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ナノシルバーとカレーメシ

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   複雑な歌声を持つ鳥の多くは、知性も高い。 / ダン・メニル



 

  2015.07.07

● ギリシャ危機の行方

「21世紀の資本」が話題となったフランスの経済学者トマ・ピケティ氏ら5人が、ドイツのメ
ルケル首相に宛てた書簡を公開。この中でピケティ氏らは、ギリシャの財政緊縮策は失敗だった
と指摘した上で、さらなる緊縮策を求めるメルケル首相に対し、「ギリシャの頭に銃を突きつけ、
自ら引き金を引けと要求している」と、厳しく批判。さらに、「銃に込められた弾は、ユーロ圏
の民主主義や繁栄も滅ぼしてしまう」と警告、ギリシャへの頑なな姿勢を改めるよう呼びかけた
という(TBS News 2015.07.08 ).それでは、対案はどのようなものがあるのか? 最近、ネット
で見うけられる言葉が『ロンドン債務協定』。つまり、ギリシャの債務を棒引きするかわりに、、
期限付きで延長し、棒引き後の債務を返済するというもの。ギリシャには2次産業や2.5産業
が未発達なため、その産業育成手段と資本の移転方法がキーワードとなる。そのようにわたし(
たち)は見ているが、いまのところそれを阻害するのは英米流金融資本主義の精神だろうから、
賢人の精神がためされている。

  2015.07.06 MONEY BOX

 
● 上海(中国)株式市場不安の行方

中国バブル崩壊で、株価が急降下し1万9千円割れ懸念されている。また、世界の鉱業株の時価総額の
うち1430億ドル(約17兆3000億円)相当が消え去っている。世界最大の資源消費国である中国の
需要後退問題に投資家は直面している。銅やニッケル、アルミニウムなどの工業用金属価格が、
6年ぶりの安値に下落、79銘柄で構成するブルームバーグ世界鉱業株指数 は過去10営業日に
17%低下。新規供給が市場に流入する中、鉄鉱石価格は8日、少なくとも2009年以来の安値を
付ける。下表のように、世界の株式の時価総額に占める上海・深圳・香港で11・7%、つまり、
リーマンショックでの株価下洛は-46%であったから、中国株の時価がゼロとなっても、対リ
ーマンショック比で-14・8%の下洛で、日本の株価2万円とすれば、パニックの連鎖が起き
なければ1万7千円程度となり心配する程ではない。ある意味、中国市場は、赤色官制統制でバ
ブっているため、介入度合いに比例し今後も起こりうると考えれば、、旺盛な消費性向が、収縮
しない限りその程度のリストと考えればいいのではないかと考える。

 

     

 【デジタルアース工学立国論 15: 地震・噴火予知】     

 『デジタルアース工学立国』(2015.06.15)で、「いまこそ地震予知工学の確立予知」で「いま
の解析データは2次元(平面)解析データでこれに鉛直軸の3次元(立体)データで、さらに、
リアルタイムに3次元解析データで日本列島周辺を網羅できれば高確度の解析が可能だ。そのた
めにはスーパーコンピュータシステムが不可欠だ。また、これらの新規考案には海底の変動解析
が出来ていないが、海底電子基準点にアンカーを打ち込み何らかの形で、観測衛星に位置変動デ
ータを送る事が出来れば飛躍的に予知能力は高まる。(1)その上で、防災情報を編集し利用で
きる。(2)さらに、予知能力が高まれば、予備災害処置システムの開発段階に入ることができ、
映画『ザ・コア』のようなことに成功するかもしれない。そうすれば、米国でのイエローストー
ンでの隆起メカニズムとその将来予測とその予備災害処置が実現し、世界的激震火山災害を回避
できるかもしれない。そのように考えれば、年間数十億円程度の空間情報地震予知工学への投資
は微々たるものであろう。頑張ろう、ニッポン!と掲載した。そこで、村井俊治著『地震は必ず
予測できる』(電子ブック版)を手にする余裕ができたので、読み進めることでその可能性を探
る。


   目 次       

 序  章  なぜあのと序き「予測」を公表できなかったのか―3・11への悔恨
 第 1 章  3・11前から観測されていた前兆現象
 第 2 章  日本列島はどこもかしこもゆがんでいる
 第 3 章  「予知」は無理でも「予測」はできる
 おわりに   

       

  第 3 章  「予知」は無理でも「予測」はできる

   豪雪、潮汐、火山、ダム、鉱山採掘……地殻変動の原因はほかにもある

  地震予測の活動をやっていると言うと、よく「的中率はどのくらいか一と聞かれる。お
 役所には占い扱いされたが、私たちは、予測が当たった、外れたということに一喜一憂は
 しない,的中率にも関心はない。
  電子基準点に異常値が出たら、地震の前兆を含む何らかの異変があると見て、それを分
 析して発表しているのである。

