彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん」。
● 技術的特異点でエンドレス・サーフィング
【再エネ革命渦論 82: アフターコロナ時代 281】
マルチシュミーション概論Ⅰ
再生エネルギー開発に着手し、20数年経ていよいよ最終段階Ⅱは入り、
築くことがあった。30数年前、職場で『マルチメディア』研究会を立
ち上げ、カラーブラウン管の終焉の軟着陸と同時、カラーディスプレ
イの未来を構想しながら、『デジタル革命渦』をとらえようといて自
主的開始したものだが、シャドーマスク量産のまっただ中(高粗利%
まで上昇する)、液晶・プラズマなどの薄型ディスプレイの猛追が始
まろうとしてきたおりで、なんでそんなことを考えるたのか? マル
チ思考というのが私の基質(気質)なのだが、それはさておき、現在
、「マルチエージェント・シミュレーション:MES」が流行っていこ
とを知るが、語源は、既に1960年代末には、コンピューターを使わず
に行われており、その後のコンピューター技術の発展により、より大
規模で様々なマクロ現象に対象にして、コンピューター上で、多数の
エージェントが自律的に動き、他のエージェントなど周囲状況と相互
作用する仕組みを作り上げることが可能となった。現在ではマルチエ
ージェント・シミュレーションとは、この技術を用いたコンピュータ
上の実験のことを指し----因みに、「エイジェント」とは、ユーザー
や他のソフトウェアの代理・仲介を果たすソフトウェア➲ソフトウ
ェアエージェント(構成要因、説明要因)----複数(マルチ)の「エ
ージェント」を用いた仮想実験(シミュレーション)のことを意味す
る。これは余談だが、まだこの時には半導体製造装置(前工程/後構
工程)事業の黒字化はほど遠く、唯一、洗浄装置(半導体製造工程の
40%?)が立ち上がっていくころであった。そして、1995年には自
費で『マルチメディア事典 : 21世紀に向けて社会・情報革命のバイ
ブル』(産業調査委)で購入し、仮想現実・拡張現実などを学ぶ。
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【参考文献】
・J.M. Epstein & R. Axtell, 1999, 人工社会-複雑系とマルチエー
ジェントシミュレーション-(訳:服部正太・木村香代子), 共立
出版, 東京
・山影進, 2007, 人工社会構築指南 artisocによるマルチエージェン
トシミュレーション入門,書籍工房早山,東京
・生天目章, 1998, マルチエージェントと複雑系,森北出版,東京
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つまりは、『再エネ』は「オール・ソーラ・システム」「オール・ウ
インド・システム」「オール・バイオマス・システム」「エネルギー・
ストレージ・システム」などの「マルチシュミーション・システム」
を支援をえて『脱炭素システム;Decarbonization system』が完全統
合され、「先端技術本位制×環境リスク本位制」が確立されていく。
しかも、それは試用段階から実用段階の端間に立っている。
✺ NEDO事業の人工光合成の国際的なコンペティションで1位
NEDO事業の成果が人工光合成の国際的に1位獲得
NEDOの「二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発」事業の
成果を利用し、人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)の
支援の下、東京大学と(株)INPEX(以下、本チーム)は人工光合成
の国際的なコンペティション「Fuel from the Sun:Artificial Photosynthesis」
に出場、昨年12月5日に行われた表彰式で結果が発表され、本チームが
1位を獲得。NEDOが2014年度~2021年度に実施した「二酸化炭素原料
化基幹化学品製造プロセス技術開発」(本事業)で人工光合成化学プ
ロセス技術研究組合(ARPChem)は、東京大学特別教授/信州大学特
別特任教授 堂免一成光触媒テーマリーダの下、太陽光エネルギーを
