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コロナ禍と混沌⑥

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彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救った
と伝えられる "招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦
国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編成のこ
と)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクター。愛称「ひこに
ゃん」


                                      

14 憲 問 けんもん
----------------------------------------------------------------
「士にして居を懐(お)うは、もって士となすに足らず」(3)
「貧にして怨むことなきは難く、富みて馴ることなきは易し」(11)
「古の学者はおのれのためにし、今の学者は人のためにす」(25)
「君子は、その言のその行ないに過ぐるを恥ず」(29)
「人のおのれを知らざるを患えず。おのれの能無きを患う」(32)
----------------------------------------------------------------
19 公叔文子こうしゅくぶんは、自分の家臣の價を自分と同列の地位に抜擢したこと
がある。孔子はこのことをきいて、「文というおくり名にふさわしい人
物だね」



公叔文子之臣大夫僎。與文子同升諸公。子聞之曰。可以爲文矣。
Gong Shu Wen Zi recommended his subordinate Xian to the minister
even though he is also the minister. Confucius heard this and said,
"He is fit for the name of Wen."

『本書論語解題』
 孔子の弟子たち
論語の登場人物は百五十人に近い。その中心をなすのは、むろん孔子お
よびその弟子たちである。ついで孔子の祖国魯をはじめ、かれが歴訪し
た斉や衛などの貴族たち。とくに眼をひく存在として隠者がいる。孔子
の弟子の数について、しかし三千というのは誇張でをみせる。『史記』
には、その数三千、うち六芸に遜ずる者七十二人と記されている。およ
そ七十人だったと考えられている。論語には、約三十人がその名は、孔
子と弟子化石のやりとりを通して、その人間像を鮮明に描きだしている。
かれらは、きわめて個性的だ。論語が簡潔な表現で、二千五百年後の読
者にまでそのイメージを伝えてくれるのはおどろくべきことである。弟
子化ちは、あるいは孔子に食ってかかり、あるいは自分の人物評を求め、
就職の相談をもちかける。あるときは賞められて得意になり、あるいは
叱られ、皮肉をいわれ、はげまされる。出世するもの、スラムに往むも
の。ライバル意識の火花が散り、論争があり、協調があった。孔子は、
相手の性格に応じて異なった反応を示す。たとえば、「教えを受けたら
直ちに実行してよいでしょうか」という子路の質問に対し、孔子は「親
に相談してからにせよ」と言う。ところが、同じ質問をした再求には、
「すぐ実行せよ」と答えている。そして、これをいぷかった別の弟子に
対して、「子路は血気にはやるから手綱をひきしめ、再求はひっこみ思
案だからしりを叩いたのだ」と語っている。
以下、二、三の弟子について、簡単に触れてねこう。
子路は弟子中の最年長者で、もっとも頻繁に登場する。かれは、孔子に
弟子入りするまえ、雄鶏の羽で作った冠をかぶり、佩剣を豚皮で飾りた
て、ときには孔子をおどしたこともあると『史記』に記載されている。
これは、子路が都大路を問歩する無頼の徒であったことを示すものだが、
同時に孔子教団の主要な構成メンバーが、どのような階層の出身者で占
められていたかを象徴的に示す記述ともみられよう。そもそも孔子自身
が卑賤の出身である。孔子教団には、後年魯国の高級貴族の子弟も入門
しているが、多くは落ちぶれた下級士族の子弟であった。
さて、子路はおしゃべりで、いささか軽率なところもあったが、人のい
い率直な性格で、論語全篇を通じてもっとも親しみやすい人物である。
しばしば孔子からたしなめられるが、孔子にむかって遠題 慮会釈ない
口をきくのも子路である。そこに双方が抱いているなみなみならぬ親近
感がうかがわれる。
かれは行動的で決断力に富む人物だった。孔子はかれの行政的手腕を高
く評価している。魯に仕えて、孔子の改革運動に力をかした。また衛に
も仕え、のちに衛の内乱にまきこまれて死んだ。孔子の死の前年である。
子貢は、孔子より三十一歳年少である。聡明な雄弁家で、『左伝』その
他は、かれが外交場裏で大いに活躍した話を伝える。孔子も才能を認め
ていたが、時に皮肉を言わずにいられなかったようである。また理財の
才に長け、『史記』貨殖列伝にもその名がみえる。かれは孔子が死んだ
とき葬儀委員長を勤め(『孟子』)、三年の喪があけてからさらにひと
り三年間墓守をした(『史記』)。
顔回は孔子がもっとも愛した弟子として名高い。子貢が大金持ちであっ
たのと対照的に、顔回は生涯を通じて赤貧のうちにあったらしい。かれ
は子路や子貢にくらべて数段まさる学識と才能を持っていたにちがいな
い。ところが本国の魯をはじめ、その他の国にも用いられた記録はない。
子游、子夏、子張、曽子などは年も若く、孔子の晩年の弟子とみられて
いる。かれらは孔子の思想を後世に伝えるうえで大きな功績を果たした。
                            この項了

