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彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん」。
● 技術的特異点でエンドレス・サーフィング
宣言!”再エネ・リサイクル・ゼロカーボン最先進国”
● 日・米の水素-水素化ホウ素核融合初観測 人工太陽開発
核融合科学研究所(岐阜県土岐市)は米核融合スタートアップのTAE
テクノロジーズ(カリフォルニア州)と共同で、軽水素(普通の水素)
とホウ素という新たな燃料の組み合わせによる核融合実験に成功した
ことを好評。将来の実用化を目指す核融合発電では一般に、燃料に重
水素と三重水素(トリチウム)を使う想定だが、今回の方法は放射線
である中性子が発生しない点で優れている。ネイチャー コミュニケー
ションズ誌に掲載された最新の研究によると、クリーンで豊富な先進的
水素化ホウ素燃料を核融合エネルギーに利用する可能性があるという。
フットヒルランチ(カリフォルニア州)2023年3月2日 /PRNewswire/ --
世界各地で核融合開発者が核融合エネルギーの商用化を競う中、TAE
Technologiesは、豊富で環境に配慮した燃料である水素化ホウ素(別
名p-B11またはp11B)による最もクリーンでコスト効率の高い電力供給
方法を他社に先駆けて追及している。
via CISION
本日、同社は日本の核融合科学研究所(NIFS)と共同で、世界で初め
て磁場閉じ込め核融合プラズマでの水素化ホウ素核融合実験という画
期的な研究成果を公表。ネイチャー コミュニケーションズ誌に掲載さ
れた査読付き論文(「First measurements of p11B fusion in a magnetically
confined plasma」)では、NIFSの大型ヘリカル装置(LHD)の実験に
よる水素化ホウ素の核融合反応の結果を説明しています。本論文では、
LHDプラズマ中での水素化ホウ素融合に必要な条件を実現するための
実験作業と、アルファ粒子として知られるヘリウム原子核などの水素
化ホウ素反応の生成物を測定するためのTAEの検出器の開発について
こう話す。
図1.実験装置
(左) ヘリオトロン プラズマの一部を切り取った LHD 真空容器を示
す 3D CAD モデル。 (右) LHD セパラトリクス近くの PIPS 検出器、
最後の閉じたフラックス表面 (tan) の一部、およびプラズマの下に位
置する PIPS 検出器に到達する、計算されたアルファ粒子の軌道 (緑
色の曲線) を示す CAD 画像。
via J-Stage「核融合炉開発の展望」
YouTube 【日米】水素・ホウ素の『核融合』実験が成功しました!
この発見は、長年にわたる国際的な核融合共同研究を反映しており、
最もクリーンで、最もコスト競争力があり、最も持続可能な核融合用
燃料サイクルである水素化ホウ素を用いた商業用核融合発電を開発す
るというTAEの使命における画期的な出来事。ネイチャー コミュニケ
ーションズ誌の論文では、核融合炉の炉心を製造する上での課題は、
D-Tよりもp11Bの方が大きいですが、原子炉の工学ははるかにシンプル。
簡単に言うと、p11Bによる核融合への道は、下流の工学的課題と現在
の物理学的課題を交換するもの。物理学的課題は克服できる。水素化
ホウ素アプローチは、TAEの技術共同創設者であるNorman Rostoker博
士の「目的を念頭に置く」という哲学から生まれる、商業的な核融合
エネルギーに対するTAEの中核的なビジョンの一部。このように、真
にクリーンで豊かな、コスト競争力のあるエネルギーを目指すという
ビジョンが、TAEを、成長著しい核融合企業とは一線を画す存在にし
ている。この反応は正味のエネルギーを生成していないが、非中性子
融合の実行可能性と水素化ホウ素への依存を示すものである。
✔前回の<レモン>でプラスチック合成や炭化水素系燃料製造技術に注
