また除雪作業しなければならないかなぁ・・・
最低限度救急車が通れるようにしないとね。
彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる "招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん 」
【ポストエネルギー革命序論 405: アフターコロナ時代 215】
現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散時代」
⛨ 一滴の血液を振動させて、凝固の程度を判断
原題: Micro-mechanical blood clot testing using smartphones
w well it clots ,Chan, J., Michaelsen, K., Estergreen, J.K. et al. Micro-
mechanical blood clot testing using smartphones. Nat Commun 13, 8
31 (2022). https://doi.org/10.1038/s41467-022-28499-y
【概要】頻繁なプロトロンビン時間(PT)および国際感度比(INR)の
テストは、ワルファリンによる生涯にわたる抗凝固療法を受けている
何百万人もの人々にとって重要。現在、検査は病院の検査室で、また
は高価なポイントオブケア機器を使用して行われており、頻繁かつ手
頃な価格で検査する能力が制限されています。スマートフォンの振動
モータとカメラを使用して銅粒子のマイクロメカニカルな動きを追跡
する概念実証PT / INRテストシステムを報告します。スマートフォン
システムは、クラス間相関係数が0.963および0.966のPT / INRを計算
し、140の血漿サンプルの臨床グレードの凝固分析装置と比較して、
1滴の血液(10μl)を使用した80の全血サンプルで同様の結果を示し
た。凝固障害状態の79の血液サンプルでテストした場合、スマートフ
ォンシステムはPT / INRの両方で0.974の相関を示しました。グローバ
ルな環境でスマートフォンが普及していることを考えると、この概念
実証テクノロジーは、低リソース環境で手頃な価格で効果的なPTおよ
びINRテストを提供する可能性がある。
⛨ ダチョウ抗体を担持させた不織布マスクで新型コロナウイルスオ
ミクロン株の可視化も確認
【要点】
1.京都府公立大学らの共同研究グループは、昨年年10月1日に、ダ
チョウ抗体を担持させた口元フィルター入りの不織布マスクで呼気
からの新型コロナウイルスの可視化に成功。
2.11月28日に、国立感染症研究所が、海外における感染情報と国内
のリスク評価に基づき、オミクロン株を、懸念される変異株に位置
付けたことを受け、オミクロン株感染者が使用したダチョウ抗体担
持マスク(臨床検体)での可視化検証を進め、オミクロン株の可視
化を確認する。
3.市中感染が増加する中の、迅速な感染モニタリングと感染防止が
重要。ダチョウの抗体を担持した口元フィルター入りの不織布マス
クの利用は、装着するだけで手軽に、かつ迅速にモニタリングが可
能となり、さらなる利用が期待されている。
4.オミクロン株はスパイクたんぱくに多くの変異部分が確認され、
今後も、新型コロナウイルスは変異を続けると予測される中、PC
R検査の感度低下やワクチンの効果低下が懸念されている。ダチョ
ウ抗体は、変異株にも効果的に結合できる上に、開発のリードタイ
ムが非常に短いので、感染防御製品やウイルス検出キットなどの迅
速な開発に貢献することが期待できる。
✺ 22年度の太陽光入札は9円台に突入、住宅用は17円/kWh
2月4日、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)と22年
度からスタートするFIP制度における、22年度の太陽光発電の入札の
上限価格や、2023年度の入札外のFIT価格の方針を公表。10kW未満の
住宅太陽光発電のFIT調達価格は、2022年度は前年度より2円低い17円
(税別、以下同)/kWh、2023年度は16円/kWh。10kW以上50kW未満では、
2022年度が11円/kWh2023年度は10円/kWhとなった。50kW以上250kW未
