12 顔 淵 がんえん
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内に省みて疾しからずんば、それ何をか憂え何をか懼れん」(4)
「君子敬して失うなく、人と恭しくして礼あらば、四海の内みな兄
弟なり」(5)「百姓足らば、君たれとともにか足らがらん。百姓
足らずば、君たれととも君、君たり、臣、臣たり、父、父たり、子、
子たり」(11)「君子の徳は風なり。小人の徳は草なり。草これに
風を尚うれば必ず催す」(19)
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24.「学問を通じて結ばれ、たがいに影響しあいながら仁の体現
をめざす。これが君子の交わりである」(曽子)
曾子曰、君子以文會友、以友輔仁。
Zeng Zi said, "Gentlemen make friends through learning and
enhance their virtue mutually."
【ポストエネルギー革命序論167】
高エネルギー密度蓄電池材料の発見
高いエネルギー密度と低コストの両立を実現
3月25日、横浜国立大学の藪内直明教授らの研究グループは、マ
ンガンとチタンから構成されたナノサイズ試料を合成することで、
大きな放電容量と高いエネルギー密度を実現する新しい電池材料の
開発に成功したことを公表。既存の電気自動車で用いられているコ
バルトやニッケルを利用しない低価格・高性能なリチウムイオン蓄
電池の実現は、電気自動車の普及にも繋がると期待できる。本研究
成果は、国際科学雑誌 「Materials Today」(2018年度インパクト
ファクター 24.372) に掲載。
【要約】Li2TiO3–LiMnO2のバイナリシステムは、Liのストレー
ジアプリケーション用の電極材料として、実験的および理論的な
共同研究により体系的に検討される。 Li2TiO3の割合を増やすと
アニオン性レドックスが効果的に活性化され、電気化学的酸化に
より、酸素に可逆的にホールが形成される。このようなホールは、
理論計算で示唆されているように、Mn t2g軌道とのπ型相互作用
によってエネルギー的に安定化されるが。このバイナリシステム
でLi2TiO3フラクションが過剰に濃縮されると、O結合の非結合特
性が化学的および電気化学的に不安定なO–Oダイマーの形成と相ま
って、脱リチウム化の不可逆的なプロセスとして酸素が失われる。
さらに、詳細な電気化学的研究では、Liの移動速度が比較的遅く、
おそらく電子伝導性が低いことが明らかに示されている。
それにもかかわらず、一次粒子のナノサイジングは、この制限を
克服するための効果的な戦略。メカニカルミリングによって調製
されたナノサイズのサンプルは、室温でも約300iblemAh g-1の大
きな可逆容量を提供し、容量の保持が大幅に改善されている。ナ
ノサイズのサンプルの穴の形成と安定化も、軟X線吸収分光法に
よって直接証明されます。これらの結果から、新たな新化学とし
てのアニオン性レドックスの可逆性に影響を与え、エネルギー貯
蔵用途へのその可能性について説明される。
【序説】持続可能なエネルギー開発を実現するために、自動車の
電動化はここ数年で進んでいます。この動きにより、太陽、風力、
バイオマスなどの再生可能エネルギーの使用が加速するとともに、
内燃機関技術に使用される化石燃料への依存度が低下する。過去
30年間、充電式リチウム電池、つまりリチウムイオン電池の技術
は非常に洗練されており、現在Niベースの層状材料が電気自動車
用のリチウムイオン電池の市場を支配。しかし、電気自動車の航
続距離を伸ばすには、リチウムイオン電池のエネルギー密度をさ
らに高める必要がある。最近、多くの非リチウムベースの技術が
潜在的なエネルギー貯蔵アプリケーションとして浮上。にもかか
わらず、新興技術はいまだ実用的なリチウムイオン電池と競合で
きないでおり、リチウムイオン電池の研究のさらなる進展を必要
としている。過去数年間、層状/無秩序な岩塩構造を持つ多くの
リチウム過剰金属酸化物Li1 + xM1–xO2(M =遷移金属イオン)が
報告され。化学量論的層状物質LiMO2の理論容量は、遷移金属イオ
ンの質量に応じて、270–290mAhg-1と計算。 Liイオン濃縮でホス
ト構造の質量が減少、理論容量が高くなり、たとえば、Li1.33Mn
0.67O2(Li2MnO3)の 理論容量は459mAhg-1に到達する。ただし、
