彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦
国時代の軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと)
と兜(かぶと)を合体させて生まれたキラクタ「ひこにゃん」。
【季語と短歌:夏の歌会猛特訓③】
松村正直
1970年生
皮膚と戦争
爪の先にちからを入れて掻きむしる掻けば掻くほど痒くなるから
じくじくと血がにじみ出る掻くほどに破れた皮膚はあかく爛れて
掻いてはだめ掻いてはだめと両の手にミトン嵌められ眠る夜あり
もっともっと強い薬が欲しいのだびりびりと腕が蝉れるほどの
抵抗は鎮められても魂は鎮められずにガザに降る雨
死ののちも残る苦しみ生き埋めにされた喉を声が塞いで
大学の建物すべて毀されて爆風に粗い画像がゆがむ
イスラエルに女性兵あり覆面をかぶるハマスの戦闘員はいかに
砲声に窓の震えは収まらず夜が更けてより手の爪を切る
黒ずんで乾く皮膚もうだいじょうぶ掻こうとしても腕がないから
【わたしの経済論⑬:為替と円安】
第4章 為替と物価のキホンのキ「貿易黒字が得」「貿易赤字が損」は誤解貿易赤字か黒字かというのと経済的な豊かさは、全く関係ない。貿易
とは国家間の取引のことをいうが、日本国内でもたとえば都道府県の
間で物のやりとりは発生しているから、貿易収支と見立てて計算でき
る。
都道府県のなかで一番赤字なのはどこか。実は 東京都だ。東京都で
は物をたくさん消費している。それだけ全国からたくさん物を移入し
ているので、赤字になるのだ。
それで何か困ったことがあるかというと、全くない。赤字で東京都は
お金が不足しているかというと、そんなことはない。
これは世界でも同じで、ずっと貿易赤字が続いている国は結構多い。
たとえばデンマークやオーストラリアもそうだが、貿易赤字で困った
ことは一度もない。
あるいは、外貨が不足して困ると思う人もいるかもしれないが、それ
も問題ない。貿易赤字になれば、それだけ支払代金は大きくなるが、
これははっきりいってツケみたいな話で借り入れを増やせば済んでし
まう。リファイナンスといって、借入金の組み換えや借り換えをすれば
大したことではない。
その意味で貿易赤字が続いてもほとんど支障はない。ただ単に買う物が
多いというだけだ。
逆にいうと、貿易赤字の国はそれだけ物を買える力があるというわけ
だ。だからどちらかというと、貿易赤字になる国のほうが購買力が高
くて消費が多く、経済成長をしている表れであるともいえる。ただし、
それも大きな相関関係はなくて、赤字でも黒字でもどうでもいいとい
う世界だ。
全世界の貿易収支(経常収支}をトータルすれば、プラスマイナスゼ
ロになる。ある国が黒字ならもう一方は必ず赤字になる。つまり、世
界の国のうち半分が貿易赤字となる。
にもかかわらず、赤字が悪いなどと言いだしたら、ほとんどの国が悪
くなって大変だ。
国内で東京都が赤字だからと騒がれることはない。一方、北海道は遣
外に道産品をかなり出しているのでおそらくすごい黒字だ。もちろん、
それで産業構造などはわかるが、それと経済的な豊かさなどは全く関
係ない。
昔、日本は貿易立国だといわれていた。あえてそれを定義しようとす
れば、「輸出入の比率がGDPに対してどうか」という議論になる。
そういう意味で「貿易依存度」という概念があるが、その統計を見て
みると、日本は世界のなかでもかなり低いほうだ。
それなのに、日本が貿易立国といわれるのには疑問を感じざるを得な
い。そもそも貿易立国というときに、雰囲気だけで定義をきちんとして
いないのだろう。
ほかに依存度が低い国として米国などがあるが、それは要するに内需
が大きいのだ。国内経済が大きい国は、貿易依存度が低くなる傾向に
ある。ヨーロッパの小国などは貿易依存度がすごく高い。内需が小さ
いからだ。
この項つづく
遠近調整 メガネ 眼鏡
1.特開2020-103906 人工水晶体デバイス、システムおよび方法 オ
メガ オフサルミックス エルエルシー【概要】下図1Aのごとく眼球内デバイスおよび等凸屈折面110を収
納することができるハウジング構造であって、ハウジング構造は、前
