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Channel: 極東極楽 ごくとうごくらく
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情熱と工夫次第でなんとかなる。

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彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救
ったと伝えられる "招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤
備え(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした
部隊編成のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ
ー。愛称「ひこにゃん」


                   

 

15 衛霊公 えいれいこう
-------------------------------------------------------------
「人、遠慮なければ、必ず近憂あり」(12)
「これをいかん、これをいかんといわざる者は、われこれをいかん
ともするなきのみ」(16)
「君子はこれをおのれに求む。小人はこれを人に求む」(21)
「過ちて改めざる、これを過ちと謂う」(30)
「仁に当たりては、師にも譲らず」(36)
-------------------------------------------------------------
37 原則には忠実であるが、それでいて柔軟性を失わないのが君
子である。(孔子)

子曰、君子貞而不諒。
Confucius said, "A gentleman is constant, but he is not obst-
inate."


SDGs(エスディージーズ)とは、Sustainable Development Goals(
持続可能な開発目標)の略称。2030年までに世界が達成する目標と
して、2015年9月の国連サミットで採択された。17の目標・169のタ
ーゲット(具体目標)から構成され、地球上の「誰一人取り残さな
い(leave no one behind)」を理念として掲げています。 ☈

  

ポストエネルギー革命序論 254:アフターコロナ時代 64
♘ 現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散の時代」
 


2月15日、凸版印刷はリチウムイオン電池用の消火フィルムを開発
したと発表。消化成分を含んだフィルムで、電池から発火した際に、
有害なガスを発生させず、延焼を抑制できる。民生機器から産業分
野まで幅広く使われるリチウムイオン電池だが、懸念されているの
が発火による火災事故だ。今回開発した製品はこうした電池の火災
による被害を抑制するためのもの。消防関連製品メーカーのヤマト
プロテックが開発した消火効果の高いエアロゾルを放出する消火剤
と、凸版印刷が持つ塗工技術および透明蒸着バリアフィルム「GL
BARRIER」を組み合わせた。火災発生時の熱に反応して消火剤エアロ
ゾルを放出し、負触媒作用により消火する仕組みだ。薄いフィルム
型のため、リチウムイオン電池のケース内や、配電盤・分電盤設備
の内部に貼ることができ、電池内の不具合や配電盤の配線ショート
により発火した時の初期消火や、延焼抑制に高い効果を発揮する。
人体や環境に悪影響のある物質を使用していないため、消火の際に
有害なガスも発生しないとのこと。
【製品特性】


密閉空間での高い消火能力
火災発生時の熱に反応して消火剤エアロゾルを放出し、負触媒作用
により消火する。エアロゾルで空間を満たすことで高い消火能力を
発揮する。

軽量コンパクト
軽量なフィルム状にしたことで、省スペースを実現。リチウムイオ
ン電池ケースの内部や配電盤・分電盤設備の内部、コンセントカバ
ーなど、発火の可能性がある場所に設置することが可能。

有害なガスが発生しない
消火剤は人体や環境に悪影響のある物質を使用しておらず、消火の
際に有害なガスを発生しない。

高い耐久性
「GL BARRIER」の高いバリア性能を活かし、空気中の水分を吸着し
やすい消火材料の性質を補うことで、長期設置に耐える製品開発に
成功。

【参考特許】
❏ WO2017/213132 エアロゾル消火デバイスを用いた電気化学装置
【要約】
少なくとも1つの単電池を収納する密閉容器内の気体が放圧弁から
外部に噴出する際に、当該気体の発火を抑制するとともに、発火し
た気体を直ちに消火することのできるエアロゾル消火デバイス及び
これを備えた電気化学装置の提供。本発明の電気化学装置は、複数
の単電池を収納する密閉容器と、前記密閉容器に設けられ、前記密
閉容器の内圧が所定値以上になると前記密閉容器の内部を外部に開
放する放圧弁と、燃焼によりエアロゾルを発生させ、当該エアロゾ
ルを前記放圧弁から噴出する前記気体に混入するエアロゾル消火部
と、を備えることを特徴とする。




