公孫丑(こうそんちゆう)篇 「浩然の気」とは / 孟子
※ 斉の都淄。あふれる人波をぬって車馬が行きかう街路。闘鶏に興ずる人の輪。
賑やかな楽器の音。天下第一の繁華を誇るこの都会はまた、稷下(しょくか)
に集まった学者たちの華やかな論戦の舞台でもあった。ここでの生活は、孟
子にとって生涯で最も希望にみちたものであった。弟子、王、家臣だちとの
対話の中にも、有名な「浩然の気」「四端の心」の弁論があり、確信と希望
から生まれる一種の明るさがにじみ出ている。やがてそれも空しくなるが。
【ことば】
「自ら反みて縮ければ、千万人といえどもわれ往かん」
「力をもって人を服する者は、心服せしむるにあらざるなり」
「禍福はおのれよりこれを求めざるものなし」
「天の時は珀の利にしかず。地の利は人の和にしかず」
「まさに大いになすあらんとする君は、必ず召さざるの臣あり」
【オールソーラーシステム篇:海水淡水化と光触媒による水素製造技術】
● カタールで高温排海水を用いた海水淡水化実証事業
省エネ・低環境負荷型の造水システム確立
10月19日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、カタール電力・水公社と共同で、
高温排海水を用いた海水淡水化実証事業を実施することに合意し、基本協定を締結した。それによる
と、そてによると、現在、カタール北部に位置するラスラファン工業都市では、1カ所の共通取水設
備から海水を取水し、各プラントに配水して設備の冷却用水として利用している。この冷却に活用さ
れた海水は最高45℃程度で共通放水路により海に放出しているが、この最高45℃程度の排海水を
水資源として逆浸透(RO)膜法による海水淡水化の原水に用い、省エネ・低環境負荷型の海水淡水化
システムとして実証。得られた淡水については、飲料水基準への適合を検証とする。今後、カタール
電力・水公社との連携のもと実証設備の建設・運転を行い、現地での商用化に必要なデータの取得お
よび周辺国への普及展開を含めたビジネスモデルについて検討を進める。カタールをはじめとするペ
ルシャ湾岸地域では、工場プラント設備冷却水として海水を利用するケースが多数あり、同地域にお
いて今後も増加し続ける水需要に対し、高温排海水を利用した海水淡水化技術を広く普及することが
期待されている。
実商規模:1,500立方メートル/日(造水量)
実商場所:カタール、ラスラファン工業都市
【技術の優位性】
RO膜法にて最高45℃程度の原水においても適正な脱塩性能を発揮(蒸発法と比較し80%省エネ) RO膜法の前処理を無薬注処理とし、薬品使用量およびプラント建設費を低減 造水コストの低減(蒸発法と比較し40%以上削減) 新たな取水口などの建設が不要(既存のRO膜法と比較し建設コスト10%以上削減) 新たな取水口建設などの海洋環境破壊がない(建設許可取得も容易) Sep. 26, 2017
● 可視光・近赤外光源で 水から水素を高効率生成する非金属光触媒
太陽光による水素製造の実現
9月26日、大阪大学の研究グループは、黒リンとグラファイト状窒化炭素(g-C3N4)の二つの材料からなる複
合体を合成し、この複合体は、環境に好ましい、完全金属フリーの光触媒となることを発見。これまで可視光・
近赤外光を利用して、水から水素を高効率生成できる光触媒はなかったが、黒リンとg-C3N4の二成分からな
る複合体は、太陽光広帯域応答型光触媒で水から水素の高効率生成に成功したことを公表。従来の光触媒で
は、太陽光に4%程度しか含まれない紫外光を利用するため、水から水素への太陽光エネルギー変換効
率※4は低く実用からは遠かった。今回、紫外・可視光のみならず近赤外光にも強い吸収をもつ層状の
黒リン※5と、数層からなるg-C3N4との二成分からなる複合体を合成。
Aug. 31, 2017