方開口を含む前方部分102と、後方開口を含む後方部分104と、
前方部分と後方部分との間の連続側面部分106A、106Bと、を
含むことで水晶体を除去した後に眼球内に埋め込まれるよう構成され
た人工水晶体デバイスを提供する。(修正有)
2.特表2019-535362 人工水晶体デバイス、システムおよび方法 オ
メガ オフサルミックス エルエルシー
3.特表2017-523482 瞼裂幅に反応する制御デバイス ワンフォーカ
ス ビジョン インコーポレイテッド
【概要】遠近調整用コンタクトレンズは、1つまたはそれを上回る眼
瞼係合構造を備える、制御デバイスを備える。眼瞼係合構造は、コン
タクトレンズに対して眼瞼とともに移動するように構成される。眼瞼
係合構造は、眼瞼および遠近調整用コンタクトレンズに結合され、内
部および外部リザーバを有する、流体モジュールを備え得る。眼瞼係
合構造は、眼瞼裂の狭小化または広大化に応答して、流体を内部リザ
ーバ内外に移動させ、近方視および遠方視を遠近調整するように構成
される。
図1 実施形態による、眼瞼係合構造を備える、遠近調整用コンタク
トレンズ
制御デバイス
多くの実施形態では、制御デバイスは、眼瞼移動および/または眼瞼
裂狭小化と流体リザーバから中心光学への流体移動を結合する、1つ
またはそれを上回る眼瞼係合構造を備える。多くの実施形態では、眼
瞼裂の狭小化は、読取を刺激するための力を提供する。実施形態に関
連する研究は、ユーザが遠方視から近方視に遷移するとき、眼瞼裂開
口部が狭小化することを示唆している。本明細書に開示される実施形
態は、ユーザに、レンズの焦点を調節するための容易な方法を提供す
ることができる。多くの実施形態では、人が使用し得る眼を細めるこ
とは、より多くの屈折力を誘発し、より小さい物でさえ見えるように
する。本明細書に開示される実施形態は、より多くの眼瞼裂狭小化が
より多くの屈折力を提供して、眼瞼狭小化と屈折力との間の線形応答
を提供するように構成されることができる。眼瞼裂が開くと、レンズ
は、遠方視に調節する。
多くの実施形態では、眼瞼係合構造は、少なくともある程度の可撓性
をそれらにもたらす、ウィング構造を備える。眼瞼裂が狭小化すると、
ウィングは、レンズの中心に向かって内向きに移動し、流体を内側光
学リザーバに向かって押勢させるように、圧縮力を外側リザーバチャンバ内に生成することができる。この力が、ほぼゼロ(眼瞼裂狭小化
がない)に向かって戻ると、流体は、リザーバに戻り、中心光学アド
レンズ(add lens)の屈折力を低下させる。
多くの実施形態では、リザーバの境界近傍に内向きに湾曲した構造が
、提供される。わずかに堅くかつ弾性の外側境界は、曲線が本外側チャ
ンバ内の内容物を内側中心光学に向かって移動および圧縮させ得るよ
うに、眼瞼が若干圧縮すると、内向きに湾曲することができる。眼瞼
広大化に応じて、眼瞼は、湾曲区分を解放し、良好な遠方視のために、
自然的にその非荷重位置に戻り、流体を光学からリザーバに引き込む
み得る。リザーバの上方および下方境界もまた、同一理由から、湾曲
され得る。
制御デバイスは、ユーザが流体の流動を光学リザーバから中心光学に刺
激するための多くの方法のうちの1つ以上で構成されることができる
。多くの実施形態では、ユーザは、下を向くことによって眼瞼裂が狭
小化し得るため、単に、下を見ることができる。代替として、または
組み合わせて、ユーザは、近方視を提供するために、眼を細めること
を通して意図的に眼瞼裂を狭小化させることができる。
図1は、眼瞼係合構造120を備える、遠近調整用コンタクトレンズ
100を示す。眼瞼係合構造は、眼2の上側眼瞼4および下側眼瞼6
に結合され、眼瞼をコンタクトレンズに対して移動させる、ウィング
構造130等の延在部を備える。延在部は、例えば、アーム、レバー
、またはウィングのうちの1つ以上を備えてもよい。遠近調整用コン
タクトレンズ100は、ソフトコンタクトレンズ材料110と、流体
遠近調整モジュール150とを備える。流体モジュールは、瞳孔10
上に配置される内側中心光学流体リザーバ160と、1つまたはそれ
