沖縄の問題に知らんぷりをすると、原発の置き所や核のごみの中間貯
蔵施設の問題も国から情報提供がないまま進められることがあり得る。
翁長 雄志
県議会6月定例会議は24日、始まり、有料継続か無料化かの議論が続いてきた琵琶湖大橋につい
て三日月大造知事は「有料継続」を正式表明した。周辺道路の渋滞解消や橋の耐震補強など財源確
保を理由に挙げ、料金は値下げを含めてあらためて検討するとした。年内に関連議案を提出する方
針。今後の料金体系について三日月知事は、県民アンケートで回答の七割が無料化を望む結果となった
ことを踏まえ「アンケート結果を十分に踏まえて検討していく」と述べた。
県道路課によると、(1)橋を挟んで東西に延びる国道477号は橋の両端付近で渋滞が慢性化。
大津市側の国道166号までの1・75キロ、守山市側は水保町中野交差点までの0・6キロにつ
いて通行料の一部を充て、現在の片側一車線から二車線に拡張することで解消する計画だという。
(2)耐震工事は橋の基礎部分で必要と指摘した。三日月知事は散会後「(追加工事で)利用者の
利便性に資する部分もある。総合的に勘案して判断をした」と理解を求めた。料金変更や追加工事
には県議会の議決と国の認可が必要で、「年内には議案を提出したい」との考えを示した。(京都
新聞滋賀版 2015.06.25)
なるほど、(1)琵琶湖大橋とは直接関係ない「周辺道路の拡張工事」に「通行税」で補填すると
言う手があったのか? が、帳簿上では可能だが、法律上可能なのだろうか?(2)耐震構造化は、
琵琶湖大橋だけではないのだが、他の橋との兼ね合いに整合性はとれているのだろうか?(3)無
料化による経済効果の計量評価なしで、先に有料化継続ありき論(=無料化排除論)は問題である
と、このブログでも掲載したが、このような「経済性評価作業」と「その結果の公開」は不可避だ
と考える。
「沖縄の問題を見過ごしたら(同様の構図が)どの地方にも起こりうる。地方自治体で連帯しない
と」―。沖縄県の翁長雄志知事は、日本記者クラブ取材団主催の記者会見で、政府が米軍普天間飛
行場(宜野湾市)の移設先とする名護市辺野古に新基地は造らせない考えを重ねて示し、こう訴え
た。福井県などが関わる原発問題にも触れ、政府が地方自治を軽視していると指摘。「地方から日
本を変える」と語ったという。(福井新聞 2015.06.24)
それによると、(1)『訪米しても駄目』『国の権力が進めることを止められるわけがない』と言
う人がいるが、人ごとのような姿勢は日本の地方自治の危機だ。沖縄だけが特別に不利な状況にあ
るのではない。(仲井真弘多前知事の)辺野古埋め立て承認に法律的な瑕疵(かし)があるかどう
か、沖縄県の第三者委員会が環境、手続き面から議論しており、結論は最大限尊重したい。承認の
『取り消し』なら前知事の行政行為そのものがゼロベースになる。(法的に瑕疵がないとしても)
その後の事由で県の公益が国の公益を上回る場合は、承認の『撤回』となり、県内の主立った専門
家は法律的に可能と言っている。取り消し、撤回を考えながらやっていきたい。
(2)沖縄本島の20%近くを占める米軍基地で県民が提供したものは一つもない。銃剣とブルド
ーザーで強制的に土地を奪っておいて、普天間が老朽化して世界一危険だからと負担や代替策を沖
縄に求めるのは日本政治の堕落だ。今の質問は、沖縄が(固定化回避を)考えろということ。知事
職を1カ月休み、全国を回って使えそうな飛行場を探して、米国に行って交渉する外交権はない。
県外に持っていけという以外に沖縄県が言えることはない。
(3)沖縄は昨年三つの選挙(知事選、名護市長選、衆院選4小選挙区)で(新基地反対の候補が)
勝ったが、民意が無視されている。沖縄の問題に知らんぷりをすると、原発の置き所や核のごみの
中間貯蔵施設の問題も国から情報提供がないまま進められることがあり得る。地方自治から日本を
