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抗癌最終観戦記 14

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6.雍 也 ようや
ことば--------------------------------------------------------------
力足らざる者は、中道にして廃す。いまなんじは画(かぎ)れり」(12)
「質、文に勝てば野。文、質に勝てば史。文質彬彬(びんびん)として然る
後に君子」(18)
「人の生くるや直し。これなくして生くるは、幸いにして免るるなり(19)
「これを知る者はこれを好む者にしかず。これを好む者はこれを楽しrむ者
にしかず」(20)   「 知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ」(23)
-------------------------------------------------------------------
14 武城の長官をつとめている子游に、孔子がたずねた。
「たのみになる部下は見つかったかね」
「はい。澹台滅明という者がおります。間道を歩くことは絶対しませんし、
公務以外でわたしを訪ねたこともない人物です」         
〈武城〉 魯国の町。現在の山東省費県の西南。

子游爲武城宰、子曰、女得人焉耳乎、曰、有澹薹滅明者、行不由徑、非公事、
未嘗至於偃之室也。



【抗癌最終観戦記 14:超高感度メタボローム分析法】

単一細胞からの超高感度メタボローム分析法を開発

1細胞レベルでの病理診断や薬効評価へ向けて

7月30日、理化学研究所の研究グループは、単一細胞という超微量の生
体試料から代謝物を網羅的に計測する超高感度メタボローム分析法(代謝
物を網羅的に解析する手法)を開発したと公表。 この研究成果は、これま
で解析が難しかった微量のがん細胞などを対象とした次世代病理診断や薬
効評価などへの応用につながる。今回、研究チームは、高性能なメタボロ
ーム分析法として知られる「キャピラリー電気泳動]-質量分析[(CE-MS)
分析法」で、従来法と比べて最大3.5倍の高感度で検出可能な「nanoCESI
法」を開発し、さらに代謝物を高効率に濃縮する「LDIS法」と組み合わせ
ることで、検出下限濃度450フェムトモーラー(fM、1fMは1,000兆分の
1モーラー)という、従来法の約800倍の超高感度を実現。この濃度は、
東京ドーム40分の水に対して、うま味調味料(グルタミン酸ナトリウム)
小さじ1杯分に相当。この技術を用いて、これまで解析が難しかった一般
的なヒト培養細胞(HeLa細胞)1個から抽出された40種類の代謝物を、
網羅的かつ定量的に検出することに初めて成功する。



今回、1細胞という極微量の生体試料であっても、十分な感度で代謝物の
網羅的解析が可能であることが実証。今後、nanoCESI法やで検出で
きる代謝物ピークと化合物の対応データベースを拡充していくことにより、
より多くの代謝物を同定できるようになると考えられます。さらに、病理
切片に含まれる重要な疾患細胞や、血液試料にごく僅かに含まれる疾患細
胞などから代謝物プロファイルを取得し、その代謝動態を解明することで、
新たな診断法や治療薬の開発につながる。また、今回開発した一連の分析
法は、代謝物のみならずタンパク質など他のさまざまな生体関連物質も効
率的に濃縮して分析できる手法です。細胞1個1個のあらゆる生体分子を網
羅的に解析することで、新たな生命現象の解明、疾患メカニズムの解明な
ど、医療・創薬に限らずあらゆる生命科学研究への貢献が期待されている。

※Title:Ultra-sensitive Single Cell Metabolomics by Capillary Elec-
trophoresis-Mass Spectrometry with a Thin-walled Tapered Emitt-
er and Large-volume Dual Sample Preconcentration

  July 31 ,  2019 



細胞分裂面を決める波を
人工細胞内で安定的に発生させる条件の解明

自律的に分裂可能な人工細胞の構築に向けた成果

7月30日、慶應義塾大学理工学部らの研究研究グループは、微生物を模
倣した人工細胞内において、微生物の細胞分裂面を決めるタンパク質の波
を安定的に発生させる条件の解明に成功しましたことを公表。

・バクテリア分裂面の決定システム(Min波)を人工細胞内において安定的に
 発生させる条件を発見
・人工細胞内においてMin波が発生する条件を実験と理論の両面から解明
・自律的な細胞分裂を行う人工細胞の構築に貢献する成果

大腸菌に代表されるバクテリアは、Minタンパク質群(MinDとMinE)と呼ばれ
る要素の協同作用により生じる自発的な往復運動(Min波)により、分裂装
置の形成位置を決定。近年、このような細胞内において生じる現象に対し、
細胞のように脂質膜に覆われた小胞(人工細胞)を生体分子から再度組み
立てることによって理解しようという試み(ボトムアップ合成生物学)が盛
んになってきているが、これまで人工細胞を構成する脂質の種類によりMin
波の発生率が異なるなど、波の発生メカニズムについては実験的にも理論
的にも未解明にあった。


同研究グループは、Minタンパク質2種類を大腸菌から抽出された脂質膜よ
り作製された人工細胞内に封入し、さらに生細胞内に見られるタンパク質
による混雑環境を模倣するような因子(牛血清アルブミンBSAや細胞抽出
液)を同時に添加することで、その運動が再現可能であることを見出しま
した。

