彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん」
【世界の工芸:京都国立近代美術館創立30周年記念展】
【完全クローズド太陽光システム事業整備ノート ②】
● ソーラーの持続可能性の鍵となるリサイクル
【序論】
1.PV技術に関連する鉱物の希少性と供給リスク
資源枯渇カテゴリーに関する従来のLCA結果を補完するものとして、
英国地質調査所(BGS)からの鉱物生産のデータを考慮して、材料の不足
から生じる供給リスクを特定し、より詳細に議論しました。データは
パブリック BGS データベースからアクセスできます。データは、10
年間の生産変化率(2010〜2019年)の傾向を得るために使用され、この
10年間の平均率は、今後10年間(2021〜2030年)の2030年の鉱物生産に
外挿すると考えられています。2019年までのデータを使用することを
選択することで、その年の生産率に影響を与えたCOVID-19の制限によ
り、2020年に発生した異常を回避できます。供給リスクの評価は、そ
の年の世界生産量に対する1年間のPVモジュール製造に必要な鉱物の
比率を取得することによって実行される。比率を提示するために選択
された年は、2019年(実際の実際のデータに基づいて計算)と2030年(鉱
物生産とPV製造の両方の予測データで計算)。最後に、最近提案された
地殻希少性指標(CSI)と呼ばれる中間レベルの鉱物資源影響評価手法
を使用して、地殻希少性ポテンシャル(CSP)と呼ばれる特性評価係数
をkg元素あたりのkgシリコン当量として測定して、追加の分析を実施
した。この方法は、シリコン(参照値として使用されるため、定義上
CSP=1)をシリコンと比較して評価される他のすべての材料に関連付
けるため、PV技術の将来のリスク供給の評価に特に興味深い。シリコ
ンは地球の地殻で最も豊富な元素であるため、基準として選択されて
いる。それらは経験的な地殻濃度(ci,ppmで測定)の 各元素i:CSPci,
= cSi/ci,したがって、定義上、SiにはCSPがある Si= 1、他のすべて
のCSPはより大きく、そのうちのいくつかは非常に高い値を持ってい
る。CSPが高いほど、材料は希少になります。次に、各元素に提案され
たCSPに地球の地殻から抽出された質量の量を掛けて、他の鉱物のCSI
指標を取得できる。これは、さまざまなPV技術に必要な鉱物に対して
行われている。それにもかかわらず、PVモジュール製造のバリューチ
ェーンに影響を与える可能性があるのは未加工鉱物の供給リスクだけ
でなく、IHS Markitコンサルタントからのデータを使用して、鉱物か
らモジュールまでのすべての生産ステップの依存関係の追加考慮事項
も含まれています(図4の生成に使用).スズと銀を除くPV技術に関心
のあるすべての鉱物が「欧州連合の重要な原材料に関する報告書」に
含まれていることを強調する価値がある。8;金属シリコンはレポート
に含まれていますが、セクション3で提示された結果から、銀はシリ
コン(金属とフェロシリコンの両方を含む)よりも将来のPV製造にはる
かに高いリスクをもたらすことは明らかです。電極に使用される合金
中の銀の量を減らすための研究は、セルの性能を深刻に損なうことな
くいくつかの選択肢を提供しています。スズ含有量が増加した合金(ス
ズも将来的に供給緊張の影響を受ける可能性があるが)、銅ベースの代
替品、ポリマーマトリックスに埋め込まれたグラフェン、カーボンナ
ノチューブ、銀ナノワイヤーなどの他の材料は、インジウムドープ酸
化スズ(ITO)、銀または金電極のいくつかの潜在的な代替品に言及する
だけで、結晶シリコンセルにも適用できるため、シリコンベースの技
術が次の10年間で市場を支配すると予想されるため、より大きな影響
を及ぼす。最後に、インターディジットバックコンタクト(IBC)シリコ
ンヘテロ接合技術は、電極(この場合はセルの裏側の両方)の銀の還元