Title:Metal-Free Photocatalyst for H2 Evolution in Visible to Near-Infrared Region: Black Phosphorus/Graphitic
Carbon Nitride
❏ 関連特許:株式会社豊田中央研究所
特開2017-052915 樹脂複合材料及びその製造方法
【概要】
窒化ホウ素ナノシートの添加による熱伝導性の向上効果及び耐熱性の向上効果を十分に得ることがで
き、更に表面外観にも優れた樹脂複合材料の提供にあたっては、窒化ホウ素ナノシート及びイオン液
体が樹脂中に分散している樹脂複合材料。前記窒化ホウ素ナノシート及び前記イオン液体のそれぞれ
少なくとも一部が、窒化ホウ素ナノシートと、該ホウ素ナノシートに吸着している液体とを備える窒
化ホウ素ナノシート複合体となっている樹脂複合材料。前記窒化ホウ素ナノシートが、層数が20層
以下の窒化ホウ素ナノシートを数基準で60%以上含む樹脂複合材料構成とする。
以上のように海水の淡水化と光波超領域対応光触媒による水素製造がドッキングするエネルギーフリ
ー堺のの実現する日がまた一歩近づいている。
読書録:村上春樹著『騎士団長殺し 第Ⅱ部 遷ろうメタファー編』
第60章 もしその人物がかなり長い手を持っていれば
まりえは書斎をあとにして仄暗い長い廊下を歩き、いくつかの部屋のドアを間いた。どのドア
にも鍵はかかっていなかった。この前ここに来たときには、それらの部屋は見せてもらえなかっ
た。彼女たちが案内されたのは、一階の居間と、階下にある書斎と食堂と台所だけだった(そし
て彼女は一階の客用洗面所を使わせてもらった)。まりえはそれらの未知の部屋のドアを次々に
開けていった。ひとつめは免色の寝室だった。いわゆる主寝室で、とても広い。ウォークイン・
クローゼットとバスルームがついている。大きなダブルベッドかおり、ベッドはとてもきれいに
メイクされていた。上にはキルトのベッドカバーがかけられていた。往み込みのメイドはいない
のだから、あるいは免色が自分でベッドメイクしたのかもしれない。もしそうであったとしても、
とくに驚きはしない。枕元には焦げ茶色の無地のパジャマがきれいに畳まれて置いてあった。寝
室の壁には小さな版画がいくつかかかっていた。同じ作者によるセットのものらしかった。ベッ
ドの枕元にも読みかけの本が置かれていた。あちこちでこまめに本を読む人なのだ。窓は谷に向
いていたが、それほど大きな窓ではなく、ブラインドが下ろされていた。
ウォークイン・クローゼットの扉を開けると、広いスペースに服がずらりと並んでいた。スー
ツは少なく、ジャケットやブレザーコートがほとんどだった。ネクタイの数も多くはなかった。
フォーマルな格好をする必要があまりないのだろう。シャツはどれもクリーニングから戻ってき
たばかりらしく、ビニールでパックされていた。たくさんの革靴とスニーカーが棚に並べられて
いた。少し離れたところに、様々な厚さのコートが並んでいた。趣味の良い服が丁寧に集められ、
よく手入れされていた。そのまま服飾雑誌に載せられそうだ。服の量は多すぎもせず、また少な
すぎもしない。すべてにほどよく節度が保たれていた。
タンスの抽斗には、靴下やハンカチや下着やアンダーシャツが詰まっていた。どれも皺ひとつ
なく折り畳まれ、美しく整頓されていた。ジーンズやポロシャツやスエットシャツが収められた
抽斗もあった。セーターのためには専用の大きな抽斗があった。いろんな色合いの美しいセータ
ーが集められていた。すべてが無地のセーターだった。しかしどの抽斗にも免色の秘密を解き明
かしてくれるものはなにひとつとして見つからなかった。何もかも見事の清潔で、どこまでも機
能的に仕分けられていた。床には塵ひとつ落ちておらず、壁にかかった額はすべてまっすぐに揃
えられていた。
免色に関して、ひとつだけまりえに明確に理解できた事実があった。それは「この人と生活を
共にすることはとてもできそうにない」ということだった。普通の生身の人間にはそんなことは
