彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる "招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん」
Source: Just One Cookbook
【男子厨房に立ちて「環境リスク」を考える ㊺】
いよいよ、代替肉商品が、欧州につづき日米でも本格する。まあ、ブ
ログで取り上げてきたから驚くことはないが、ヘルシーで環境に優し
く、家計にもやさしく三拍子揃うことになる。さて、タマネギの苗が
販売されだしたので、世界一美味しいタマネギを食べるための準備を
はじめる(直接手を入れるのはこれが初めて)。
出所:タキイ種苗株式会社
タマネギはあまり早くまき過ぎると冬に入る前に大きく育ち過ぎ、低
温に感応してとう立ちする場合が多く失敗しがち。適正なまきどきは
早生種9月上旬、中生種9月15日前後、晩生種9月20日ごろ。①タマネギ
は土壌の酸性に弱い(最適pHは6.3~7.8)ので、苗床の予定地は早め
に石灰を施し、20cmぐらいの深さによく耕しておく。②苗床は幅80~
100cm、高さ15~20cm(低温地では幅を狭く、高さを高くする)とし、
あらかじめ化成肥料を全面にまき、深さ15cmぐらいに耕し込んでおく。
③種まきは床面をきれいにならして、3.3平方m当たり40ml内外の種を
均一にばらまきます。その上に草木灰を種が見えなくなる程度に掛け、
さらにそれが見えなくなる程度にふるいで土を均一に掛け、板切れな
どで軽く押し付け鎮圧する。④その後細かく砕いた完熟堆肥、または
もみ殻で土が見えなくなるくらいに覆い、たっぷり灌水(かんすい)
し、稲わらで全面を覆い、強い降雨や、強日光による乾燥を防ぐ。
⑤通常6~7日で発芽しますから、全体に発芽し1~2cmに伸びたら、被
覆していた稲わらは取り除く。乾いていたら全面にたっぷりジョウロ
で灌水し、そろった発芽を促す。⑥草丈が3~4cmに伸びた頃、密に生
えたら間引き、1.5cmぐらいの間隔にします。間引きの後、少量の化成
肥料を追肥し、ふるいで土を掛けて土入れする。⑥苗が7~8cmの丈に
なった頃、前と同様に第2回の追肥をします。 この頃は秋雨が降り続
くことが多く、葉の一部がぼんやりと黄化するべと病が発生しやすい。
この苗床で発生を許すと春先になって本畑で多発しやすいので、早い
うちに適応薬剤を、展着剤を加えて散布し、完全に防除する。
➲⑦11月上~中旬になり苗の大きさが草丈20cm内外、太さが5~6mm
ぐらいになったら畑に定植。苗取りは、床が乾いていたら十分灌水し、
根をできるだけ切らないよう、大きい株からできるだけそろえて引き
抜く。
【ポストエネルギー革命序論 364: アフターコロナ時代 174】
現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散時代」
● 環境リスク本位制時代を切り拓く
温暖化対策、牛のげっぷ抑制へ 胃の微生物や餌を研究
日本の農林水産分野の温室効果ガス排出量は約5,000万トン(18年度)。
そのうち、牛などのげっぷと排せつ物から出るメタンと一酸化二窒素
は約1,370万トンと3割弱に上る。同省は3月、50年に農林水産業の二
酸化炭素(CO2)排出ゼロを目指すなど、環境に配慮した農業を実現
する新戦略を策定。その中で家畜由来の温室ガス削減を明記。
牛は胃で餌を消化する際、温室効果がCO2の25倍もあるメタンを発生
させ、げっぷで放出する。メタン発生は、四つある胃のうち「第1胃
」内の微生物の作用が関係しているとされる。同省はメタン排出が少
ない個体と一般的な牛を比較研究し、発生のメカニズムを解析する方
針。21年度中に本格的な実証研究の可否を探る。
餌の成分研究では、乳牛用飼料に不飽和脂肪酸カルシウムを加えると
げっぷ中のメタンを最大約15%減らせることが判明している。21年度
にカルシウム添加飼料の支援金を導入し、酪農家の温暖化対策を後押
しする。
排せつ物対策では温室ガス削減につながる栄養バランスを考慮した餌
を研究。既に栃木県内の牧場で実証実験を行い、その牛肉を「地球環
境に優しい肉」と銘打ち出荷している。 (時事ドットコム 2021.4.14)
出所:熊本県畜産広場
メタンガス排出削減する大豆ミートへ切り換えグリーン事業
「大豆ハムカツバーガー」がコメダから登場、ハムカツの再現度を実
際に食べて調べてみた 地球温暖化に対する関心の高まりから「植物
由来の人工肉」が注目を集める中、コメダ喫茶店が大豆などを主原料
とした「大豆ミート」のハムカツを使った「大豆ハムカツバーガー」
を2021年10月20日から販売しています。大豆ミートのハムカツがどの
ような味わいになってるのか気になったので、実際に食べてみました。
コメダ珈琲店はイートインだけでなく、コーヒーやハンバーガーなど