満の事業用太陽光発電は、FITとFIPを選択できる。それぞれ2022年度
は10円/kWh、2023年度は9.5円/kWhに引き下げる。
✺もみ殻からシリコン量子ドットLEDを作製
世界初 もみ殻からLEDを開発!~オレンジ色に発光するシリコン量子ドット
LED
【要点】
1.世界初、もみ殻から量子ドットLEDを製造。最先端デバイスにリサイクル
2.もみ殻からナノシリコン(シリコン量子ドット)を合成
3.オレンジ色に発光するシリコン量子ドットLEDを天然素材から作製
日本人が主食のお米、そのもみ殻の20%はガラス(SiO2)。そのもみ殻
に含まれるガラスを使い、高い容量と高い耐久性を持つリチウムイオ
ン電池の製造が、最近、欧米をはじめ複数の研究グループより報告さ
れているが、もみ殻中のガラスをLEDに用いた研究は、これまで報告が
なかった。シリコン量子ドットとシリコン量子ドットLEDを開発。また、
LEDの製造法は簡便で、シリコン量子ドット溶液、導電性の高分子溶液
を基板に塗布する手法。SDGsの複数の目標にも適合し、廃棄物の最先
端デバイスへのリサイクル化、そして安全・安心・安価で高性能かつ
折り曲げ可能なディスプレイ、また生医学イメージングへの発展が期
待されている。
❏ リサイクル籾殻からのオレンジ-赤Si量子ドットLED
原題:Orange–Red Si Quantum Dot LEDs from Recycled Rice Husks
【概要】
ナノマテリアルの毒性と環境への懸念から、環境にプラスの影響を与える
量子ドットを製造するためのスケーラブルな方法を開発するようになった。
米を精米すると、年間数十億キログラムの籾殻が生成される。これは、高
品質のシリカ(SiO2)と付加価値のあるシリコン(Si)粉末の優れた供給源。
ここでは、従来の化学合成法を使用して、20 wt%のSiO2を含む籾殻から
SiO2、多孔質Si、およびSi量子ドット(SiQD)を合成し、構造、光学、および
光電気特性を調査する。籾殻からのSiO2とSi粉末の抽出収率はそれぞれ
100%と86%。最終生成物であるデシル不動態化SiQDは、有機溶媒に可
溶な3nmの結晶性粒子で構成されている。デシルで不動態化されたSiQD
のコロイド溶液は、波長680 nmでオレンジ-赤色のフォトルミネッセンスを示
し、量子収率は21%このコロイド溶液は、SiQD LEDを開発するために使用
され、オレンジ-赤のエレクトロルミネッセンスをもたらす。
【研究成果】
もみ殻からガラス、多孔質シリコン、シリコン量子ドット、シリコン量子ドット
LED を得 る手順は、それぞれ以下の通りである。 もみ殻を酸処理して、無
機物の不純物を除去する。酸処理したもみ殻を電気炉(ガスバー ナーでも
可)で焼き、シリカ(SiO2)を得る(下図 1)。このシリカをマグネシウムの粉末
と 混ぜて加熱して酸化還元反応させ、多孔質性のシリコン粉末を得る(図1)。
なお、もみ殻か らシリカならびに多孔質シリコンを得る収率は高く、それぞれ
100%と 86%であった。
この多孔質シリコンを酸処理し(化学エッチング)、ナノサイズまで
微小化させる。生成物に紫外線を照射するとオレンジ色の発光が確認
される(図1,発光効率 1~2%)。この表面の水素を炭化水素基(
デシル基)に置換して、分散性、耐久性、発光効率を向上させた最終
生成物がシリコン量子ドットである(図2)。オレンジ色に発光し、
その発光効 率は 21%であった。シリコン量子ドットは溶液中に分散
しているため、LED の製造は真空 フリーかつ低温での溶液プロセス
で、簡便な製造が可能となる。
シリコン量子ドット LED は図 3 の手順で作製する。透明電極付きガ
ラスに、電荷が流れ る多層膜を、それぞれ成膜する。出来上がった
LED の両面の電極から電気を流すと発光する(図2)。LED の大きさ
は 2cm角で、発光面の面積は 4mm2である。量子ドットLED は有機EL
同様に面発光が可能となる。今回のLED は一般的な市販の LED(砲弾
型)の点発光 と比べると、40 倍程の発光面積に相当する。本研究で
はその他に、発光メカニズムの解明、表面構造の特定、発光色の可変
性、結晶性評価、LED の性能評価なども行った。本研究は、植物(バ
イオマス)を原料とした、ならびにバイオ系の天然素材を活用した、
