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Channel: 極東極楽 ごくとうごくらく
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エネルギ-と環境 ⑭

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彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救った
と伝えられる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時
代の軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと)と兜
(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ-。ひこにゃんのお誕生日
は、2006年4月13日。

【季語と短歌:9月11日】 

     二百十日垣根剪定長火照り                  高山 宇(赤鬼)


【季語と短歌:角川短歌9月号より】                     
 未来山脈                第24回未来山脈新人賞
   傘                       中行宣之
                     (なかむら・のぶゆき)
        一九七〇年滋賀県生れ。二〇二三年「未来山脈」入社。
          三十一文字で歌を詠む私にとって、湖国の歌人に
         口語自由律歌人の宮崎信義先生や井伊文子先生がお
         られたことは驚きでした。さっそく歌集を手に取り、
         こんな表現方法もあるのかと関心を持ちました。現
         在は三十一文字でも自由律でも歌を詠む日々。そん
         な私も「私」です。

梅雨の内緒話に聞き耳を立てる 雨滴は日々を湿らせ紫陽花を色づかせる

雨脚が穏やかになるまできみの話を聴く手渡す傘は初めから持っていない

ワイヤレスイヤホンで湿った喧騒をふさぎ空気がながれない街をただよう

黒い傘に埋もれ地下道をうつむき歩く真夏を浴びるこどなく今日が終わる

すれ違う「量産型のス-ツ」たち 目ぢからど真新しい靴の光は隠せない

                   特集 結社賞受賞歌人大競泳



 世界初、AI搭載「太陽光パネル設置ロボット」
   どんな天気や日差しにも対応/3年内に5GW設置予定米国でついにAI(人工知能)を活用した太陽光パネル設置ロボットが登
場した。産業社会のあらゆる場面でAIが活用され始めたなか、太陽光市
場でも応用が始まるのだろうかと思っていた矢先、7月末に発表された。「マキシモ(Maximo)」と呼ばれるこのロボットは、「画期的な何かが
起こる兆しが…」と題するライブイベントで、お披露目された。


マキシモは、初のAIを搭載した太陽光発電設置ロボットで、具体的には、
コンピューター処理によるビジョン(画像)と生成AIを使用して太陽光
パネルを効率的に架台に取り付けていく。太陽光パネルの画像処理は非常に難しい作業。屋外では日差しの状態は
天気や時間によって常に変化し、太陽光パネルのピックアップと取り付
け位置が同じにならない。この課題に対処するために、マキシモはコン
ピュータービジョンとセンサーを活用して、太陽光パネルをピックアッ
プする場所と取り付けタイミングを正確に把握し、ギラギラする太陽の
反射によって失われたピクセル(画像データ)を生成 AI が補う。これ
によりマキシモは、どのような日差しの状態でも的確に動作し続けるこ
とができる。

どんな天気や日差しにも対応AESによると、マキシモは、「太陽光パネルの設置をエンド・ツー・エン
ドで完全に自動化できる、最初で唯一のロボット」で、メガソーラー(
大規模太陽光発電所)の施工期間とコストを半分にカットできる。屋外
では日差しの状態は天気や時間によって常に変化し、加えて太陽光パネ
ルのピックアップと取り付け位置が同じになることはない。この課題に
対処するために、マキシモはコンピュータービジョンとセンサーを活用
して、太陽光パネルをピックアップする場所と取り付けタイミングを正
確に把握し、ギラギラする太陽の反射によって失われたピクセルを生成
 AI が補う。これによりマキシモは、どのような日差しの状態でも的確
に動作し続けることができる。マキシモは、あらゆる太陽光パネルに対
応するという点で、テクノロジー・アグノスティック(Technology agnostic
=特定の技術、フレームワークに依存しないこと)であり、さまざまな
トラッカー(追尾装置)やマウント(架台) システムとの互換性を継続
的に拡張する。


 AESは、米インターネット通販大手の米アマゾン・ドット・コム(Amazon.
com=以下アマゾン)との契約に基づき、カリフォルニア州カーン郡で米
最大の「メガソーラー+蓄電池」プロジェクトの建設にマキシモを活用す
る。「ベレフィールド・ソーラー・プラス・ストレージ」と呼ばれる
プロジェクトは、連系出力500MWもの巨大な太陽光発電所に、連系出力
500MW、容量2000MWh(2GWh)というギガレベルのエネルギー貯蔵設備が
併設され。今月に入り建設が開始された。マキシモのようなAI搭載の設
置ロボットが登場したことで、今後、太陽光発電所の建設現場は、従業
員の安全性を維持しつつ、設置スピードが飛躍的に向上する可能性がで
てき、メガソーラーの規模拡大と、建設コストの削減を促す。



小型EVトラック「eキャンター」

❏  EVバッテリー「材料回収」の実証設備建設三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)は、川崎市に本社を置く商
用車メーカー。ダイムラートラック社が89.29%、三菱グループ各社が10.71%の株式を保有。90年以上の歴史を持つFUSOブランドのトラックやバス、
産業用エンジンを世界約170の市場向けに開発・製造・販売。日本初の量
産型電気小型トラック「eCanter」による電動化や、運転自動化では大型
トラック「スーパーグレート」に国内商用車初のSAEレベル2相当の高度
運転支援技術を実装するなど、先進技術の開発に積極的に取り組む。
「eCanter」は、MFTBCが2017年に発売した日本初の量産型電気小型トラ
ック(バッテリーEVトラック)です。温室効果ガスを排出せず、CO2削減と
いう社会課題の解決に貢献しつつ、静穏かつ低振動というEVトラックの
特性により、都市内輸送・深夜早朝の輸送をより快適・低負荷で行える。
2023年3月にフルモデルチェンジして発売した新型モデルは、シャシライ
ンアップや架装バリエーションの拡大、ニーズに合わせた航続距離の展
開により、さらに多様なニーズへの対応が可能。日本のほか欧州31市場
やオセアニア地域に加え、インドネシアや台湾といったアジア地域およ
び中東・南米など、アジアなどさらなる海外市場への新たな展開も進め

図1.電極材料のライフサイクル

三菱ふそうトラック・バスは、シンガポールのスタートアップTrue 2 M
aterials (T2M)と共同で2025年初めに、電気自動車(EV)の使用済み
電池から正負極材などの材料を回収する実証実験を開始する。



❏ バイオマス発電の排ガスでスギを促成栽培
  脱炭素と木材不足解消へ
住友大阪セメントは、バイオマス発電所の排ガスに含まれる二酸化炭素
(CO2)を利用してスギ苗木を促成栽培する実証実験を開始。
バイオマス発電とCO2の回収・貯留技術を組み合わせた「BECCS(ベック
ス、Bioenergy with Carbon Capture and Storage)」の1つといえる。実証実
験は農林業用環境制御盤の開発・製造・販売などを手掛けるオムニア・
コンチェルト(東京・港区)と共同で実施。住友大阪セメントによると、
国内にバイオマス発電所が急増した影響で、燃料となる木質チップが逼
迫している。また、昨今のCO2削減の流れから木材を利用した建築物が増
加傾向にあり、建築用木材の需給逼迫も想定される。そこで、CO2を利用し苗木を促成栽培する検討を開始した。植物は高濃度
のCO2環境下で成長が速くなるとされている。住友大阪セメントの栃木工
場における電力供給を担う木質バイオマス発電所から出る排ガスを浄化・
圧縮。それをCO2源としてスギ苗木を育苗するハウスに送り、促成栽培を
実施。



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