 

❐ ポストエネルギー革命序論 204:アフターコロナ時代⑱
♘ 現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散の時代」



量子コヒーレンスのブレークスルー:10,000倍
◩ 数十年後には、量子コンピュータが実現すると大還暦まで真っ当す
れば見ることができるかもしれないが、これは健康であればの話。さて、
量子コンピュータ問題は、量子状態または「コヒーレント」にならず、
1980年代に量子コンピュータの概念が誕生して以来、実用的な量子コン
ピの構築にキュービット(cubit:2スパン)を 一貫した状態に保つこ
とを試みてきが、この程、シカゴ大学の研究グループは、電磁パルスを
介し、量子状態の拡張する方法を発見したと公表。それによると、万能
な可干渉性保護(Universal coherence protection)を、固体量子シス
テムのキュービットで、以前よりも10,000倍長く動作(「コヒーレント」
)できることを公表注1。今後数十年で、量子応用技術は、世界に革命と
なりうる。通信、電算及びデバイス応用技術は、暗号化、センシング、
シミュレーションなどの分野での研究開発力を大幅に拡張途上であるが、
その礎の古典力学は、単純なバイナリ値(0または1)で決定される原則
が貫かれている。その量子応用技術は、複数の値を持つ量子現象を同時
に展開利用、その効果は「量子重ね合わせ」としても知られており、結
果、計算速度が飛躍的に向上、量子システムが数秒で➲従来のマシン
では、完了までに数千年から数百万年もかかるが----それを。数秒でタ
スク実行できると言われている。



どのような“マジック” か
◩ 量子コヒーレンスをできるだけ長く維持しようとする研究者による
1つのアプローチは、システムをその騒々しい環境から「物理的に隔離
」すする方法だが、これは扱いにくく、大にして複雑になる。また。別
の手法として、すべての材料をできるだけ「純粋」にすることだが、対
費用効果が高い懸念が残る。今回の最新研究では、「周囲のノイズ」を
排除せず➲代わりに、システムをだまし、ノイズが発生していないと
考えさせる方法----電磁パルスと継続的に印加される交番磁場を組み合
わせたフィールドを正確に調整することで、電子スピンを急速に回転さ
せ、システムが残りのノイズを「調整」できるようにする。

微調整がすべて
◩ 原理の理解に、“人々があなたの周りに叫んでいるメリーゴーラン
ドに座っているようなもの。乗り物が止まったときは完全に聞こえるが、
高速で回転している場合、ノイズが背景にぼやける。このアプローチに
より、スケーラビリティへの道が開かれている。量子情報を電子スピン
に保存することが実用的になる。保存時間が延長されると、量子コンピ
ュータでのより複雑な操作が可能になり、スピンベースのデバイスから
送信される量子情報がネットワーク内をより長い距離を移動できるよう
になる。テストは炭化ケイ素を使用した固体量子システムで実行されて
いるが、科学者たちは、この技術が超伝導量子ビットや分子量子システ
ムなどの他のタイプの量子システムでも、同様の効果を持つはずだと信
じている。このような汎用性のレベルは、そのようなエンジニアリング
の進歩にとっては珍しい(デービッド・オーシャロムルゴンヌ国立研究
所の分子工学教授)。