超臨界流体を用いた「超薄肉射出成形容器」
同じく凸版の商品開発の話し。「サステナブル バリュー パッケー
ジ™」が提供するラインアップの一つとして、プラスチック射出成
形において、超臨界流体----物質の温度と圧力が臨界点を超えた時
の状態で、気体と液体の両方の性質を持つ----の活用と同社独自の
成形技術を組み合わせることにより、成形するプラスチックの厚み
を従来よりも約30%薄くすることが可能な「超薄肉射出成形容器」
を開発。2020年2月24日より食品メーカーやトイレタリーメーカー
に向けたサンプル提供開始する。

【製品特性】
プラスチック使用量30%削減
超臨界流体の活用と同社独自の成形技術を組み合わせることにより、
通常の射出成形品の厚み(0.5mm)を約30%薄くすることが可能な
成形技術を確立し、0.35mmまでの薄肉化を可能としました。薄肉化
により、プラスチック使用量を約30%まで削減することが可能。

強度を保ったままの薄肉化を実現
新たな成形技術の確立により、従来の強度を保ったまま、シート成
形の厚みに近い肉厚設定が可能になりました。設計の自由度も確保
しているため、丸型、角型など、用途に合わせてさまざまな形状に
対応可能。

環境対応樹脂の活用が可能
金型内部において、射出された樹脂の流動性が向上するため、従来
流動性が悪く成形が困難だった生分解性樹脂やバイオマスポリエチ
レンなどの環境対応樹脂でも射出成形が可能。

二酸化炭素排出量を削減
成形に使用する樹脂量が減るため、樹脂の製造時に発生するCO2排出
量を削減。今回試作したマーガリン容器の場合には、製造時のCO2
排出量が約20%削減され。
【参考特許】
❏ WO2018/123221 食品用容器の製造方法
【要点】
超臨界射出成形を用いて、シワ及び膨れの発生を抑制することがで
き、断熱性に優れた深さのある食品用容器を製造できる食品用容器
の製造方法を提供する。本発明の食品用容器の製造方法は、超臨界
流体と樹脂組成物とを含む溶融樹脂を金型内のキャビティに射出成
形して深さのある食品用容器を製造する方法であって、上記キャビ
ティは、樹脂注入口から流動末端に向かって、上記深さのある食品
用容器の底面部を形成する第一領域と、曲面部を形成する第二領域
と、側面部を形成する第三領域とを含み、上記第二領域及び上記第三
領域のキャビティに面する金型表面は、算術平均粗さが0.5μm
以上、10μm以下であり、かつ、十点平均粗さが2μm以上60
μm以下である。
【符号の説明】10  食品用容器 10a  底面部 10b  曲面
部10c  側面部 10d  外縁部 11  スキン層(外皮層) 
12 発泡層 20  超臨界射出成形装置 21  ホッパ 22  
加熱シリンダ 23  スクリュ 24  ノズル 25  ボンベ 
26  超臨界流体発生部 27  注入制御部 30  金型 31 
雄型 32  雌型 33  キャビティ 33a  第一領域 33b
第二領域 33c 第三領域 33d  第四領域 34  ランナ 
35  樹脂注入口


❐ 小磁場変化だけで大きな磁気冷凍効果が得られる現象
国立研究開発法人物質・材料研究機構 (NIMS) は、液体水素の輸送
ロス・貯蔵ロスを低減するために有効と期待される極低温における
磁気冷凍技術において、永久磁石を用いた小さな磁場変化だけで大
きな冷却作用が得られる現象を発見した。

①NIMSは、液体水素の輸送ロス・貯蔵ロスを低減するために有効と
期待される極低温における磁気冷凍技術において、永久磁石を用い
た小さな磁場変化だけで大きな冷却作用が得られる現象を発見した。
ホルミウム金属のメタ磁性転移現象を用いることで、従来法より磁
場変化量当たりで1桁程度大きな磁気熱量効果を得ることに成功した。
本成果は、永久磁石を用いた効率的な極低温磁気冷凍の実現に向け
た新たな選択肢を示したものであり、低コストでコンパクトな水素
液化・貯蔵システムへの応用が期待される。

