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Channel: 極東極楽 ごくとうごくらく
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最新ナノ熱電変換素子技術

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     今さら核を一発二発持ったところで世界は変わらないです。

 

                                                        

                           Takaaki Yoshimoto 25 Nov, 1924-16 Mar, 2012   

 

 

 

    ウエナス尾根


   季節が変わりゆく。記憶が燃え上がる。

   その秋に僕ら三人。若きならずもの

   万引きに、ホイールキャップのかっ払い。

   与太者たちだ。ディック・ミラー、もうこの世にいない。

   ライル・ルソー、フォード代理店の息子。

   そしてこの僕、女の子を妊娠させたところ。

   その輝かしき一日、夕方近くまで

   雷鳥撃ちをやった。鹿の踏みわけ道をたどり、

   下生えに踏みいり、倒木をまたぐ。何かを掴んでからだを支える。

   ウエナス尾根のてっぺんで

   松林を技けると、風がびゅうびゅうと音を立てる

   切りたった峡谷の下の方に、川を見ることができた。

   こんな充実感、人生にもう二度とないよなと思った。

   でも人生はまるごと僕の前に控えていたのだ。スイッチバックみたいに。

   鷹や鹿やアライグマなんかは見かけてもやり過ごす。

   六羽の雷鳥を仕留めたところで、やめにしておけばよかった。

   でもやめなかった。もう制限はこえていたのだけど。

   ライルと僕はディック・ミラーの五十フィートくらい上を

   登っていた。ミラーが「うわあああ!」と叫んだ。それから

   ぎゃあぎゃあとわめきちらした。見下ろして、僕の脚はすくんだ。

   むっくりとした黒い蛇がかま首をもたげて、「歌って」いたのだ。

   その歌いぶりときたら!僕の手首くらい太いがらがら蛇。

    そいつはミラーに噛みかかったが、狙いは外れた。ミラーは痺れたみたいに、

   そこですくみあがっていた。叫んだりわめいたりできても

   銃を撃つどころじゃない。やがて蛇は身を沈めて見えなくなり

   岩の下に消えた。もう降りたほうがよさそう

   ということになり、僕らは同じ要領で引き返す。

   木立を手探りで這い抜け、倒木をまたぎ、

   下生えに踏みいった。今では木々の影が、昼間の熱をたたえた

   平らな岩の上に落ちていた。そして蛇たちがいた。

   僕の心臓は凍りついた。それからまた動きだした。

   僕の髪は逆立った。それは僕の人生が僕のために

   準備していた一瞬。そして僕には心の準備ができていなかった。

   僕らはとにかく下り始めた。イエス様、僕をここから抜け出させてください

   と僕は祈った。僕はもう一度あなたのことを信じて

   常に敬います。でもあのかま首をもたげた蛇の姿が

   僕の頭からイエス様を押しだしてしまった。

   あの「歌」。俺の存在を信じてろよ、と蛇は言った。

   また戻って来るからな。その日に、僕はあいまいにして犯罪的な

   契約を結んだのだ。僕はイエス様に祈ったのだけれど、

   次の瞬間には僕は蛇に祈った。結局のところ僕にとっては

   蛇の方がよりリアルだった。その日の思い出は

   今となってはふくらぱぎへの一打のようなもの。

   僕はそこを、抜け出すことは抜け出した。でも何かが起こった。

   愛する娘と結婚したというのに、僕は彼女の人生を駄目にした。

   偽りが僕の心にとぐろを巻き、そこを根城とするようになった。

   暗やみと、そのねじくれた様にすっかり慣れてしまった。

   それからずっと、僕はがらがら蛇が怖かった。

   イエス様に対しては二つに引き裂かれた気持ちを抱いていた。

   でも誰かに、何かに、この責任はあるんだ。

   今も、昔と同じく。





                           Wenas Ridge

   The seasons turning. Memory flaring.
   Three of us that fall. Young hoodlums -
   shoplifters, stealers of hubcaps.
   Bozos. Dick Miller, dead now.
   Lyle Rousseau, son of the Ford dealer.
   And I, who'd just made a girl prgenant.
   Hunting late into that golden afternoon
   for grouse. Following deer paths,
   pushing through undergrowth, stepping over
   blow-downs. Reaching out for something to hold onto.

   At the top of Wenas Ridge
   we walked out of pine trees and could see
   down deep ravines, where the wind roared, to the river.
   More alive then, I thought, than I'd ever be.
   But my whole life, in switchbacks, ahead of me.

   Hawks, deer, coons we looked at and let go.
   Killed six grouse and should have stopped.
   Didn't, though we had limits.

   Lyle and I climbing fifty feet or so
   above Dick Miller. Who screamed - "Yaaaah!"
   Then swore and swore. Legs numbing as I saw what.
   That fat, dark snake rising up. Beginning to sing.
   And how it sang! A timber rattler thick as my wrist.
   It'd struck at Miller, but missed. No other way
   to say it - he was paralyzed. Could scream, and swear,
   not shoot. Then the snake lowered itself from sight
   and went in under rocks. We understood
   we'd have to get down. In the same way we'd got up.
   Blindly crawling through brush, stepping over blow-downs,
   pusing through undergrowth. Shadows falling from trees now
   onto flat rocks that held the day's heat. And snakes.
   My heart stopped, and then started again.
   My hair stood on end. This was the moment
   my life had prepared me for. And I wasn't ready.