の(PDFファイル)一部のメニューはテイクアウト可能。
出所:ロケットニュース24
期間限定の大豆ハムカツバーガーもテイクアウト可能とのことで、今
回はテイクアウトで注文しました。実際に食べてみると、かなりソー
スが濃く、大豆ハムカツの本来の味わいを上書きしてしまっています
が、確かにハムっぽい「肉感」はしっかりと感じられます。食感につ
いてはバンズはフワフワ、キャベツはシャキシャキ、大豆ハムカツの
衣はサクサクとそれぞれ印象的。「大豆ハムカツバーガー」は一部店
舗を除く全国のコメダ喫茶店で2021年10月20日(水)~2021年11月下旬
まで購入可能。価格については店舗ごとに差があり、税込580円~610
円とのこと。
via GIGAZINE 2021.10.22 環境に優しい蛋白源 2020.8.22
By Alan Patterson 2021.9.30
Alan has worked as an electronics journalist in Asia for most
of his career. In addition to EE Times, he has been a reporter
and an editor for Bloomberg News and Dow Jones Newswires.
He has lived for more than 30 years in Hong Kong and Taipei and
has covered tech companies in the greater China region during
that time.
ムーアの法則を今後10年延長可能
2nmをはるかに超えるプロセス ASMLの新型EUV装置
▶2021.11.2 EE Times Japan
ASMLが、新しいEUV(極端紫外線)リソグラフィ装置の開発計画を発表。
EUVリソグラフィツールは今や、世界最先端の半導体市場において非常
に重要な存在。その分野で唯一のサプライヤーによると、今回の新型
装置の開発により、ムーアの法則はこの先少なくとも10年間は延長さ
れる見込み。
※ ASML:オランダ南部・フェルトホーフェンに本部を置く半導体製
造装置メーカーである。半導体露光装置を販売する世界最大の会社で、
16ヶ国に60以上の拠点を有し、世界中の主な半導体メーカの80%以上が
ASMLの顧客である。日本法人はエーエスエムエル・ジャパン株式会社。
□ EUV装置と米中技術戦争
ASMLは、世界唯一のEUV装置メーカーだ。2010年に初めて、試作版の
EUVツールを“アジアの顧客企業”(企業名は非公開)に提供。半導体
製造分野は現在、EUV装置を使用するメーカーと使用しないメーカーと
に分かれている。EUVを使用しているのは、TSMCやSamsung Electron-
ics、Intelなどで、AppleやMediaTek、Qualcommといった顧客企業向け
に最先端チップを提供。一方、EUVを使用していない半導体メーカは、
何年も前に最先端ノードの取り組みを途中で諦めている。数十億米ド
ル規模の設備投資を断念することにより、旧式の製造ラインによる利
益向上を目指し、プロセス微細化によるメリットをほとんど享受する
ことがない製品に力を入れてきた。このようなメーカには、SMIC(Sem-
iconductor Manufacturing International Corp)などの中国メーカが
あるが、SMICは、米中間の技術戦争が激化する最中、2020年に米国政
府によりエンティティリストに追加されている。EUVツールの調達を断
念する。米国の投資会社Susquehanna International Group(SIG)の
アナリストであり、ASMLとTSMCの動向を追っているMehdi Hosseini氏
は、中国メーカーが、ASMLの最新型EUVツールを調達するための許可を
米国政府から得られるようになる可能性は低い」という。米国EETimes
の取材に応じ、中国国内の工場は全て、EUVを調達することができない。
中国国内に製造拠点を置いている多国籍企業の中には、SamsungやIntel
も含まれると語る。 中国国外で、ロジック製造向けとしてEUVを使用
することができるのは、IntelとTSMC、Samsungだけ。SamsungとSK hy-
nix、Micron Technologyは、EUVをDRAM用途向けとして使用する予定。
ASMLは、当社製EUV装置の中国への輸出に関与することはできないため、
EUV装置を使用する各国の法律、規則に従うしかないと述べる。
冷戦時代に策定された「ワッセナーアレンジメント(Wassenaar Arra-
ngement)」は、商用目的と軍事目的の二重用途向けとされる最先端技
術の輸出について規定している。米国は、近年加速している中国の半