変える気持ちでないと、今の中央集権的なやり方は歯止めがきかない。地方自治からチェックしな
ければ、厳しい結果になる。
(4)20年前に不発弾処理予算増額を国に要請した際、若手官僚に『いつまで戦争の話をするん
だ』と言われた。今は福島を応援しようと言っているが、10、20年たつと、東京の電力を苦労
して補ったのに(放射能汚染で)まだ人が戻れないと言っても『いつまで原発の話をするんだ』と
言われるのは目に見えている。地方自治体の視点から物事を見ないと、やられ損になる。歴史的な
背景が異なっても、理屈が通るのならノーと言って地方同士が連帯しないといけない。
(5)自民党にサヨナラするのも悲しい決断。革新という方々と一緒に行動するのも戸惑いがあっ
た。沖縄県はイデオロギーよりアイデンティティーと考え、オール沖縄の体制で当たらなければ、
基地問題は解決できない。
と、記者の質問に答えているが、まさに正論である。
『デジタルアース工学立国』(2015.06.15)で、「いまこそ地震予知工学の確立予知」で「いまの
解析データは2次元(平面)解析データでこれに鉛直軸の3次元(立体)データで、さらに、リア
ルタイムに3次元解析データで日本列島周辺を網羅できれば高確度の解析が可能だ。そのためには
スーパーコンピュータシステムが不可欠だ。また、これらの新規考案には海底の変動解析が出来て
いないが、海底電子基準点にアンカーを打ち込み何らかの形で、観測衛星に位置変動データを送る
事が出来れば飛躍的に予知能力は高まる。(1)その上で、防災情報を編集し利用できる。(2)
さらに、予知能力が高まれば、予備災害処置システムの開発段階に入ることができ、映画『ザ・コ
ア』のようなことに成功するかもしれない。そうすれば、米国でのイエローストーンでの隆起メカ
ニズムとその将来予測とその予備災害処置が実現し、世界的激震火山災害を回避できるかもしれな
い。そのように考えれば、年間数十億円程度の空間情報地震予知工学への投資は微々たるものであ
ろう。頑張ろう、ニッポン!と掲載した。そこで、村井俊治著『地震は必ず予測できる』(電子ブ
ック版)を手にする余裕ができたので、読み進めることでその可能性を探る。
目次
序 章 なぜあのと序き「予測」を公表できなかったのか―3・11への悔恨
第1章 3・11前から観測されていた前兆現象
第2章 日本列島はどこもかしこもゆがんでいる
第3章 「予知」は無理でも「予測」はできる
おわりに
第1章 3・11前から観測されていた前兆現象
なぜ門外漢が「地震予測」に取り組むのか
序章で、私は3/11の震災の半年前から、異常を観測し、大きな地震が起きる前兆を察知
していたと書いた,その不吉な前兆現象が、最悪の形で現実のものとなってしまった.、地震
の前の異常な変動、つまりその前兆がどのように起きていたかを詳しく説明する前に、私のよ
うな門外漢がなぜ地震F測に関わることになったのか、その経緯を述べておこう。
私はもともと測量工学の学者で、2000(平成12)年に定年退官するまで、東京大学生
産技術研究所の教授を務めていた。測量工学とは、土地や建造物などの位置や距離を測り、地
図や建設工嘔などの図面の作成に役立てるものだ。
皆さんが「測量」という言葉から抱くイメージは、おそらく街角で三脚を立て測量機械を覗
き込んでいる測量マンの姿ではないだろうか。測量は、「測天量地」から生まれた言葉だ。
「天を測り、地を量る」とは、北極星を観測して地図の基本となる北方向を定め、租税の基礎
となる土地の測量をしたことを指す。しかし、いまはその語源から遠く離れ、天から地を測る
時代になったといっていい。動いている人工衛星から、徴妙に動いている地球の表面を正確に
測る先端技術になっているのである。
この40年間に測ほ技術は、どの産業界と比べても、突出した技術革新を遂げた,1972
(昭和47)年にアメリカが打ち上げたランドサット1号は、最初の地球観測衛星となった。