Li2MnO3のMnイオンは4価の制限を超えて酸化することができず、
アニオン種である酸化物イオンがLi抽出時に電子を提供。にもか
かわらず、純粋なLi2MnO3に対するアニオン性レドックスの低い
可逆性が実験的に観察され、電極材料としての不十分な可逆性と
なる。Li2MnO3はLiMO2と共通の酸素充填材で構成されるため、Li
2MnO3とLiMO2の間の固溶体相が全範囲で形成される。アニオン性
レドックスの可逆性は、固溶体相(Li1.2Co0.13Ni0.13Mn0.54O2な
ど)で大幅に向上する。アニオン性レドックスの可逆性を高める
ために、より高いイオン特性を持つ金属イオンの酸化物イオン、
たとえばNb5 +(Li3NbO4)およびTi4 +(Li2TiO3)での置換が提
案されている。同様に、アニオン性レドックス可逆性の改善は、
F−の置換により証明されている。結晶構造もNb/Ti置換後に層状
構造からカチオン無秩序岩塩構造に変化する。このような非層状
材料ではLiマイグレーションパスが失われるが、Li過剰金属酸化
物での浸透性Liマイグレーションパスの形成に関連し、電極材料
が保持され、可逆性が維持される。無秩序な岩塩構造を持つLi過
剰の酸化バナジウムは、層状物質と同様に良好な電極反応速度を
示すことに要注意。Li過剰金属酸化物の場合、Li抽出の電荷補償
プロセスは、酸化物イオンからの電子供与により達成されるが、
詳細な反応メカニズムは、たとえば、酸素の二量化や酸素へのホ
ールの形成議論として残っている。
この記事では、xLi2TiO3 −(1 − x)LiMnO2のバイナリシステムで、
詳細な共同実験および理論研究が行われる。この二元相のカチオン
無秩序の岩塩酸化物は、Li2TiO3の割合が増加するにつれて 高温で
大きな可逆容量を提供する。ただし Li2TiO3フラクションが過剰に
濃縮されると、充電プロセスで不可逆的な酸素損失が発生します。
これは、理論的研究からの化学的に不安定な酸素二量体の形成によ
ってもサポートされる。また、無秩序構造での浸透性Liの移動に伴
う電極反応速度は比較的遅く、アニオン性レドックスに伴う大きな
可逆容量は高温でのみ得られることにも要注意。したがって、粒子
サイズをナノスケールに縮小することは、室温での可逆容量をさら
に増やす効果的な戦略であり、可逆性が向上したナノサイズのサン
プルでは、約300µmA h g-1の可逆容量が正常に得られる。これらの
結果から、アニオン性レドックスの活性化と安定化のメカニズムに
影響を与える要因と、高度な高エネルギーリチウムイオン電池用の
高容量正極材料の可能性について説明する。
図1.Li2TiO3–LiMnO2バイナリシステムの結晶構造と電気化学(a)
xLi2TiO3–(1 − x)LiMnO2バイナリシステムのXRDパターン、および
結晶構造の概略図も示している。これらのイラストは、VESTAプログ
ラムを使用して描かれ。構造解析は、RIETAN-FPプログラムを使用し
て行われた。(b)炭素複合サンプルの調製前/後のLi1.2Ti0.4Mn0.
4O2の充電/放電曲線。サンプルのSEM 画像も表示される。(c)異な
る組成のサンプルについて、室温および50℃で観察された初期充電
容量。 アニオン性レドックスの可逆容量は、このバイナリシステ
ムの青色領域で得られると予想される。
【結果と考察】
Li2TiO3–Li2TiO3二成分系の合成と構造特性評価
化学組成の異なるxLi2TiO3-(1-x)LiMnO2の2成分系の結晶構造をX
線回折(XRD)で調べた。サンプルのXRDパターンを図1aに示す。
LiMnO2(x = 0)はジグザグ型の層状構造に結晶化し[27]、Li2TiO3
(x = 1.0)は金属層のLi / Tiイオンのハニカム配列を伴うα-NaF
eO2型の層状構造に結晶化します。 LiMnO2とLi2TiO3の両方の末端メ
ンバーの秩序構造は、このバイナリシステムでは失われ、カチオン
無秩序岩塩酸化物は 0.15≤x≤0.75の組成を持つサンプルで得られる。
走査型電子顕微鏡で観察された2相(0.15≤x≤0.75)の粒子形態を、
図S1に示す。準備されたサンプルは、組成の違いに関係なく同様の
粒子形態を持ち、不均一なサイズの粒子(2〜6μm)が記録される。
このうち、x = 0.5(Li1.2Ti0.4Mn0.4O2として再公式化)のサンプ
ルは、比較的均一でサイズが小さい(〜4μm)粒子で構成されて
いる。バイナリシステムの場合、サンプルの格子定数は、x linear =
