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言われしことも悦びとせむ

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7.述 而 じゅつじ
ことば------------------------------------------------------
「道に志し、徳に拠り、仁に依り、芸に遊ぶ」(6)
「一隅を挙げて三隅をもって反らざれば、復せざるなり」(8)
「不義にして富みかつ貴きは、われにおいて浮雲のごとし」(15)
「子、怪、力、乱、神を語らず」(20)
「三人行えば、必ずわが師あり」(21) 
-------------------------------------------------------------
24 孔子の教育方針には、四つの重点があった----読書、実践、
誠実、信義。

子以四教、文行忠信。

Confucius taught us four teachings. Reading, practice, loyalty
and faithfulness.



【下句トレッキング:言われしことも悦びとせむ】


薄切りのレモンを吸へり不敬とぞ言われしことも悦びとせむ

                      山川 築(未来)

了解の難しい一首。禁忌(或いは神話)を打ち破る行為を上句に凝
縮し、自己の衝動(あるいは感覚)を大切さは誇りよと言って除け
る下句の鮮やかさを、ジャンポール・ピエール・サルトルの『存在
と無』と重ね合わせたが、作家の意図とずれているかもしれない。




【#里山食堂#レモン③:果樹の収穫・保存・料理】

レンジで簡単!レモンのはちみつ漬け

出来上がりすぐも美味しく食べられるが冷蔵庫などで冷やし、時間
を置くと、苦味が抜けて食べやすくなる。国産・ノーワックスのレ
モンが手に入らない場合は、塩などを使い、こすり洗いすることで
ワックスをできるだけ落としてから使う。ひと晩おいたら使え、お
湯や炭酸水を汪げばレモネードに。冷蔵庫で約1ヵ月保存できる。

作り方:
①レモンを2-3mmの薄切りにし、耐熱容器に入れる。
②はちみつを入れ、ラップをし、電子レンジ600wで1分半加熱する。
③粗熱が取れたら完成。

材料:2人分 -- ①レモン2個、②はちみつ250グラム

一晩放置するだけで、お湯や炭酸水を注げばレモネードに。 




 

 Aug. 9, 2019

【ポストエネルギー革命序論62】



地域循環共生圈とビジネスチャンス
農家も地域も元気に ソーラーシェアリングの可能性
ポストRE100電源として

農業と発電事業を同時に行うソーラーシェアリング2013年に農地転
用許可制度上の取扱いについて明確に位置づけられて以来、ジワジ
ワと広がりを見せるソーラーシェアリングを推進する千葉エコ・エ
ネルギー代表の馬上丈司氏に、分散型電源や地方創生における役割
と今後の可能性について聞いた。

農家、農村を豊かにする

エネルギー政策の研究者として大学時代から15年以上、再生可能エ
ネルギー政策の研究をしてきた馬上氏。日本のエネルギー事業は、
もともと地域散型だったと話す。長距離送電のできなかった明治時
代、エネルギー事業は当時の市町村ベースで行われ、最盛期には約
800社の電力会社が全国に立ち上がっていたという。当時は、食
糧的にもエネルギー的にも、各地で自立していたと言える。その後、
中央集権とともに一つにまとまり、現在に至る。そして今また、地
域の衰退は止まらない。どの地域にも農業は産業としてあります。
地方創生や地域循環共生圈を考えていくとしたら、農業にテコ入れ
しないと何も解決しません。そこにエネルギーを入れていく。ソー
ラーシェアリングは、農家が関わらなければ成り立だない事業です。
再エネ事業を地域で生み、収益を農家に還元するモデルを作る。ソ
ーラーシェアリングの本質は、農家、農村を豊かにすることだと考
えています(馬上氏)。



再エネ事業を地域事業に  

再生可能エネルギー政策の中でも、“地域行政の中でどうエネルギ
ー事業をやるのか" を主眼に研究をしてきた。分散型エネルギーの
時代が来ることは、2000年代から言われてきました。が、エネルギ
ー政策は本質的に地方自治体の担当領域ではありません。まずは、
地方自治体にエネルギー政策を持ち込む必要がありますが、それが
未だにできていない。だから、メガソーラーが乱立するわけですと
話す。  FIT開始以降、地域に密着したエネルギー源であったはず
の太陽光は、どんどん理念から乖離し、投資家の事業になっていっ
た。もとの理念に引き戻すには、地域の人が関わらざるをえないカ
タチにするしかない。ソーラーシェアリングのように必ず農家が関
わらないとできないスキームに引きずり込んで、それがメインスト
リームになれば、必然的に再エネ事業が地域事業になっていきます
(馬上氏)。ソーラーシェアリングは、自分たちの持っている農地と
いう資産を使って、プラスαの収入を得られる、農家の特権のよう
な事業。 FIT価格が下がったとはいえ、今でも年間の売上ベースで
1,000 平方メートルあたり 100万円は上がる。農作物だけの収入と
比較し、倍の売上は確保できるようになる、農家にとっては挑戦す
る価値のある事業と言える。