利用して光触媒によって水からソーラー水素を製造する技術開発に取
り組んできました。本事業の成果として国立大学法人東京大学らと共
同で、昨年度は屋外において 100㎡の光触媒パネルによる水素製造実
証に成功。今般、東京大学と株式会社INPEXは、本事業で得た成果と
メタン合成技術を組み合わせ、ARPChemの支援の下、欧州連合(EU)
の機関である欧州イノベーション会議(EIC) 主催の人工光合成の国
際的なコンペティション「Fuel from the Sun:Artificial Photosynthesis」に
出場。コンペティションは、7月4日~7日にイタリア・ロンバルディ
ア州のイスプラにおいて行われ、22チームから予選を通過した3チー
ムが人工光合成のプロトタイプ装置を屋外で3日間運転した。
コンペティションでは、人工光合成技術により実用的な燃料合成を行
う機能的なプロトタイプ装置を構築する技術力を競う。東京大学は、
本事業の成果を活用して水素を製造し、得られた水素と二酸化炭素(
主催者供給)をメタンに変換する装置を(株)INPEXと共に構築し、
メタン燃料を製造しました(図1左)。 そして、12月5日の表彰式で
その結果が発表され、本チームが第1位となり、賞金として5百万ユー
ロを獲得しました(図2)。今回の成果は、これまでNEDO事業で培っ
た水素製造技術と(株)INPEXが推進しているメタン合成技術を組み
合わせることで実現。
光触媒パネル反応器の基本単位(左)と紫外光照射時の水分解反応時の様子(右)
今回の光触媒は紫外光のみの吸収であるため、変換効率が1%未満と
低い値にとどまってしまう。この点については、今後数年以内に可視
光と紫外光の両方を吸収できる光触媒を開発し、5~10%の達成を目
指す。
❏ 特開2021-23840 金属酸化物含有複合体およびその製造方法、
【要約】
周期表で第6族~第12族に分類される金属を2種以上含む金属酸化
物の粒子と、金属酸化物の粒子を担持する担体とを含み、金属酸化物
は、スピネル型、またはペロブスカイト型の結晶構造を形成し、金属
酸化物の粒子の平均粒子径が5nm以下である、金属酸化物含有複合
体。金属酸化物は、CuCo2O4、MnCo2O4、またはFeCo
2O4である、金属酸化物含有複合体。担体は、TiO2、SnO2、
Al2O3、PbO2、またはZnOの粒子である、金属酸化物含有
複合体。油中水型のミセルを含むエマルジョンである第1液と第2液
とを混合する工程、混合液に担体を加える工程、混合液に水溶性有機
溶媒を加える工程、混合液から担体を含む不溶物を取り出す工程、お
よび、不溶物の焼成工程を含む、金属酸化物含有複合体の製造方法で、
触媒として機能することができ、二酸化炭素を効果的に光還元するこ
とが可能な複合体材料の提供。
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❏ 特許第5946773B2号 エタノールを製造するための同時糖化発酵法
【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)不溶性固形物および多糖類を含んでなる前処理バイオマスを提供
するステップと;
b)多糖類を発酵性糖類に変換するための少なくとも1つの糖化酵素
を提供するステッ プと;
c)原核生物エd)撹拌用のインペラを含むバイオリアクター内で、
a)の前記前処 理バイオマス、b )の前記糖化酵素、およびc)
の前記原核生物エタノール産生体を含んでなる糖化発酵混合物を調
製するステップと;
d)撹拌用のインペラを含むバイオリアクター内で、a)の前記前処
理バイオマス、b )の前記糖化酵素、およびc)の前記原核生物エ
タノール産生体を含んでなる糖化発酵混合物を調製するステップと
e)前記糖化発酵混合物中で前記原核生物エタノール産生体を培養す
るであり、100μm~600μmのサイズのバイオマス粒子の存
在下で前記撹拌により総糖化発酵混合物1kg当たり0.2ワット
以下の出力が前記糖 化発酵混合物に供給され、前記原核生物エタノ
ール産生体がエタノールを産生する、ステップとを含んでなる、エ
タノールを製造する方法。
【ウイルス解体新書 159】
