7.述 而 じゅつじ
ことば------------------------------------------------------
「道に志し、徳に拠り、仁に依り、芸に遊ぶ」(6)
「一隅を挙げて三隅をもって反らざれば、復せざるなり」(8)
「不義にして富みかつ貴きは、われにおいて浮雲のごとし」(15)
「子、怪、力、乱、神を語らず」(20)
「三人行えば、必ずわが師あり」(21)
-------------------------------------------------------------
25 ----今の世に聖人を望んでも無理だろう。せめてこれなら君
子だという人にめぐり会えたら。----今の世に善人を望んでも無理
だろう。せめて自主独立の人にでもめぐり会えたら。世間には、実
際はありもしないくせにいかにもあるような顔をする見栄っぱりが
多すぎる。こんな 手合いは、自主独立どころではない。(孔子)
子曰、聖人吾不得而見之矣、得見君子者、斯可矣、子曰、善人不得
而見之矣、得見有恆者、斯可矣、亡而爲有、虚而爲盈、約而爲泰、
難乎有恆矣。
Confucius said, "I've never seen a sage. But I will be content
if I can see a gentleman." Confucius said, "I've never seen a
born good person. But I will be content if I can see a person
who knows contentment. He can be rich without money, fulfilled
without substances and calm if he is poor. There are few people
like that."
【下の句トレッキング:せき止めている窓の激しさ】
太陽の黄味がかりつつ輝(かぐ)るさまをせき止めている窓の激しさ
嵯峨 直樹(未来)
年々暑さを増す太陽。本当の苛烈さとは"沈黙なり"というか、寧ろ
爽やが残る一首。
自然災害の経済的損害額は激甚規模で増大
自然災害の経済的損失額は平均してそれほど増加していないが、平
均値で捉えると間違えることとなる。国際的な研究チームによれば、
ハリケーンカトリーナ、マリア、ドリアンや中西部の大規模な竜巻
のような大災害損害額は、小規模災害より不均衡に激増しており、
これらの大災害ははるかに増大。同チームによると、気候変動は自
然災害の頻度と強度の増加に関連しており、これらの災害のリスク
評価する必要がある。ハリケーン・マリアの2年後、プエルトリコ
はいまだ復旧しておらず、ドリアンがアバコとグランドバハマを破
壊した数週間後、巨大な爆風地帯のように見えるものの復旧プロセ
スが不明のままで放置されている。2005年のハリケーンカトリーナ
のニューオーリンズへの影響は、今日でも残っている。通常、経済
的影響の決定に平均損害の全体分布を利用しており、損害を引き起
こすのは最も対処しにくい極端な災害であると言う。
劇的な損害額が膨れあがるにつれ、影響を理解し、将来の損害額を
試算する必要性が発生する。つまり、平均のみに目を奪われている
と、重要な変化を見逃す可能性がある。例えば、2018年11月8日の
朝、カリフォルニア州サクラメントの北90マイルで火災が発生。夕
方までに急速な火災による延焼は約18,000エーカーまで拡大してい
る。大規模災害事例では地元の生活基盤を壊滅する可能性があり、
多くの意思決定者は、気候リスク管理戦略を設計しており、これら
の戦略の成功の有無は、極端な損害が変化してきているかに左右さ
れ、平均年間費用または数十年費用に基づく対策は、激甚災害の影
響を考慮しておらず、上位5%に到達しており、上位1%に到達す
ると、損害は1970年から2010年の30年間に約20倍にまで増大。
研究者は、データ分析し「平均」データから変位値回帰を選択、時
間経過とともに人口や富の変化など、いくつかの重要な説明因子を
考慮した場合でも、上位1%の単一災害損害額は毎年2600万ド
ル(約27億8千万円)に増加すると推定。平均に対する時間影響
の特定は困難だが、激甚損害の影響は大きく、統計的に有意であり、
パーセンタイルが増加するにつれ増大する(米国科学アカデミー論
文集で10月7日報告)。また、激甚災害の経済的損害額の増大は
世界中では均一でないことをに要注意----従来温帯と考えられてい
る地域でより劇的に変化。これは、激甚災害が現在温帯地域を襲っ
ているという事実と、これらの地域が熱帯地域と比較して激甚災害