②. カーボンニュートラルに向けて、クリーンエネルギーである水
素を最も高密度に貯蔵できる液体水素の保管・輸送技術の開発が求
められています。特に、水素が液体になる-253℃という極めて低温
に保持する冷却技術が鍵を握りますが、現状のガス圧縮・膨張サイ
クルによる冷却法は小規模になるほど効率が低くなる。このガス圧
縮法より効率の良い冷却技術として期待されているのが磁気冷凍。
磁気冷凍は通常、磁性体の磁気モーメントの向きが揃った状態から
不規則な状態に変わる際にエントロピーが増大し吸熱が起きる磁気
熱量効果という現象を応用する。この技術はガス圧縮よりも理論的
な冷却効率が高いものの、磁気モーメントの向きを整列させるため
に超伝導磁石による強磁場を必要とするため100kg/day以上の中・大
型液化プラントへの応用が想定されている。一方、液体水素運搬用
のトレーラーなどでの水素の蒸発ロスを低減する小規模な応用に向
けては、永久磁石を用いたコンパクトな磁気冷凍法の開発が精力的
に進められている。③.今回NIMSは、わずかな磁場変化で磁性体の磁
気モーメントの向きが急激に変化するメタ磁性転移の特徴に着目。
本研究において、永久磁石で発生可能な程度の弱い磁場でメタ磁性
転移を起こすホルミウム金属を用いてエントロピー変化を詳細に調
べた結果、わずかな磁場変化だけで、従来の磁気冷凍材料より磁場
変化量当たり1桁程度の大きな磁気熱量効果が得られることを見出
た。さらに、今回見出した相転移は、水素の沸点 (-253℃) 付近か
ら高温側の広い温度範囲で起きることが分かった。従来は特定温度
での磁気熱量効果の発現に特化した磁気冷凍材料を選んで用いるこ
とが一般的だが、この現象を利用すれば、1つの磁気冷凍材料だけ
で様々な動作温度において効率的な冷却作用を得ることができる。
④本成果を磁気冷凍に応用することで、小規模な液体水素ステーシ
ョンや輸送車両等で活躍が期待できる低コストでコンパクトな液体
水素貯蔵・輸送システムの実現に向けて新たな選択肢が生まれ開発
が進むことが期待されます。⑤本研究は、国立研究開発法人物質・
材料研究機構 先端材料解析研究拠点 中性子散乱グループの寺田典
樹(別ウィンドウで開きます)主幹研究員と間宮広明(別ウィンドウ
で開きく)主席研究員によって行われた。なお本研究は、JST 未来
社会創造事業大規模プロジェクト型 研究開発課題名「磁気冷凍技
術による革新的水素液化システムの開発」 (研究開発代表者 :西宮
伸幸 物質・材料研究機構NIMS招聘研究員) の支援を受け、またJSPS
科研費17KK0099及び19H04400で開発された計測法等を用いて行われ
た。本研究成果は、Nature Communications誌にて英国時間2021年2
19日午前10時 (日本時間19日午後7時) にオンライン掲載される。



トヨタ「実証実験の街」ウーブンシティ着工
将来は2000人以上が居住
ウーブン・シティは、トヨタが「実証実験の街」と位置付ける都市
。新しい技術やサービスの開発と実証のサイクルを素早く回すこと
で、新たな価値やビジネスモデルを生み出し続けることを狙いとし
ている。ウーブン・プラネット・ホールディングスは、それら技術
やサービスの開発を担う。今後、この街で自動運転、パーソナルモ
ビリティ、ロボット、人工知能(AI)技術など様々な領域の新技術
が実証されていく見込みだ。「自動車会社からモビリティカンパニ
ーへの変革を目指す」というトヨタの目玉となるプロジェクトのひ
とつに位置付けられている。
なお、ウーブン・シティには地上に自動運転モビリティ専用、歩行
者専用、歩行者とパーソナルモビリティが共存する3本の道が網の目
のように織り込まれ、地下にはモノの移動用の道が1本つくられると
のこと。また、高齢者や子育て世代の家族、発明家などを中心に、
初めは360人程度、将来的にはトヨタの従業員を含む2000人以上の
住民が暮らしていくという。