注1."Universal coherence protection in a solid-state spin qubit"
DOI: 10.1126/science.abc5186 ,Science  13 Aug 2020:eabc5186
【要約】
デコヒーレンスはキュービットの物理的な実現を制限し、その緩和は量
子科学と技術の発展にとって重要です。炭化ケイ素二空格子点欠陥の基
底状態電子スピンのクロック遷移にマイクロ波ドレッシングを適用する
ことによって得られる、デコヒーレンス保護された部分空間に埋め込ま
れた堅牢なキュービットを構築する。キュビットは、磁気、電気、およ
び温度の変動から普遍的に保護されており、固体のほぼすべての関連す
るデコヒーレンスチャネルの原因となる。 その結果、キュービットの
不均一なディフェージング時間は4桁以上(22ミリ秒超)増加し、ハー
ンエコーコヒーレンス時間は64ミリ秒に近づきます。 いくつかの主要
なプラットフォームに依存しないコンポーネントを必要とするこの結果
は、大幅なコヒーレンスの改善が幅広い種類の量子アーキテクチャで達
成できることを示唆する。



注2.超原子量子重ね合わせの形而上学的痕跡(Quantum superposition )
量子重ね合わせは、量子力学の基本原理。それは、古典物理学における
波のように、任意の2つ(またはそれ以上)の量子状態を加算(「重ね
合わせる」)でき、その結果は別の有効な量子状態になると説明されて
いる。逆に、すべての量子状態は、2つ以上の他の異なる状態の合計と
して表すことができる。数学的には、シュレディンガー方程式の解の性
質を指す。シュレーディンガー方程式は線形で、解の線形結合も解とな
る。
量子システムの波の性質の物理的に観察可能な兆候の例は、ダブルスリ
ット実験における電子ビームからの干渉ピーク。パターンは古典波の回
折によって得られるものと非常に似ている。
別の例は、量子情報処理で使用される量子論理キュービット状態であり、
これは「基底状態」の量子重ね合わせである。 0⟩{∖ displaystyle |0∖ 
 rangle}| 0 ∖rangleおよび| 1⟩{∖∖displaystyle |1 ∖ rangle} |1∖
rangle。ここに| 0⟩{∖ displaystyle | 0∖ rangle} | 0 ∖ rangleは、量
子状態のディラック表記であり、測定により、古典的論理に変換された
ときに常に結果0を返す。同様に| 1⟩{∖ displaystyle | 1∖\angle} | 1
∖ rangleは常に1に変換される状態。0に対応する状態または1に対応する
状態のみになり得る従来のビットとは異なり、キュービットは両方の状
態の重ね合わせで。これは、キュビットの0または1を測定する確率は、
一般的に0.0でも1.0でもないことを意味し、同じ状態のキュビットで複
数の測定を行っても、常に同じ結果が得られるとは限らない。

