13 用 間
「間を用うる」。間は間者、つまり情報活動である。兵法の基本である「彼を卸ろ」ために
は、費用をおしんではならない。
先に知るものは勝つ
いまや、戦争の規模は、十万の軍勢を千里の彼方に動かすまでに拡大した。いざ戦争となれ
ば、日に千金もの負担が、人民及び政府にかかってくる。戦争の影響は、周囲の諸国にまで
及び、すべての道路は軍事専用となる。七十万もの農家が耕作を中止せざるを得ない。こう
して、数年にわたって戦争はつづく。そして、最後の勝敗は一日にして決まるのである。
この戦争を進行するにあたって、事前の訳査を怠ってまいものだろうか。調査の費用は百金
もあれば足りるのだ。戦争という大事業を行なうのに、わずか百金を惜た話はない。こんな
ことをしていて人のとに立つ資格があろうか。君主の補佐役がつとまろうか。勝利を望むこ
とができるであろうか。 明君賢将が、戦えば必ず励ち、人にすぐれた成功を収めるのは、
情報収集の面で敵に先んじているからにほかならない。かれらは神にたよるのではない。経
験にたよるのでもない。また、数字にたよるのでもない。かれらは、人間を使って、”生き
た情報”を集めるである。
【下の句トレッキング:カフェオレに手を温めて】
子が起きてこない朝のリビングに積み木の町の影が伸びたり
われらしづかに息子の来襲を待てりカフェオレに手を温めて
三十代後半といふ谷があり巨石を避けて曲がりゆく水
向かひから次々に来る人々の視線拾はず通勤者われは
この春の人事の不調をなじりつつ同僚は見き胴吹きの
花字を読む日々はたやすく過ぎながらダリアのやうな赤ペンを差す
きんちやんのママが来たでと花束のやうに息子は抱かれて来る
できないことのみがくつきり顕(た)つ日々の冬から春ヘハコベが咲いた
「ごめん、できない」と言って差し出す花束の光ってるけど粉々のそれ
すくみたる子の足元にあかあかと身を投げだしたばかりの椿
なにをするかと思へば息子憤然と「じゆんばん」と言ひて男の子を打てり
すべり終へて子はすべり台を顧みず白線のごと走つてゆけり
❦ 澤村斉美 『花束』(「花壇」2018年5月号、本阿弥書店)
喪主として立つ日のあらむ弟と一つの皿にいちごを分ける 澤村斉美/『夏鴉』
澤村 斉美(さわむら まさみ、1979年5月7日 - )は、歌人。岐阜県岐阜市出身。「塔」短
歌会所属。京都大学大学院文学研究科美学美術史学専攻博士課程中退。1999年京都大学短
歌会に入会し歌作を始める。2006年に「黙秘の庭」50首で第52回角川短歌賞受賞。2007年、
毎日新聞社に校閲記者として入社。2008年、第一歌集『夏鴉』にて第34回現代歌人集会賞、
第9回現代短歌新人賞をそれぞれ受賞。
● 国産(マキタ「:CL182FDRFW)のコードレス掃除機
フローリングにひろがったゴミには効果的な吸引力はコードレスクリーナーとしては十分だ
が、カーペットや絨毯に入り込んだ小さなゴミは不向き。また、ダストパック式なのでゴミ
が詰まると吸引力は落ちる(最大の弱点)。バッテリーを含んだ本体重量は約1.5kgと軽
量、ノズル部が短かく掃除の作業姿勢は前かがみとなり、本体重心が後ろにあり、本体を常
に片手で持ち、引く押す曲げ動作の反復となる。
電動工具と共用できる脱着型バッテリー
バッテリーはマキタの業務用機器で使われているものを共通仕様と合理的設計、充電時には
取り外し専用チャージャー充電で本体とバッテリーが分離構造。稼働時間は負荷(Hight)モ
ードでも約20分、軽負荷(Low)だと約40分、スタミナは十分。一般家庭でこれだけの
時間使えれば掃除で困らない。静粛性は、充電中のフォーンといった音でファン音がするの
で狭い部屋では不快?充電時間は25分程で充電完了。ノズルを取り外せばハンディタイプ
に変更でき車内掃除好適。構造的にシートやマットの掃除は弱点。繰り返し使える「高機能ダ