導体成長を鈍化させるべく、このワッセナーアレンジメントの輸出規
制を利用した。また、Hosseini氏は、TSMCなどの大手半導体ファウン
ドリーは今後数年の間に、ASMLの0.55NAツールを導入することで、現
在3nmプロセス技術で直面している障壁を乗り越えられるようになる見
込みだという。ファウンドリーが3nmプロセスを実現するためには、EUV
でマルチパターニングを使用するしか方法がないが、ウエハーコスト
を劇的に増加させることになる。ファウンドリーがEUVのマルチパター
ニングを回避することができる唯一の方法は、高NA(0.55)を使用す
ること。
□ 3nmプロセス技術の障壁を取り除く
TSMCはまだ実用化に至っていないが、3nmノードは、これまで期待され
ていたような大成功は収められない。3nmノードでは、トランジスタ密
度を十分に高められない上、インターコネクトピッチも予想以上に大
きくなるため、既存の4nmノードと同程度のトランジスタコストが発生
し、性能の向上幅も限られるとみられる」と指摘している。また、半
導体市場の「ビッグ3」であるTSMCとSamsung、Intelは、このような障
壁の存在を認識した上で、新しいGAA(Gate All Around)FET技術を2
nmノードで最初に実現するための競争に参加している。ファウンドリ
市場のリーダのTSMCにとっては今後、3Dチップにおける重要な技術移
行の1つとして、3nm/2nmノードでFinFETデバイスから新しいGAA FE
Tへの移行が進むとみられる。さらに、彼のレポートで、ビッグ3の半
導体メーカーは現在、2nmでGAAトランジスタ技術開発を実現すべく競
争を繰り広げているが、それでも3nmノード以降は、2021~2024年も同
様の傾向が続いていくだろう。トランジスタ密度を1平方ミリメートル
当たり2億2000万に高め、インターコネクトピッチは約30nmの実現を目
指していくとみられると述べている。
□ マルチパターニング
半導体メーカーは、マルチパターニングを採用することでトランジス
タ密度を高められるが、その一方で半導体製造プロセスのステップ数
が増加し、EUVが各スキャンで消費するエネルギー量も増えるため、製
造コストが高くなる。ASMLのEUV NXEビジネスライン担当バイスプレジ
デントを務めるMarco Pieters氏は、EE Timesのインタビューに応じ、
もちろん、露光を複数回行えば、その分ステップ数も増加する。最終
段階のウエハーに到達するために必要全てのステップを見てみると、
リソグラフィの成果や、リソグラフィツールのエネルギーだけでなく、
蒸着技術も関与しているということが分かる。また、0.33NAのEUV装置
が数年前に初めて利用できるようになった当時、ASMLの顧客企業は、
DUV(深紫外線)リソグラフィを使用するマルチパターニング技術から、
シングル露光によるEUVへと移行した。しかしシングル露光EUVは、既
に限界に達しようとしている。さらに、現在では既に、顧客企業がマ
ルチパターニング法でEUVを使用するという傾向にある。このような既
存のEUVでシングルパターニングだけを必要とするレイヤーの場合、顧
客企業は引き続き、高NAと並行して0.33NAを使用するとみられるため、
0.33NAと0.55NAは今後も共存していくだろと話す。
前述のHosseini氏は、受容体結合ドメイン(RBD)は、EUVスキャナで
半導体を製造しているメーカ各社は、マルチパターニングに移行する
ことで、より多くの成果を絞り出そうとしている。EUVのマルチパター
ニングは、4nmから3nmへ、そして最終的に3nm+へと移行していくため
の唯一の手段だ。 ASMLは、顧客企業にはまだ、0.33NAのEUVから新し
い技術ノードを引き出す余地があるとみているようだろ話す。これに
対し Pieters氏は、0.33NAのEUVは将来的に、次の複数ノードと、いわ
ゆる2nm以降も使われることになるだろう。ただし、半導体メーカーは、
それぞれ異なる方法でプロセスノードを指定するようになるだろうと
話す。Hosseini氏は調査レポートの中でTSMCが現在量産段階に入って
いる5nm+は、Intelが同じく既に量産を開始している『10nm SuperFin』
に相当する。いずれも、トランジスタ密度は1mm2当たり1億7500万超、
インターコネクトピッチは30nmを下回ると指摘する。
✔ 20年前と変わっていないで、"ムーア法則"はいまも健在ですか。
早急に、「コンピュータメモリー容量∞消費電力量」問題解決しなけ
ればならないです。それができるのは国際協力と日本の主体強化が不
可欠です。
この項了
人工気象室内に設置したiPOTsを使ったイネの栽培風景
図1従来の潅水法と底面潅水の違い
自然環境の干ばつを再現した自動潅水(かんすい)制御システム
迅速な作物開発強化支援を!