への対処準備が整っていないことも影響しており、熱帯地域、特に
世界の豊かな地域では、激甚災害の影響を緩和するメカニズムが解
明されている。実際、従来より「安全」と考えられてきた地域でも
同様の努力が必要となるだろう。さらに、激甚災害の経済的影響が
増加するものの、死亡率は減少傾向にあり、おそらく脆弱性の低下、
早期警戒システムと避難システムの改善、より効果的な救援活動が
行われたことによるがこれで自己満足すべきでない。
このデータは、極端な気温変動関連した死傷者の増加も示す。この
研究の重要な意味は、保険業界と公的災害管理機関が増加する経済
的損失に直面することを期待すべきで、別の重要な意味は、適応策
が温帯地域と熱帯地域の重要さであり、より大きく、より高額な自
然災害への移行の一部が気候変動による場合、気候変動の緩和は経
済的影響緩和の明確な順路であると関係者は話す。
図1 (A)凸面から上向きに湾曲した、ストレッサーから損傷まで
の伝達メカニズムの様式化された表現。 A、挿入図では、横軸は対
数目盛で最大の損傷(メイン画像の縦軸の上限)を示す。 (B)シ
ミュレートされたデータセットの変位値(80%以上)およびOLS(
平均)回帰からの時間傾向の推定値。横軸はパーセンタイルを表す。
OLSからの時間傾向の推定値は定数として表示される。分位点回帰
の推定値は修正されたBarrodale–Robertsアルゴリズムを介して取
得される(38)。架空のガンベル分布ストレッサーの平均(GEV(
μ、σ、ξ) GEV(μ、σ、ξ) 形状パラメーターξ= 0 ξ= 0 )
55「年」(図2のデータの時間範囲)の間、毎年均等にシフトされ
る。各年について、i = 1、... 1,000のドローと、対応するダメー
ジ値Da iを生成します 。次に、単純なモデルDa i =α+βtiを考え
ます Dai =α+βti (ここでt i i)の年であり、クォンタイル
およびOLS回帰に適合します。代替の視覚化は、SI付録、図Sで提供。
からの推定時間傾向(B)。(A)1960年から2015年の間に世界中で
発生したn = 10,901の災害に関連する経済的損害の年間分布(10億
米ドル)(データとコードのデータの説明を参照)。10年ごとに色
分けされた部分的な箱ひげ図を示す。下ヒンジと上ヒンジはそれぞ
れ中央値と90パーセンタイルに対応。中間線から75パーセンタイル。
99パーセンタイルまでの上部ウィスカ。上位1%の単一イベントの
損害は1970年には4億8200万米ドル、2010年には9億9200万米ドルで、
約20倍の増加でした。赤い破線は、99番目のパーセンタイル(カー
ネルスムーズ)の時間経過を追跡し、極端なイベントによる損害の
著しい増加を示しています。 A、インセットは分布の右端にズーム
インし、時間の経過に伴う漸進的な肥大化を示します[10年ごとに
集計された対数変換された損傷のガウスカーネル密度推定、シルバ
ーマンのルールで修正された帯域幅(42)]。(B)同じデータの分
位点およびOLS(平均)回帰(ただし、百万米ドルで、n = 9,495の
災害に限定され、1960年から2014年の間に前処理後に発生;データ
およびコード)。使用されるモデルは2。水平軸はパーセンタイル
を表し、垂直軸は推定時間傾向を表す。たとえば、99パーセンタイ
ルでは、上位1%のシングルイベント損害が毎年2,640万米ドル増
加すると推定。OLS(5%レベルで統計的に有意ではない)からの時
間トレンド推定は、標準の95%CIで定数として表示され。分位点回
帰の推定値は、修正Barrodale– Robertsアルゴリズム(38)を介し
取得され、それらの周囲の95%信頼帯が r=1,000ブートストラップ
サンプルで生成される[応答と予測子のペアの同時リサンプリング
(40)]。推定値と標準誤差の完全な結果は、SI付録の表S2に記載
される。
図3 n = 9,495の災害に関連する損害(100万米ドル)の分位点回帰
は、1960年から2014年の間に異なるケッペン-ガイガー気候帯(極地
クラスを除く)で発生した。 使用されるモデルは3です。横軸は百
分位数を表し、垂直方向は推定時間傾向を表す。たとえば、 99パー
センタイルでは 上位1%のシングルイベント損害が熱帯地域で毎年
1,790万米ドル 46.5米ドル増加すると推定されます 温和なもので百
万。分位点回帰の推定値は、修正されたBarrodale–Robertsアルゴリ
ズム(38)によって取得され、それらの周囲の95%の信頼帯がr =
1,000ブートストラップサンプルで生成さる [応答と予測子のペアの