世界初の LED 製造法である。これらの研究内容と概念はSDGs17 の目
標、特に目標 12(つくる責任、つかう責任)、目標 15(陸の豊かさ
を守ろう)にも大きく関わる。
【補足図表データ事例:下図1参照クリック】
図S1 RHから得られたSi粒子の典型的なSEM画像とそのサイズ分析。 左
側と右側は、前後のSi粒子のデータを表す。それぞれモーターとパステルで
粉砕。(後略)
【用語説明】
1.デシル基修飾:表面がデシル基で覆われたこと状態を示す。デシルとは
炭素と水素 からなる化合物であり、化学式は C10H21 と書ける。
✺ 青色ペロブスカイトLEDの安定化に成功
ペロブスカイトLEDは,現在市場に出回っているLED技術よりも,明る
く純度が高い色を低コストで製造できる可能性があが、ペロブスカイ
トLEDの安定性は低く、最も安定性の高いLEDでも寿命は数百時間程度
にとどまっている。特に青色LEDは赤色や緑色のLEDに遅れをとってお
り,寿命は2時間以下で効率も半分程度にとどまっていた。沖縄科学
技術大学院大学(OIST)の研究グループは、青色ペロブスカイトLEDに
見られる大きな課題の1つである「ハロゲン化物偏析」に注目。金属ハ
ロゲン化物のペロブスカイト結晶は,ハロゲン化物が金属原子を取り
囲み,八面体状に結合する構造をとり、これら4つの八面体の中央に
陽イオンが配置。それでも、ペロブスカイトLEDを発光させるために必
要な電圧を加えると,八面体構造を形成するハロゲン化物陰イオンが
離れてLEDの正極側に移動してしまう。また,八面体構造同士の間に位
置する陽イオンもLEDの負極側に移動する。このイオンの移動によりペ
ロブスカイト構造が劣化するため,LEDの効率が低下し,青色が緑色を
帯びた色に変化してしまう。はこの課題を解決するため,2次元ペロブ
スカイト結晶の層を重ね合わせた「Dion-Jacobson相」と呼ばれるペロ
ブスカイト構造を用いて青色LEDを作製した。そして,ペロブスカイト
層同士を分子架橋で連結させ,構造全体の安定性を向上させる。従来
の研究で用いられた分子架橋は左右対称で,分子の両端が同じ形をし
ていた。そこで今回,両端が異なる形をした左右非対称の分子架橋を
使用すると,ペロブスカイトLEDの全体的な特性に影響が出るかどうか
を調査する。その結果,架橋分子が左右非対称であると,ペロブスカ
イトの層におけるイオンの移動が遅くなり,ペロブスカイト構造の安
定性が向上することを発見した。そして,この左右非対称性により架
橋分子における電子分布が変化し,ペロブスカイト層同士の間に小さ
な双極子電場が生じることを示した。研究グループは,この双極電場
がイオンの移動を妨げ,安定性を維持していると考えていることから,
左右非対称の分子架橋を使用する戦略は,ペロブスカイトLEDにおけ
るハロゲン化物偏析の課題を解決するだけでなく,ペロブスカイト太
陽電池などの他のペロブスカイトデバイスにも応用できる可能性があ
るとしている。
原題:Long carrier diffusion length in two-dimensional lead halide perovskite
single crystals, 2022.2.6
書籍:大豆と人間の歴史
著者:クリスティン・デュボワ
【内容概説】
人類が初めて手にした戦略作物・大豆。その始まりは、日本が支配し
た満州大豆帝国だった。サラダ油から工業用インク、肥料・飼料、食
品・産業素材として広く使われ、南北アメリカからアフリカまで、世
界中で膨大な量が栽培・取引される大豆。大豆が人間社会に投げかけ
る光と影、グローバル・ビジネスと社会・環境被害の実態をあますと
ころなく描く。
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第1章 アジアのルーツ
第2節 大豆栽培の始まり
序 章 ウイルスとは何か
第1章 ウイルス現象学
第1節 免疫とはなにか
1-5-1 特許事例:免疫応答を高める方法
1-5-2 オミクロン株が「人間の免疫機能」の実態を明らかにし
つつある ▶2022.2.4. 17:14 Gigazine
第2節 ウイルスの病原性の評価
第3節 水際検査体制(未然感染防止)
第4節 自国のワクチン及び治療薬開発体制
4-1 国産ワクチン開発:新型コロナウイルス