ストバッグ」と、紙パックの両方が利用でき、運用の手軽さから使い捨てな紙パックが便利。
また、公式の周辺機器の「サイクロンアタッチメント」の装着で、サイクロン式に変化し、
ゴミ捨て変動は1/6に軽減でいるが、そうであれば、ダイソン社のようにサイクロン式に
コストや特許抵触などあるだろが、それを回避するデザインでフィルターカートリッジレス
式にできるだろう。
● 腕に大画面ディスプレイ投影できるスマートウォッチ
スマートフォンが、ここまで普及した要因の1つに、大画面化の波があった。4インチサイ
ズが主流、一昔前ならば、これはタブレットサイズにまで、スマートフォンのディスプレイ
が大型化したことで、情報量もアプリの自由度も大いに高まり、より使いやすくなった。こ
の流れにまったく乗れなかったのがスマートウォッチ――大画面化も限界があるが、人間の
指のサイズは大きく、その小さな腕時計サイズのディスプレイのままでは、タッチ操作に数
々の制限が生じる。
米国のカーネギーメロン大学らの研究グループは「LumiWatch」中。42mmモデルのApple Watch
より、やや大きな50mmサイズは、15lm(ルーメン)のピコレーザープロジェクターを内蔵。
OSには通常のAndroid 5.1が搭載、このプロジェクターで投影される映像をタッチスクリーン
代わりに利用し、スマートウォッチなのに大画面スマホのような操作感を実現させようとし
ている。
スマートウォッチの側面から、腕や手の甲へ投影し、その映像をタッチスクリーンは、平面
の壁面に映し出す一般的なプロジェクターとは異なる技術を採用。最初にスワイプしてロッ
ク解除するUI(ユーザーインターフェース)映像投影で、その作業中にユーザーの指や投影
先のキャリブレーションを自動実施。毎回、スムーズに使える。1024×600ピクセルの解像度
のスクリーン映像投影され、どのスマートウォッチより快適な画面サイズで使える。
尚、あくまでも現在はプロトタイプの開発にとどまり、実際に商品化されるまでには、まだ
数年の時間を要する。製造コストは600ドルほどでクアッドコアのCPUで、普通にAndroid OS
を使えるスマートウォッチが、少しハイエンドなAndroidスマホくらいの値段で購入できる可
能性が高い。
「当方ボーカルです」という人でもバッキングも完璧にこなす。基本的にスタンドアローンな
楽器だが。MIDIコントローラのように他機器と連携し使う品もあるが、操作体系はキーボー
ドオンリーだったりPADオンリーだったり、1つのルールに縛られるが「INSTRUMENT 1」は
違う。鍵盤、パッド、弦×2という、4in1なコントローラがいっしょに煮込まれ綺麗に調理
されたコントローラー仕上げ。アナログな楽器の操作体系に似せてはいるが、リアルさは追
求しない。鍵盤モード時なんて、オクターブ上の鍵盤が右横ではなく上にある。あっちを立
てればこっちが立たずな共倒れを回避した電子楽器の枠ゆえ自由演奏な雰囲気が濃い。別途
音源となるiPhoneやiPad、PCが必要とするが、大きな場所を取らずコントロール方法が試せる
メリットがある。ピアノのフレーズをギター的な入力方法でやったらどうなるか、といった
チャレンジがしやすく。昔は楽器演奏を嗜んでいたけどというリターンプレーヤーにぴったり
かもしれない。
● 銅より50倍大きな電流密度の新材料を開発
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3月29日、カリフォルニア大学リバーサイド校の研究グループは、銅より50倍高電流密度
の新材料の開発に成功したことを公表(上図参照)。ところで。電流密度は、所与の点にお
ける断面積あたりの電流量のこと。集積回路内のトランジスタがますます小さくなるにつれ
て、所望のレベルで実行するにはより高電流密度が必要。銅のような従来の電導体は、高電
