父母に/手を引かれては/空を駈け/秋桜の道を帰りゆく
母に見守られて過ごした現歳月。灸卓を囲み、談笑する何気ない
日常が何よりの幸せだったと改めて感じます。阪神ファンの母と
一緒にテレビに釘付けになって、選手の名前を叫びながら日本一を
喜んだことも良い思い出です。母の笑顔はいつも家族と共に
ありました。時間を見つけては国内銀行やお遍路に出かけ、
夫婦の絆を確かめていた在りし日。父を支え、私達子供を育て
どんな時も明るさを忘れなかった母に我が家は守られてきました。
かけがえのない存在をなくし、まだ気持ちの整理もつかず、戸惑う
こともあるかもしれませんが、皆で力をあわせて明日への一歩を
踏み出します。
今は旅立つ母に「ありがとう」と伝え、大空へと見送ります。
2014年9月30日 享年91
『母に贈る感謝の言葉』
合掌