注3.「半導体スピン量子ビットの光パルス制御技術でブレークスルー」
Ultrafast optical spin echo in a single quantum dot、Press, D.,
De Greve, K., McMahon, P. et al. Ultrafast optical spin echo in
a single quantum dot. Nature Photon 4, 367–370 (2010).
https://doi.org/10.1038/nphoton.2010.83
【概要】
量子コンピューターを構築するためには、長時間量子情報を保存でき、
しかも正確に量子情報を外部から制御できる量子ビット技術の開発が不
可欠。これまで、この2つの条件を満足する量子ビット技術としては、
トラップイオン技術とジョセフソン素子技術の2つあった。一方、半導
体LSI技術や光通信技術という現代の情報処理・通信技術との整合性や
大規模集積化を考えると、半導体素子を用いた量子ビット技術の実現が
期待されます。しかしながら、半導体中の電子スピン量子ビットは、こ
れまでデコヒーレンス時間が短く、量子演算エラーが大きいという欠点
を有していた。国立情報学研究所(NII)研究グループの山本喜久は、半
導体量子ドットにトラップされた単一電子スピンを数ピコ秒の極端光パ
ルスを用いて制御することに成功している。(Nature 456, 218, 2008)
が、その量子演算エラーは6~8%と大きく、これはトラップイオンの量
子演算エラーに比べ、10倍も大きな値でした。また、1ゲート当りのデ
コヒーレンスレート(デコヒーレンスレート×ゲート時間)は、10-
2であり、この値も、トラップイオンの1ゲート当りのデコヒーレンスレ
ートに比べ、10,000倍も大きな値であった。今回、NII研究グループは、
量子ドットをモノリシックプレーナ共振器に閉じ込めることにより、制
御光パルスパワーを1/300以下に減少させ、発熱によるデコヒーレンス
や誤作動を抑圧し、電子スピンの量子演算エラーをトラップイオンの量
子演算エラーと同等の1%前後に減少させることに成功しました。同時に
光スピンエコーと呼ばれる新しい手法を用いて1ゲート当りのデコヒー
レンスレートも3×10-6という、イオントラップと同等の性能を持たせる
ことに成功した。この成果はNature Photonics 4, 367 (2010)に掲載さ
た。


図1(a): 今回の実験の原理。半導体量子ドットにトラップされた単一電
子スピンに、2ピコ秒程度の時間幅を持つ光パルスを照射して、電子ス
ピンを基底状態と励起状態の線形重ね合わせ状態に準備する。


図1(b): 時間τの間、電子スピンを自由に回転させておいた後、第2の
光パルスを照射し、電子スピンの向きを測定したところ、図に示すよう
なラムゼー干渉稿が観測された。このラムゼー干渉稿の明暗度(ビジビ
リティー)から、量子演算エラーは、1%前後と見積もられた。



図2:2つの光パルスのちょうど中間点に第3の光パルスを挿入し、第
1パルスと第2パルスの間(τ1)にスピンへ作用した磁場ゆらぎと第
2パルスと第3パルスの間(τ2)にスピンへ作用した磁場ゆらぎが互
いに相殺してデコヒーレンスの要因を取り除いた。このようにした場合
の干渉稿ビジビリティーは、図に示すように数マイクロ秒のオーダー
まで存在することが確かめられた。

注4.半導体量子ビットの能動的な雑音抑制に成功、理化学研究所、
2020/3/10
注5.シリコンスピン量子ビットの高速読み出しに成功。理化学研究所
・東京工業大学、2020/2/14
注6.隣り合わないスピン量子ビット間の量子もつれ生成に成功~半導
体量子コンピューターの大規模化に道筋~、理化学研究所・東京大学、
2019/5/30
注7.シリコン半導体技術を活用して量子コンピューターのキュービッ
トを作り出せる新技術「Flip-flop qubit」、GIGAZINE、2017/9/7
注8.量子コンピューティング - インテル
量子コンピューティング・システムの完全実装化にはまだ 10 年かかる
と予想されているが、Tangle Lake の開発は研究開発が一歩前進したこ
とを象徴している。量子システムには、自然現象をかつてない水準でシ
ミュレーションおよび分析する能力が備わっているため、現在の超伝導
型では天文学的な演算時間を要する気象予測を迅速に行える時代が到来
するでしょう。一人ひとりに合わせたゲノム医療、宇宙物理学、そして
環境問題の解決など、多種多様な分野で画期的な発明や開発に貢献する
ことが大いに期待されている。

2020/7/22
マサチューセッツ州セーラムのミーガンケントは、気分が悪くなり、3
月30日にコロナウイルス陽性判定され、彼女が回復・仕事復帰して、5
月には再び気分が悪くなり、2回目の陽性となった。(The New York
Times:Kayana Szymczak)