0.15の4.167Åからx = 0.75の4.146Åにほぼ直線的に減少する(図S2
をサポート)。これは、バイナリシステムの格子定数がこの範囲の
ベガードの法則に従うことを示す。結晶格子の収縮は、高スピン構
成(0.785Å)のより大きなサイズのMn3 +イオンがTi4 +(0.745Å)
で置換されるという事実とも一致。DFT研究では、Ti4 +のようにd0
構成のイオンを追加すると、カチオン無秩序相の形成が効果的に安
定することも明らかになっている。
さらに、111回折線のピーク強度は、Li2TiO3の割合が増加するにつ
れて徐々に減少。この回折線の強度は、陽イオン(4a)サイトと陰
イオン(4b)サイトの間の原子散乱係数の違いに依存するため、両
方のサイトからの反射X線に対して破壊的な干渉が発生。したがって、
MnカチオンサイトへのLi / Ti置換により、4aサイトと4bサイトの原
子散乱係数が同様になり、ピーク強度が低下する。これらの事実か
ら、岩塩構造の固溶体相は、相分離のないこの二成分系でうまく合
成されていると結論付けられる。ごく最近、Li1.2Ti0.4Mn0.4O2の局
所構造の分析が電子回折研究により行われ、カチオンの短距離秩序
が電子回折パターンで証明されている。したがって、このバイナリ
システムの他のサンプルについても同様の短距離順序が期待される。
異なる化学組成を持つバイナリシステムの電気化学的特性は、Liセ
ルでさらに調べられました。テストされたサンプルの中で、このバ
イナリシステムでは、x = 0.5のサンプルで最高のエネルギー密度
が達成されます(図S3〜S6のサポートを参照)。準備されたサンプ
ルは、電極材料としての電子伝導性が低いため、ほとんど電気化学
的に不活性であることに要注意。調製したままのサンプル(x = 0.5)
の充電/放電曲線を図1bに示します。構造内に価電子のないTi4+の
濃度が増加すると、酸化物の電子伝導率は必然的に低下します。し
たがって、電子伝導性を高めるために、ボールミルでカーボンコン
ポジットサンプルを作成した。準備された酸化物(x = 0.5)は、
300 rpmでのボールミル粉砕によって10 wt%アセチレンブラックと
完全に混合されます。カーボンコンポジットサンプルは、室温で約
200 mA sampleh g-1を供給し(図S3をサポート)、図1bに示すよう
に、50℃で> 300 mA h g-1にさらに増加します。25および50℃で観
察された異なる化学組成の炭素複合材サンプルの可逆容量を図1cに
まとめます。カチオン性レドックス(Mn3+ / Mn4+)の理論容量は、
x = 0の286 mAhg-1からx = 1の0 mA h g-1に減少します。対照的に、
本質的にLi含有量に依存するアニオン性レドックスの理論容量酸化
物では、x = 0の0 mA h g−1からx= 1の486 mA h g−1に増加します
。実験的に観測された可逆容量は、x付近の組成の近くで最大、約
300 mA h g−1に達します= 0.6。 x≥0.4のすべてのサンプルで、可
逆容量はカチオン性レドックスに基づく理論値を明らかに超えてお
り、これらのサンプルではアニオン性レドックスが活性化されてい
ることを示しています。材料の電子伝導率はTi含有量の増加に伴っ
て低下すると予想されますが、図1cに示すように、Li2TiO3に富む
組成では、アニオン性レドックスに起因すると予想される大きな可
逆容量が観察される。サンプルの可逆容量保持が、サポートする図
S4およびS6で比較されている。Li2TiO3に富む組成物は、特に高温
で、容量維持率が劣ります。この事実は、Fe置換サンプルと同様に、
Li2TiO3に富むシステムでは酸素の損失が避けられないことをおそ
らく示唆する。それにもかかわらず、テストされたサンプル間での
良好な容量保持は、連続30サイクルテストの室温でx = 0.5のサン
プルで証明されている。(以下後略)
✔マンガンとチタンから構成されたナノサイズ試料合成➲大きな
放電容量と高いエネルギー密度を実現する新しい電池材料成功事例
の展開に期待したい。
高分子電解質のシャボン玉を用い、EUVを発生
極めて密度が低いスズを、低コストで大量生産可能に
4月13日、東京工業大学研究のグループは、高分子電解質のシャ
ボン玉を用いて、EUV(極端紫外線)を発生させることに成功した。
この手法は、次世代の6.xnm光源や炭素イオンビーム用のターゲッ
トにも適用することが可能だという。開発した手法は、次世代の6.