流密度/過電流などの要因により材料破壊を起こす。電子業界では、わずか数ナノメートル
のサイズで高電流密度を維持できるシリコンと銅の代替品が使われている。
グラフェンの出現により、高電流密度を維持できるナノスケールの二次元/二次元層状材料
の電子部品を必要とする。二次元材料は単一の原子層で構成されているが、一次元材料は互
いに弱く結合した個々の原子鎖で構成されているが、電子工学ではそれほど広く研究されて
いなかった。スパゲッティのようない一次元材料であり、二次元材料は薄い切片のようなも
のである。 一次元材料と比較して、二次元D材料は巨大である。同研究グループは、ジルコ
ニウムトリチュライドまたはZrTe3で作られたナノリボンは、銅などの従来の金属をはるか
に超える非常に高い電流密度を持つことを発見。これにより一次元材料の開発を促進され、
将来の次世代電子工学とって重要な進歩につながる 「従来の金属は多結晶で電子を散乱す
る粒界と表面粗さを持ち、ZrTe3のような準一次元材料は、一方向の単結晶原子鎖からなる。
これらは非粒界で剥離後に原子的な平滑な表面特徴をもつ。ZrTe3の非常に高電流密度が準
一次元材料の単結晶特性に起因すると考えられる。これらの新しい材料は、ナノワイヤに直
接成長でき、個々の原子鎖に対応する断面をもつ。 ZrTe3について観察された電流レベルは、
他の第一次金属材料よりも高かった。 電子装置は、回路またはシステムの異なる部分間で
伝送配線に依存。1年ごとにデバイスのダウンサイジングし続けることで、内部部品も小さ
くなり、部品間情報の伝送インターコネクトも最小限に抑える必要がでてくる。どのように
構成するかに応じ、ZrTe3ナノリボンは、ナノメータスケールのローカル相互接続、または
最小デバイス部品、デバイスチャネルのいずれかを形成する必要がでてくる。 同研究グル
ープの実験では、予め作製された材料シートからスライスしたナノリボンを用いて行い、
産業用途として、ナノリボンをウェーハ上に直接成長させる必要があり、この製造プロセス
はすでに開発中にあり、一次元ナノマテリアルが将来の電子工学の応用に提供されると考え
られている。準一次元材料の最も興味深いことは、チャネルやインターコネクトに使用でき
ることにある。最終的に1つの原子の糸錠の小さい断面( 約1ナノメートル)として供され
る。
● 2017年の太陽光発電産業の動向と今年は世界的成長が続伸
5月2日、グリーンテックメディア社によれば、昨年はいくつかの停滞がみられが、今年は
新しい動きが起き世界的な成長が見込まれると予測。5月1日、サンディエゴで開催された
グリーンテックメディア社主催のでのプレゼンテーションでウッドマッケンジー社によれば
好適条件が揃えば、2030年までに太陽光発電が世界電力の15%を占めると予測する。その
レベルを達成することは、地球規模の気候変動緩和に向けて重大な進歩をもたらすが、顕著
な障害を克服する必要がある。ここ数ヶ月でモジュール価格は実上昇、米国の成長が停滞し、
政策変動は不確実性を増した。長期的に見ると、太陽光発電産業の成長は、グリッドのダイ
ナミクスを再構成し、晴天時の時間帯に価格を引き締め、朝と夜のピークのランプアップさ
せることで問題を引き起こす。ウッドマッケンジー社によれば、幅広い変革を遂げているが
まだ十分でないと述べている。
昨年は、米国のソーラー展開で長引く傾向にあった:彼らはついに前年に比べて下がった。
不況は、契約されたユーティリティ規模のパイプラインの減少と相まって、分散型太陽光発
電の減速によるものです。 元の連邦投資税額控除期限が2016年の展開に十分な容量を引き
上げ、2017年にパイプラインが枯渇。加えてモジュール価格は新しい方向に動く。多くの市
場で落ち込んだが、世界で最初に平均的な伸びを見せている。この動きは、とりわけ、米国