⛨ 香港で報告された世界初の新型コロナウイルス再感染報告
患者は新しい感染に対して免疫反応を示したが、無症状。 香港の研究
者らが月曜日に報告したところによると、33歳の男性は、最初の発作か
ら4か月以上経ってコロナウイルスに2回感染した。 専門家によると、
この発見は特に世界中で感染した何百万人もの人々を考えれば、予期せ
ぬものではなかった。男性は2回目に症状がなかったため、以前の曝露
で再感染を防ぐことはできなかったが、彼の免疫系がウイルスを幾分か
抑えていたことが示唆された。 2回目の感染は完全に無症候性であった。
彼の免疫反応により病気は悪化しなかったと。イェール大学の免疫学者
(ニューヨーク大学タイムズ紙の要請で論文を査読した岩崎明子氏に)
こう話した。免疫がどのように機能するかを示す教科書のようなもの。
症状のない人でもウイルスが他の人に拡散する可能性があるが、ワクチ
ンの重要性を強調しています。男性の場合、自然の感染症は病気を予防
する免疫を作るが、再感染しなかった。群れの免疫提供めには、再感染
と病気の両方を防ぐ免疫を誘発する強力なワクチンを必要とすると、岩
崎博士は言った。 医師は米国およびその他の国で推定された再感染のい
くつかの症例を報告したが、これらの症例のいずれも厳密な検査で確認
されていない。ウイルスの断片を数週間運ぶことが知られているが、生
きているウイルスがない場合でも、陽性の検査結果になる場合があるが、
香港の研究者は男性の両方の感染からウイルスを配列決定し、患者に2
回目の感染があったことを示唆する有意差を検出したという。
📌 報道によると、33歳の男性で1度目は3月下旬に感染が判明。入院
したが軽症で4月半ばに退院した。8月半ばに英国経由でスペイン旅行か
ら香港に戻った際、空港での検査で再感染が分かった。ウイルスの遺伝
子は1度目とは異なり、7~8月に欧州で広がったタイプだった。も

もう一度、コロナに感染するか? それはない!と専門家>
代わりに、再感染報告は、隠れた(重複)罹患場合がありうる。抗体減
少は数週間後までは正常であり、他法でコロナウイルスから保護されて
いルケースである。逸話は憂慮すべきです。ロサンゼルスの女性はCov
id-19から回復したように見えたが、数週間後、さらに、悪化し再び陽
性となる。ニュージャージー州の医師は、コロナウイルスに再感染した
と言い、別の医者は、2回目は一部の人々には現実であり、はるかに厳
しかったが、逸話はそれだけで、ウイルスを研究する12人近くの専門
家によると再感染には証拠がない。コロナウイルスが同じ人を2回感染
する可能性があるものの、短い時間帯に再感染する可能性は非常に低い。
可能性が高いのは、初感染から数週間から数か月の長い時間をかけてウ
イルスが感染し、一部の人々が感染症の進行過程にとどまっていること
だと言う。
コロナウイルスに感染した人々は通常、抗体と呼ばれる免疫分子を産生
するが、最新研究では、抗体のレベルが2〜3か月で低下することだ。
しかし、急性感染症が治まった後、抗体低下は完全に正常であるとマイ
ケル・ミナ(ハーバード大学の免疫学者)は言う。彼は、多くの臨床医
が「強力な免疫につながらない、非常に奇妙なウイルスだ」と言うが、
それは間違っており、これ以上の教科書なく、病原体に対する防御の唯
一の形態は抗体ではない。コロナウイルスはまた、ウイルスを殺傷がで
きる免疫細胞の強力な防御を引き起こし、将来の戦いのために増援力を
強化するのだ。これらのメモリーT細胞が存続する期間はあまり知られ
ていないものの、他のコロナウイルスを認識する細胞は一生続くかもし
れないが、新型コロナウイルスに対する防御強化できる。イェール大学
の免疫学者の岩崎明子は、それらが維持されている場合、特に肺や気道
内に維持されている場合は、感染の拡大を阻止するのにかなり良い仕事
ができるだろうと話す。 ボストンのすぐ外に住んでいる医療音声病理学
者の37歳のミーガンケント(上写真参照)は、ボーイフレンドが病気に
なった後、3月30日に最初にウイルス陽性だったが、彼女は何もにおい
も味もしなかったが、それ以外は元気だった。14日間の検疫後、彼女
はメルローズウェイクフィールド病院に戻り、特別養護老人ホームでも
支援を受ける。