を促進する可能性がある。
2.PV容量の設置と生涯発電のための材料需要のシナリオ
シナリオの選択は、国際機関からの異なる報告と科学界からの記事と
の間に不一致をもたらす可能性がある。この作業では、PV生産のため
の鉱物の将来の需要の評価のために考慮されたシナリオは、国際エネ
ルギー機関がレポート「2050年までにネットゼロ」で提案したシナリ
オの組み合わせ。世界のエネルギーセクタのロードマップ」22030年
までの太陽光発電設備容量のデータと、フラウンホーファー太陽エネ
ルギー研究所のいくつかのレポートに含まれるデータ。これらの後の
レポートからの情報は、過去に振動が見られた年間総容量の技術内訳
の傾向を示していますが、それは過去5年間は非常に安定しているよ
うであり、市場で94%のシェアを持つシリコン結晶技術が明確に統合
された傾向をリードしています(単結晶が明らかに支配的になり)、
CdTe(4%)がそれに続きます。CIGS (1%) そして最後にa-Si (0.2
%未満)53この市場の内訳は、結晶シリコン技術と薄膜技術の分離に
おいて一定に保たれており、鉱物の需要が計算された2030年の予測値
を取得するために、市場シェアを今後8年間に外挿することができま
す。また、モジュールの生産に必要な鉱物の量を見積もるために、技
術的成熟段階を選択する必要があります。結晶シリコン技術の市場シ
ェアが高いため、シリコン含有量は最も重要な要素であり、この場合、
シリコンセルの材料使用量は約16 g/Wから大幅に削減されました2000
年に約3.6 g/Wにp2011年には、効率の向上とウェーハの薄型化により、
2004年の300μmから2020年には175μmに進化したが、商用セルは約180
μmで過去10年間安定。モジュールの活性表面の平方メートル当たりに
埋め込まれた材料からモジュールによって供給される電力に変換する
ため以下のセルパラメータが使用される。c-Siセル厚さ170μm、PCE
= 15.8%薄膜技術の場合:CIGSセル厚さ3μm、PCE = 12%、CdTe厚さ3
μm、PCE = 10%、a-Si厚さ5μm、PCE = 10%。さらに、最終的にセル
に埋め込まれた材料とセル生産に必要な初期投入量の差、つまりc-Si
の利用率は現在50%であり、2040年までに楽観的なシナリオで 最大90
%まで大幅に改善される可能性がある。a-Siはすでに90%ですが、 他
の薄膜については、2040年までに現在の60%から90%に改善の余地が
ある。薄膜技術の場合、活性層の厚さがはるかに薄く、すべての薄膜
技術で数μm 前後で、活性層での材料の使用は大幅に削減され、過去
10年間非常に類似した値に保たれている。特に、活性層における主要
元素の使用平均値は0.068g/Wである。pシリコン-Si:H技術、0.064 g/
Wpカドミウムおよび0.067 g/WpCdTe技術および0.019 g/Wのテルルp銅、
0.022g/Wpインジウム、0.004g/Wpガリウムおよび0.031g/Wp文献レビュ
ーの平均から計算したCIGS技術におけるセレン(c-Siについては表1、
CdTeについては表2、CIGSについては表3、a-Siについては表4)。こ
の調査では、次の平均埋め込み量の材料が考慮された。
表1.c-Si技術:太陽電池の材料要件(kg/MW)p最初の行に示されている
いくつかの参考文献と計算平均値
注 :一般的なモジュールのフレーム、はんだ付け、ケーブルに必要な
金属が含まれる。
表 2. CdTe技術:太陽電池の材料要件(kg/MW) 最初の行に示されている
いくつかの参考文献と計算平均値
注:はんだ付けに必要な金属と、フレームレスと見なされる一般的なモ
ジュールのケーブルが含まれる。
表3.CIGS技術:太陽電池の材料要件(kg/MW) 最初の行に示されてい
るいくつかの参考文献と計算された平均から。
注:はんだ付けに必要な金属と、フレームレスと見なされる一般的な
モジュールのケーブルが含まれる。