ここから、リモートセンシング(遠くから手に触れないで電磁波を感知する技術)を研究する
新しい学問領域が次々と登場するのである。
また、1970年代のはじめに確立した地理情報システム(GIS)によって、数値化され
た地図情報や位置情報を駆使し、低コストでさまざまな地理情報の利用が実現できるようにな
った。90年代に発達したデジタルカメラを利用したデジタル写真測量は、安価で効率的な三
次元測量を可能にした。私が研究を始めたころの測量工学は地上や航空機から撮影した写真を
使う手法が主流だったが、赤外線やレーダーさらに人工衛星を使ったリモートセンシングの技
術により、現在ではより遠く、規模の大きな測量を高精度で行うことが可能になっている。
こうした先端技術は、もはや従来の「測量」という概念では包括できない。国際的には「空
間情報工学」と呼ばれることが多くなっている。私は、幸運なことにこれらの先端技術の登場
にすべて立ち会うことができた。それゆえに、後に地震予測を含むさまざまな測量の応用可能
性を広げることがきたと思っている。
というと、私自身が苔いころから測量工学に関心を持って、率先して関わってきたように聞
こえてしまうが、じつはそうではない。
私が測量工学の研究者になったのは、まったくの偶然で東大工学部土木工学科に籍を置いて
いた学生時代は、学者になるなど考えたこともなかった。大学を出て、一度は民間企業に勤め
たものの、アフリカのダム建設計画の現場に送り込まれるなど、過酷な勤務体験の末に失業し
てしまったのである。まだ20代のころのことだ。これからどうやって食っていこうと不安な
気持ちを抱えながら職安に通う毎日であった。そんな窮地を学生時代の恩師に救われ、大学に
戻って研究生になったことが、測量工学研究の道に進む転機となったのだ。1992(平成4)
年からは、国際写真測量・リモートセンシング学会の会長も務め、定年まで大学で研究を続け
ることになるとは、まさに思いもよらない人生の展開であった。
そして、さらに思いもよらない人生の展開が私を待っていた。定年後の一見無謀とも思われ
る地震予測への挑戦である。ただし、地震予測に関しては門外漢といっても、測量工学を研究
していたベースがなければ、電子基準点を地震予測に使う発想も生まれなかっただろうし、そ
の後の地震予測への挑戦も信念を持って続けられなかったと思う。
GPSを使った地震予測研究への誘い
東大の研究職を退官してから2年ほどがたったころ、航空測量学の専門家・荒木春視博士か
ら、人工衛星で測定した地表の動きのデータを観測して、一緒に地震予測をしてみないかとい
う誘いを受けた,荒木さんは、私よりハ歳先輩で、ある測量会社の取締役をしていた人で、航
空機からラドンの検知をすることで、温泉の位置探索や、地震予測などに役立てられないかと
さまざまな実験を重ねていたが、すでにその会社も退職していた。
その荒木さんが、私にGPSデータを使って地震予測をしてみないかと共同研究を持ちかけ
てきたのである。
前述したように、GPSとは、人工衛星を利用して位置情報を測定するシステムである。い
まやGPSといえば、私たちの生活にとても身近なものだ。よく知られているのは、スマホや
カーナピに取りつけられているGPS受信機で、最近のドラマや映画でもGPS受信機を使っ
ての追跡アクション場面は頻繁に見かける,スマホやカーナピのGPS受信機は、4個以上の
GPS衛星からの電波をとらえて、その人間の現在位置や走行中の自動車の位置を確定させる
もので、防犯や犯罪捜査にも役立っており、この10年で飛躍的に技術が進歩した。
荒木さんの提案は、このGPSを使って、地球のわずかな動きを測り、地盤や地殻の変動を
調べて地震や噴火の予測をしてみないかというものだった。荒木さんは、2001(平成13
)年に日本測量調査技術協会の機関誌「APA」(現在は「先端測量技術」に改題)に、世界
初の「電子基準点による地震予測の可能性一に関する論文を発表していた。