  確かに、2014(平成26)年に起こった大きな地震のほとんどの予測に成功してい
 るが、予測が外れることもある。異常を察知してメルマガで配信し、地震は起きたが、震
 度5以上にはならず、震度3や4だったこともある。飛騨地方、甲信越にずっと警戒を呼
 びかけながらも、残念ながら御嶽山噴火の予測はできなかった。
 
  しかし、旨い訳ではないが、予測が外れることにも、理由がある。電子基準点が異常値
 を見せる地殻の変動は、地震の前兆だけではないからである。
  火山活動や満潮・干潮の潮汐、豪雨、豪雪、鉱山の採掘、ダム、トンネルエ事、地下水
 のくみ上げなどの影響を受ける場合もある。最近は石油燃料に代わる資源として、海外で
 はシェールガスの採掘が行われているが、これはかなり危険だと私は考えている。地表を
 かなり乱暴にいじるわけで、数値を変動させるだけでなく、地震を起こすトリガーになり
 かねない。

  穴を掘って地中深くに廃棄物を捨てる、ダムを建設して貯水する、こうした人工的な作
 業が地震を引き起こすこともあるのだ。中国の四川省の大地震も、中国のある学者は三峡
 ダムの影響だと言い切っているほどだ。実際いま、中国が世界一のダムだと自負する三峡
 ダム近くの斜面が崩落し、非常に危険な状態になっている,地球の地盤というのは、それ
 ほど頑丈なものではないのだ。むしろ軟らかく、敏感で、いろいろなことに影響を受けや
 すいのである,

  千年も地震のなかった神戸にあれほどの地震が起きた,その原因が、六甲山を掘り崩し
 て空港にしたこととまったく関係がないかというと、そうは言い切れない。江戸時代は江
 戸で異常に地震が多発していたが、東京湾の埋め立てが始まったのは江戸時代からである。
 そこかしこでやっていた埋め立て工事が地震のトリガーになったと考えても不思議ではな
 い。

※ 米国ではシェールガス採掘に比例しマグニチード3以上の地震が逓増していることは、こ
  のブログでも紹介しているが、あながち否定できない事例として考察する必要がありそう
  だ。



  そんなこと証拠がないじやないかと言われればその通りで、あくまで推測にすぎない。
 しかし、大規模土木工事をはじめ、現代人のやっていることは非自然的なことばかりで、
 その挙句に、いま、異常気候変動も起きているのだ。その意味では、人間の営みはとてつ
 もない影響を地球に及ぼしていると考えるほうが自然だろう,


  私たちは予測が外れることを恐れない――だからあらゆる可能性を
  排除しない

  そう考えると、地殻の変動をもたらすものは無数にある,しかし、異常値が出ているの
 に、地震以外の影響だろうと思い込んで発表せずに大地震で多くの犠牲が出てしまうこと
 だけは絶対に避けなければならない。だからこそ、私たちは予測が外れることを恐れない
 し、あらゆる可能性を排除しない。その姿勢だけは一貫させているつもりだ。

  豪雨・豪雪、火山、ダム、資源採掘・・・・・・数値を変動させるあらゆる影響を排除せず、
 その中から大地震の前兆を見極めることが最も重要だと考えている。地震の情報だけでな
 く、そうした異常値を出すトリガーになりかねない事象、事柄についても、メルマガでは
 できるだけ丁寧に、説明していきたいと思っている。
  メルマガに寄せられた読者の声にもあったが、本当に地球は生きているのである。季節
 変動も大きい。冬は縮まり、夏は膨らむ。まさに地球は呼吸をしているのだ。

  その呼吸の様子が、先端の測量技術で、いまや手に取るように分かるようになった。そ
 の表情から、いかに内部を読み解くか。今後さらに、地震予測の精度や範囲を広げていき
 たいと考えている。

    おわりに

  初版が出版され、電子版のための修正をしているいま、一人感慨にふけっている。
  荒木春睨さんに誘われて潮位衛星を使った地震予測の研究を始めてから、13年がたつ。
 最防の10年は前向きの予測ではなく、大きな地震が起きるたびに、どのような前兆があ
 ったかを後追いでひたすら検証し続けた。そして、顕著な前兆が見られた地震について荒
 木さんと連名で論文を発表したが、誰からも注目されることはなかった。海外でも英語で
 論文を発表したが、面白いと言われたことはあるが注目を浴びることはなかった,