▶2021.10.27 農研機構
今回、IoT技術とセンサー技術を融合させることで、屋内環境下で土壌
の水環境を自動制御できるポット・システム「iPOTs(Internet of
Things-based pot system controlling optional treatment of soil
water condition for plant phenotyping under drought stress)」を
開発。温暖化などによる地球規模の環境変動により、世界中の農地で
干ばつや土壌の荒廃が進んでいる。国内でも、今年の北海道で起こっ
た少雨をはじめ、豪雨、高潮による作物の冠水や塩害の被害など、こ
れまでにない厳しい栽培環境へと変わりつつある。激変する栽培環境
に迅速に対応できる作物開発が世界中で求められているが、一般的な
作物開発の現場では、現在の気象・栽培環境で作物を評価するため、
将来予想される栽培環境に適応した作物を迅速に開発することは難し
い課題である。iPOTsの潅水装置は、ポット底面より自動で水を給排水
することで自然環境の干ばつを再現できる世界初のシステムでこれを
用いることで、今後被害が深刻になると予想される干ばつや冠水被害
を、屋内環境下における個々のポットで再現し、将来の不良環境に適
応した作物をデザインすることが可能となる。各ポットに配置された
水位センサーによって、土壌水分を個別に遠隔操作で制御。これによ
り、例えば、干ばつや冠水に強い作物を並行して開発したい場合、隣
同士のポットで干ばつと冠水状態をそれぞれ再現し作物を栽培するこ
ともできる。iPOTsの正式な製品化は現時点では未定だが、今後他の
研究者や民間企業の方に広く利用されるよう改良を重ね製品化を検討
したい意向。
図2.iPOTsの特徴
ポットごとに受水タンク、照度センサ、温湿度センサ、土壌センサ類
が装備されています。ポットの水位を設定すると、受水タンクの水位
は設定したポットの水位になるまで給水タンクから水が供給される。
水位は受水タンク内の水位センサのデータに基づきポットごとに制御
することができる。干ばつ条件にしたい場合は、強制的に排水するこ
とができる。遠隔操作により、水位調整や計測したデータのリアルタ
イムでのモニタリングができる。
図3.iPOTsを用いた干ばつ試験中のイネ根系の経時的変化
iPOTsを用いて、根が浅く干ばつに弱い水稲品種(IR64)と根が深く干
ばつに強い陸稲品種(Kinandang Patong)を比較栽培した。図中の黒背
景の画像はX線CTを用いてポットの地中の根系を3次元再構築した結果。
根系の可視化には、当研究グループが開発したソフトウエアを用いた。
右の画像は複数のデジタルカメラを用いて播種後28日目の地上部を3次
元再構築した結果。潅水区は、ポットの底面から8cmに水位を制御し、
植物が乾燥ストレスの影響を受けない条件に設定た。干ばつ区は、播
種後2週目に潅水を停止するとともに、ポット内の水を強制的に排水し、
土壌の乾燥を誘導した。干ばつ区では土壌の乾燥に伴い陸稲品種はよ
り下層に根を伸長したが、水稲品種は下層に根を伸長することができ
ないことが分かる(水稲品種で1本だけ下に伸びている根は発芽後すぐ
に伸びる種子根。多くのイネ品種の種子根は最初に下に向かって伸長
する。)。干ばつ区において、根の浅い水稲品種の生育が潅水区よりも
悪いことが分かる。
図4.屋内型作物栽培・計測プラットホーム(イメージ図)
❏ 関連論文:
Internet of Things-based pot system controlling optional treat-
ment of soil water condition for plant phenotyping under drought
stress. The Plant Journal https://doi.org/10.1111/tpj.15400
