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血中アミノ酸分析工学

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【血中アミノ酸分析工学】 

抗癌最終戦観戦記Ⅰ』シリーズで掲載したように、癌の早期発見が血中アミノ酸濃度を測
定することができそうであるという。この検査法の特徴は、(1)わずか5mlの採血のみで
癌のリスクを測定する事が出来る。(2)ある程度進行しないと変化が見られない腫瘍マー
カーと違い早期がんに対する感度が高く、がんの組織型にも左右されない。
(3)アミノイ
ンデックス®は少量の血液サンプルで短時間に健康状態を調べられるというメリットがある。
これで、がん以外の疾患についても研究が進み、データー蓄積が進み、"ビックX解析法"

たくさんの説明変数を元に目的因変数との相関を高度な電算機で数理解析する)と、採血し
た資料を高速で検査するコンパクトな測定装置、あるいは、"マルチアミノ酸標準液"を用い
て迅速に比較検査(S/N比判別)することで予防でき、膨大な医療費スリム化に寄与でき
ると期待される。

このような血中アミノ酸分析検査法は、世界で初めて日本の神奈川県立がんセンター臨床研
究所(宮城洋平部長)らと味の素株式会社などの民間企業の共同開発で確立されたものであ
る。これらの技術が進展してきた背景として、例えば膵臓癌がある(下図参照)――日本で
は、膵臓癌による2009年の死亡者数は男14,094人・女12,697人で、男性では癌による死亡の
第五位、女性では癌による死亡の第四位である。膵臓癌の生涯罹患率は2%である。膵臓癌
は、癌の部位によっては症状が乏しく、進行してから発見されることが多く、膵臓癌は、画
像診断を用いて2センチメートル以下で発見されても膵臓外の隣接組織への転移がある場合
が多く、予後が極めて不良である。膵臓癌については、手術可能なより早期の発見が望まれ
来たが、膵臓癌の診断には腹部超音波エコー、CT、MRIが用いられ、いずれも膵臓癌の発見率は
高くなく、血清癌マーカーとしてはCA19−9、CEA、SPan−1、DUPAN−2等が
あるが、これらのマーカーは、進行癌には比較的高い感度と特異度を有するが、初期癌にお
ける陽性率は低く、また膵臓癌以外の癌でも陽性になる場合があるといった問題をもつ――
この新規技術では、評価対象から採取した血液中のアミノ酸の濃度値に関するアミノ酸濃度
データ(Asn,His,Thr,Ala,Cit,Arg,Tyr,Val,Met,L-
ys,Trp,Gly,Pro,Orn,Ile,Leu,Phe,Ser,Glnで構成
される19種のアミノ酸のうちの少なくとも2つのアミノ酸の濃度値が含まれているもの)を
取得し、取得した評価対象のアミノ酸濃度データ、及び、アミノ酸の濃度値が代入される変
数を含む予め設定された、膵臓癌リスク疾患の状態を評価するための式(19種のアミノ酸の
うち少なくとも2つのアミノ酸の濃度値が代入される少なくとも2つの変数が含まれている
もの)を用いて、式の値を算出することで、評価対象における膵臓癌リスク疾患の状態を評
価する。これにより、膵臓癌リスク疾患の状態を知る上で参考となり得る信頼性の高い情報
を提供できる、という効果を奏する。また、この情報の信頼性向上と、利用者に掛かる様々
な負担(例えば、精神的負担、身体的負担、時間的負担、又は金銭的負担など)の軽減とを
両立して実現することができる――という効果がある。

特開2014-106114


また、下図の新規考案は、連続して細胞をマイクロ流路の特定の領域に連続配置する機能と、
画像ベースで1細胞単位でその細胞の集団状態の有無と蛍光の発光を同時認識する機能と、
その形状と蛍光の発光の情報に基づいて認識を行って、細胞集団あるいは細胞塊を選択的に
分離精製する機能を有する細胞濃縮精製装置を提供することで、集団化あるいは塊化した細
胞を選択的に回収する細胞精製装置を提供することができる装置である。このことで、体液
(例:血液、リンパ液、唾液、尿)中の微量な被検対象の細胞が、クラスター化しているか
否か(孤立一細胞であるか否か)を識別することができ、対象細胞のうち細胞集団あるいは
細胞塊となっているものを選択的に回収し精製して、その対象細胞の正確な遺伝子情報、発
現情報の解析が実現でき、血液中に細胞集団または細胞塊が存在する場合は、それが癌細胞
である可能性が高いことから、この装置システムおよび方法は、癌の診断、癌患者に対する
薬物投与計画策定等のために用いることができるという。 

 

  Redspotted grouper

● 幻の高級魚キジハタ復活

かつては魚介類が豊かで「魚庭(なにわ)の海」と呼ばれた大阪湾の水産業再生へ、大阪府が本格的
に取り組んでいる。「汚い」というイメージを払う切り札は、最近まで「幻」とされた高級魚のキジ
ハタだ。孵化(ふか)させた稚魚の育成に成功して5年目を迎え、ブランド化も視野に入ってきたと
いう(朝日新聞デジタル 2014.11.10) 。滋賀県でいえば、琵琶湖のビワマスだ!

 Poached Fillet of Redspotted Grouper

キジハタの旬は春から夏。白身で身が締まっていて硬いが、旨みがあって、食感がよく、粗(あら)
などから良質のだしがとれる。関西では夏に薄造りにして楽しむ。「アコウ-石茂魚の薄造り(刺身
)」。この場合、活けでなければうまくない。ポン酢や柑橘類を落とした醤油が合う。 粗(あら)
は潮汁にするとうまい。鍋物、しゃぶしゃぶ、煮つけも美味。ムニエル、フライ、グリルも美味いと
いう。因みに、定置網、刺し網で獲る。これは美味そうだ。



● "カップヌードルしお" にひと工夫  

そういえば、深まる秋に食欲が増し、ついつい昼食を取ることになる――これで、ルームウォーキン
グの効果が半減するが――カップラーメンしお(下図)に、ニンニクを電子レンジでチンしトッピン
グしていたが、チンの折、ニンニクから「アリシン」などが揮発してしまうので、バターなどの油脂
でコーティング、薄切りのチーズで巻きつける、あるいは竹輪に詰め込んでチンしてみたが今ひとつ
そこで、大きめの豚肉で皮を剥いたにんにくを完全に包み隠すように巻きチンし、これをトッピング
し、お湯を注いだカップをラップし輪ゴムで締め、さらに2分程度チンし、しばらく蒸らしておく。

 




こうすれば、ニンニクの有効成分を逃がさず、素早くエコに、精力増進の一品をトッピングし美味し
く頂けることに。これはチョットした工夫だと、自己満足している。

 


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