10 先 進 せんしん
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「顔淵死す。子曰く、『ああ、天われを喪ぼせり。天われを喪ぼせり』」(9)
「いまだ生を知らず、いずくんぞ死を知らん」(12)
「過ぎたるは、なお及ばざるごとし」(16)
「道をもって君に沢え、不可なれば止む」(24)
「なんぞ必ずしも書を読みて、然る後に学ぶとなさんや」(25)
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25.子路が、若い子恙を費の地方長官に推挙した。孔子が子路に言った。>
【ポストエネルギー革命序論148】
喘息は「気道の慢性炎症にもとづく病気」と考えられるようになりました。
気管や気管支が炎症により過敏になり、少しの刺激でけいれん収縮し気道が
狭くなります。そして、ゼーゼー・ヒューヒュー呼吸が苦しくなるのです。
この吸入薬の主成分は、ステロイドの一種です。ステロイドには強い抗炎症
作用があります。気道の炎症がおさまると、過敏性が低下し発作が起こりに
くくなります。ふだんからステロイド吸入薬により気道の炎症をしずめてお
くことが、発作を予防する意味で非常に重要なわけです。ステロイドには組
織の反応性を低下させる作用があります。気道における抗炎症作用は、炎症
起因物質のサイトカイン、マスト細胞、好酸球などを減少させることにより
ます。そのほか、血管透過性抑制作用や粘液分泌抑制作用もあるするエアゾール式吸入薬です。ス持病やアレルギーのある人は医師に伝えてください。
服用中の薬を医師に教えてください。
正しい使い方と吸入方法の説明を受けておきましょう。
【注意する人】
細菌や真菌による重い感染症にかかっている人は、慎重に使用する
必要があります。とくに結核においては、原則禁止です。
【飲み合わせ・食べ合わせ】
抗真菌薬のイトラコナゾール(イトリゾール)や、エイズの薬のリトナビル(ノービア)との併用により、この薬の血中濃度
が上昇する可能性があります。
使用にあたり】 して毎日規則的に吸入する必要があります。説明書をよく
読み、指示通 りに正しく吸入してください。
ふつう、1日1回夜に吸入します。ただ し、1日800μg吸入の合は、
1日2回朝と夜に分けて吸入します。吸 入後、うがいをし口をすすぎ
ましょう。嗄声や口内炎を予防する
うえで 大切なことです。うがいは、十分水を含み、上を向いてのガ
ラガラうが いと、グチュグチュする含みうがいを10秒ほど2回以上
おこなうと効 果的です。上向きうがいができなければ、グチュグチ
ュゆすいだあと、 水を飲むだけでも違います。食前に吸入しすぐに
うがいをし、そのあと に食事をし歯磨きをすればほぼ完璧です。外
出先で どうしてもうがいが できない場合は、テイッシュにつばを吐
き出すだけでもよいでしょう。
起きて いる発作を止める効果はほとんどありません。発作時には、
気管支拡張 作用をもつ速効性の吸入薬を使用してください。
発作がおさまらない 場合や、たびたび起こる場合はすみやかに
受診
しましょう。
炎症 がひき気道過敏性が改善されるまでに3~6ヵ月かかります。
よくなっ たからと自分だけの判断でやめてはいけません。
急に中止をすると、反 動で症状が悪化します。減量・中止をする場合
は、医師の判断で徐々に 減量するようにします。
しばらく続けても効果不十分ならば段階的に増 量します。逆に、炎
症がひき症状が安定したなら、治療上の必要最少量 となるよう減量
を考慮することもあります。漫然と長期大量使用を続け ることは好
ましくありません(全身性の副作用がでやすくなり>ます) 。
そのときどきの症状により、きめ細かな指導を受けるようにしてく
ださい。
【検査】長期間に大量を使用している場合は、定期的に検査をおこ
なう 必要があります。
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