5月8日、ケントは突然気分が悪くなる。彼女は週末中ずっと眠り、月
曜日に病院に行き、単核球症であると確信。翌日、彼女はコロナウイル
ス検査で陽性反応を示した。再び。彼女は1か月近く体調不良で、それ
以来抗体を持っていることを学ぶ。今回は百倍も悪かったと。彼女は話
す。ケントが経験したことについては、もっと説得力のある説明が他に
もあるという。それが起こり得ないと言うのでなく、これまで見てきた
経験からは珍しい現象になるとベイラー医科大学の国立熱帯医学学校の
ピーターホテス博士はこう話す。「ケントさんは、気分がよくなっても
完全に回復していない可能性がある。ウイルスは、エボラウイルスが知
られているように、体の特定の部分に自分自身を分泌し、その後再び表
面化した可能性がある。彼女は2つの陽性の間に検査を受けなかったが
たとえ検査があったとしても、検査に欠陥があり、ウイルスレベルが低
いと偽陰性になる可能性がある。これらのより可能性の高いシナリオを
考えると、パンデミックの最初の数週間に、中国、日本、韓国の一部の
人々は2度陽性反応を示し、同様の恐れを引き起こている。韓国の疾病
管理予防センタは、これらの症例のうち 285例を調査し、2番目の陽性
のいくつかは最初の症例の2か月後、1症例では82日後に発生したこ
とを発見し。2回目のテストでほぼ半数の人が症状を示しているが、ど
のサンプルからも生ウイルスを増殖させることができず、感染した人々
はウイルスを他の人に感染できかった。少なくともこれらの人々では、
再感染が起こらなかったというかなり確かな疫学的およびウイルス学的
証拠でしたと、コロンビア大学ウイルス学者のアンジェラ・ラスムセン
がそう話す。コロナウイルスに曝されたほとんどの人は、ウイルスを破
壊する可能性のある抗体を作る。症状が重くなるほど、反応が強くなる。
(一部の人々は抗体を産生しませんが、それはすべてのウイルスに当て
はまる)再感染の心配は、これらの抗体レベルが急落することを示唆す
る最新研究により煽られています。

抗体検査を行う医療従事者。抗体は多くの注目を集めているが、科学者
は免疫も人の病原体と戦う記憶のT細胞とB細胞に大きく関係していると
話す。たとえば、6月に発表された研究では、無症状の人の40%で、
ウイルスの一部に対する抗体が3か月以内に検出できないレベルに低下
したことがわかった。先週、査読付きのジャーナルにまだ発表されてい
ない研究は、中和抗体(ウイルスが細胞に感染するのを阻止できる強力
なサブタイプ)が1か月以内に急激に減少したことを示す。他の研究で
は、抗体レベルが低下し、その後安定することが示唆されている。7月
17日に2万人近くがオンラインサーバーMedRxiv に投稿した調査では、
大多数が豊富な抗体を産生し、低レベルの抗体の半分は依然としてウイ
ルスを破壊する抗体を保有していた。生物学的観点から見て、これは驚
くべきことではないと、その研究を率いたアイカーンマウントシナイ医
科大学のフロリアンクランマーはそう話す。これには、件のミナ博士は
同意。これは、感染後に抗体がどのように発生するかの有名な力学だ。
それらは非常に高くなり、それからそれらは戻ってくる。感染中に抗体
を分泌する最初の細胞は形質芽細胞と呼ばれ、指数関数的に数百万のプ
ールに拡大するが、身体はこれらのレベルを維持できない。感染が治ま
ると、細胞のごく一部が骨髄に入り、長期間免疫記憶を生み出すための
準備が整い、抗体が再び必要になったときに抗体を作り出すことができ
る。残りの形質芽細胞は枯れはてやがて死滅する。