目し「ホウ化水素シ-ト」を考察してみたら、今夜は「水素化ホウ素
核融合」が飛び込み、急遽考察に入ると、2030年を目標に実用化への
挑戦を開始するという研究グループの新星が誕生、それも、日本人も
絡んでいる。なんとも面白い時代だが、核融合は1990年前後の常温核
融合ヒーバーを回想させる。件のJ-Stage「核融合炉開発の展望」参照。
ここはのめり込みを避け、当初通り「太陽光利用炭化水素系化合物製
造」を”持続可能な製造能力”をコアとして考察を続ける。
出所:環境ビジネス 2023年 冬季号(上図、願クリック)
最新人工光合成技術動向
※特開2022-129732 二酸化炭素還元触媒、二酸化炭素還元装置、およ
び人工光合成装置 株式会社豊田中央研究所 学校法人東京理科大学
【概要】
これまで、高活性である金属錯体触媒は、レニウム(Re)、ルテニ
ウム(Ru)、イリジウム(Ir)等の希少な元素を用いたり、配位
子の化学構造が複雑であった。二酸化炭素還元技術の実用化のために
は、大量の触媒が必要となることから、資源量が豊富な中心金属と合
成のプロセスが簡便なシンプルな構造の配位子からなる金属錯体の開
発が望まれていたが、二酸化炭素還元触媒は、二酸化炭素還元に要す
る過電圧が高く、性能のさらなる改善が求められていた。電子供与性
の置換基を有するポリピリジンが第6族~12族の金属イオンのうち
の1つに1分子以上配位した金属錯体であり、電気化学的または光触
媒的な二酸化炭素還元反応を触媒する、二酸化炭素還元触媒で、有機
溶媒中および水系溶媒中において、低いバイアスにおいて電気化学的
または光触媒的な二酸化炭素還元反応を進行させることができる二酸
化炭素還元触媒、それを用いた二酸化炭素還元装置および人工光合成
装置の提供。
※ 特開2021-107298 Fe含有複合化合物粒子、その製造方法及びFe
含有複合化合物電極 <株式会社豊田中央研究所
【概要】
Fe含有複合化合物粒子は、β-FeOOH結晶相と、前記β-Fe
OOH結晶相の周囲を覆う3価のNi含有化合物とを含み、前記Fe
含有複合化合物粒子全体におけるNi元素とFe元素との原子数比(
Ni元素/Fe元素)は0.01~0.5であり、前記Fe含有複合
化合物粒子表面におけるNi元素とFe元素との原子数比(Ni元素
/Fe元素)は、前記Fe含有複合化合物粒子全体におけるNi元素
とFe元素との原子数比(Ni元素/Fe元素)の1.5倍以上であ
る中性領域の溶液中で優れた酸化触媒活性を示すFe含有複合化合物
粒子の提供。
※ 特開2021-63246 還元反応用電極、還元反応用電極の製造方法、お
よび還元反応用電極を用いた反応デバイス
【概要】
図1のごとく、基材12と;炭素繊維と炭素との複合基材と、Ru錯
体モノマーとN,S,Bのうち少なくとも1つを含む5~9員環構造
を有する複素環式芳香族化合物とを含んで構成されたRu錯体ポリマ
ーとを含む触媒層16と;を有し、触媒層16におけるRu錯体ポリ
マー中のRu錯体モノマーの含有量は、3.35×10-6mol/
cm2を超え、6.70×10-6mol/cm2未満の範囲であり
、複素環式芳香族化合物の含有量は、1.32×10-6mol/cm2
を超え、2.64×10-6mol/cm2未満の範囲である、還元反
応用電極10である。Ru錯体ポリマーを用いた大面積化、高出力化
が可能な還元反応用電極、その還元反応用電極の製造方法、およびそ
の還元反応用電極を用いた反応デバイスを提供する。
図1
図2
【符号の説明】 1 人工光合成装置、3 二酸化炭素還元装置、10
還元反応用電極、12,20 基材、14 接着層、16 触媒層、18
酸化反応用電極、22 酸化触媒層、24 セパレータ、26 流路、
28 収容部、30 太陽電池セル。
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図1人工光合成の概念図(出所:EMIRA)
トヨタ系研究所が世界最高水準の高効率を達成
さらなる大型化にも期待できる新たなセル構
