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踊り果て人恋ならむ風の盆

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7.述 而 じゅつじ
ことば-------------------------------------------------------------
「道にに志し、徳に拠り、ににより、芸に遊ぶ」(6)
「一隅を挙げて三隅をもって反らざれば、復せざるなり」(8)
「不義義にして富みかつ貴きは、われにおいて浮雲のごとし」(15)
「子、怪、力、乱、神を語らず」(20)
「三人行えば、必ずわが師あり」(21)  
--------------------------------------------------------------------  
3 徳を積むことに怠りはないか、学問研究において悔いはないか、正義と知
りつつそれを実行に移さなかったことはないか、自分の欠点をためらわずに改
めることができたか。これがわたしには気がかりである。(孔子) 

子曰、徳之不脩也、學之不講也、聞義不能徙也、不善不能改也、是吾憂也。

Confucius said, "Not to follow virtues, not to learn studies, not to
act as the need arises and not to correct a fault. These are sources
of anxiety for me."



人類は遙か前より地球環境を変えていた

8月30日、クイーンズランド大学の研究グループは、人間は以前考えられてい
たよりも最大4000年前より広大な土地被覆変化を引き起こしていたことを公表。
それによると、一部の科学者は20世紀に入り人類新世を開始したと定義したが、
新しい研究は2000BCまでに世界的に広まった土地被覆の変化を引き起こしていた
と指摘。人類新世───-現在の地質時代───は人間の活動が地球の気候と環
境に支配的な影響を与えてたと見なす。農家、牧畜民、狩猟採集民の活動は、4
千年前に惑星を大きく変えていたと。ArchaeoGLOBE事業は、オンライン調査を使
用して、地域の専門知識を持つ考古学者から過去10,000年間の土地利用の見積も
りを収集した。人為的地球規模の変化の現代の速度と規模は、過去のそれよりも
はるかに大きいが、地球上で初期の食料生産者が生み出した長期の累積的な変化
は、多くの人々が認識するよりも大きいと同グループのケイ博士が指摘する。小
規模で移動する農業でさえ、大規模かつ長期間にわたり反復されると、大きな変
化を引き起こしうる。また、考古学者は、自然界への長期的な人間の影響を評価
するための重要なデータセットを獲得しているが、これらは地球規模の評価とい
う点ではほとんど未開のまま。この研究が将来の気候シナリオの計画に役立ち、
使用した共同アプローチが、地球システム全体にわたる長期的な地球環境変化の
推進力として、早期の土地利用の理解に役立つ語る。


図1 考古学知識の貢献 (A)146地域にわたる知識の貢献の地理的分布。
左側の4つの島の領域は、誇張された面積表示(エッカートIV投影図)。
(B)地域全体での合計711の貢献の分布を示すヒストグラム。


図2 考古学の専門知識、データ品質、公開された発掘 (A)一般的な加法混
合 モデル推定の土地利用の専門知識地域的傾向。k-meansクラスタリングアル
ゴリズ ムに従ってグループ化、同様の時間的傾向地域を表示。(B)データ品
質の地域 的傾向。(C)95%の信頼区間の専門知識とデータ品質の世界的な
傾向。(D) 地域ごとの推定発掘調査数。







Solar and giant “water battery” to slash university’s grid
consumption by 40%




French EV startup Transition One converts gasoline cars to full-
electric for $5,600 - dlmag

フランスの新興企業「Transition-One」が、フランス政府の補助を受け、ディー
ゼルエンジンの自動車を電気自動車化(EV化)する技術を開発。これを利用する
ことで、旧モデルのFiat Chrysler Automobiles NV、Volkswagen AG、Renault
SA、PSA Group製自動車に電気モーター、バッテリー、ダッシュボードを追加で
きる。「Renault TWINGO」をベースにした最初の試作車は、3個のバッテリーパ
ックが前部に、2個が以前のガスタンク部分に取り付けられている。こうした部
品はテスラ製自動車の部品販売業者から購入、パワーパック全体の重さは120
キログラムほどだという。改造費は価格は約23000ユーロ(約272万円)。創業者
のAymeric Libeau氏は、前にソフトウェア会社のPentalog Groupを共同設立した
経験がある。同氏は新しい電気自動車を買う余裕がない人に販売しているとして
いる。同社は今年末までにフランスとヨーロッパの規制当局による承認を見込み、
需要を確認するため今月から先行予約を開始する。

  Aug. 5,2019

 

【ポストエネルギー革命序論46】  

 

Effect of conductive additives on the transport properties of porous
flow-through electrodes with insulative particles and their optimiz-
ation for Faradaic deionization.