小児では、その後ウイルスに、またはワクチンにさらされるたびに、成
人期までに抗体反応が安定して強力になるまで免疫力が高まる。現在の
パンデミックで異常なのは、このウイルスが初めてウイルスに感染する
ことはめったにないため、大人でどのようにしてこの動きが現れるかを
観察している。最初の免疫の急増が弱まった後でも、ある程度の保護が
残っている可能性があり、抗体は研究と検出が容易なため注目を集めて
いるが、メモリーT細胞とB細胞は病原体との闘いにおいて強力な免疫戦
士でもある。 たとえば、7月15日に公開された調査では、3つの異な
るグループが検討された。1つは、新しいウイルスにさらされた36人の
それぞれに、すべてのコロナウイルスで類似しているように見えるタン
パク質を認識するT細胞があった。別の例では、2003年にSARSウイルスに
感染した23人もこれらのT細胞を持ち、3番目のグループの37人はどちら
の病原体にも決して曝されなかった。 SARS-CoV2に対する既存の免疫レ
ベルは一般住民に存在するようだと、シンガポールのデュークNUSメディ
カルスクールのアントニオベルトレッティ博士はそう話す。



図1 COVID-19およびSARSの場合のSARS-CoV-2特異的T細胞免疫、およ
  び非感染コントロール

免疫は、風邪を引き起こすコロナウイルスへの以前の暴露によって刺激
された可能性があります。これらのT細胞は感染を阻止しないかもしれ
ないが、それらは病気を鈍くし、なぜCovid-19を持つ一部の人々が軽度
から無症状であるかを説明するかもしれない。私は、細胞性免疫と抗体
免疫が同様に重要になると信じていますとベルトレッティ博士はそう話
す。ボランティアを綿密に追跡するワクチン試験では、新しいコロナウ
イルスに対する免疫の性質、および再感染を阻止するために必要なレベ
ルについて、より多くの情報を提供する可能性がある。サルでの研究は
希望を与えます:たとえば、9つのアカゲザルの研究では、ウイルスへ
の曝露が、2回目の感染を防ぐのに十分なほど強い免疫を誘導する。
研究者たちは感染したサルを追跡して、この保護がどのくらい続くかを
>調べている。その性質による耐久性の研究には時間がかかると研究を主
導したボストンのベスイスラエルディーコネスメディカルセンタのウイ
ルス学者、ダンバラウチ博士は語った。バラウチ博士と他の専門家は、
群れの免疫に到達できないかもしれないという恐れを拒否した。私たち
は、完全ではないワクチンで常に群れの免疫を達成しているとイェール
大学グローバルヘルス研究所所長のサードオメールはそう話す。実際に
100%効果的なワクチンを手に入れることは非常にまれ。ワクチンを受け
る人の半分だけを保護するワクチンは中程度に効果的であると考えられ
ており、80%以上をカバーするワクチンは非常に効果的です。ウイルス
のレベルを抑制するだけのワクチンでさえ、他人への広がりを阻止する
でしょう。専門家は、インフルエンザを含む他の病原体で再感染が発生
したと述べたが、彼らはそれらのケースは例外であり、新しいコロナウ
イルスは違いがないようであると強調。可能性は低いですが、再感染の
可能性はあると思う。まれなことだと思うと、ラスムッセン博士はそう
話し、非常に多くの人々が感染している場合、まれな発生でさえ驚くほ
ど頻繁に見えるかもしれないと加えた。


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