戦争というものは、勝っても負けても、民衆にとっては得なことは何もない、何も
あとに残らないよ、というのが僕の実感なんです。「戦争自体がダメなんだ」とい
うこと──日本国の憲法第9条は、その理想に近づきうる憲法だということです。
Takaaki Yoshimoto 25 Nov, 1924 - 16 Mar, 2012
● 水の素晴らしさを発信する物語:映画『マザー・レイク』公開中
Perovskite Solar Cells Surpass 20% Efficiency
● ペロブスカイト変換効率20%超:ハイブリッドで30%超も視野に
ペロブスカイト太陽電池のセル変換効率の最高値は韓国化学研究所(KRICT)と韓国の蔚山科学技術大学校(UNIST)
が開発したセルの22.11%、セル面積は0.1平方センチメートルと非常に小さかった。今回は、SDカード大
と比較的大きな寸法のセルで初めてセル変換効率が20%を超える(日経テクノロジ- 2016.06.10)。 セルを
開発したのは、色素増感型太陽電池の開発で知られるEPFL Laboratory of Photonics and Interfaces、Professor
of Physical ChemistryのMichael Graetzel氏の研究チーム。Graetzel氏らは今回、まずは光吸収層となるペロブ
スカイトのインクをガラス基板上にスピンコート法で塗布→次に「Vacuum Flash」と呼ぶプロセスで、真空に引
きながらインクの結晶化を進めた。これによって、余分な成分が除去され、結晶化のための種の形成が促される
のだとする。結果、高品質なペロブスカイト結晶を得ることに成功したという。
Graetzel氏は、ペロブスカイト太陽電池を既存のSi系太陽電池と組み合わせたタンデム構造にすることで、変換
効率は30%を超えると予想する。そうした太陽電池の理論効率は44%と高いと話す。
● 世界的に加速する電力費逓減:太陽光発電の課題 系統への投資不足
太陽光発電の導入量は、国ごとに大きく異なるものの、共通している状況がある。太陽光の発電コストが低下し、
家庭用電力料金と競合可能になった。世界のほとんどの地域で、太陽光の発電コストが、1キロワット時当たり
0.2米ドル(21円)以下の水準に達している。REN21の年次報告書「The Renewables 2016 Global Status
Report(GSR2016)」によれば、このような状況が極端に現れているのがオーストラリア。同国では15年に太陽
光を新たに0.9ギガワット導入。これは世界第7位の規模。15年年末の累計導入量は5.1ギガワット。これ
は人口1人当たり、太陽電池モジュール1枚に相当(総人口2400万人)。オーストラリアでは主に住宅の屋
根置き用途として太陽光の導入が進み、16年初頭には16%(6分の1)の住宅に設置済。総発電量に占める
太陽光の比率はまだ低いものの、大きな変化が生じている。人口の大半が集まる東部オーストラリアでは、電力
需要(系統に由来する電力需要)が、09年から顕著に下がっている理由の一部は太陽光発電。同国では電力需
要が午後に突出(super peak)。これが太陽光によりほとんど目立たなくなった。ところで、各国に共通する1
つは太陽光が化石燃料に対して、十分な競争力を持っていること、もう1つは系統への投資不足のため、十分な
能力を発揮できないことである(スマートジャパン 2016.06.09)。
● マレーシアにおける都市交通システムのスマート化を目指す
NEDO(産総研)は、マレーシアのプトラジャヤ市において、重量の制約上これまでEV化は困難とされていた大型
の2階建て(ダブルデッカー)EVバスシステムの実証を世界に先駆けて実施すると発表。今回の実証は、15年度
から実施している同市とのEVバスシステム実証事業の中で新たに開始するもの。同市の都市交通システムの効率
向上によるスマート化を図るとともに、都市交通パッケージ事業の広域展開を目指す(NEDO 2016.06.06)。
構造計画研究所と東北大学は、「ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP) 2016」で、「スマホdeリレー」を
展示。スマホdeリレーとは、スマートフォン(スマホ)同士の通信を使い、通信インフラがない場所でもスマホ
同士でリレーして、ローカルネットワークを構築する技術。災害など緊急時の情報通信、旅行や登山でのトラン
シーバー的な役割が期待されている。構造計画研究所がアプリケーション、東北大学がアルゴリズム部分を開発。
端末間の直接通信を可能にする規格「Wi-Fi Direct」活用し、通信相手や接続/切断のタイミングを決定する独
自の接続制御技術とDTN(Delay/Disruption-Tolerant Networking)を融合することで、効率の良いマルチホッ
プリレー通信の実現を目指す。新しい自律的トランシーバーのようで、また、「アドホックなキルケゴール」な
情報通信システム」のようで、実現すれば防災システムが強化されて面白い。
● 突然な I Will Follow Him
めずらしく、早朝から数種類のアオジ、アカハラ、セグロセキレイなどの小鳥のさえずりが心地よく響いていた。
朝食を終えしばらくテレビを流しいつものように作業していたら、彼女が掃きだしのガラスを叩くので、開けて
みると、おびえた様子で蛇がいるから見てくれというので庭に出て探すが見つからず「見つけたら臆せず尻尾を
掴み振り回し地面に打ち付け、もし、顎が角張っていたら毒蛇の可能性があるから、そのときは僕を呼びなさい
」という台詞を残し部屋に戻り一件落着。昼食はそばを彼女の一押し「ヤマサざるそば専科」のつゆで頂き、夕
食は、豚バラ山椒ジェノベーゼ添えパスタを頂き、ようも、飽きずにやれるものだと感心しつつ作業の残りを続
けていると、ペギー・リーの「アイ・ウィル・フォロー・ヒム」を口ずさみながら「この歌、よく歌っていたの
よ」とキッチンで喋っいる。「あぁ~、それなら学校の行き帰りのアーケドでよく流れていたよ」と返事し、昔
を思い出し記憶をたぐり寄せるようにユーチューブする。ペギーだけでなく、リッキー・ネルソンもカーバーす
るがこちらは、「アイ・ウィル・フォロー・ユー」である。そういえば、後きみといっしょにいられるのかなぁ
と、独り言のようにつぶやいた。