【要約】

インターカレーション(intercalation)反応を使用して 溶液から陽イオンを可逆
的に貯蔵および放出する脱イオン装置は、代替水資源のエネルギー効率の良い脱
塩の可能性を示す。インターカレーション材料は、多くの場合、電子伝導性が低
いため、脱塩中のエネルギー消費が増加する。したがって、導電性添加剤と絶縁
性活性粒子のサイズと質量分率が、多孔質電極の有効な電子伝導率、イオン伝導
率、および透水係数に及ぼす影響を定量化する実験を行う。直径50 µnm未満の結
節を含むカーボンブラック(上表参照:ケッチンブラック)導電性添加剤は、容
量性脱イオンで一般的に使用される大きなカーボンブラックよりも低い質量分率
で優れた電子伝導性をもたらすことがわかる。透水性と有効なイオン伝導性は、
カーボンブラックの含有量とサイズに微少依存し、より小さい活性粒子は透水性
を低下させる。これらの結果に基づき、電極輸送特性の脱塩性能の変動を予測す
る電気化学 Ashbyプロットを構築し、その他の異なる電極製剤のエネルギー消費
と塩除去率を求め、次に、絶縁プルシアンブルーアナログ (PBA)粒子を含む最
適電極を作製。対称電極を備えた実験的カチオンインターカレーション脱塩(CID)
セル を使用し、電流密度が1~8μmA/ cm2に増加した場合、100mM NaClの流入エ
ネルギー消費量は7~33μkJ/ molに変化、過去のCID実証と同様のエネルギー消
費レベルと比較して、10倍の塩除去率に漸近。補完的な数値や分析モデリング
は、溶液や PBA凝集体内の輸送強化により、エネルギー消費と塩除去率のさらな
る改善が達成可能であることを示す。

 

【要点】 

①•脱塩電極の輸送特性は実験的に特徴付けられている。
②ナノスコピック導電性添加剤は、電子浸透を強化することがわかっている。 
③材料選択基準は、脱塩エネルギーと速度に基づいて導入される。
④カチオンインターカレーション脱塩セルのデモンストレーションでは、〜10
 倍の速度改善が示されている。

 
【概説】

2016年に、イリノイ大学のスミス(Kyle Smith)が電子機器のバッテリーを充電
して塩分の多い海から新鮮な水を提供できる技術を発見を報告。新しいデバイス
を開発───電気が流れる塩水で満たされたバッテリ、その時に可能な限り少な
いエネルギー量で脱イオン水する研究は、2016年のJournal of the Electroche-
mical Societyのトップ10 の最も読まれた論文
として着目されている。ちょうど
1年後の2017年に、スミスと彼のチームは塩水淡水化をさらに一歩進め、欧州水
技術センタであるWetsusと共同で、プロセスの経済的実行可能性とエネルギー
効率を改善する新しい材料に焦点を当てる
。彼らは、ナトリウムイオンだけでな
く、カリウム、カルシウム、マグネシウムなども除去できる材料で作られた電極
を使用するバッテリーのようなデバイスを作成し、塩水や汽水にはカリウムなど
の他の塩の混合物が含まれるため、重要な技術的改善となる。この論文は、Elec-
trochimica Acta誌 に掲載された。現在の実験的研究は、スミスと彼の学生が電
気化学的輸送の計算モデリングを使用して発表した研究に基づき、電池ベースの
脱塩セルの設計指針となる。彼らのグループは最近、実験と熱力学的分析と組み
合わせた量子力学的モデリングを使用し、脱塩セルで使用されるバッテリー材料
が原子スケールでナトリウムおよびマグネシウムとカルシウムをどのように吸収
するかを理解する。最近では、スミスは2018年ISE-Elsevier応用電気化学賞を受
賞。これは、電池ベースの脱塩装置、リチウムイオン電池、フロー電池の数学的
モデリングに基づくものであある。

※1 Na-Ion Desalination (NID) Enabled by Na-Blocking Membranes and Symmetric
Na-Intercalation: Porous-Electrode Modelingm
. Electrochem. Soc. 2019, vol. 163   no. 3p;
A530-A539



自動車分野向け二次電池市場14兆9,610億円/EV向け(駆動用)
8兆5,844億円

8月26日、株式会社富士経済が、燃費規制強化により市場投入が加速している
環境自動車をはじめとする自動車と、太陽光発電(以下、PV)電力の自家消費
やVPP(Virtual Power Plant:仮想発電所)、アンシラリーサービス・系統
安定化など様々な用途で導入が進む蓄電・電力貯蔵システムに使用される二次電
池の世界市場調査結果(その結果を「エネルギー・大型二次電池・材料の将来展
望 2019 次世代環境自動車分野編」「同 電力貯蔵分野編」にまとめ)を公表。