ポストれRE100電源としてソーラーシェアリングの今後の可能
性は非常に大きいと感じます。韓国政府は2030年までに10G
W級ソーラーシェアリング導入を目指している。中国では既に7G
Wが入っており、世界全体では数百GWに成長していく市場。馬上
氏がソーラーシェアリングについて現在最も強く訴えているのは、
“開発時の環境負荷がほぼない" こと。私は最近、“ポストRE1
00を考えています。RE100の問題点は、電源開発時の開発負
荷を考えていないこと。山を切り拓いたり、田んぼを埋め立てて作
ったメガソーラーで発電した電気を使って、“再エネ100%"と
いうのでは、真にサステナブルとは言えない。電源開発時の負荷と
地域への影響にまで 目を向けるのが“ポストRE100"だと言う。
農地に柱を並べて上にパネルを載せるだけ。電源開発時の環境負荷
はほとんどない。野立てのメガソーラーは、どれだけ配慮しても地
面は使えなくなる。屋根置きにはポテンシャルに限界がある。なら
ば、国内に面として 400万ヘクタール以上広がっている農地をうま
く使えばいいというのは、至って健全な発想だ。何より、日本の地
域で農業をやっていない市町村は少ない。つまり、どの市町村でも
再生可能エネルギー電源を持てる可能性がある。本来、太陽光発電
は、どこでも、どんな形態でもできるものです。 “太陽の光さえあ
れば、どんな所でもエネルギーを作ることができる" 。本来の太陽
光の在り方を、原点に戻って考えてみることが大切です。そして、
農家にも環境にも優しいソーラーシェアリングの可能性に目を向け
ていただきたいと思いますと話す(環境ビジネス, 2019年秋季号)。





リフロー実装可能なMS系リチウム電池

2019年10月15~18日にかけ「CEATEC 2019」が千葉・幕張メッセで開
催される。2016年からのテーマである「CPS(サイバーフィジカルシ
ステム)/IoT(モノのインターネット)の展示会」が、ことしも採
用さ。CEATEC 2019の開催に先立ち、EE Times Japan、EDN Japan、
MONOist、スマートジャパン、BUILTは、特設ページを設け、注目企
業の見どころや新製品リリースなどの事前情報を紹介する。

セイコーインスツル(SII)は、マイクロ電池とセンサーネットワー
クシステムの製品群を展示。マイクロ電池については、新製品マン
ガン-シリコン(MS)系リチウム二次電池「MS621R」と「MS421R」、
小型電気二重層キャパシターを紹介。さて、「MS621R」と「MS421R」
は、主にリアルタイムクロックなどのバックアップ電源に使われれ
るコイン形リチウム二次電池。MS621R、MS421Rは、従来はリフロー
実装が不可能だったMS系リチウム二次電池を、「世界で初めて」(
SII)リフロー実装可能にすることで、SIIの従来品である「ML414H」
(マンガン-リチウムアルミ合金[ML]系リチウム二次電池)と比較
し、高耐圧化、高容量化、サイクル特性の飛躍的な向上を実現した
という。なおMS621Rは、2019年10月に量産を開始する。

小型電気二重層キャパシタ「CPH3225A/CPM3225A/CPX3225A」は、
厚み1mm以下の低背製品であり、3種それぞれの特性に合わせて、エ
ナジーハーベストの蓄電、小型通信端末のメイン電源、リアルタイ
ムクロックのバックアップ電源など、幅広いな用途に活用できると
する。これらのキャパシターシリーズは、完全密閉のセラミックパ
ッケージを採用することで、外部からの水分の浸入がなく、電解液
の劣化を抑制できる。 SIIは、産業分野においてIoT(モノのイン
ターネット)デバイスは、今後爆発的に普及することが予測されて
いる。そうした中、エナジーハーベストで電源を確保し、電池切れ
の心配が無いメンテナンスフリーのIoTデバイスの補助電源として、
小型のチップキャパシターシリーズが最適ではないかと考えている
と言う。