xnm光源や炭素イオンビーム用のターゲットにも適用することが可
能。研究グループは、「デブリ除去などの技術的課題は残るが、開
発した低密度スズ薄膜球のターゲットとレーザーを組み合わせるこ
とで、コンパクトな13.5nm光源を実現できる。次世代の6.xnm光源や
がん治療用の炭素イオンビーム用ターゲットにも展開可能な手法」
とみている。
4月16日、日産自動車は同社の持つリチウムイオンバッテリーの
要素技術であるバイポーラ電極構造を有する全樹脂電池の技術を電
池メーカーのAPBにライセンス供与することを公表。バイポーラ電極
構造を有する全樹脂電池は、従来液体状であった電解質と金属製だ
った電極の両方を樹脂に置き換える点が特徴。バッテリーセルの表・
裏面をそれぞれ構造体であると同時に正極・負極の機能を有する樹
脂集電体で形成し、複数のセルを重ねることで、バイポーラ構造の
組電池の構成を可能とする要素技術だ。構造が単純化しコストが下
がり、容積当たりの充電容量が増大することに加え、電解質が樹脂
に置き換わることで安全性も向上する。APBは2018年創業の電池メ
ーカーで、全樹脂電池の量産を目指している。今回ライセンス契約
を結んだ全樹脂電池の要素技術は、APBの現代表取締役で、日産の
電気自動車「リーフ」のバッテリー開発に携わっていた堀江英明氏
が1990年代より構想し、日産および三洋化成工業が2012年より共同
で研究開発を行ってきたもの。堀江氏は、日産の電気自動車「リー
フ」のリチウムイオン電池開発に携わっていた。同社は今回、三洋
化成工業ともライセンス契約を締結しており、この契約によって日
本国内外における自動車用途を除く全樹脂電池の開発、製造及び販
売の権利を取得している。APBは2020年3月にJFEケミカル、JXTG
イノベーションパートナーズ、大林組など7社から約80億円の資金
調達を受けており、現在、日本国内に年間ギガワットアワークラス
の充電量を持つ電池の生産が可能な工場の建設を計画している。
【ウイルス共生描論13:変異とワクチンⅣ】
コロナウイルス BGC使用国では、死亡率が約6倍低い
新しい研究によると、100年前の結核菌カルメットゲリン(BCG)ワク
チン使用国では、進行中のコロナウイルス・パンデミックによる死亡
率が低い。ジョンズホプキンスブルームバーグ公衆衛生学校の研究グ
ループは、100年前のワクチンを使用しいる国では死亡率が5.8倍低
いことを発見。進行中の研究は、死亡率とBCGワクチンの使用との相
関を示唆する。研究は現在も進行中であり、COVID-19発生統計データ
から、BCGが予防接種投与諸国の死亡率は、ワクチン接種廃止国と比
較して低いことが示された。現在、ワクチンが投与されている国々で
BCGがCOVID-19の死亡率に果たした役割の決定治験を行っている。
BCGワクチン
BCGワクチンは主に結核(TB)に対して使用されます。健康な赤ち
ゃんには、出生時のできるだけ早い時期に最初のジャブを与えるこ
とをが、結核が一般的ではない地域では、一般的にリ
スクの高い子供だけが免疫されます。ワクチンは、感染を防ぐため
に人の免疫系を高めると考えられています。BCGワクチンは1世紀前
に発明され、細菌感染である結核(TB)に対する免疫を提供します。
BCGはまた、Buruli潰瘍感染および他の非結核性抗酸菌感染に対し
ていくらかの効果があります。さらに、膀胱がんの治療の一部とし
て使用されることもある。ジョンズ・ホプキンス・ブルームバーグ
公衆衛生学の専門家は、分析のための利用可能なデータを蓄積でき
たことを公表。 症例死亡率の推定値は、最大症例報告している上
位50か国の死亡率に関する入手可能なデータから作成された。さま
ざまな国が経験する異なる「流行時間曲線」を中心としたバイアス
緩和に、100番目のCOVID-19陽性のケースから日数を計算し、国別
の時間曲線を割出す。それによると、国家経済分類から、平均死亡
率は大幅変動していることがわかった。10歳から14歳までのすべて
の子供に使用されていたBCG接種は2005年に廃止されたが、免疫シ
ステムを検出し、疾病予防力に期待を寄せる。BCGは現在、結核か
ら守るために毎年約1億3,000万人の赤ちゃんに接種されている。