  本文で述べたように、橘田寿宏さん、谷川俊彦さんとの出会いがあって、2022(平
 成25)年1月に地震科学探査機構(JESEA)を設立した。そして、2月から個入会
 員向けにメルマガを配信する事業を始めた。9月からは、自分流の本格的な全国版地震予
 測を始めることができた。さまざまな新聞、雑誌がJESEAの地震予測について記事を
 掲載してくれた。そのたび、私は手持ちのデータをできる限り提供した。テレピ局も何度
 か取り上げてくれた,メデイアのおかげでメルマガの会員は増え、会社を維持できるまで
 になった。そして集英社が本書を出版してくれた。

  だが、いまでも、測量工学が専門で地震の「門外漢」である私が、地震予測に取り組ん
 でいることにはよほどの違和感があるらしい。「異端」「孤高]の東京大学名誉教授、と
 いわれることもしばしばある。
  私は2000(平成12)年に定年を迎えるまでの34年問、東京大学生産技術研究所
 で写真測量及びリモートセンシングの研究に没頭していた。その研究生活の中で、痛感し
 たことがある。それは、社会が解決を要請している重大な課題に関する研究には、すべて
 の研究者が取り組むべきであり.学問に境界線はない――ということである。

  地震予測は、まさに「社会が解決を要請している」研究テーマであり、あらゆる研究者
 が取り組むべき課題であろう。とりわけ日本は地震大国であり、一人でも多くの人命を救
 うために地震予測に取り組むことは、日本人研究者の使命でもあると思う。
  衛星潮位技術に基づいた「地震の前に地球が微妙に動く様を、潮位衛星により測量する
 ことで地震予測を行う」という発想は"コロンブスの卵"であった。地表に設置されている
 電子基準点から、地下数十キロで起きる地震を予測するのだから、常識の壁を打ち眩るア
 イデアである。

  だがそれゆえに、プレート、活断層、トラフなどの研究をしてきた専門家にとっては受
 け入れがたい発想であるに違いない。
  私は、地震学や地質学の重要性を否定するものではない。それらは地震のメカニズムを
 解明するための、人切な学問である。しかし、だからといって、地表の電子基準点の変動
 と地震発生という事象のあいだの相関分析から類推される地震予測の方法を否定する必要
 はないであろう。

  私は、従来得られてきた地震に関する知見と、新しい地震予測のアプローチを融合した
 いのだ。
  最近はメディアだけでなく、さまざまな人たちの前で講演をして情報提供をしている,
 多くは「動く地球を測量する~地震予測の新しいアプローチ」という演題で、新しい地震
 予測の方法を理解してもらうと同時に、実際の地震についての検証を報告してきた。大人
 向けの講演会だけでなく、神奈川県大井町にある小学校の生徒と保護者、福島県の理科研
 究発表会に参加した高校生など若い匪代を相手に話したこともあった。

  どの会場でも、活発な質問や意見が飛び交った。目を暉かせて「将来地震予測をしたい」
 と熱望する生徒もいた。いかに地震予測が国民的関心嘔であるかが分かる。
  メルマガの会員からも多くの質問を頂戴するが、すべて私がメールで回答している。素
 朴な疑問もあれば専門的な質問もある。また、お叱りや批判もあるが、素直に受け入れて
 いる。現時点での研究の限界や不明点は、本書でも正直に述べてきたつもりだ。地震予測
 をする場合、すべての言葉に根拠になるバックデータを含有していることが最も大切なこ
 とだと思う。したがって、予測が的中しなかった場合でも、一切、言い訳はしない。メデ
 イアが「予測が的中した」と報道してくれても、地震予測はまだ研究の発展途上にあるこ
 とを忘れてはいけない。信頼性と確実性は、まだ達成できていないのである。

  なお、本書の制作時点と刊行される時点では、多少の時差が生じるであろう,地震は偶
 発性をもって刻々と発生するから、それによって新しい知見が得られていく。完全に「最
 新版」といえる検証成果を本書に盛り込むことはできない。しかし、地震予測に関する最
 も基本的な方法と過去の大地震の検証例は列挙している。また、本書で初発表となる検証
 成果を記載できたことは、私にとっても貴重な研究整理の機会となった。
  最後に、編集を担当してくれた集英社新書編集部の千葉直樹氏、構成を担当してくれた
 宮内千和子氏の多大な手助けに対して感謝の意を表したい。内容をチェックしてくれた、
 JESEAの橘田社長と、家内の村井妙子にも感謝し村井俊治たい。

  2015年3月    
                                    村井俊治


今回でこの本を読了する。思い起こせば、2015年の阪神大震災の経験の後、同僚のS氏に
地震システムの開発話を半ば真剣に、半ば冗談に持ちかけて、20年の月日が流れたが、その
成果報告を受けとったことは一度もなかった。6月17日の同僚のY氏通夜のオフ会?とき、
村井俊治氏の活動を紹介し、関連情報をアップしておくから勉強しておいてね、と。いって分
かれたが、次回のオフ会?には何らかのアクションがでてくるかも知れない。

