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ナショナルトレッキング

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    あきらめないこと。どんな事態に直面してもあきらめないこと。
                  結局、私のしたことは、それだけのことだったのかもしれない。

                                         冒険家 植村直己

 

                                                                                 
                                                                             1941.02.12 - 1984.02.13?

 

【治療と再生の革命 Ⅰ】 


● 慢性腰痛対策

治療しても効果がなく、一度治ってもぶり返すなど長引く「慢性腰痛」に苦しむ人は14
00万人と推定されている。最先端の治療現場では、「脳」のある働きを改善し、慢性腰
痛を克服する対策が、大きな成果をあげているという。例えば腰痛への不安を解消する映
像を見たり、恐怖心を克服する運動をするなどの対策を取るだけで、改善する人たちもい
る。専門的な心理療法で、極めて重い症状の患者の腰痛が改善するケースも出始めている
というのだ。わたしの場合は、デスクワーク中心のため、一旦沈静していたものが、長時
間ドライブや山登りなどトレッキング、あるいは、室内トレーニングなどで、それがトリ
ガーとなり再発することがしばしばあるので、そこに、精神的なストレス蓄積も加わり再
発するとは考えにくい――その寄与割合は低い――と思っている。だから、この今、コル
セットをしながら入力しているが、数日、あるいは一週間後には治っているだろう、しか
し、突然再発することになることも覚悟している。

 

● ミニ肝臓の衝撃

 iPS細胞から大きさが数ミリの“ミニ肝臓”を大量に作り出す装置を、横浜市立大学な
どの研究グループが2年前に開発した。重い肝臓病の子どもにこの「ミニ肝臓」を移植す
る臨床研究を19年にも始める。アイソレーターと呼ばれる滅菌された作業台にベルトコ
ンベアが設置され、iPS細胞から作った肝臓の細胞が入ったシャーレや培養液などが次
々と手元に送られてきて、研究者が効率的に作業をできるようになっている。1か月ほど
で最大数ミリの“ミニ肝臓”を作り出すことができるということで、研究者の手作業を一
部自動化し作製効率を100倍以上に高めることができる。自動車の工場のように、ロボ
ットの手助けで大量にミニ肝臓を作り出すことができるとしてた。2年前は直径5ミリで
あったが、昨年にはこの”ミニ肝臓”は25分の1の直径2百マイクロメートルまでダウ
ンサイジング(『デジタル革命渦論』でいうところの第2則)され、注射などで体内に挿
入できるまでになっているため、「細胞シート」(下図参照)のように切開する必要がなく
なる。

 

「山中伸弥教授が語るiPS細胞研究の今」(NHK)によるとこの細胞を作るには、(1)細
胞同士を接着する細胞、(2)血管のもとになる細胞、(3)肝臓にもとになるの3つを
合わせ3日培養すると自己組織化が作動きできあがる工程を必要とし、さらに、その前段
で正常なiPS細胞から未分化細胞を除去する工程も必要でありこれらをクリアしてできあが
るというもの。特に後者において悪性リンパ種治療薬「プレンツキシマブ ベトチン」(「
CD30を標的とした腫瘍原性未分化iPS細胞の除去効果についての検討」寒川 延子 大阪大
学 心臓血管外科)による除去の成功などの上で達成されている。

 

● 腸内フローラの衝撃

これも2年前の「腸内フローラ 解明!驚異の細菌パワー! 」(NHK)で放送されたも
のだが、肥満になるとがんのリスクが高くなる、と言われていた。それがなぜなのか、わ
かっていなかった。普通体型のひとと、肥満体型のひととでは“腸内細菌”に違いがある
ということがわかってきた。普通体型のひとにはない「クロストリジウム・アリアケ」と
いう菌(日本の有明にある病院で発見)が肥満体型になると全腸内細菌の10%以上を占め
ていた。アリアケ菌は、「デオキシコール酸」(DCA)というものを作り出す。これが、活
性酸素を作り、細胞の老化を促し、老化した細胞がガン化を促進なるというメカニズム。
また、このデオキシコール酸は大量に脂質を摂ることで作られ、低脂肪食を心がけること
も重要。 



ところで「腸内フローラ」といは、腸内細菌類のことを意味するが、わたしたちの腸には
約3万種類、千兆個に及ぶ細菌類がすみ。重さにすると1.5から2キログラムにもなり、
体を構成している細胞が60兆個ですから、実にその16倍近くの生き物がわたしたちの
おなかの中にすんでいることになる。腸の長さは約110メートル。それを広げるとテニス
コート1面分にもなるという。そこに、まるでお花畑のように腸内細菌が生息する。腸内
細菌類のことを「腸内フローラ」と言うが、「フローラ」とは元々はお花畑を意味する。
細菌類が作る集落が色鮮やかで、形がとてもきれいだからそう呼ばれる。

このように、がんや糖尿病などの病気から、肥満やお肌のシワなどの体質、さらには、そ
の影響は脳にまで及び、うつ病とも関係しているのではないかと考えられきている。腸は
第二の脳、いや脳こそが腸機能が分化して脳ができたとも言えるかもしれない。

 

今夜は、NHKBSの新春で刺激され、「治療と再生の医療の現状」を考えてみた。これはシリーズ
として掲載し不定期掲載する。尚、バイオマスインダストリー協会を脱会している。

 

  

【ナショナルトレッキング】 

母の他界と喪に服すこともあり百名山の登山は控えていたが、今年から再開させようと考
えている。ところで、琵琶湖を囲む滋賀県の山を一周ルートを開発しよう考えていた。そ
のトレッキングをコアとしてパラグライダーとカヤックをいれ、それを競技(スポーツ)
や遊覧(野外観察や娯楽)としてルールを決め「ナショナルトレッキング」アプリとして
開発するというもので、「先ず隗より始めよ」と。そなんなことことを考えていたら、毎
日新聞オンラインの元旦の記事で「なるドリ ナショナルサイクルルートってなあに?」が
昨夜目にとまった。偶然だ。それによると、国土交通省が検討している、周辺の風景や名
所を楽しみながら、安全かつ快適に自転車で走れる魅力的なルートを認定する新制度が検
討しているという。自転車は自転車。まずは仲間づくりからだ。

 


彼女が、急に多賀大社にお参りしたいと言い出した。理由を聞くと、素朴な味の糸切り餅
を食べたいからだというので、昼のうどんを平らげ出かけることに。少し味が変わったみた
いという(思い出の方が美味しいみたいだ)。わたしは夕食時、「水餃子と豚白菜豆腐一人
鍋」と一緒にたべたが、いつものと変わらないのだがと、そう 話した。

  


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