彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる "招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん」
【ポストエネルギー革命序論 425: アフターコロナ時代 235】
現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散時代」
● エネルギーを凍結して保存する「凍結融解バッテリー」
4月6日、電解質内のイオンの動きを凍結して長期間の電力保持を実
現する「凍結融解バッテリー」の開発が、米国エネルギー省(DOE)な
どの手で進められている。凍結融解バッテリーは実験段階において、
12週間にわたり、容量の92%を維持されることが分かっている。
さて、その手だては、①塩やアルミニウム、ニッケルなどの材料を
加熱し溶融、②液体となった電解質にイオンを流すことで化学エネル
ギーを生成し、③室温まで冷却してイオンの動きを止め、化学反応を
停止させ保存する。エネルギーが必要になったとき、再加熱する仕組
み。
凍結融解バッテリーは実験段階において、12週間経過した時点で
容量の92%が保たれた状態。バッテリーのコストを削減することに
重点を置き、材料をニッケルから鉄に変えることができた場合、実験
段階における「1kWh当たり23ドル(約2,850円)から、既存のリチウ
ム電池の15分の1に当たる1kWh当たり6ドル(約740円)に押し下げ
ることができる。
また、理論上のエネルギー密度も既存の鉛蓄電池より高く、バッテ
リーをより大容量かつ小型なものにできる。この凍結融解バッテリー
を使うことで、これまで短期間しかエネルギーを保存できなかった風
力発電所や水力発電所がより長期的にエネルギーを保存できるように
なり、風が強い夏に電力を貯蓄し、電力需要がピークに達する冬まで
保存できる。この研究により、今日のバッテリー技術限界が克服---
季節を超えたバッテリー活用ができる。
【関係文献】
1.原題:季間貯蔵用凍結融解溶融塩電池 A freeze-thaw molten salt
battery for seasonal storage,Minyuan M. Li, Xiaowen Zhan, Evgueni Polikar-
pov, Nathan L. Canfield, Mark H. Engelhard, J. Mark Weller, David M. Reed,
Vincent L. Sprenkle, Guosheng Li. https://doi.org/10.1016/j.xcrp.2022.100821
【要点】
1. 凍結融解バッテリーは充電されたエネルギーを数か月間保存でき
る。
2. 固化した溶融塩は、周囲貯蔵中に自己放電を停止する。
3. 加熱するとアクティブになり蓄積された電荷の90%を回収できる。
4. 硫黄ドーピングはニッケルカソードを活性化し容量を維持に役立
つ。
【概要】
季節的な超過分のグリッドレベルの貯蔵は、再生可能電力にとって重
要な資産になる可能性があります。ここでは、凍結融解熱サイクル戦
略を適用することにより、概念実証として、1~8週間後に90%を超え
る有効容量回復を示すAl-Ni溶融塩電池を報告します。溶融塩電池に
おけるニッケルカソードの3つの活性化方法を検討します:(1)H2 /
N2の下でカソード顆粒を熱処理する、(2)部分的に帯電したNiCl2 /
Niカソードを組み込む、および(3)溶融塩電解質をドープする硫黄
で。特に、大規模な用途に適した費用効果の高い方法である硫黄ドー
ピングは、Niカソードを最初に活性化するのに効果的であるだけでな
く、熱サイクル中のエネルギー保持にも非常に貴重です。全体として、
熱サイクル下のこれらの Al-Ni溶融塩電池は、数週間にわたりセル容
量を高く保持し、スケーラブルな季節的保管の方向性を設定する。
■変換効率30%超・季間変動調整型エネルギー貯蔵オールソーラー
システム及びと電気分解型水素製造貯蔵供給システム並びにに光触媒
型化合物合成システムの量産化の目途がほぼ見通せたことを現況確認
した。後は「再エネ社会制度及び事業設計」に移行する。以上。実に
愉快である。
【ウイルス解体新書 112】
序 章 ウイルスとは何か
第1章 ウイルス現象学
第1節 免疫とはなにか
1-5-1 特許事例:免疫応答を高める方法
1-5-2 オミクロン株が「人間の免疫機能」の実態を明らかにし
つつある ▶2022.2.4. 17:14 Gigazine
1-5-3 「BCGよりも結核がコロナ被害の国・地域差に関わること
を発見 ▶ 2021.6.19 帝京大学医学部地域医療学教授 井上和男
一時的なワクチン接種による「人工能動免疫」よりも、結核のように
持続感染する病原体に よる「自然能動免疫」のほうがはるかに強い
であることから、以下の「結核既感染 vs.コロナ」仮説をたてた(図 1)
・結核の潜行性持続感染(X)が訓練 免疫(Y)を強化する
・かつて結核のまん延した地域(アジア)ではコロナ被害は少なく、
結核 の非まん延地域(欧米)では大きい
・BCG(W)は結核予防のためまん延 地域で普及しており、BCG(↑)
→ コロナ(↓)という見かけ上の関連 (疑似相関)がある。
1)図2 は、研究の主結果。1990年の結核の発症率をX軸、コロナ死亡
率(a)と発症率(b) を Y 軸にとって 90 か国描画したグラフ(対数散
布図なので実際の差ははるかに大きい)。BCG 接種を行っている国を
○(A)過去には行っていたが現在は行っていない国を▲(B)これま
で施行したことのない国を■(C)として分類。
その結果、コロナの死亡率・発症率のいずれにおいても、1990年の結
核の発症率とはマイナスの相関が、BCG の接種状況とも相まってみら
れた。
・結核の多かった国々はアジアに多く、BCGが現在も行われており(A)
コロナの死亡率も発症率も低い状態。これらの国々はグラフでは右
下に位置している。
・逆に結核の少なかった国々は主に欧米であり、BCG はこれまで未実
施(C)か中断(B)されており、かつ未実施国と中断国でのコロナ
被害の差は不明瞭です。そして、コロナの死亡率・発症率も高い値
を示した。これらの国々は、グラフでは左上に位置している。また、
この負の関係(結核↑⇒コロナ↓)は、国別の高齢化率、有病率そ
して裕福度(一人当たりの国民総生産)を考慮に入れた分析でも同
じであった。
2)文献情報から取得した 28 か国の 1950年の結核の死亡率(10万⼈
あたり)でも同じ負の相関がみられた。
3)変化するコロナ流行によってこの結果が変わらないか検証したとこ
ろ、2020年 8月 5日 (4か月後)、そして 2021年 4月 5日(1年後)
においても結果は同じ。上記は全て、「結核既感染 vs.コロナ」仮
説を支持する結果になった。
❏関連論文:Association of the past epidemic of Mycobacterium
tuberculosis with mortality and incidence of COVID-19 掲載 URL:https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.
pone.0253169 なお、筆頭著者による本研究に関する動画説明を、
YouTubeにて閲覧できる。
YouTube URL:https://youtu.be/AjNffYoPyJ0
1-5-4 結核に感染すると新型コロナへの耐性が生じる マウス
実験で確認される
▶2022.4.10 GIGAZINE
第2章 COVID-19パンデミックとは何だったのか
終 章 パンデミック戦略「後手の先」
河出書房新社(2021/09発売)
サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
商品コード 9784309228303 NDC分類 345.1 Cコード C0022
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第11章 大きな政府の誕生
税金は窃盗である。戦争は窃盗で得た金を資金とす
る大量殺人である。徴兵は、倫理上は誘拐に等しい。
ロジヤー・ヴァー、企業家(2018年)
所得税がアメリカにやってきた