無線センサーネットワーク用の新たなセンサ

センサネットワークシステムは、SIIの無線センサーネットワーク
「ミスター省エネ」シリーズの新製品を展示する。店舗、倉庫、車
両の冷凍・冷蔵庫の温度管理に役立つ防水・プローブ型温度センサ
や、電源のない場所にも設置できる自己給電方式の電流センサを紹
介。さらに、ミスター省エネのネットワークを利用できるバイタル
センサの新しいモデルも、披露する予定。このうち、防水・プロー
ブ型温度センサは、防水仕様の筐体にプローブの先端に温度センサ
を取り付け、プローブ長さを2種類用意し設置の多様性を示すとい
う。自己給電の電流センサは、バッテリーやAC電源を利用せず、電
流値を計測することができることをデモ運用を展示する。バイタル
センサは、実際に人に装着し、オンタイムで人体情報を展示する予
定だ。CEATEC会場では、アプリを使い、それぞれの実運用を体験で
きるようになっている。



関連特許:特開2019-160619 非水電解質二次電池 セイコーインス
ツル株式会社

【概要】

コイン形の非水電解質二次電池は、回路基板に対する搭載時のハン
ダ付けの効率を上げるためリフローハンダ付けが採用される。リフ
ローハンダ付けにおける耐熱性を備えるために、この種の二次電池
においては電解液やガスケット等、種々の耐熱性の部材が採用され
ている。このうち、電解液については、沸点の高いスルホン系やグ
ライム系の溶媒が用いられることが多い。例えば、下記先行技術文
献1
では、電解液の溶媒としてポリエチレングリコールジアルキル
エーテル及びエチレングリコールジアルキルエーテルを所定割合含
有することで、リフローハンダ付けに耐え得る耐熱性を有するとと
もに、低温環境においても放電容量を維持することが示されている。
このようなリフロー対応非水電解質二次電池においては、正極活物
質としてスピネル型リチウムマンガン酸化物を採用し、負極活物質
としてリチウム-アルミニウム合金を採用することで、高容量とす
ることができる。一方で、このような電池においてさらに容量を高
めることが求められてきている。例えば、負極合金の量を増やす、
あるいは、理論容量の大きな酸化珪素を負極活物質として用いるこ
とが考えられる。しかしながら、このように電極を変更する場合に、
充放電の安定性を確保し、電極や電解液の予期せぬ反応を抑制する
ことが必要となる。本発明は、このような問題に鑑み、小型で高容
量であり、リフローハンダ付けに耐える耐熱性を有するとともに、
非水電解質二次電池における安定性を高めることを課題とする。

この発明の非水電解質二次電池は、正極と、負極と、支持塩及び溶
媒を含む電解液と、セパレータが、正極缶と負極缶によって構成さ
れた収容容器に収容されてなる非水電解質二次電池であって、前記
溶媒が、グライム系溶媒にエチレンカーボネート(EC)とビニレ
ンカーボネート(VC)を含有してなることを特徴し、内部抵抗が
低く高特性であり、リフローはんだなどの加熱に耐える耐熱性に優
れた非水電解質二次電池の提供する。



【符号の説明】1、11…非水電解質二次電池、2…収容容器、
10…正極、12…正極缶、12a…開口部、12b…周縁部、
13…正極、14…正極集電体、20…負極、21…ステンレス層、
22…負極缶、22a…外周端部、23…硬質アルミニウム層、
24…負極集電体、25…負極缶、26…負極、30…セパレータ、
40、42…ガスケット、41…環状 溝、50…電解液。

【特許請求の範囲】
【請求項1】   正極と、負極と、支持塩及び溶媒を含む電解液と、
セパレータが、正極缶と負極缶によって構成された収容容器に収容
されてなる非水電解質二次電池であって、  前記溶媒が、グライム
系溶媒にエチレンカーボネート(EC)とビニレンカーボネート(
VC)を含有してなることを特徴とする非水電解質二次電池。
【請求項2】  前記溶媒が、主溶媒としてテトラグライム(TEG)
を副溶媒としてジエトキシエタン(DEE)を含むことを特徴とす
る請求項1に記載の非水電解質二次電池。
【請求項3】  前記溶媒中にビニレンカーボネートが2質量%以上、
13質量%以下含まれていることを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の非水電解質二次電池。
【請求項4】   前記溶媒中にビニレンカーボネートが2.5質量%
以上、10質量%以下含まれていることを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載の非水電解質二次電池。
【請求項5】  前記正極が、正極活物質としてリチウムマンガン酸
化物を含有し、前記負極が、負極活物質としてシリコン酸化物また
はリチウムアルミニウム合金を含有してなることを特徴とする請求
項1~請求項4のいずれか一項に記載の非水電解質二次電池。
【請求項6】  前記正極缶が有底円筒状であり、  前記負極缶が前
記正極缶の開口部内側にガスケットを介在し固定され、前記正極缶
の開口部を前記負極缶側にかしめたかしめ部を設けることで前記収
容容器が密封され、前記収容容器に正極と負極とセパレータと前記
電解液が収容されたことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれ
か一項に記載の非水電解質二次電池。