を上回る周辺または外側流体リザーバ180と、1つまたはそれを上
回るチャネル170と、流体モジュールを眼瞼係合構造に結合する、
結合構造126とを備える。
本明細書に説明されるように、眼瞼が、眼瞼裂を狭小化させるように
移動すると、ウィングは、レンズの中心に向かって内向きに移動し、
圧縮力を結合構造を通して外側リザーバのチャンバに伝達することが
できる。本圧縮力は、外側リザーバ内の流体169を押勢し、チャネ
ルを通して内側光学リザーバに向かって移動させ、中心アドレンズの
屈折力を増加させる。眼瞼が開き、眼瞼裂が広大化すると、この力は
、ゼロに向かって戻り、流体は、リザーバに戻り、中心アドレンズの
屈折力を低下させる。
実施形態では、ウィングは、力をリザーバに提供するように構成され
る、レバーアームを備える。リザーバへの本てこ作用力は、眼瞼の力
に対する眼瞼係合構造の抵抗を低下させ、改良されたユーザ快適性を
提供することができる。
図2は、実施形態による、内向きに湾曲したリザーバ壁182を備える
、遠近調整用コンタクトレンズ100を示す。流体モジュールの外側
流体リザーバ180は、眼瞼裂が狭小化し、眼瞼係合構造のウィング
構造130が眼の中心に向かって内向きに圧縮すると、曲線が眼の中
心に向かって内向きに撓むように、内向き曲線を伴う弾性外壁を備え
る。本外側リザーバ壁の撓みは、外側リザーバのチャンバを圧縮し、
リザーバ内の流体169を延在部170内のマイクロチャネルを通し
て内側中心光学リザーバ160に向かって移動させることができる。
眼瞼裂が広大化され、圧縮力が解放されると、湾曲外壁は、自然にそ
れらの非荷重位置に戻り、流体を内側光学リザーバから外側リザーバ
に引き戻すことができる。
図3は、複数の点(puncta)係合構造122を備える、遠近調
整用コンタクトレンズ100を示す。コンタクトレンズ100は、流
体モジュール150と、眼瞼係合構造120とを備え、眼瞼係合構造
は、複数の点係合構造と、ウィング構造130とを備える。複数の点
係合構造は、上側眼瞼に係合される複数の点係合構造が上側点(pu
nctum)に係合し、下側眼瞼に係合される複数の点係合構造が下
側点(punctum)に係合するように、眼の複数の点8に係合す
るように構成される。各点係合構造は、点に延在するように好適なサ
イズにされる長さを備え、点内に嵌合するようなサイズにされ、そし
てそのように成形される突出部を備えてもよい。複数の点係合構造お
よびウィング構造は、複数の点係合構造にかかる力が、てこの作用の
増加に伴って、ウィング構造に、そしてウィング構造から、外側リザ
ーバに伝達され得るように、ともに結合されてもよい。
ユーザが眼を細めると、圧縮力が、複数の点係合構造に送達され得る
複数の点係合構造はさらに、力をウィング構造に伝達し、ウィング構
造に外側リザーバ180の内向きに湾曲した外壁182を圧縮させ得
る。圧縮力は、湾曲外壁を内向きに撓ませ、外側リザーバ内の流体
屈折力を増加させる。複数の点係合構造は、ユーザが、外側リザーバ
169を中心光学リザーバ160の中に移動させ、中心アドレンズの
にかかるより高い圧縮力を発生させ、それによって、中心アドレンズ
の屈折力を増加させるので、眼を細め得るため、コンタクトレンズの
遠近調整の向上したユーザ制御を可能にすることができる。ユーザが
、眼を細めることを止めると、眼を細めることによって付与された付
加的圧縮力は、解放され、流体の少なくとも一部が内側光学リザーバ
から外側リザーバに戻り、それによって、中心アドレンズの屈折力を
低下させ、遠方視をより良好に遠近調整することを可能にする。
図4は、実施形態による、眼瞼係合構造120を有する、遠近調整用
コンタクトレンズ100を示す。眼瞼係合構造は、コンタクトレンズ
の本体から離れて突出する、フットプレート構造135を備える。流
体モジュール150の外側リザーバ180は、延在部170と界面接
触しない全3つの境界上に内向きに湾曲した壁180を備えてもよい。
眼瞼裂が狭小化されると、フットプレート構造は、内向きに湾曲した