地震予測に使用するのは、国土地理院がGPSデータを測定するために全国約1300ヵ所
に設置している電子基準点のデータである。国上地理院が設置した電子基準点は、高さ五メー
トルのタワーで、地図を正確につくるために緯度、経度、標高の座標を測る、重要な国家基準
点でもある。
地球の表面は絶えず、上下左右に微妙な動きを続けている。電子基準点は、この動きを測定
し、土地の測量、地図の作成、地震・火山噴火予知の基礎資料とするために、国土地理院が、
1994(平成6)年から整備してきたもので、この日本の狭い国土に約1300点もある。
平均すると20キロメートルに1点。太平洋鯛に多く、東海・南関東地方には10キロメート
ルに1点という密度で、この数と密度はじつに財界に誇れるものといっていい。都心に近いと
ころでは、世田谷区の日本大学文理学部の運動場にも設置されているし、富士山の山頂近くや、
沖ノ鳥島や硫黄島といった離島にも立っている。
この電子基準点の微細な動きを人工衛星で測定したデータが、2002(平成14)年から
一般にも公開されていた。しかし、この宝の山のようなデータを分析し、地震予測に活用しよ
うという研究者はまだ出てきてはいなかった。荒木さんはそれまでも私だけではなく、GPS
を使った地震予測の研究に関わらないかといろいろな人に声をかけていたようだが、眩の説に
賛同して一緒にやろうという人はいなかった。
その当時の電子基準点、GPSの精度からはとても地震の予測などできないだろうと、誰も
が頭から否定した。荒木さんの誘いに袁ったのは結梁的に私一人だった。
2003年の十勝沖地震で得た確信
私自身も荒木さんの持論に、最初から全面的に興味を持ってのめり込んだわけではない。G
PSや測量工学の知識を使って地震を予測するなどということができるのだろうかと、半信半
疑であった,
しかし、電子坊準点のデータ公開が始まった翌年の2003(平成15)年に十勝沖地震が
起きたのをきっかけに、私は荒木さんの方法論の正しさを確信した。海底が震源の十勝沖地震
は、マグニチュード8・Oを記録し、死者は1名だったが、石油タンクが壊れるなど大きな事
故を誘発して問題になった。この地震の直後に、私たちは青森県から北海道にまたがる約10
点の電子基準点のポイントを選び、地震が起きた時点からさかのぼって地表の動きを調べてみ
た。すると前兆現象と見られる明らかに異常な動きがあったことが分かったのである。
我々が異常を分析した方法は、「三角形面積変動率」というもので、3つの電子基準点を結
んだ三角形の面晴の変効率を計算して、地表の歪みを測るものだ。
地震の予測をするときに、どのような方法を取るか、これは当時荒木さんともいろいろ議論
したことだ。地震の予測をするときは、動いているものを測るわけなので、動かないものから
測らなくてはいけない。自分が動いているときに動いているものを測っても、相対的に動いて
いないことになってしまうからだ。これは静座衛星もそうである。静止衛星は止まっているよ
うに見えるが、じつは動いているのである。
、
地球の自転と同期しているので、動かないで静止しているように目心えるだけなのだ。人工
衛星も動いている、地球の表面も動いている。では地震の前のわずかな動きを見ようというと
き、どこを基準にしたらいいのか。地球の中で一番動いていないところはどこか。それは地球
の重心である。
そこで私たちは、専門の測量工学の知識を地震予測に応用することにした。
平面ではなく三次元的に地球の動きをつかむためには、地球で一番動かない点、すなわち地
球の重心を原点にする「地球中心座標系」が重要な基準となる(図1「地球中心座標系」)。
地表の歪みを測るために、この「地球中心座標系」というものを使って、X軸・Y軸・Z軸の
動きの値から、地表がどの方角にどれだけプラス方向あるいはマイナス方向に動いているかを
計算して割り出す「三角形面積変動率]という測量方法を選択した。