地上には、以下の3種類の道を設ける。
(1)自動運転車やゼロエミッション車などが高速で走行する自動
  車専用道
(2)低速で走行するパーソナルモビリティーと歩行者が混在する道
(3)歩行者専用の道

※(1)を走行する車両の例としてトヨタ自動車は自動運転EV「e-
Palette(イーパレット)」を挙げている。
地下にも物流用の自動運転車走行道を設置する計画である。
加えて、以下のような取り組みも計画している。

①建物をカーボンニュートラル(炭素中立)な素材でつくる
②建物の屋根に太陽光発電パネルを設置する
③燃料電池などのインフラを全て地下に設置する
④室内用ロボットの新技術を検証する
⑤センサーデータやAI(人工知能)を活用して健康状態のチェック
など生活の質を高める
⑥e-Paletteを人や物の輸送、移動店舗などに活用する
⑦街の中心に公園や広場をつくり、住民同士がつながり合うコミュ
ニティーを形成する

CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)をはじめ、
自動車業界を取り巻く環境は大きく変化している。こうした変化に
備え、新しい技術やサービスを導入・検証する場としてウーブン・
シティを活用していくという。プロジェクトの狙いについてトヨタ
自動車は、人々の暮らしを支えるあらゆるモノ、サービスが情報で
つながっていく時代を見据え、この街で技術やサービスの開発と実
証のサイクルを素早く回すことで、新たな価値やビジネスモデルを
生み出し続けること。
※Woven City(ウーブン・シティ)という名称の由来は:
wovenはweaveの過去分詞形で、「織られた」の意味。トヨタ自動車
によれば、網の目のように道が織り込まれ合う街の姿から名付けた
という。グループの祖業である自動織機が由来ともいわれる。



1人1波長で100Gbps、NTT「IOWN」が目指す超ネットワーク

NTTがこれまでにない規模の大勝負を仕掛ける「IOWN(Innovative
Optical and Wireless Network)」構想。同構想が掲げる超高速・
大容量で超低遅延なネットワークを実現するのが、「オールフォト
ニクス・ネットワーク(APN)」である。「1人1波長」のエンド・
ツー・エンド(E2E)のパスを作り、用途ごとに高速・大容量伝送
を扱えるようにする。遅延が避けられない現在のネットワークを改
善するため、TCP/IPに代わる新たなデータ転送手法も考案する。「
オールフォトニクス・ネットワーク(APN)」とは、その名の通り
現在、中継系ネットワークに使われている光伝送をエンド・ツー・
エンドに拡張し、ユーザーや用途ごとに光のままで超高速・大容量
通信を実現する技術。





オールフォトニクス・ネットワーク:
ネットワークから端末まで、すべてにフォトニクス(光)ベースの
技術を導入するという技術構想。 NTTは、オールフォトニクス・ネ
ットワークにより、現在のエレクトロニクス(電子)ベースの技術
では困難なレベルの圧倒的な低消費電力、高品質・大容量、低遅延
の伝送が実現できるとしている。



昨年11月時点では、オールフォトニクス・ネットワークの性能につ
いて、以下の目標が掲げられている。
電力効率を100倍に
伝送容量を125倍に
エンド・ツー・エンド遅延を200分の1に



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⛨ コロナ禍で広がる声の不調「音声障害」
昨年の1回目の緊急事態宣言の後、ようやく、人に対面して取材が
できるようになったが、質問をしても聞き返されることが多くなっ
た」と言う。取材がスムーズにいかず、大事なことを伝えるにも苦
労している。長い時間、声を出して取材をしたり、会話をしたりす
ることが少なかったため、声帯の筋肉が衰えていると考えられた。
声帯は粘膜と筋肉でできているから、使わなければ筋力が落ちてし
まう。筋肉は2週間も使わないでいると、落ちた筋力を取り戻すの
に数か月かかると言われる。声帯も同じで、リハビリが必要になる。
声を出しにくい、かすれるなどの不調が続いている状態だが、それ
だけでなく、年齢・性別の標準より声が低い・高いといった問題や、
若い女性に多い「声がつまったようになる」という悩みもある。診
療が必要かどうかを見分けるチェックリストがあり、合計15点以上
で音声障害と判断される。ポリープなど声帯に異常が生じている器
質性のものと、過剰な緊張などで声の出し方に問題がある機能性の
障害、心理的な問題が根底にある心因性の発声障害があり、幅広い
年齢の患者が来る。