                                     この項了



 

● ナノシルバーネオって何だ

二日ほど前の払暁ころ目を覚ましたため、テレビを点つ何となしテレビショッピングを見ていたら、表記の
商品が紹介されていたので、どんなものかと、いつものように過剰適応してしまった。その結果、次のよう
なことであることがわかったという、どうでもいいのだが、ブログ掲載してしまった。銀だけではなくチタンな
どの化合物でものそれは可能だとわかった。なるほど、面白いものだが、安全性には要注意である。

銀は、細菌、ウイルス、酵母菌、真菌および原虫の細胞において通常利用できる様々な求核基に
不可逆的に結合する銀イオンの能力からその広範な抗菌活性をもつ。細胞成分に対する結合は、
通常の再生および成長サイクルを阻害し、細胞の死をもたらし、銀とその化合物は、その強力な
活性を利用し、過去数十年にわたり、包帯、ヒドロゲル、親水コロイド、クリーム、ゲル、ロー
ション、カテーテル、縫合糸や絆創膏などの様々な創傷ケア製品に採用されてきた。また、銀は
金属形態自体では効果を発揮できず、その化合物やは塩であり、これらは、水性媒体と接触する
と、解離し、抗菌作用に利用可能な銀イオンを生成。銀化合物の大多数は、感光性や感熱性でも
のため、安定性に難点がある。さらに、、銀金属は、真空スパッタ法や電気メッキ法により抗菌
カテーテルや創傷包帯上に薄膜として蒸着されて、抗菌表面を形成するが、(1)長期持続性―
銀量を増やすと細胞毒性を高めるため安易に採用できない――と(2)高コストという点で問題
が残る。この課題をを解決するために、特許5566976「抗菌銀組成物」で、織物創傷材料、カテー
テル患者治療用デバイス、コラーゲンマトリックスのデバイス用に ナノサイズに微塵化させ装
填量を変えずに表面積を大きくさせ、銀金属担持表面から銀イオン放出を向上させ、安定化剤、
複数の銀化合物、還元剤、溶媒で構成された、銀ナノ粒子調製のための組成物が提案されている。

また、特表2010-525091「抗微生物プラスチック及びコーティング」では、銀とゼオライトまたはガ
ラスに担持された銀を組み込むこみ、紫外線硬化樹脂などのプラスチックでコーティングしている。さらに、
特許5538891「抗菌性ポリマー製品、その製造方法および使用方法」では 、銀以外の金属化合物
([Mq+]a[Xz-]b を含有した抗菌菌性ポリマーを用いた抗菌性コンタクトレンズの製造方法と使用方法
が提案されている。

  ● 今夜の一品


昨日の話。カレーメシを買ってきたと電子レンジ加熱したものをもってきて、二人で試食。味は
申し分ない。しかし、ご飯は蒸らし方がわるいと芯が残る食感がマイナス点となる。価格も2百
円(税なし)とお手頃。これで、ポータブルマイクロウェーブと良質の水があれば、野外での活
動の食事がOKとなり、防災での非常食としては大変重宝で、美味しいものがいただける。

※ ポータブルマイクロウェーブは、非常用浄水器と同じく非常用発電機とセットで商品化し世
  界展開すれば、喜ばれるのではないだろう。また、日清食品などの日常食および非常食の開
  発とコラボなどが考えられる。


    ● 今夜の一曲

昴 麗君 Teresa Teng 星 (HK Live 1982)



   踏過荊輯苦中枚到安静, 踪漣荒郊我雙聊是泥寧。

   満天星光我不怕狂風, 満心是期望, 過黒暗是黎明。

   啊!星光燦爛, 伴我夜行, 給我光明。

   啊!星光引路, 風之語軽軽聴。

   帯著熱情, 我要我理想, 理想是和平。

   尋夢而去,槙怕走崎i嘔嶇險徑。 ・・・・・・  



疲れを癒す時、いつも傍にいるテレサ・テン。何度、君に慰められたことか?!
この曲を聴く時、あの西安、あの南京の風景が、そして、プラント建設した同士達を思い出す。

「さんざめく 名もなき星達よ せめて鮮やかに その身を終われよ ……」。「昴」に中国人
が親しみを持ったきっかけは、80年代にテレサテンが歌った同曲の中国語バージョン。谷村新
司の歌であり、理想主義に憧れる時代だった。このころ(1982年)心身ともぼろぼろで北京
のホテルで一人で、ウイスキーを注ぎ一夜を明かしたあの頃が、この曲とクロスオーバーする。                                

 

  


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