表4. a-Si技術:太陽電池の材料要件(kg / MW) 最初の行に示されて
いるいくつかの参考文献と計算平均
注:この場合のSi含有量は、セルの厚さが5μm、PCE = 10%のa-Siモジ
ュールの計算です。計算には、はんだ付けに必要な金属と一般的なモ
ジュールのケーブルが含まれ、フレームレスと見なされます。
各技術の市場シェアと材料所要量の組み合わせは、モジュール生産の
ための各材料のPV需要に対する世界の鉱物生産の2019年の比率を計算
するために使用され(設備容量)、同様に、上記のNZE2050 IEAシナリオ
に従って、2030年までのPV設備容量の予測総量(年間平均)を使用して
いる。発電のデータをLCA調査の機能単位として、または他の発電技術
と比較する場合、同じPVシステム性能比(PR = 0.7%、温度損失を含む
)と同じ平均放射照度 1700kWh/mを使用してさらに計算が行われまし
た。これは、UNEPが計算に使用する年数。
この項つづく
細胞農業に対する世界最大の政府助成金
10月28日、オランダ政府は、細胞農業エコシステムの支援に6,000万ユ
ーロを割り当てを確認(上画像参照)。
いまや、細胞農業は、肉や乳タンパク質などの動物製品を動物細胞や
微生物細胞から直接「成長」を可能にする、新しく出現した技術であ
るが。オランダの今月の誓約は、この部門への世界最大の国家政府補
助金となる。これは、2025年までに持続可能な経済成長の可能性が最
も高い3つの分野へのプロジェクト投資に焦点を当てたオランダ国家
成長基金の一部を構成。計画実施は、農業・自然・食品品質省と協力
し細胞農業オランダ財団の調整の下でスタートされる。国家成長基金
からの6,000万ユーロの助成金に加えて、追加で2,500万ユーロの協調
融資準備され、予算総額は 8,500 万ユーロとなる。これにより2050年
までにオランダの収益力が125億ユーロから20億ユーロ増加し、同時に
気候、環境、および健康上のメリットがもたらされると予測する。た
とえば、1.8 Mton CO2-eqの削減に相当。2050年には年間2万トンの
アンモニアを排出す。資金提供された活動は、教育、研究、規模拡大、
知識共有の改善により、オランダの細胞農業を今後8年間で大幅に後
押しする。これには、高校生への教育と参加、大学向けの新しいモジ
ュールの作成、企業への情報とアドバイスの提供、潜在的な将来の製
品のための「オープンアクセス」実験とスケールアップ施設構築が含
まれる。
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中世期最大の詩人のひとりであり、学問と識見とで当代に数すくない
実朝の心を訪れているのは、まるで支えのない奈落のうえに、一枚の
布をおいて坐っているような境涯への覚醒であった。本書は、中世初
期の特異な武家社会の統領の位置にすえられて、少年のうちからいや
おうなくじぶんの〈死〉の瞬間をおもい描かねばならなかった実朝の
詩的思想をあきらかにした傑作批評。
【目次】
1 実朝的なもの
2 制度としての実朝
3 頼家という鏡
4 祭祀の長者
5 実朝の不可解さ
6 実朝伝説
7 実朝における古歌
8 〈古今的〉なもの
9 『古今集』以後
10 〈新古今的〉なもの
11 〈事実〉の思想
実朝における古歌 補遣
実朝年譜
【著者略歴】 吉本隆明(1924-2012年)は、東京生まれ。東京工業大
学電気化学科卒業。詩人・評論家。戦後日本の言論界を長きにわたり
リードし、「戦後最大の思想家」「思想界の巨人」などと称される。
おもな著書に『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『心的現
象論』『マス・イメージ論』『ハイ・イメージ論』『宮沢賢治』『夏
目漱石を読む』『最後の親鸞』『アフリカ的段階について』『背景の
記憶』などがある。
Ⅲ 頼家という鏡 ①
吉本隆明著『源実朝』 Ⅲ 頼家という鏡 筑摩書房刊