まず不可能だろう。うちの叔母さんもかなり整頓好きな人ではあるけれど、ここまで完璧にはで
きない。
次の部屋はどうやら客用の寝室であるらしかった。メイクされたダブルベッドがひとつ用意さ
れていた。窓際には書き物机と事務椅子があった。小さなテレビもあった。しかし見たところ、
実際にそこに客が泊まったような痕跡や気配は見受けられなかった。それはどちらかといえば、
永遠に見捨てられた部屋のように見えた。どうやら免色さんはあまり客を歓迎しない入らしい。
ただ何か非常の場合のために(どんな場合なのか想像もつかないが)、客用の寝室がいちおう確
保してあるだけなのだ。
その隣の部屋はほとんど物置のようになっていた。家具はひとつも置かれておらず、緑色のカ
ーペットが敷かれた床には、十個ばかりの段ボール箱が積み重ねてあった。重さからすると、中
には書類が詰まっているようだった。貼られたラベルには、ボールペンで記号のようなメモが記
されていた。そしてどの箱もガムテープで厳重に封がされていた。たぶん仕事上の書類なのだろ
うと、まりえは想像した。それらの箱の中には何かしら大事な秘密が潜んでいるのかもしれない。
しかしそれはたぶん私には関係のない、彼のビジネス上の秘密に違いない。
どの部屋にも錠はかかっていなかった。どの部屋の窓も谷間に向いており、やはりしっかりと
ブラインドが下ろされていた。明るい陽光や優れた眺望をそこに求めるものは、今のところ誰ひ
とりいないようだった。部屋は薄暗く、打ち捨てられた匂いがした。
四番目の部屋が彼女にはもっとも興味深かった。部屋そのものがとくに興味深かったわけでは
ない。部屋にはやはり家具はほとんど置かれていなかった。食堂椅子が一脚と、特徴のない小さ
な木製のテーブルがひとつ置かれているだけだ。壁もむき出しで、一枚の絵もかかっていない。
とてもがらんとしている。装飾的なものは何もない。普段は使われていない空き部屋のようだっ
た。でもためしにウォークイン・クローゼットの扉を間いてみると、そこには女性の衣服が並ん
でいた。それほどたくさんの量ではない。でも普通の成人女性が、数日そこで生活するために必
要としそうな衣服が、ひととおり揃えられていた。たぶん定期的にこの家に泊まりに来る女性が
いて、その人が使う服がここに常備されているのだろうとまりえは想像した。彼女は思わず顔を
しかめた。免色にそういう女性がいることを叔母さんは知っているのだろうか?
しかし彼女はすぐに自分の考えが間違っていることに気づいた。ハンガーにかけられて並んで
いる服はどれも一昔前のデザインのものだったからだ。ワンピースもスカートもブラウスも、み
んな名のあるブランドのものだし、ファッショナブルだし、いかにも高価そうに見えたが、今の
時代にこういった服を着る女性はまずいないだろう。まりえは決してファッションに詳しい方で
はないが、それくらいはわかる。おそらく彼女が生まれる前の時代に流行った服だ。そしてどの
服にも防虫剤の匂いがしっかり染みついている。長いあいだここに吊されっぱなしになっていた
らしい。しかしたぶん保管が良かったためだろう。虫に食われたあとは見受けられなかった。ま
た季節ごとに加湿除湿が通切に行われていたらしく、変色も見られない。ドレスのサイズは5。
身長はおそらく百五十五センチ前後だろう。スカートのサイズを見る限り、スタイルはかなりよ
さそうだ。靴のサイズは二十三センチ。
何段かある抽斗には下着と靴下とナイトウェアが入っていた。どれも埃をかぷらないようにビ
ニールの袋に入れられていた。彼女は袋から下着をいくつか取り出してみた。ブラのサイズは65
のCたった。まりえはそのカップのかたちから、女性の乳房のかたちを想像してみた。おそらく
叔母さんより少し小さいくらいだろう(もちろん乳首のかたちまではわからないが)。そこにあ
る下着はどれも上品で優雅なものだった。あるいは心持ちセクシーな方向に傾いたものだった。