4-1-1 予算も研究開発活動も限定的
コロナワクチンの開発で日本が出遅れた背景
4-1-2 国産ワクチン実用化の壁
4-1-2-2 規制の弾力的運用を
第5節 感染パンデミック監視体制
5-1 WEB特集 ワクチン接種 なぜ日本は遅い
5-2 新型コロナウイルス国産ワクチン開発生産体制構築の遅れ
5-3 新型コロナ感染者もワクチンを接種した方がいい
目標は感染防止ではなく重症化の阻止
第6節 エマージェンシーウイルス
第7節 新型コロナウイルス
7-1 新型コロナウイルスのライフサイクル
7-2 変異ウイルス
7-2-1 感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コ
ロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について(第9報)
7-2-2 オミクロン株の特徴
1.ワクチンを追加接種しないとオミクロン株に有効な中和抗体が十
分に得られない
2.オミクロンはマウスで変異し人に感染したことが判明
3.モデルナワクチンのブースター接種で抗体が「83倍」に、オミク
ロン株の予防効果も確認される
4.ブースター接種後のさらなる追加接種で合計4回打ってもオミク
ロン株対策には不十分
5.アルファの突然変異はオミクロンの洞察を提供する
6.オミクロン・スパイクタンパク質-ACE2複合体の 抗体回避とクラ
イオEM構造 第8節 感染リスク
1.感染力2.致死率・重症化
8-1 予後
8-1-1 死亡リスク
8-1-1-1 新型コロナ生存者の死亡リスク
8-1-1-2.生存者の死亡リスク
8-2-1 脳損傷
8-2-1-1 新型肺炎と脳の関係
8-2-2 後遺症
8-2-2-1.嗅覚障害
8-2-2-2 後遺症の未来
8-2-2-3 新型コロナウイルス感染症の後遺症による認知能力
8-2-2-4 コロナ後遺症のメカニズム一部解明 倦怠感
8-2-2-4 回復後も疲労や認知機能の低下が続く「ロングCOVID」
第9節 感染予防・検査・治療
9-1 検査方法・装置設備
9-1-1 新型コロナウイルス感染症に関する検査
1.新型コロナウイルス抗体の種類と量を30分で測定
9-3 新型コロナ治療薬
1.国内で使用されている主な薬剤
9-3-1 細胞に侵入するのを防ぐ
1.ソトロビマブル) 抗体カクテル療法
9-3-2 増殖を防ぐ
8.核酸代替拮抗薬発見 北海道大学
9-3-3 炎症を防ぐ
第10節 ウイルスとともに生きる
10-1 バイオハザード対策の発展史
10-2 高度隔離施設の現場へ
10-3 病原体の管理基準
10-4 根絶の時代から共生時代
第2章 COVID-19パンデミックとは何だったのか
第1節 各国の動向と対策の特徴
1.米国
1-1 COVID-19委員会の創設を提案
2.日本
2-1 ウイルスの病原性の評価
2-1-1 SARS-CoV-2オミクロンバリアントの固有の重症度を推測す
る際の課題:DOI: 10.1056/NEJMp2119682
2-1-1-1 新型コロナ オミクロン株の感染者が重症化しにく
いのはなぜか ▶ 忽那賢志 感染症専門医 2022.2.5 Yaho!JAPAN
第2節 謎のCOVID-19起源
2-1 消えぬ武漢研究所人為的発生説
第3節 新型コロナウイルスで分かったこと
3-1 人体の免疫システムからの逃避機構
3-2-1 新型コロナ オミクロン株の感染者が重症化しにくい理由
▶2021.5.2
3-3 ファクターX”は日本人の免疫細胞か
第4節 いつまで続く「コロナ禍」は?!
4-1 適切な専門家に聞く「新型コロナ」の読み解き方
4-1-2 人工ウイルス説はなぜ登場し、そして否定できるのか
4-1-3 SARS-CoV-2とはどんなウイルスなのか
終 章 ウイルス感染症と戦略『後手の先』
河出書房新社(2021/09発売)
サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
商品コード 9784309228303 NDC分類 345.1 Cコード C0022
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第9章 戦争、借金、インフレ、飢饉、そして所得税
風蕭々と碧い時代 ● 今夜の寸評:沸騰する欲望と対峙する知恵