   We started down anyway. Jesus, please help me
   out of this, I prayed. I'll believe in you again
   and honor you always. But Jesus was crowded out
   of my head by the vision of that rearing snake.
   That singing. Keep believeing in me, snake said,
   for I will return. I made an obscure, criminal pact
   that day. Praying to Jesus in one breath.
   To snake in the other. Snake finally more real
   to me. The memory of that day
   like a blow to the calf now.

   I got out, didn't I? But something happened.
   I married the girl I loved, yet poisoned her life.
   Lies began to coil in my heart and call it home.
   Got used to darkness and its crooked ways.
   Since then I've always feared rattlesnakes.
   Been ambivalent about Jesus.
   But someone, something's responsible for this.
   Now, as then.

 

 

 【ナショナルトレッキング構想:トイレの話】


着々と、というほどにないにしろ、構想の方も動かしている。4月の初行動までには大まかのルートは
ギリギリまとまりそうだが(と言っても順調にいけば)、正規の登山ルートで山小屋などが整っていた
らトイレの心配はないが、脇道(サブルート)など山小屋がないところでは急なトイレの準備はたたき
込んでおかなければ、秩序ある環境保全を壊しかねない(体験談)。上写真の解説で指摘されているこ
とはマナーとして心がけおきたい。

 


図4 実施例8において作製した電界効果トランジスタ観察図

【最新ナノ電子工学:熱電変換素子の場合】

熱電変換素子、電界効果トランジスタ、センサー、集積回路、整流素子、太陽電池、触媒、エレクトロ
ルミネッセンス等の分野で、柔軟性を備えた素子、小型軽量化された素子を構成にナノ材料の利用が注
目されている。この分野では、通常、p型導電性を示す材料と、n型導電性を示す材料の両方を備えた
双極型素子を用いる。例えば、熱電変換素子は、温度差によって物質内に生じる電位差を利用すること
によって発電を行う熱電発電に用いられる素子である。熱電変換素子では、p型導電性を示す熱電変換
材料またはn型導電性を示す熱電変換材料のいずれか一方のみを備えた熱電変換素子では、高温側の端
子から熱が逃げるため、発電効率が良くない。下図1はn型導電性の熱電変換材料(n型材料)とp型
導電性の熱電変換材料(p型材料)とを用いた双極型熱電変換素子を示す模式図。双極型熱電変換素子
であれば、n型導電性の熱電変換材料とp型導電性の熱電変換材料とを直列につなぐことにより、効率
的に発電することができる。

しかし、ナノ材料のゼーベック係数を変化させる方法は未だ体系化されていない。いくつかのp型導電
性ナノ材料をn型導電性ナノ材料へと変換するドーパント(n型ドーパント)が報告されているが、公
知のドーパントの性質的または構造的な類似物質が必ずしも同様にn型ドーパントになり得るわけでは
ないこのため、新規ドーパントの開発には試行錯誤的な方法を採用せざるを得ない。このような試行錯
誤的な方法は、新規ドーパントを開発するまでに多大な費用、時間および労力を必要とし、極めて非効
率的とされる。

この問題を解決するため、奈良先端技術大学の研究グループはアニオンを広くドーパントとして使用可
能であり、アニオンの対イオンであるカチオンとしてオニウムイオンを用いてアニオンを効率的にドー
プできることを見出す。そして、このアニオンをドーパントに使用することで、簡便かつ効率よくナノ
材料のゼーベック係数を変化させることができる―――(1)ナノ材料に対し、ゼーベック係数を変化
させるドーパント組成物を、溶媒中にて接触させる接触工程と、(2)溶媒を除去する乾燥工程と、を
含み、このドーパント組成物は、アニオンとカチオンとを含有し、このアニオンは、ヒドロキシイオン、
アルコキシイオン、チオイオン、アルキルチオイオン、シアヌルイオン、およびカルボキシイオンから
選択される(少なくとも1つ)もので、このカチオンは、オニウムイオンであり、上記乾燥工程によっ
て得られたナノ材料-ドーパント組成物複合体において、アニオンおよびカチオンは互いに解離した状
態で存在することを特徴とするという。

特開2016-009851

ナノ材料-ドーパント組成物複合体の製造方法、ナノ材料-ドーパント組成物複合体およびドーパン
ト組成物

【符号の説明】

1  電界効果トランジスタ 2 ゲート 3 絶縁層 4 活性層 5 ソース電極 6 ドレイン電極

【要約】

ナノ材料に対して、ドーパント組成物を、溶媒中にて接触させる接触工程と、溶媒を除去する乾燥工程
と、を包含しており、ドーパント組成物は特定のアニオンとオニウムイオンとを含有することで、簡便
かつ効率よく、ナノ材料のゼーベック係数の値を変化させることができる、ナノ材料-ドーパント組成
物複合体の製造方法の特許である。

尚、具体的なデータなどが開示されていない。



    ● 今夜の一曲

疲れもピークに来ると、こういう昔懐かしい(1963年)曲がき聴きたくなる。 黄昏の市電の
停車場で名前も知らないセイラー服のきみと二人見つめ合っていたあの時間がなぜか、長く
膨らんで思い出される。不思議なももの。たぶんきみもどこかで生きていたら、同じように
感じているに違いないだろう。


   I'll follow the boys wherever they go
   I'll follow the boys 'cause in my heart I know
   I know that somewhere, somewhere along the way
   I'll find my love, my own true love, some day

   And there'll be no place too far, no ocean too wide
   Wherever he goes I'll be right by his side
   I'll follow the boys and wait until the time
   Till that boy that I'm following is mine  ......    


                                                               Word: Davis Benny / Music : Murray Ted

   


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