレイを装備する。 モバイル通信
は4G LTEなどをサポートし、5Gは非対応。OSはAndroid 10を搭載。チップセッ
トはSnapdragon 855+、メモリ(RAM)は8GB、ストレージ(ROM)は256GBです。
外部端子はUSB Type-Cで、microUSBスロットは非対応、防水性能もない。バッ
テリー容量は約 3300mAh。開いたときの大きさは約167×74×6.9〜7.2mm、閉じ
た時は約87×74×15.5〜17.3 mm。重さは約183g だ。もはやこれは情報端末機
というファッションそのものだ。
量産に適した方法で大面積調光デバイス
光学特性をコントロールすることで快適で安全な空間を創出
1月30日、産業技術総合研究所らの研究グループは、可視光から近赤
外光にわたる遮光性を備えた調光デバイスの大面積作製法を開発。調光
デバイスは電圧をかけることで電気化学的なイオン伝導が生じ、エレク
トロクロミズムの原理により光学特性を切り替えることができる。産総
研などは、調光材料として可視光遮蔽に関係するプルシアンブルー型錯
体ナノ粒子と、可視光と近赤外光両方の遮蔽に関係する酸化タングステ
ンナノ粒子を、それぞれ水に分散してインクを作製した。これらのイン
クを工業的な塗布装置の一種であるスリットコーター向けに最適化する
ことで大面積調光デバイスの作製を可能にした。開発した調光デバイス
を調光窓として用いれば、場面に応じた光学特性を利用して空調負荷や
照明負荷の効率的な低減や安全な空間を実現できる。自動車などさまざ
まな移動体では、窓は移動体内部から外部を確認するために用いられて
いるが、同時に過剰な光の流入によるまぶしさや大きな熱の出入りのた
め、運転手や乗客の快適性や安全性を損なう要因となっている。例えば、
自動車では冬季には熱が窓から車外へ逃げ、夏季には太陽光や熱が窓か
ら流入するため、冷暖房を動作させている。特に夏季の炎天下に駐車す
る場合、車内温度は70℃以上にも達するため、車内では熱中症の危険性
がある。さらに、プライバシー保護の観点からも外から中が見られない
技術が求められている。そのため、場面に応じて光学特性を変化させて
光と熱の出入りを制御できる調光窓の需要が高まってきている。調光窓
は27年に80億USドル(約8600億円)の市場規模が見込まれ、潜在的
な社会需要が大きい一方、この市場規模の実現には溶液ベースの新たな
材料や、製造プロセスの飛躍的な効率化・低コスト化を必要とする。
プルシアンブルー型錯体ナノ粒子には多くの種類があり、さまざまな色
変化を起こすが、調光窓へ適用する場合、プルシアンブルー型錯体ナノ
粒子のみからなる調光デバイスは、透明時と遮光時のコントラストが
不十分であった。また、太陽光に含まれる熱の出入りに関わる近赤外光
を制御することができずにいた。そこで、東芝マテリアルが高い製造技
術を保有し、可視光に加えて近赤外光に対しても遮光性を示す酸化タン
グステンナノ粒子を用いた第2の調光層を加えた。大面積のガラス基材
上にインクを塗布するため、東レエンジニアリングが技術を保有するス
リットコーターを使用できるように各ナノ粒子からなるインクを合成し、
濃度、粘度、成分などを調整し、スリットコーター向けに最適化。これ
により、G2サイズ(370 mm×470 mm)への塗布が実現させた。
開発した調光デバイスの構造は透明基材/透明電極/調光層1/電解質/調
光層2/透明電極/透明基材となっている。図1に開発した大面積調光デ
バイスの作製プロセスを示す。プルシアンブルー型錯体ナノ粒子からな
るインクを塗布したガラスと、酸化タングステンナノ粒子からなるイン
クを塗布したガラスを、電解質を介して貼り合わせる。それぞれの塗布
は常温常圧下で行えるので生産効率が高い。また、スリットコーターを
用いた場合、G2サイズの基材1枚当たりの成膜速度は5~20秒であり、
たとえば膜厚1µmを狙って成膜を行った場合、全面にわたる膜厚のばら
つきは3%以下であった。また、材料の使用効率は99%以上を達成でき、
量産化に適している。
2つの透明電極間に+1.2Vの電圧をかけると、無色透明から濃紺色に変
化した。逆に-0.8Vの電圧をかけると濃紺色から無色透明に戻った。さ
らに、自動車用電装技術に強みを持つ林テレンプがデバイスの封止構造
や電解質、ならびに組み立て工程を開発することで、大面積調光デバイ
ス化が実現した。また、デバイスを制御性よく速く駆動するための専用
の電源を開発することで、乾電池程度の1.5 Vの電圧でG2サイズの調
光デバイスの光学特性を切り替えることができるようになった。図に調
光デバイスの透過スペクトル変化の例を示す。なお、スペクトル測定に
用いたデバイスはG2サイズの成膜基板から切り出して作製したもので
あり、サイズは100 mm×100 mmである。図2右に示すように電圧をかけ
てから5秒程度で、可視光透過率は77%から55%に、日射透過率は
57%から26%となる。調光デバイスをフィルターとしてカメラレン
ズを通して撮影した写真も同時に示すが、太陽光に含まれる可視光の透
過率をある程度保ったまま、近赤外光(熱線)を選択的に遮蔽できる。
さらに、60秒程度で、可視光透過率は1.8%に、日射透過率は1.6%になり、
効果的な遮光性を有することが分かる。このように、調光デバイスは電
圧と電圧をかける時間を変えることによって光学特性をコントロールで
きる。
【世界の工芸:#CraftsOfTheWorld#TosoGianni 】
トツソ,ジヤンニ(イタリア) Gianni, Toso 硝子芸
目本の劇場に敬意を表して
TO HOMMAGE TO JAPAN THEATRE 1980
フレンチおでん ?! から、多目的メガフロート建造へ !!
グランフロント大阪地下2階の“バルチカ”にある、“ソース料理とワインが
楽しめるお店 「赤白(コウハク)」ルクア大阪店”。ダントツの人気を誇る超
定番メニューが、コンソメの味が染みた大根に、ポルチーニ茸のソースがたっぷ
りとかけた「コンソメで柔らかく炊いた大根のポルチーニ茸クリームソース掛
け」194円。そう言えば寒中見舞いで、梅田の再開発で様変わりし、"浦島太
郎" になったようだとあった。フレンチバルの"おでん"とは誰もが思いつくア
イデアあるが、ここまで磨き上げ、開発した料理人の能力に驚く。その大阪は、
中国産コロナ・ウイルス(?)で観光客が激減しているが、パンデミック模様。
夏を越すと南半球に移動し、地球一周する可能性もでてきた。「縄を捨てまじ」
で記載した「自律型メガフロート」を建造しておけば、よかったのにと今となっ
て臍を噛む。