経済的に余裕のある成人女性が、好意を持つ男性と肌を重ねる状況を念頭に置いて専門店で購入
しそうな、上等な下着だった。繊細な絹やレース、どれもぬるま湯の手洗いを要求している。庭
の草刈りをするときに身につけるようなものではない。そしてどれにも防虫剤の匂いがしっかり
しみこんでいた。彼女はそれを注意深く畳んで、前と同じようにビニール袋に入れ、クローゼッ
トの抽斗を閉めた。
これらの服は免色がかつて――たぶん十五年か二十年前に――親しく交際していた女性が身に
纏っていた衣服なのだ。それが少女かたどり着いた結論だった。そして何らかの事情があって、
そのサイズ5の服を着て、二十三センチの靴を履き、65Cのブラをつけていた女性は、それらの
趣味の良い衣服を、ひとまとめあとに置いていった。そしても亘戻ってこなかった。しかし彼女
はなぜこれだけのかなり贅沢な衣服を残していったのだろう? もし何らかの事情があって別れ
たのだとしたら、普通は引き上げていくものだろう。その理由はもちろんまりえにはわからなか
った。いずれにせよ、免色さんは残された少ない衣服をとても大事に保管している。ライン川の
こびとたちが、伝説の黄金を後生大事に護っているみたいに。そして彼はときどきこの部屋にや
ってきて、その衣服をしげしげ眺めたり、手に取ったりしているのだろう。そして季節ごとに防
虫剤を入れ替えているのだろう(彼がその作業をほかの人の手にまかせるわけはない)。
その女性は今はどこでどうしているのだろう? 誰か別の人の奥さんになっているのかもしれ
ない。あるいは病を得たか、事故にあったかして亡くなってしまったのかもしれない。でも彼は
いまだに彼女の面影を追い求めているのだ(もちろんまりえは、その相手の女性が彼女自身の母
親であることを知らなかったし、この私もその事実を彼女に告げなくてはならない理由を思いつ
けなかった。それを告げる資格を持っているのはおそらく免色だけだ)。
まりえは考え込んでしまった。そのことで自分は免色さんにもっと好感を抱くべきなのだろう
か――ひとりの女性を長い歳月にわたってそれほど深く想い続けることに対して? それともい
ささか気味悪いと感じるべきなのだろうか――これほどまで大事に完璧にその女性の衣服を保管
これほどまで大事に完璧にその女性の衣服を保管そこまで考えたとき、ガレージのシャッターが
上がる音が突然耳に届いた。免色が帰宅したのだ。衣服に意識を集中していたせいで、門が開い
て車がやってくる音に気がつかなかった。早くここから逃げ出さなくてはならない。どこか安全
なところに身を隠さなくてはならない。でもそこで彼女は、はっとひとつの事実に思い当たった。
おそろしく重大な事実に。そしてパ二ックが彼女の全身をとらえた。
テラスの床に靴を置きっぱなしにしてきた。そして双眼鏡もケースから出して、専用台に取り
付けたままの状態になっている。スズメバチを目にしたせいで恐怖に駆られ、何もかも放り出し
て家の中に逃げ込んだのだ。すべてがそのままあとに残されている。もし免色がテラスに出てそ
れを目にしたら(遅かれ早かれ目にするはずだ)、自分の留守中に誰かが家の中に侵入したこと
にすぐ気づくはずだ。黒いスリッポン・シューズのサイズを見れば、それが少女のものであるこ
とは一目でわかる。免色は頭の切れる男だ。それがまりえのものだと思い当たるのにそれはどの
時間はかかるまい。おそらく彼は家の中を隈無く探し回るだろう。そしてここに隠れている私を
簡単に見つけ出すに違いない。
今からテラスに走って行って、靴を回収し、双眼鏡を元に戻すだけの時間の余裕はない。そん
なことをしていたら、きっと途中で免色と鉢合わせしてしまう。どうすればいいのか、彼女には
見当もつかなかった。息が詰まり、心臓の鼓動が遠くなり、手足がうまく動かなくなった。
車のエンジンが止まり、それからシャッターが降りる音が聞こえた。まもなく免色が家の中に