不定期日記掲載 「ペロブスカイトの毒性議論」

内田聡東大教授のウエブ日記の表題の10月3日掲載に注目。それ
によると、欧州の某有名研究室ではしばらく前にペロブスカイト研
究者の血中鉛濃度が基準値を上回る事故を起こし、その知らせを受
け、東京大学先端科学技術研究センタで、鉛対策と人体汚染に至る
原因究明---断言はできものの---したところ、鉛を体内に取り入れ
る可能性で最も高い呼吸経路---空気中のダスト、特にスピンコータ
ーや廃棄物の保管場所、試薬で汚れた机等周辺に漂う鉛の付着した
微少な埃やミストを吸い込むことで肺が汚染され、そこから少しず
つ鉛が溶け出して血液に流れ込んだもの--- と予想しているとし、
一度体内に取り込まれた鉛の血中濃度は半減期が約30日と言われ
ているが、鉛毒の顕著な特徴として、決して体から放出されるわけ
でなく、その9割が骨に蓄積され、長い年月を掛けてそこから再び
放出されて脳や臓器類にダメージを与えることを突き止めており、
鉛対策には活性炭フィルター式のガスマスクが必須となり、使い捨
ての簡易マスクではなく、顔にきちんと密着できるガス吸収缶が着
いたものの着用を推奨する(参考写真あり)。ネットの写真や動画
から、手袋とゴーグルでの対応では、防御対策にはならないと指摘
している。



光合成は修復能力を上げて強光に耐える

10月1日、埼玉大学科の西山佳孝教授の研究グループは、光合成
の強光耐性の新たな仕組みを解明した。従来、微細藻類を用いた有
用物質(バイオ燃料など)の生産では、光合成の光阻害がボトルネ
ックになっているため、光合成の強光耐性を高める研究開発が望ま
れていた。同研究グループは、微細藻類シアノバクテリアの強光順
化に着目し、EF-Tuタンパク質が光合成を光阻害から保護すること
を解明。強光に順化したシアノバクテリアでは、EF-Tuタンパク質の
量が増え光合成の修復能力が上がり、光合成が強光に強くなること
を突き止めた。この発見をもとに、微細藻類の強光耐性を高め、強
い太陽光の下でも安定なバイオ燃料生産が可能となる期待する。

【要点】

①光合成は強光ストレスに弱く、強光下で光阻害を受けて、光合成機能
   が低下。
② EF-Tuタンパク質が光合成を光阻害から保護することを世界で初めて
  解明。
③EF-Tuタンパク質の量が増えると、光合成の修復能力が上がり、光合
  成の強光耐性が高まることを発見。
④光合成の強光耐性を高めることによって、強光下でも安定なバイオ燃
  料生産が可能となると期待される。

【展開】

シアノバクテリアは物質生産のプラットフォームとして有用な微細
藻類である。現在、同研究グループでは、シアノバクテリアを用い
てバイオ燃料生産(脂肪酸生産)の研究開発を行う。この応用研究
でも、光合成の光阻害が脂肪酸生産のボトルネックである、シアノ
バクテリアの脂肪酸生産株でEF-Tu量を増やしたり、酸化されにくい
ように改変して、光合成の強光耐性を増大させる試みを行なってい
るが、現在は実験室内の白熱灯の下で脂肪酸生産株を培養、将来的
には屋外の太陽光の下で脂肪酸生産株を生育させ、高効率で安定な
脂肪酸生産の実現をめざす。



天然物からの蛍光性炭素量子ドットの簡易合成に成功
青色LEDやバイオイメージングへの応用に期待    

10月1日、横浜市立大学らの研究グループは、天然物からの蛍光
性炭素量子ドットの簡易合成に成功する。植物の種を加熱分解処理
するだけの簡便な方法で、平均直径4nm(ナノメートル)の均一で
結晶性の高い炭素量子ドットを得た。この炭素量子ドットは、水溶
液中で紫外線照射下において波長420nmの強い青色発光を示した。
また、水溶液中に1年以上放置した状態においても高い分散性と強
い発光特性を維持し、耐褪色性も極めて優れていることを解明し、
発光ダイオード(LED)や太陽電池から、バイオイメージング、医
療画像装置など様々な応用に期待されている。