それによると、自動車分野向けの二次電池市場は駆動用と補機用を合わせ201
8年に3兆9,174億円、2030年には2018年比3.8倍の14兆9,6
10億円が予測される。 駆動用はリチウムイオン二次電池(以下、LiB)が
中心である。市場は中国需要をはじめとするEV向けが続伸し、2018年に2
017年比26.7%増の2兆1,750億円となり、駆動用LiB市場の構成比
においても最大となった。次いで1台当たりの二次電池搭載容量が大きいEVト
ラック・バス向けとなっている。今後も市場はEV向けがけん引し、2030年
には2018年比5.9倍の12兆7,631億円が予測される。

EV向けの市場構成比は2018年の53.5%から67.3%まで高まるとみら
れる。 補機用は鉛電池(以下、Pb)が大部分を占める。市場は2018年に
2017年比4.5%増の1兆7,424億円となった。内燃車/アイドリングス
トップ車(ISSV)向けが市場の96.6%を占める。今後市場はICEV/I
SSV向けが2020年代前半にピークアウトするが、環境自動車向けが欧州生
産車や中国生産車の需要を中心に伸長し、市場は2030年に2018年比26.
1%増の2兆1,980億円が予測される。 電力貯蔵分野向け市場は、2018
年に8,187億円、2030年には2018年比2.3倍の1兆8,819億円
が予測される。

導入補助政策や大規模な技術実証などを背景に急速に拡大している。市場の5割
強をLiBが占める。 近年、LiB価格の下落が続いている。2018年には
下落する価格に対し見直しが行われたが、2019年は従来よりも小幅であるが
下落している。LiB生産ラインの稼働率の向上に伴う量産効果や採用分野にお
ける価格競争の激化が主な価格下落要因である。価格下落に伴い大規模案件(数
十~数百MWh)や長時間容量用途(4~5時間程度)で採用が増加している。
また、直近では火力発電所やガスタービン発電機との連携、急速充電器/充電ス
テーションのピークシフトやピークカットなど、新たな用途展開が進められてい
る。今後は住宅向けでPV電力の自家消費を最大化するための用途、系統向けで
アンシラリーサービスや再生可能エネルギー発電所併設用途などで採用が進み、
市場は一層拡大すると予想する(後略)。




臨床検査の世界市場 826億9,000万ドル(23.0%増)

8月26日、同上富士経済は、新興国の経済成長に伴い、検査環境の整備が進む
など市場の動きが活発化している臨床検査の世界市場を調査。その結果を「20
19年世界臨床検査市場」の調査結果を公表。この調査では臨床検査薬と検査装
置からなる臨床検査の世界市場を地域別、検査分野別に分析した。また、注目市
場(化学発光法市場、イムノクロマト法市場、インフルエンザ検査市場、特異
IgE検査市場、細菌検査装置市場、HPV 検査市場、血糖自己測定市場)と
大手から中堅までの海外の臨床検査関連メーカー126社の事例を分析し、世界
市場における展開状況をまとめた。

それによると、2018年の世界市場は、672億2,000万ドルとなった。
欧米や日本は普及が一巡し伸びは緩やかになっているが、アジアは大きく伸びて
おり市場の拡大をけん引している。中国では経済成長は鈍化したものの、検査の
普及は進んでおり伸びている。東南アジアは経済成長率が高く、人口も多いこと
から参入各社の注目を集めておりさらなる成長が期待される。今後も世界市場は
拡大が続くとみられ、2023年には826億9,000万ドルが予測される。
検査環境の整備が進んでいる先進国は、遺伝子検査や病理検査などの先進的な検
査の伸びが期待される。一方、中国やインドは、大都市部や富裕層向けの医療機
関では検査環境の整備が進んでいるが、地方や農村部では進んでいないところが
多い。地方や農村部に潜在する需要が顕在化すれば市場はさらに拡大すると予測。

また、北米は世界シェアの36%以上を占め、最も大きい市場を形成。近年は、
アジアの成長もあり相対的に北米のシェアは微減しているが、今後も人口の増加
が見込まれることもあり世界市場をけん引していくとみられる。欧州は西欧、北
欧を中心に市場拡大しているが、普及期を過ぎているため微増となっている。今
後は、西欧や北欧に比べ検査環境の整備が遅れている東欧やロシアの伸びが期待
される。アジアは急速に伸びている。中国やインドなど経済成長率の高い地域が
多く、今後のさらなる伸びを期待し参入各社が注力している地域となっている。
また、東南アジアは人口も多く経済発展とともに伸び、今後の市場拡大に寄与す
る。