入ってくるはずだ。いったいどうすればいいのだろう? いったいどうすれば……。彼女の頭の
中は空白になった。彼女は床に腰を下ろしたまま目を閉じ、両手で顔を覆った。
「そこでじっとしておればよろしい」と誰かが言った。
彼女はそれを幻聴だと思った。しかし幻聴ではなかった。彼女が思い切って目を開けると、目
の前に体長六十センチほどの老人がいた。その男は丈の低いタンスの上にちょこんと腰を下ろし
ていた。白髪のまじった髪を頭の上で結い、古風な白い装束に身を包み、腰には小ぷりな剣を差
していた。彼女は当然のことながら、最初のうちそれを幻覚だと思った。激しいパニックに陥っ
たせいで、自分は実際にはありもしないものを見ているのだ。
「いや、あたしは幻覚なんかではあらない」とその男は小さいけれど良く通る声で言った。「あ
たしの名前は騎士団長という。あたしが諸君を肋けてあげよう」
秋川まりえのには免色渉と殺されたはず(?)の騎士団長の二人(あるいは、ひとりとひとつ)が同時
に登場する。どうするまりえ!? このつづき(第61章)は次回に。
この項つづく
Adler Berriman "Barry" Seal (July 16, 1939 – February 19, 1986)
【映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』】
台風21号と衆議院選挙でくちゃくちゃになった22日は、テレビを離れ久しぶりに映画『トップ・
ガン』を観て過ごす(雨漏りと強風で睡眠不足となる、常態化する洪水対策で疲弊する地域経済をど
うするつもりなんだろうね政府は)。火曜日のTVで、今年に米国公開さたダグ・リーマン監督、主
演はトム・クルーズが務める実在した麻薬搬送人の天才パイロット、バリー・シールの伝記映画『バ
リー・シール/アメリカをはめた男』(原題:American Made)の来日インタービューが放映されていた
ので、日本公演の映画鑑賞を予定に入れる。前評判をザックリみるも。「トップ・ガン」や「ミッシ
ョンインポサブル」などと比較してシリアスな仕上がりとなっていることを期待しブッキング。とこ
ろで、選挙は?というと、台風支度くもあり、朝8時過ぎに投票をすませる。我が家は受け皿不在下
で小選挙区は田島一成、比例区は、希望の党の家内と辯舌さわやかな幸男の立憲民主党と分かれたが
立憲民主党に統一し息子たちにも伝えている(ひとりは仕事で棄権)。ところが、同時に最高裁々判
長審判の事前調査忘れるという失態、白紙委任投票となった。反自公政権に傾いたの、外交政策の保
守反動の暴走を止めるため(創憲派であるが180度異なることはブログ掲載済み)。結果、選挙が
自己目的化した自公政権に大敗。
リンダ・グラットンとアンドリュー・スコット著の『Life Shift 100年時代の人生戦略』が話題になる
ほど、平均寿命が伸びている。このブログのテーマフレーズ「豊饒なセカンドライフを求め大還暦ま
での旅日記」としたためてあるが、極楽とんぼと揶揄するのは彼女だけではなかった。そこで、リア
リティーをもって考えてみようとなった。真ん中をへし折って、日本の場合は、引退年齢を引き上げ
るだけでなく、現状では低い女性の就業率(高齢者層は特に低い)を引き上げようという意見がある
(「人生100年時代」への対応の遅れは大問題だ、若者のための経済学。 東洋経済オンライン 2017.02.
17)。「マルチステージ」化が進めば、高齢者の就業率も上昇する。日本人が「3ステージ」の人生
設計を行う状態から抜け出せていないとすれば、引退期に資金計画の破綻する可能性が高いという結
論になり、高齢者の生活保護の受給者数は著しく増加し、財政への負担も懸念されると予測する。
そうか、雨漏り対策の抜本対策も考えなくちゃいけなし(これは明日から準備作業に入る)、稼ぐ作業もしなけれ
ば迷惑をかけてしまうしね。とらえず、今日の宅トレで決めたが11月から本格的に「英会話」の勉強をやり直
すことにした。