序 章 ウイルスとは何か
第1章 ウイルス現象学
第2章 COVID-19パンデミックとは何だったのか
第3章 パンデミック戦略「後手の先」
終 章 備えあれば憂いなし
新・国債の真実―99%の日本人がわかっていない
目次
はじめに
1章 まず「これ」を知らなくては始まらない―そもそも「国債」っ
て何だろう?(企業は金を借りて運営する、国も同じ;政府は予算
を立て、「足りない額の国債」を発行する ほか)
2章 世にはびこる国債のエセ知識―その思い込い込みが危ない(
何の知識もなく語っている人が多すぎる;「倹約をよしとする」と
「借金は悪」となる ほか)
3章 国債から見えてくる日本経済「本当の姿」―「バカな経済論」
に惑わされないために(なぜ財務省は「財政破綻する」と騒いでい
るのか?;財務省ロジックに乗っかる人々もいる ほか)
4章 知っているようで知らない「国債」と「税」の話―結局、何を
どうすれば経済は上向くのか(経済を「道徳」で考えると、大きく
見誤る;政府がお金を使うということは、国内にお金を巡らせるこ
と、ほか)
5章 「国債」がわかれば、「投資」もわかる―銀行に預けるくらい
なら国債を買え(国債は金融商品の「プレーンバニラ」;低金利下
では、国債が最強の金融商品 ほか)
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「国債発行残高はGDPの200%」を心配しなくていい理由
日本の国債発行残高が、どれくらいか知っているだろうか。だい
たいGDP(国内生産)の200%くらいだ。
これを、「今月のお給料が30万円なのに、60方円も借金があるよう
なもの、大変なことだ」などと考えるのは、これまた半径1メートル
の見方でしかない。
すでに再三説明しているように、国情は政府の借金だ。
誰から借りているかというと、主に民問金融機関である。彼らが国
債を買うから、政府は予算で足りない分を補填できる。これは前章で
も説明したとおりだ。借金である以上、国債には利子がつく。金利に
納得できなければ、民間金融機関は国債を買わない。
今のところ、そんな事態にはなっていないから、民間金融機関はお
おむね金利に納得しているということだ。
これが何を意味するか、わかるだろうか。
先ほど「日本の国債発行残高はGDPの200%」と問いて、「大
変だ」と思ったかもしれないが、じつはまったくそんなことはないと
いうことだ。
もし「国債が多く発行されすぎている」と民間金融機関が判断した
ら国債は買われなくなり、そうなれば国債の金利はどんどん上がる。
需要と供給の関係で、買いたい人が少ない場合は、買い手により有利
な条件をつけなくてはいけないからだ。
でも、すでに述べたように、国債の金利は低いまま取引されている。
いい換えれば、これは民間金融機関が国債をまだまだ欲しがっている
ということだ。つまり、国債は「発行されすぎ」ではないのである。
GDPの2倍などという数字に驚く前に、金利は上昇していないと
いう現状を見れば、現時点での国債発行残高には何も問題ないという
ことが、すぐにわかるのだ。
それでも納得できない人は、こういったらわかるだろうか。
借金というのは、必ず誰かの資産になる。
国債は政府の借金だが、貸している民間金融機関にとっては「資産
」である。民間金融機関は国債という資産を買って、利子収入を得て
いるのである。
今ほど低金利では、「利がやで儲ける」というほど大きな額にはな
らない。しかし、わずかでも利子収入を生む「資産」であることには
違いない。
しかも、前項でも説明したように、国債は金融市場の「コメ」だ。
だから金融機関は、金利が低くても国債を買い続ける。
肘金とは、どこ王でいっても、「借りる側」と「貸す側」の二者関
係の話だ。貸し手が喜んで貸している間は金利は低いままだが、「な
んだか危ないから、もう貸したくない」という貸し手が増えれば金利
は上がる。
国債は金利が低いまま取引されているから、「発行されすぎ」とい
うロジックは成り立だない。
やはり単純な話なのである。
さらに、根本問題として、発行残高だけをみるのはバランスシート
の右側だけなのでまずい。
バランスシート側の議論は、やはり必要なのだ。
この項つづく
風蕭々と碧い時代
Jhon Lennon Imagine