 

免疫血清検査は、最も市場規模が大きい。先進国では普及が進み飽和傾向にある
が、開発途上国では普及段階にあり伸びている。今後も開発途上国で普及が進み、
市場拡大が期待される。血液検査は、血液凝固・線溶検査や血球計数検査、血液
像検査を対象とする。先進国では普及が進み大きな伸びはみられないが、アジア
やその他地域では普及段階であり、今後も市場の拡大が期待される。生化学検査
は、先進国では普及期を過ぎ低成長となっている。一方、新興国では普及期であ
り伸びていることから市場は拡大している。開発途上国では医療インフラが整っ
ていないため普及率は低いが、中・長期的には上昇するとみられ、今後の市場拡
大に寄与するとみられる。細菌検査は、欧米や日本などの先進国ではすでに微生
物検査の自動化が普及しており、市場は微増となっている。欧米や日本以外の地
域では、現状自動化普及率は高くないものの、今後中国を始めとしたアジア(東
南アジア)を中心に上昇するとみられ市場拡大が予想される。

遺伝子検査は先進国を中心に市場が形成されている。開発途上国における結核、
マラリア、風土病などの遺伝子検査も開発され一部普及が始まっており、今後も
市場の拡大が予想される。病理検査は、がんの診断や抗がん剤の効果測定を中心
に行われる検査である。世界的に長寿化が進み、がん患者数も増加していること
から市場は拡大している。今後もがん患者数は増加が予想されることから、市場
も拡大していくとみられる。その他検査は、尿検査と血糖自己測定が主な検査で
ある。尿検査、血糖自己測定ともに欧米や日本では普及が進んでおり横ばいから
微減となっているが、経済発展が著しい中国やインドでは食生活が豊かになり糖
尿病患者が増えているため伸びており市場の拡大を支えている。

 

2035年市場予測 インド EV:37万台 PHV:4万台 HV:3万台

8月27日、同上社が、各国・地域によって異なる様相をみせながら拡大を続け
ているxEV(EV、PHV、HV、48VマイルドHV、FCV)の世界市場
について主要20ヵ国の市場(乗用車・新車販売台数)を中心に調査した。その
結果を「EV国別中長期市場予測2019」にまとめ公表。それによると、EV
市場の本格的な立ち上がりはまだみられず、2018年の市場はEVを中心に数
千台にとどまった。HVは購入における優遇措置が打ち切られたため、2017
年と比べて市場は縮小した。しかし、政府は2020年の環境自動車の販売目標
を600~700万台としており、加えて、道路交通省が2023年までにEV
普及率を15%以上とする目標を表明するなど、国レベルで環境自動車普及に向
けた積極的な取り組みがみられ、今後の市場拡大が期待される。政府によるEV
生産販売促進プログラム「FAME」のフェーズ2が開始されたことにより、充
電ステーションの設置が進められている。また、インドメーカーもEV事業への
注力を強めており、市場はEVを中心に伸びる。

 Apr. 7, 2017



従来鋼材の約10倍の疲労耐久性を有するブレース型制振ダンパ

8月29日、竹中工務店、NIMS、淡路マテリアは、制振ダンパの素材として現在
一般的に使われている鋼材に比べ、疲労耐久性を約10倍に高めたFe-Mn-Si系耐疲
労合金用いたブレース型の制振ダンパを新たに共同開発し、愛知県国際展示場「
Aichi Sky Expo」に出品。長周期・長時間地震動対策技術として共同開発。

2014年に「JPタワー名古屋」へ適用したせん断パネル型制振ダンパを応用し、ブ
レース型としたもので、Fe-Mn-Si系耐疲労合金の大型部材を大量生産できる合金
製造方法およびFe-Mn-Si系耐疲労合金と鋼材との異種金属溶接技術の確立により
実現。汎用性が高いブレース型ダンパの追加により、ダンパの設置バリエーショ
ンが増加し、一般建物から超高層建物までさまざまな空間プランにより幅広く対
応できる。この合金は、疲労耐久性だけでなく靭性、耐腐食性も非常に優れ、こ
のたびの制振ダンパのバリエーション拡大を活かし、建築分野に加え土木、他産
業分野への応用も目指す。

※関連特許:
特開2018-178150 低サイクル疲労特性に優れるFe−Mn−Si系合金鋳造材

 ● 今夜の一曲

祭りの後の虚脱感 夏鬱の季節 おはら風の盆 帰ることのない逢瀬の記憶

踊り果て人恋ならむ風の盆


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