外側リザーバ壁の角184で内向きに圧縮し、この角を眼の中心に向
かって押動させる。本圧縮力は、外壁を内向きに撓ませ、流体169
を外側リザーバからチャネル170を通して内側光学リザーバ160
の中に押動させ、それによって、中心アドレンズの屈折力を増加させ
ることができる。眼瞼裂が広大化すると、圧縮力は、解放され、流体
は、内側光学リザーバから外側リザーバの中に引き戻され得る。
図5は、実施形態による、ソフトコンタクトレンズ材料内へのカプセ
ル化に先立った遠近調整用コンタクトレンズモジュール150の側面
図を示す。モジュールは、内側光学リザーバ160と、1つまたはそ
れを上回るチャネル170と、内向きに湾曲した外壁182を有する
外側リザーバ180とを備える。内側光学リザーバ160は、上部表
面162と、底部表面166と、壁164と、内側リザーバチャンバ
168とを備える。外側リザーバは、本明細書に説明されるように、
眼瞼係合構造120に結合される。眼瞼係合構造は、矢印129によっ
て示される方向に支点125を中心として回転移動し得るようなレバ
ーを備え得る結合構造126を通して、外側リザーバに結合される。
眼瞼裂の狭小化は、眼瞼係合構造を眼の表面に向かって下向きに移動
させ、結合構造のレバーを通して外側リザーバの内向きに湾曲した壁
を圧縮させることができる。本明細書に説明されるように、外側リザ
ーバ壁の結果として生じる撓みは、外側リザーバのチャンバを圧縮さ
せ、流体169を外側リザーバから内側光学リザーバのチャンバの中
に移動させることができる。眼瞼裂の広大化は、眼瞼係合構造をその非
荷重位置に戻し、外側リザーバ壁にかかる圧縮力を解放させ、流体を
内側光学リザーバから外側リザーバの中に逆流させることができる。
眼瞼係合構造は、眼瞼に係合するための多くの構造のうちの1つ以上
を備えてもよい。例えば、眼瞼係合構造は、内巻き構造、U形状構造、
凹面構造、またはボール構造を備えてもよい。図6Aは、ボール形状
の構造の中に形成される突出部124を備える、眼瞼係合構造120
を示す。ボール形状の構造は、本明細書に説明されるようなフットプ
レート構造の実施形態であり得る。図6Bは、眼瞼の少なくとも一部
を受容するように構成される内巻き構造の中な形状にされる突出部12
4を備える、眼瞼係合構造120を示す。内巻き構造は、本明細書に
説明されるようなウィング構造またはフットプレート構造を備えても
よい。多くの他の実施形態も、企図される。
眼瞼係合構造はまた、コンタクトレンズに係合するための多くの結合
構造のうちの1つ以上を備えてもよい。例えば、眼瞼係合構造は、レ
バーアーム、またはスライダを備えてもよい。
再び、図5を参照すると、結合構造126は、圧縮力を外側リザーバ
に付与するように、支点125の周囲に回転力を付与する、レバーを
備えてもよい。
図7は、スライダ構造128を備える、眼瞼係合構造120を示す。
眼瞼係合構造120は、眼瞼裂の狭小化が、外側リザーバを圧縮する
ために、眼瞼係合構造を眼の中心に向かって摺動させるように、スラ
イダ構造128上で摺動可能に移動可能であってもよい。
図8は、実施形態による、コンタクトレンズ鋳型内に設置するために
構成される、予形成された自己支持流体モジュール150を示す。示
される自己支持非荷重構成では、このモジュールは、眼瞼に係合する
ようなサイズにされる。適切なサイズのモジュールの少なくとも一部
は、鋳型内に設置され、コンタクトレンズを形成するために使用され
ることができる。モジュールは、ソフトコンタクトレンズ材料110
内に埋め込まれ得る複数のアンカ構造152を備える、光学的に透過
性の材料を含む。モジュールはまた、眼瞼係合構造120とモジュー
ルを結合するための結合構造126を備え、結合構造は、モジュール
のリザーバから延在する。内側光学リザーバ160と、延在部170と
、外側リザーバ180と、結合構造とを有する、自己支持流体モジュー
ルは、次いで、鋳型内に設置され、ソフトコンタクトレンズ材料内にカプセル化され、本明細書に説明されるような遠近調整用コンタクトレ
ンズ100を形成し得る。
この項了