【要点】

①天然物である植物の種からの蛍光性炭素量子ドット(CQD)の簡
 易合成に成功。
②合成されたCQDは強い青色発光を示し、耐褪色性にも優れている
 ことを明らかにする。
③発光メカニズムの解明に向けて、機械学習を用いた新たなアプロ
 ーチを提案。
④本手法によるCQDは青色LEDやバイオイメージングへの応用に期待。

【概説】

量子ドットとは、直径2-10 nmの非常に小さく特殊な半導体のこと
で、ナノ結晶とも呼ばれる。サイズや形状に依存した蛍光を示し、
一般に、高輝度、高効率、耐久性に優れた発光特性をもつため、LED、
太陽電池、照明、ディスプレイ、レーザーから、バイオイメージン
グ、医療画像装置に至るまで様々な用途に有望な材料として期待さ
れる。現在、CdSe、InP、ZnS、PbSなどの蛍光体があるが、原料コス
トや煩雑な製造プロセスに加え、Cd、Se、Pbなどの有害元素の環境
や人体への影響も懸念されている。これに対し、近年、代替材料と
し炭素量子ドットが次世代の蛍光体として注目を集めている。安価
で安全な蛍光体材料としてLEDがより身近なものになる可能性がある。
さらに、生体との相溶性が高く、安全な材料であることから、バイ
オイメージング、タンパク質分析、細胞のトラッキングなどの生物
医学的な応用も期待できる。これまでにも簡便な手法に、天然物の
微細化技術による炭素量子ドットの作製が試験されてきたが、用い
られる天然物原料や生成された炭素量子ドットの不安定性・再現性
や、合成における前処理・後処理といった煩雑な多段階プロセスな
どの課題があった。



図2.本研究の蛍光性炭素量子ドット簡易合成のフローチャート

植物の種を500℃で3時間加熱分解させるのみの簡便な方法により、
優れた光学特性を示す均一で結晶性の高い安定的な炭素量子ドット
の合成に成功。図2に合成プロセスの模式図を示す。得られた炭素
量子ドットは、平均直径4nmの均一なサイズを持ち、電子顕微鏡で
格子縞が明確に観察、高い結晶性を示す。また、この炭素量子ドッ
トは、水溶液中で紫外線照射下において波長420 nmの強い青色発光
を示し、その耐褪色性も極めて優れている。この炭素量子ドットは
均一で安定なマイナスの電荷を帯び、表面は官能基に覆われるコア
シェル構造をもつと推測する。これらの構造上の特徴から、水溶液
中で1年以上にわたり高分散性と強い発光特性が維持され、極めて
安定な炭素量子ドットが得られた。炭素量子ドットの発光メカニズ
ムとしては、分子発光をはじめとして窒素や酸素の吸着による表面
準位が関連したようにいくつかの発光メカニズムが提案されている。
この研究では発光の励起波長依存性やpH依存性などのデータから機
械学習を用いた発光メカニズムの解明に向けて新たなアプローチも
提案している。

 米津玄師   灰色と青 作詞・作曲: 米津玄師

袖丈が覚東ない夏の終わり
明け方の電車に揺られて思い出した
懐かしいあの風景
たくさんの遠回りを繰り返して
同じような街並みがただ通り過ぎた
窓に僕が映ってる

君は今もあの頃みたいにいるのだろうか
ひしやげて曲がったあの自転車で走り回った
馬鹿ばかしい綱渡り 膝に淮んだ血
今はなんだかひどく虚しい

どれだけ背丈が変わろうとも
変わらない何かがありますように
くだらない面影に励まされ
今も歌う今も歌う今も歌う

忙しなく街を走るタクシーに
ぼんやりと背負われたままくしゃみをした
窓の外を眺める 心から震えたあの瞬間に
もう一度出会えたらいいと強く思う
忘れることはないんだ

2017年11月1日にリリースした、米津玄師4枚目のオリジナルアル
バム『BOOTLEG』収録曲。 MVは公開1日で100万回再生を突破。
各配信チャートでは「灰色と青(+菅田将暉)」単独1位を複数獲得。
幼少時代を共にした友人同士が、大人になりすれ違う日々の中で、
離れていても奇跡的に重なる瞬間を描く。米津氏が楽曲制作するに
あたり「この曲は菅田くんでなければ絶対に成立しない。」と直接
交渉したところ、意気投合し今回のタッグへとつながった。菅田本
人は「凄い熱量のあるオファーを頂いて嬉しい。自分自身がやり残
していた青春の燃え尽きや、いつの間にか失くしてしまった何かを
この曲の中で表現できたような心地良さがある。」と話している。

今夜で彼の楽曲を離れる。マルチメデイアで散文させた言葉をビー
トで聴衆者(ユーザ)の固有内在律をシンクロさせる楽士である。

 


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