【ウイルス解体新書 88】
⛨ 最新新型コロナウイルス
第1章 ウイルス現象学
第9節 感染予防・検査・治療
9-1 検査方法・装置設備
9-1-1 新型コロナウイルス感染症に関する検査
9-2 ワクチン
9-2-1 変異ウイルスとワクチン
1.ワクチン開発の現状
1-1 国内ワクチン
1-1-1 海外メーカーも国内で臨床試験
1-1-2 なぜ国産ワクチ開発が遅れたのか
1-1-3 国内ワクチン開発の現状
1-1-4 熾烈な国産ワクチン開発競争
1-1-5 新型コロナに感染しても「軽症で済む人」と「重症化する
人」の決定的な違い
9-2-2 ファイザー社製中和作用型ワクチン
1.コロナワクチン開発に 女性科学者の思い
2.ワクチン1回接種費用
3.ETV特集 2021年7月10日放送
2-1-1 EUのワクチン価格「暴露」1回分225~1860円
2-1-2 新型コロナワクチン価格は「インフル並み」の40ドル
9-2-2-1 日本国内での接種効果
1.2回接種、9割に変異株抗体 ファイザー製ワクチン
2.交差接種
3.ブースターワクチン
9-2-3 ワクチン製造技術 最前線
9-2-4 多様なワクチンの違い
9-2-4-1 ウイルスベクターワクチン
9-2-4-2 mRNAワクチンmRNAワクチン
9-2-4-3 DNAワクチン
1.「アンジェス」ワクチン
9-2-4-4 組み換えたんぱく質ワクチン
9-2-4-5 組み換えVLPワクチン
9-2-4-6 不活化ワクチン
9-2-4-7 アジュバント
9-2-5 ワクチンの副作用
9-2-6 国産ワクチン
9-2-7 ブレークスルー感染とはワクチン接種を完了した人でも
コロナに感染すること
9-2-8 新型コロナワクチンの課題と安全
▶2021.10.18, COVID-19 Vaccine Platforms: Challenges and Safety
Contemplations, MDPI Journals /Vaccines /Volume 9 /Issue 10 /
10.3390/vaccines9101196 /
【概要】
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)は、2020年3月
の時点でパンデミックになり、世界的な危機を引き起こし、数百万人
の命を奪っている。パンデミックを食い止め、社会、経済、公衆衛生
への影響を軽減のため、SARS-CoV-2に対するワクチンと抗ウイルス剤
の開発が切実である。現在までに、SARS-CoV-2ワクチンの開発にはさ
まざまなプラットフォームが利用されており、200を超えるワクチン候
補が製造され、その多くは米国食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可を
取得している。この成功した開発と免許にもかかわらず、ワクチン開
発の前例のないスピードと新たに出現したSARS-CoV-2株と変異体を考
えると、これらのワクチンの安全性と有効性に関する懸念が生じてい
る。このレビューでは、コロナウイルス病2019(COVID-19)ワクチン
開発に使用されるさまざまなプラットフォームを要約し、それらの長
所と制限について説明し、各ワクチンタイプに関連する主要な安全上
の懸念と潜在的なリスクを強調する。
キーワード: SARS-CoV-2 ; COVID-19 ; ワクチンプラットフォーム;
課題; 安全性; 強み; 制限
図1.SARS-CoV-2構造と最新のCOVID-19ワクチンプラットフォーム
(a)一本鎖RNA(ssRNA)ゲノムと4つの構造タンパク質:スパイクタ
ンパク質(S)、エンベロープタンパク質(E)、膜タンパク質(M)、
およびヌクレオカスピドタンパク質( NS)。 (b)不活化ワクチン(
c)弱毒生ワクチン(d)ウイルスベクターワクチン(e)DNAワクチン
(f)RNAワクチン(g)組換えサブユニットワクチン(h)ウイルス様