この研究では、人工細胞内ではその体積の小ささゆえに、①試験管解析と
比較して細胞膜と内部での要素の局在効率が劇的に変化すること、②人工
細胞内におけるMin波の発生にはこの局在変化を抑制することが必須である
ことを実験的に提示。また、細胞内の混雑環境を模倣するようなタンパク
質により、人工細胞でのMin波発生が制御可能となることを明らかにする。
理論解析からも実験事実が裏付けられるとともに、細胞のような小さな空
間ではMin波が発生しないような仕組みが備わっており、要素の局在の制
御が重要であることが示された。

今回の研究で、タンパク質による協同運動は細胞内という脂質膜に覆われ
た微小な空間では特殊な条件を満たし、初めて生じることを解明。この成
果は、生命システム理解の細胞のような小さな体積でのみ顕在化する現象
考慮することが重要であることを示す。今後さらなる細胞分裂に関わる因
子を人工細胞内に導入し、生細胞と同じように自律的な細胞分裂を行う人
工細胞の創出が実現する可能性があると結んでいる。

     

ソニー、CMOSセンサ好調

2019年7月30日、ソニーは、2019年度第1四半期決算を発表した。イメージ
ング&センシングソリューション分野では、モバイル機器向けCMOSイメー
ジセンサーが大幅増収。同分野売上高は前年同期比284億円増の2307億円、
営業利益は同204億円増の495億円と公表。ソニーの2019年度第1四半期の
連結売上高は、前年同期比1.4%減の1兆9257億円、営業利益は同18%増の
2309億円、純利益は同33%減の1521億円だった。売上高の減少は、自社制
作以外のゲームソフトウェアの減収やテレビやスマートフォン、デジタル
カメラの販売台数の減少などが影響したという。こうした理由から、ソニ
ーはゲーム&ネットワークサービス分野とエレクトロニクスプロダクツ&
ソリューション分野の通期売上見通しを下方修正。連結売上高の見通しも、
前回から2000億円減の8兆6000億円へ下方修正。

一方で、イメージセンサの売り上げは好調。イメージセンサは、主要なス
マートフォンメーカ各社の中高級機種に高いシェアで採用されていること
に加え、スマートフォンのカメラの多眼化における数量の増加、センササ
イズの大型化による付加価値の高いセンサへの需要の高まりを受け、引き
続き好調。自社生産設備はフル稼働の状況。またToF方式の距離画像センサ
などについても、センシングの需要が高まっている。市場は、IoT(モノの
インターネット)の普及に相まって伸びていくとのこと。


 

同社は、イメージセンサーをグループの成長戦略の柱の1つ。半導体分野
の売り上げに占めるCMOSイメージセンサの割合は年々増加し、2019年度に
は約85%に達し、今後さらに高まる。早いスピードでプロセス微細化が
進み、頻繁な設備更新によって商品競争力を保つ必要のあるロジックLSI
やメモリなどと異なり、イメージセンサーは同じ設備を使いながら性能改
善や新しい機能による差異化が可能で、相対的に大きな設備投資負担を定
常的に必要としない事業。機能、性能で差異化されたカスタム品中心の事
業であり、過去数年間で大きく広げた顧客ベースと高い市場シェアにより、
市況変動の影響を受けにくい事業構造が確立されつつある。また、過去10
年においてはスマートフォン用途を中心に年率約17%という非常に高い売
上成長を遂げており、これに伴う生産能力増強のため大きな設備投資を行
ってきているが、現状の急激な需要拡大が穏やかな拡大になるに従って、
事業の設備投資負担も大きく下がってくると計画する。

※第四産業(図画像処理産業)のハード技術中核のCMOS、つまり、デジタ
ル革命のフロント領域に属す。尚、CMOSイメージセンサの原理が考案され
たのは1960年代後半古いが、実用化されたのは半導体微細加工技術が
高度化した1990年代以降。既存のCMOS半導体の製造プロセスを流用で
きるため、専用の製造ラインを必要とするCCDイメージセンサと比較して
廉価ではあるものの長らく画質において画素間のばらつきがあるためCC
後塵を拝したが、近年では補正する技術が発展し、画質においても遜色な
いどころか凌駕するようになる。

今年のアースオーバーシュートデーは7月29日

1970年代にオーバーシュートが始まって以来最も早い日

6月24日、米国カリフォルニア州オークランド発。国際シンクタンク「
グローバル・フットプリント・ネットワーク」 は、7月29日が、人間
による消費資源の消費量が、地球が一年間に再生できる量を超えた日であ
ることを公表。エコロジカル・フットプリントは、生物学的に生産可能な
分野───食物、木材、繊維、二酸化炭素吸収、そしてインフラストラク
チャーのための土地面積───に対する人々の需要のすべてをまとめたも
の。現在、エコロジカル・フットプリント全体の60%を二酸化炭素の吸
収に必要な土地(カーボン・フットプリント)が占めている。「アース・
オーバーシュートデー」を年の後半へ押し戻すため、10万人以上の人々
が、生物資源管理を意思決定プロセスの中核に置くことを米国とEUの意思
決定者に要求する請願書に署名している。