COVID-19リサーチ
低中所得国、高中所得国、高所得国の100万人あたりのCOVID-19死
亡率は、それぞれ0.4、0.65、5.5となり、裕福な国ほど死亡率が
高い傾向にあることに驚きを隠せない。以前の試験では、わずか30
ポンドの費用で接種を受け取る人々が免疫システムを改善し、感染
から身を守ることができる。たとえば、ネイティブアメリカンの間
での判定では、小児期のBCGワクチン接種は、ワクチン接種後60年
まで結核に対する予防できている。この耐久性のあるワクチンが他
の感染症を防ぐのに有効な方法かは不明だがが、免疫系のメカニズ
ムを高める可能性がある。これらのいわゆるオフ・ターゲット効果
には、呼吸器疾患に対する保護の強化が含まれ、世界保健機関(W
HO)により認識されている。
結核感染率が低下したため、大量ワクチン接種を断念し、2005年に、
感染した親族の乳児など、最もリスクの高いものに限定することに
切り替えている。免疫システムが保全され、準備が整った状態にな
り、ウイルスを事前検出し死滅できることを期待する。国の富や国
民の高齢者の割合など、調査結果を歪める要因を調整し、各国の「
100万人あたりの死亡率」の調査中で査読されていないが、アーカ
イブサイト"medRxiv"でオンライン公開された。それによると、CO
VID-19が65歳以上の高齢者は危険であることが示されている。さ
らに、より貧しい国でそれほどではないことが示された。調査結果
を歪める問題もあるため、この結果は取扱には注意すべきであるが、
国の経済状況とCOVID-19に起因する死亡率の間の逆相姦、およびB
CGワクチン接種との強い生態学的関連は興味深いものだと関係者は
話す。個別の無作為化試験におけるより深い疫学的精査および前向
きな評価を担保するコロナウイルス・パンデミックとの闘いにおけ
る、BCGワクチンの有用性評価試験はすでに進行しており。ワクチ
ン投与して「自然免疫」を高めることで、特殊な治療法やワクチン
を開発するのに十分な時間を稼ぐことができるものとして期待され
ている。
BacillusCalmette-Gueacuterin(BCG)ワクチン(上写真)は結核
(TB)を防ぐために使用されきたが、人の免疫系が呼吸器感染症を
防ぐのを助けるなど、他の健康上の利点があることが知られている。
英国では、1953年から2005年の間に、10歳から14歳までのすべての
学童にワクチン注射されていた。
✔より詳しく研究されることにより、予防機序が解明され「ウイル
スと人類との共生進化」が確立できると期待する。
写真1.ジンジバリス菌の細菌細胞は、線毛と呼ばれる細い毛
髪様構造で覆われている(赤に彩色)。線毛の直径は人の毛髪
の直径1万分の1以下。...
人類の悩みのタネ、歯周病 病原細菌の付着装置を詳しく知る
(出典: EurekAlert! Science News)
4月13日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)、長崎大学及び大阪
大学による共同研究チームは、歯周病の病原細菌に焦点を当てた研
究により、細菌が宿主に付着するための装置である線毛のユニーク
な形成機構を明らかにした。同研究成果は、細菌学に新たな知見
を与えると共に、この細菌が関連する疾患との闘いへの極めて重要
な一歩となる。
ジンジバリス菌と歯周病
日本では、35歳以上の80%が歯周病に苦しんでいるという報告があ
るが、ポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis、
以下、ジンジバリス菌)は、歯周病の主要病原細菌の一つです。ま
た、ジンジバリス菌は糖尿病、関節リウマチ、心血管疾患、膵癌、
さらにはアルツハイマー病とも関連している。歯周病は、歯の表面
に蓄積する歯垢というバイオフィルムに起因する口腔の炎症性疾患
です。バイオフィルムは細菌が線毛という毛髪様付着装置(画像1)
を使用して宿主にとりつき、さらに細菌同士が集合体をつくること
で形成される。進行すると、歯を取り巻く骨の吸収がおこり、歯を
失う可能性もある。細菌の生存戦略であるバイオフィルム形成にお
いて重要な役割を果たす細菌の線毛を詳細に調べることで、バイオ