粒子ワクチンを含む多様なワクチンプラットフォーム。 mRNA:メッ
センジャーRNA、RBD:受容体結合ドメイン。 この図はBioRender.com
が作成。
9-2-8-1 はじめに
9-2-8-2 関連する安全性および有効性の懸念
2.1 不活化ワクチン
精製された不活化ウイルスが広くインフルエンザ、ポリオ、狂犬病、
および肝炎A [含む様々な新興感染症に対するワクチンの開発に一世紀
以上にわたって使用されている。今日では、不活化ワクチンは、典型
的には、免疫原性(保持しながらDEMOLISH感染に精製、濃縮、および
化学的および/または物理的不活化した細胞培養系でウイルスを増殖さ
製造される 上図1 B)。このタイプのワクチンは、その非常に効率的
な増殖と遺伝的安定性によって特徴づけられる。まだ、細胞培養の設
定におけるウイルス収量によって制限、バイオセーフティーレベル3の
施設の要件、そして誘発される免疫応答の短い持続時間は、おそらく
ウイルス侵入。現在までに、16の不活化SARS-CoV-2ワクチンが開発さ
れ、現在臨床試験段階にある。(図2b)。
一つは、例えば、ブラジル、トルコ、インドネシアでの臨床試験のフェ
ーズⅢで十分な安全性および有効性を実証し、臨床試験のフェーズⅣ
で現在たSinovacのCoronaVacワクチン候補である(表1)。別のは、18
歳以上の高齢成人で十分な体液性免疫応答を示し、現在臨床試験のフ
ェーズIVに立っBBIBP-CorVワクチン候補である(表1)。両方のワクチ
ンは、COVID-19緊急使用(EUL)のためにWHOによってリストされてお
り、現在、世界中のいくつかの国で採用されている。これらの有望な
データにもかかわらず、COVID-19に対して不活化ウイルスワクチンプ
ラットフォームを使用することへの懸念は依然として存在し、その一
部は完全なウイルス不活化状態を確認することの難しさに関連する。
受信は、ポリオワクチンは、不活化ポリオウイルス。いくつか開発さ
れた不活化SARS-CoVのワクチンがNABSを誘導することが報告されてい
るが、バーゲンに、ワクチン接種した動物は、まだワクチンは現在、
SARS-CoVの[用にライセンスされていない理由を説明する可能性があり、
チャレンジの際に重大な疾患を表示 。さらに、動物モデルにおける以
前の研究は、不活性化SARS-CoVに免疫及びMERS-CoVのワクチンは、感
染性ウイルスを過敏型肺病理後課題に関連していることが示されてい
る。同様に、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)ホルマリン不活化ワクチン
は、生きたRSV感染[後に強化肺疾患を引き起こすことが報告されてい
る。加えて、ホルマリンでワクチンを治療する[非保護エピトープに対
して産抗体に免疫系を引き起こし、機能的抗体を誘導するエピトープ
を変更したことが示唆された。ここで注目に値するのは、不活化ウイ
ルスワクチンの使用に関するこれらの懸念および/または合併症のいず
れも、最近開発されたCOVID-19不活化ワクチンの使用からこれまで報
告されていない。
9-2-8-3 結論
進行中のSARS-CoV-2のパンデミックにより、安全で効果的なワクチン
は、この発生を抑えるための主要な助けとなり、おそらく私たちを「
通常の生活」に戻すための最善の策となる可能性がある。加速された
ワクチン開発プロセスの衝動は、必要ではあるが、現在のパンデミッ
クを克服するためだけでなく、将来の波を防ぐためこれらのワクチン
の潜在的な有用性を完全に理解し、公的部門と民間部門の両方からの
集合的な努力ための幅広い課題に直面している。
風蕭々と碧い時代
● 今夜の寸評:沸騰する欲望と対峙する知恵
"人類未到のお金持ち"イーロン・マスク、個人資産がトヨタ自動車の
時価総額上回る。何と30兆円超。いやはや脱帽だ。これは不条理も
超えているぞ!