「アース・オーバーシュート・デー」は、人類の自然への年間の需要が、
その年に地球が再生産できる自然資源の量を上回ってしまう日のこと。「
アース・オーバーシュート・デー」は、過去20年間で3か月間も早まっ
ており、今年は7月29日まで進んだ。これは、1970年代初頭に世界
が最初にオーバーシュート(生物学的赤字)の状態に突入してから最も早
い日となります。別の見方でいえば、現在人類は、生態系が再生する早さ
よりも1.75倍速く自然を消費、これは1.75個分の地球を使っている
ことを意味する。オーバーシュートが可能になるのは、再生資源を生み出
す基となる自然資本まで使い込み将来の再生能力を犠牲にしていることを
数値化したもの。地球規模での生態系の過剰消費のコストは、森林破壊、
土壌浸食、生物多様性の喪失、大気中の二酸化炭素の蓄積による気候変動
深刻な干ばつ、山火事、ハリケーンといった形で、世界中で明らかになっ
ている。



#MoveTheDate 地球1個分の調和のために

もし、毎年5日、「アース・オーバーシュートデー」を後ろに戻すことが
できれば、人類は2050年までに地球1個分の調和にたどり着くことができ
るとこの運動の創設者のマーティス・ワケナゲル博士の言葉。「グローバ
ル・フットプリント・ネットワーク」は、今年の「アース・オーバーシュ
ートデー」で、アース・オーバーシュートデーの日にちに影響する「今で
きる行動」に焦点をあてている。例えば、肉の消費量の50%をベジタリ
アンの食事に置き換えると、オーバーシュートデーの日が15日改善され
る(家畜からのメタン排出量の削減による10日を含む)。また、二酸化
炭素由来のエコロジカルフットプリントを50%削減すると、オーバーシ
ュートデーの日にちは93日改善される(※計算根拠の確認、残件扱い)。

GFN の計算によると、いくつかの国は他の国よりもはるかに早くオーバー
シュート日に到達する。カタールとルクセンブルグは、1年で50日以内
にオーバーシュートし、アラブ首長国連邦、クウェート、アメリカ、カナ
ダ、デンマークとオーストラリアは3月末までに割り当てられたリソース
を使い果たす。イスラエルとドイツは5月3日に彼らのオーバーシュート
する、またキューバ、ニカラグア、イラク、エクアドルとインドネシアだ
けが12月までに達しない。



「世界的な生態系の過剰消費」

GFNによると、年間の生態学的赤字は1970年代に始まり、地球の将来の再生
能力を危うくした。1993年、Earth Overshootは10月21日に減少し、2003年
には9月22日に発生し、さらに数日後の2017年には8月2日に減少する。






地球接近物体(NEO:Near Earth Object)

7月25日、直径130メートルの小惑星が地球の約7万2000キロメートルほ
どの距離を通過。遠く離れた場所の出来事のように思えるかもしれないが、
天文学者にとって約7万2000キロは"ニアミス"。この距離は地球と月の距離
の5分の1以下なのだ。今回の小惑星の接近は、少なくともここ2、3年で最
も映画『アルマゲドン』的なシナリオに近いもの。、「2019 OK」と名付けら
れたこの小惑星が地球の脅威になるかもしれないと科学者たちが気付いた
ときには、この巨大な宇宙の岩にわたしたち人類が何かするには遅すぎた。
天文学のコミュニティーで、この小惑星を追跡している者は誰もいなかっ
た。オーストラリアの天文学者マイケル・ブラウン(Michael Brown)氏は
この小惑星が「どこからともなく現れた」ようだと、ワシントン・ポストに
語った
。小惑星は地球に向かって、時速5万4000マイル(時速約8万7000キ
ロメートル)で迫っていた。「2019 OK」は、 その直径が自由の女神の高さ
より大きいとはいえ、6600万年前にメキシコに落下し、恐竜を絶滅させた
直径6マイル(約9.7キロメートル)の隕石に比べれば、かなり小さい。NAS
Aはこうした類の大型の小惑星(直径0.5マイル、つまり約 800メートル以
上)の約90%を追跡している。だが、小惑星はそれほど大きくなくても、
甚大な被害を出し得る。1908年には「2019 OK」より少し小さめの隕石が地球
に接近、シベリアのツングースカで爆発した。これにより、ニューヨーク
市の2倍近い広さの地域で木々が倒れた。小惑星を「シティ・キラー(city
killer)」と呼ぶ。アメリカでは2005年、連邦議会がNASAに対し、2020年ま
でに直径140メートル以上の地球に接近する小惑星の90%を追跡するよう指示
した。だが、12月の時点で地球上や宇宙にある望遠鏡が見つけたのは、こ
うした地球近傍天体(NEO)の3分の1以下。

※それこそ、国際連帯税などで資金援助し。専用のAIを駆使し、登録済の
既存の世界中の天体望遠鏡(新設も含め)を遠隔操作し「NEO自動監視シス
テム」で24時間観測監視警報発令すべきと考える。

 ● 今夜の一曲

 I Don't Want to Miss a Thing Aerosmith
Songwriter; Diane Warren

  


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