フィルムの形成を防止するための重要な手がかりを得ることができ
ると、論文筆頭著者の柴田敏史博士は話す。
線毛を構成する1分子の構造を解析
線毛は、ピリンという小さなタンパク質サブユニットで構成されて
いる。ジンジバリス菌の線毛の主要なサブユニットはFimAピリン。
ピリンは弱い相互作用によってのみ連結しているにもかかわらず、
非常に安定した線毛を形成することができる。この線毛形成の過程
を解明するための最初のステップとして、大阪大学の今田勝巳教授
のグループが、まず個々のピリンの構造を詳しく調べた。ジンジバ
リス菌株の病原性はFimAのサブタイプと密接に関連する。このため
FimAの詳細な構造情報は非常に重要で、FimAピリンを結晶化し、画
像2に示すFimAタンパク質単量体の原子分解能での構造を明らかに
した。
FimA線毛の正体を探る
長崎大学グループによる以前の実験から得られた知見に基づき、こ
れらのピリンはプロテアーゼが関わる鎖交換により重合すると考え
た。次の実験として、クライオ電子顕微鏡を用いてピリンの重合体
である線毛を詳細に観察する。まず、長崎大学の庄子准教授とOIS
Tが、遺伝子組換えにより大量のFimAピリンを作成し、タンパク質
切断酵素であるプロテアーゼを添加することで、試験管内でピリン
を重合させ線毛を作る事に成功。続いて、柴田博士は、OISTの高性
能クライオ電子顕微鏡を使用して数千枚の画像を収集し、OISTのス
ーパーコンピュータ「Sango」でデータ処理を行うことで、ピリン
の重合体である線毛の3次元構造を原子レベルで明らかにした。プ
ロテアーゼを添加すると、車両が連結して列車を形成するように、
ピリンが細長い線毛様構造に重合し始めた。これは、プロテアーゼ
がピリンの特定のループ領域を切断する事でドナー鎖というタンパ
ク質鎖が外側に解放され、それにより重合開始が誘発されるため。
ドナー鎖は解放されると反転してピリンから突出し、隣接するピリ
ンの溝に挿入されることでピリン同士が連結。最後に、3つの研究
チームによる結晶学及びクライオ電子顕微鏡の解析、生化学、遺伝
子変異による解析結果を統合した結果、ドナー鎖末端のアミノ酸が
ピリン重合に関与していることや構築過程でピリンが膜に保持され
る仕組みを明らかにする。
今回の研究成果のインパクト・今後の展開
本研究は、万病のもとともされる歯周病菌の線毛の構造を原子レベ
ルで明らかにしたとともに、これまで知られていなかった5型線毛
の構造メカニズムを明らかにしたことで、ジンジバリス菌により引
き起こされる疾患のみならず、5型線毛を有するあらゆる細菌によ
り引き起こされる疾患にも有効な新しい抗菌薬の開発への一歩とな
る。
✔ デスクワーク中心になり早20年。①口臭と②胃腸、③循環器
系と④眼精脳疲労疲労に悩やんできたが、④に続き、①の口臭課題
に本格的にタッチすることになる。「継続は力なり」である。
●今夜の寸評:恥多き人生と思わないか
作中で大庭葉蔵の手記とされるの「第一の手記」この書き出しから
始まる。「自分」は人とはまったく違う感覚を持っており、それに
対して混乱し発狂しそうになる。それゆえにまともに人と会話が出
来ない「自分」は、人間に対する最後の求愛として道化を演じる。
だが、その言い争いも自己弁解もできない「自分」の本性は、女中
や下男に犯されるという大人たちの残酷な犯罪を語らず、力なく笑
っている人間であった。結果的に「自分」は欺きあいながら、「清
く明るく朗らかに」あるいは生きうる自信を持つ人間たちに対する
難解さの果てに誰にも訴えない孤独を選ぶ(出典:Wikipedia)。
夏目漱石の本だけではないが、全てが黄昏れていく季節のまっただ 中にあるわたしだ。そして、暗い記憶が過ぎると「死にたい」と独
白する季節がつづいているのだが、「コロナ・パンデミック」で、
疲労が増すにつれ、口をつく回数が逆相関にあり、ついに最近「恥
多き人生と思わないか」という独白を吐く。弱々しくなるものの心
の中に「一発逆転の反骨心」の火種だけは残っているようだと気付
く。途方もない地獄絵図がまっているというのに、「人間、失格」
。それを相殺される瞬間がわたしには残っているようだ(救急車が
町内に入り、07:08、B宅のご主人が搬出される)。