2021年4月22日、日本政府は2030年までに二酸化炭素(CO2)排出量を
2013年度比で46%削減するという新たな目標値を発表。従来の目標値
はパリ協定後に国連に提出した26%(同年度比)であり、大幅に上方
修正されたことになるに。目標達成にはあらゆる分野で技術革新が必
要となるが、その中で社会実装されればCO2削減に大きく貢献すると
期待されるのが人工光合成。トヨタグループの一社である株式会社
豊田中央研究所が(1)水から電子を抽出する酸化反応と、(2)抽出
した電子でCO2を還元して有機物(ギ酸)を合成する還元反応という
2つの反応を組み合わせた人工光合成技術を開発。同じく水素キャリ
アとして注目されるアンモニアの沸点が摂氏約マイナス33度の常温常
圧で気体になってしまうのに比べて、ギ酸の沸点は摂氏約101度と水
に近い。さらに常温常圧で液体という性質から扱いやすさの点でギ酸
が優位だが、当時は原理の実証段階にあり、太陽光エネルギーの変換
効率はわずか0.04%。これは植物(スイッチグラス)の変換効率の1/5
程度の数値。その後、豊田中研は2015年に1cm角サイズの人工光合成
セルにおいて植物を超える4.6%の変換効率を達成。社会実装に向けて
大きく前進する。
図2 装置と原理図 ※生成されるギ酸は、水素キャリアの一つとし
て使用を想定。
世界最高の変換効率を実現した新たなセル構造
しかし、人工光合成セルの変換効率を低下させずに、実用サイズに拡
張させなければならないが、単純にセルを拡張しただけでは、電極の
電気抵抗が大きく、加えてギ酸合成に必要なCO2の供給不足から太陽光
エネルギーの変換効率が低下する。開発した技術では、人工光合成の
プロセスを(1)光を電子に変化する太陽電池、(2)水を電気分解す
る酸化電極、(3)水素イオンと電子とCO2でギ酸を生み出す還元電極
の3つの装置を組み合わせた方式が採用(上図2(右)参照)。
新たに開発されたセル構造の概念図。ポイントは、酸化電極と還元電
極の組を5組並列に接続したこと。太陽光パネルの変換効率は15%、そ
の発電エネルギーの約1/2をギ酸として貯めておくことが可能。その結
果、実用太陽電池サイズ(36cm角)のセルを用いた実証実験で、クラ
ス世界最高となる太陽光エネルギー変換率7.2%の数値を達成する。
図1.
【符号の説明】 1 人工光合成装置、3 二酸化炭素還元装置、10
還元反応用電極、12,20 基材、14 接着層、16 触媒層、18
酸化反応用電極、22 酸化触媒層、24 セパレータ、26 流路、
28 収容部、30 太陽電池セル。
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風蕭々と碧い時代
Jhon Lennon Imagine
【J-POPの系譜を探る:1968年代】
ザ・テンプターズ The Tempters 神様お願い (1968年3月5日発売)
ソロ:萩原健一 作詞・作曲:松崎由治
※ J-POP(ジェイ-ポップ、英: Japanese Popの略で、和製英語)は、日本で制
作されたポピュラー音楽を指す言葉であり、1989年頃にその語と概念が誕生
した後、1993年頃から青年が歌唱する曲のジャンルの一つとして広く認識さ
れるようになった。つまりJ-POP以前と以後の違いは、BPM(テンポ)の速さ
や洋楽の影響を受けたメロディ・コード進行・リズムにある。特に、昭和歌謡
の時代の邦楽と比較して、歌詞の構造が解体された代わりにグルーヴが洗
練された作品は増加した。なお、一般的な音楽ジャンルとは異なり、その先
に「J-POP」という言葉を定義し、それに既存の楽曲を当てはめる所から入っ
ていったもので、発生した音楽ジャンルではない(via Wikipedia)。
ここでは、和製ポップス、グループ・サウンズ(フォークソングを含む)とする。
●今夜の寸評:(いまを一声に託す)ひとつの言葉が励みとなる
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