機能性音声障害には、舌やのどの筋肉の使い方が悪く、緊張しすぎ
て声が出にくくなるケースのほか、特定の言葉を発するときにのど
がきゅっと締まったり、声がふるえたりする痙攣(けいれん)性発
声障害もある。言語聴覚士の指導による音声リハビリを行う。心因
性発声障害は思春期や更年期の女性に多いのだが、学生なら、いじ
めや失恋、ペットの死などをきっかけに全く声が出なくなることも
ある。本人が原因を理解していない場合もあり、治療では医師と対
話を重ねていくことが必要である。

コロナ禍が続くと音声障害の予防はあるか
先ほどお話ししたチューブ発声法を試してもいいでしょう。さらに、
ストローの先をペットボトルの水に入れて、水の抵抗で声帯をきた
える方法もある。猫背になると、逆流性食道炎になりやすく、「む
ね焼け」だけでなく「のど焼け」が声の不調につながるから、姿勢
を維持することも大事。また、声帯の粘膜を乾燥から守ることも重
要で、マスクをする、水分を1日1.5~2リットル取る、吸入を
するといった対策が、声の健康維持に役立つ。




☈ SDGs(持続可能な開発目標)とは ①
こうして17個を眺めていると一見それぞれがバラバラの目標に思え
るが、実は大きく、①「自然環境」に関わるもの、②「社会」に関
わるもの、③「経済」に関わるもの、と3つの項目に分けられるのに
気付くだろうか。たとえば、目標13「 気候変動に具体的な対策を」
ならば「自然環境」に関わる目標で、目標11「 住み続けられるまち
づくりを」は「社会」に関わる目標である。

そうした3つの項目からSDGsを捉えた有名な図がある。それが、ス
ウェーデンのストックホルム・レジリエンス・センター元所長ヨハ
ン・ロックストローム氏が提唱した「SDGsウェディングケーキモデ
ル」。見た目がウェディングケーキに似ていることから、そう呼ば
れている。
ここではこの図を使って、17の目標を解説していく。上図の「SDGs
ウェディングケーキモデル」を眺めると、まず、ケーキの一番下の
層「自然環境」が一番厚く広くなっているのが分かる。その上に「
社会」「経済」の層が順々に乗り、最後に目標17「パートナーシッ
プで目標を達成しよう」が3層を縦に貫くように頂点に乗っかって
いる。なぜ3層に分かれているのか。そして、なぜ目標17がケーキの
頂点にあるのか。実は、そこにSDGsを理解する上で、重要なポイント
がある。

「自然環境」が一番下にあるのは、その上に乗っている「社会」や
「経済」が、「自然環境」なしに成り立たないことを意味する。海
や陸の豊かさ、そして清潔な水がなければ、そもそも貧困や飢餓は
解決しない、教育やジェンダーの平等を実現することもできない。
「社会」の上に「経済」があるのも、同様の意味で、たとえば、医
療が受けられず、健康が維持できない社会では、働きがいや技術革
新などを追求することもできない、それぞれの目標は決してバラバ
ラではなく、互いに密接に関わっており、これら全ての目標を実現
していくためには、1人の力では到底及ばない。国連などの国際機
関や行政、企業、NGO、市民など、様々な組織や人々が互いに「パ
ートナーシップ」を組んで、一緒に取り組んでいく必要がある。目
標17が、3層を貫くようにケーキの頂点に存在しているのには、そ
んな意味がある。
                        この項つづく

風蕭々と碧い時代:


●今夜の寸評:情熱と工夫次第でなんとかなる
最近、国内ニュース(テレビ情報)を見ていて、おやっと思わせる
社会的事件がつづいている。各企業(社会的・反社会的も含め)の
内部留保が枯欠する時機にきている。大事なのは当該者(社)のビ
ジョンの有無だが、ネガティブなことを言っても詮無し。情熱と工
夫次第でなんとかなる。突破しようと。


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