地球の重心を原点とし、X軸はグリニッジ子午線と赤道を結ぶ方向、Y軸は東経90度と赤
道を結ぶ方向、Z軸は自転軸方向にとる。この座標軸から、地震が予測される地域の3点の電
子基準点を結んだ三角形の面積の変動率を解析して、どの程度地表が動いているかを計算する
のである,
いまでは地表の異常変動を正確にとらえるために、さらにいくつかの分析方法を加えている
が、それは後述しよう。当時は主としてGPSデータを使った「三角形面積変動率」での解析
で、私たちは地震の前兆をとらえようとしていた。当時のGPSの座標の精度は悪く、相対的
な指標として三角形の面積を選択せざるを得なかった。現在は三角形面積変効率の方法は殆ど
院っていない,
この方法で十勝沖地震の震源地地域のデータを取ってみると、地震の10日前に、大きな前
兆現象が見られたのである,三角形の面積で見ると、XY投影面、XZ投影面、YZ投影面の
うち、襟裳・釧路・三沢を結んだXZ投影面、矢本・襟裳・釧路を結んだXZ投影面の三角形
に大きな変動が見られた(図2「三角形面積変動率に見る十勝沖地震の前兆」)。その変動に
きれいな反転現象が出ていたのだ。これはすごい。私の中の学者魂に再び熱いものが流れ込ん
できた瞬間だった。
十勝沖地震だけでなく、ほかに起きた大きな地震についてもいくつか調べてみたところ、同
様に前兆の変動が確認され、私たちは「これはいける」と、自信を深めたのだった。
わたしもカラーテレビの部品製造に関わったから、テレビジョンの空間情報学の空間周波、畳み込
み積分、フーリエ変換だとかラドン変換、あるいはマルチメディア情報通信技術などの一般知識は
カジッていたが、さすが、基準位置変動の検出方法やその精度などを考えるには、さすがに、説明
要因やパラメータなどイメージできない。早速、本棚にあった阪井丈秦著の『GPS技術入門』を取り
出しぺらぺらめくるも眼精疲労で作業中止。さて、本書は佳境に入る。
この項つづき
● 信越化学 信頼性高い太陽電池モジュール用シリコーン封止材を開発
産総研九州センター(佐賀県鳥栖市)に設置された環境試験機や測定装置を用いて、信越化学が開
発した新規シリコーン封止材を用いた太陽電池モジュールの(1)高温高湿試験と(2)温度サイ
クル試験を行ったところ、このモジュールは優れた耐久性を示したという。また、この封止材を用
いた単結晶n型シリコン太陽電池モジュールの評価試験を行ったところ、Potential-induced degradati-
on(PID)現象による出力低下を抑制する効果を確認。この封止材は、従来のシリコーンとは異なり
シート状であり、太陽電池モジュールの製造工程に使用される一般的な設備で使用できる。今後、
単結晶n型シリコン太陽電池モジュールをはじめ、厳しい環境下での太陽光発電システムの導入拡
大や長期信頼性向上への貢献が期待されるという。
まず、(1)太陽電池モジュールについて、温度85 ℃、湿度85%の条件下に曝露して耐久性、
信頼性を評価する高温高湿試験と、温度を-40 ℃から85 ℃の昇温、85 ℃から-40 ℃の
降温のサイクルを1サイクルとして耐久性、信頼性を評価する温度サイクル試験を行った。高温高
湿試験3千時間までの出力推移と試験3千時間後のEL画像を下図に示す。また、温度サイクル試
験の出力推移と試験6百サイクル後のEL(エレクトロルミネセンス)画像も示す。
37年という長寿命のLED照明の肝は”冷却”と語るダイソン社長は、弊社のデザインの減点は調
査と実験にあると話している。これは素晴らしい。
● 今夜の一枚
朝早く、ノウゼンカズラ(凌霄花)が咲き始め綺麗だというので彼女が2枚写メールしてきたのを
受け、翌朝、同じ位置から真下にあるノウゼンカズラをデジカメするもイマイチポイントがない作
品となるが結構、神秘的な画像に仕上がっているので巻頭にアップすることで返歌とする。
離れ床 ふたり行き交い 凌霄に託し送るる 愛おしさやも