の太陽光パネル関税決定に先立っ中国展開が急増し、停滞による供給制約により生じたもの。
来るべきより良い時代
業界はよりよい2018年を願う理由がある。何年もの政策規制障害を乗り越えコミュニティの
太陽光市場は自由になり実質的成長を達成する。最終的に、これらの市場を開放し、記録的
なコミュニティソーラー量を設置することができた。ソーラー展開は、米国最大の市場での
政策転換で業界を孤立させった。米国内でますます多様化が進行。過去5年間で設置容量の
39%を占めたが、今後5年間に設置される太陽光の22%と減少する。米国全体に太陽光
が広がり、フロリダやテキサスのような大規模な伸長が起きるようになると予測。
これらの州は、大規模な太陽エネルギーを活用していないが、今後5年間でノースカロライ
ナ州第2市場を上回る姿勢を示す。おそらく最も注目すべきは、太陽発電によるコスト競争力
よる内訳を変える。再生可能なポートフォリオ基準の法的義務化は、太陽光発電が送電網の
電力を上回る場合に課金するように変更する。現在、パイプラインで契約する太陽光発電の
半分以上は、経済的に推進されている。使役設備規模の電力購入契約は、米国の新建設され
た複合サイクルガスプラントのコストと競合。太陽発電ができないことは、ガスプラントと
で電力供給。NextEraに授与されたTucson Electric Power契約やXcelの調達先入札のような画
期的な太陽光貯蔵事業は、手頃な価格の領域に確実な太陽光発電をもたらし、太陽光発電の
経済学の進歩は、新しい種類の運用上の複雑さ克服し、系統網がどのように動作するかを見
直される。太陽光発電の浸透率が高い場合、電気代が下がり、太陽光発電が始まる前後のピ
ークが増幅される。経済成長し続けているカリフォルニア州やテキサス州とニューイングラ
ンド州にも追随し始めている。これは太陽光ビジネスモデルに対する永続的な脅威となる。
太陽光発電の価格が低下し続け、削減率が上昇すれば、新しい能力を維持することは難しく
なる。太陽光発電を系統網に追加するだけでは意味がなく、他の技術を検討しなければなら
ない。
エネルギー貯蔵量は、この苦境打開するやめ益々増加。その価格は大幅に下がり、ビジネス
モデルの革新がす拡大する。エネルギー貯蔵事業の設計と資金調達は、直接的な発電より複
雑だが、トレンドラインは、分散型/実用規模の太陽光発電は、エネルギー貯蔵と電気自動
車により可能となる特定系統網に電力供給する(季節変動は、系統網が百%再生可能エネル
ギーに近づくと問題を引き起こすため、 陪審員はそれを費用効果の高い方法で管理する)。
ウッドマッケンジー社の事例研究では、今後15年間に太陽光市場は1.5兆ドル(160
兆円)に膨れ上がり、世界の電力の6%を供給。パリ合意の世界的コミットメントの取り組
みからは不十分であり、同社責任者は、太陽光発電は世界電力の15%以上を供給すること
になると予測(上グラフ参照)。
May. 4, 2018
【キラウエア火山の噴火 ハワイ避難】
Eruption of Kilauea Volcano Forces Hawaii Evacuations - The New York Times (日本時間:May.4,20:40)
キラウエア火山から溶岩が噴出したため、ハワイ島の2つの区域に住民が避難し
た。溶岩は、火山周辺の小さな地震の日の後、地球の亀裂から噴出した。写真や
無人機の映像では、緑色の庭や道路、溶けた岩が崩壊する亀裂が見られた。この
地域は、最近数百の小さな地震を経験している。 最大の大きさ5.0は現地時間、
木曜日午前10時30分に当たる。それはハワイの南東の海岸を中心とし、深さは4
マイル。ハワイ郡では、午後5時30分にライラニ敷地とラニプリナ庭園の強制避
難を発令。公務員は、自宅から逃げた人々を避難させるために2つのコミュニテ
ィセンターを開設。