同時リサンプリング(40)]。寒冷地と乾燥地の時間傾向の推定値は、
ほとんどのパーセンタイルで統計的に有意ではないため、破線で 信
頼帯なしで示されている。推定値と標準誤差の完全な結果は、 SI付
録の表S5に記載されている。
図4 自然災害による死亡の経験的分布(A)およびモデル4からの
推定時間傾向(B)(A)n=10,901の災害に関連する死亡の年間分布
は、1960年から2015年の間に世界中で発生した。10年ごとに色分け
された箱ひげ図を示す。下ヒンジと上ヒンジはそれぞれ25パーセン
タイルと75パーセンタイルに対応。中央線から中央値、上部ウィス
カーから90パーセンタイルまで。上位10%のシングルイベントの死
亡数は1970年に585人、2010年に114人でした。約5倍の減少(上位
1%のシングルイベント死亡数は156,744から18,51に80倍以上減
少しました。表示なし)グラフ内)。赤い破線は、90%パーセンタ
イル(カーネルスムーズ)の時間経過を追跡し、極端なイベントに
よる死亡の著しい減少を示す。 A、インセットは分布の右端にズー
ムインし、それらの漸進的な細線化を示す[10年ごとに集計された
対数変換死亡のガウスカーネル密度推定、シルバーマンのルールで
固定された帯域幅(42)]。 (B)同じデータの分位点とOLSの平均
回帰(ただし、前処理後の1960年から2014年までのn =9,495の災害
に限定;データとコード)。使用されるモデルは 4。水平軸はパー
センタイルを表し、垂直軸は推定時間傾向を表す。たとえば、99パ
ーセンタイルでは、単一イベントによる死亡の上位1%が毎年52.1
減少すると推定されている。 OLS(統計的に重要ではない)からの
時間傾向の推定値は、標準の95%CIの定数として表示。分位点回帰
の推定値は、修正Barrodale–Roberts アルゴリズム(38)を介して
取得され、それらの周囲の95%信頼バンドは、r =1,000ブートスト
ラップサンプルで生成されます [応答と予測子のペアの同時リサン
プリング(40)]。推定値と標準誤差の完全な結果は SI付録の表S6
に記載されている。
図5 シミュレートされたデータセットの分位点回帰。
「真のモデル」のデータと「ロジスティックトランケーション」の
減少したデータで得られた推定値の間の距離が広がることは、過去
の損傷過少報告がどのように上限パーセンタイルの下方バイアスを
誘発するかを示し、取り付け損傷の評価を控えめにしている。プロ
ットで「True Model」というラベルの付いたシミュレーションデー
タを作成に、2000年から2014年(過少報告が無視できる期間)の損
害をプールし、この経験分布を「定常的に」使用して318の災害(
年間平均災害数55年連続で1960年から2014年までの調査期間)。
「Logistic Truncation」というラベルの付いたシミュレーション
データを作成するために、同じ方法で損害をプールしたが、時間と
ともに減少する強度でそれらを切り捨てた(削除されたボトム値の
割合は最初の年に50%から始まり、カバレッジが増加しますロジ
スティックスによると、昨年は96%に達した)。これは、過少報
告の漸進的な削減に似ている。水平軸はパーセンタイルを表し、垂
直軸は時間の傾向を推定します。使用モデルは Dai = α+βtiで、
Dai =α+βti (ここでDai と ti 損害と災害年である)。分位点
回帰の推定値は、修正 Barrodale–Robertsアルゴリズムを使用して
取得されます(38)。 95%の信頼帯は、手順全体の500回のモンテ
カルロレプリケーションにより生成される。
※ Evidence for sharp increase in the economic damages of e
xtreme natural disasters, PNAS first published October 7, 2019
https://doi.org/10.1073/pnas.1907826116
【ポストエネルギー革命序論63】
新型住宅用定置型蓄電システムEnerezza(エネレッツァ) (写真
左より、パワーコンディショナ、蓄電池ユニット、リモコン)
10月2日、京セラ株式会社は、世界初※1となるクレイ型リチウム
イオン蓄電池の開発に成功し、この蓄電池を内蔵した住宅用定置型
蓄電システム(以下、蓄電システム)の製品化を決定したことを公
表。それによると、2020年1月以降、新型の蓄電システム「Enerezza
(エネレッツァ)」として少量限定販売を開始。なお、本格量産の
開始は2020年秋を計画しており、今後、量産に向けた生産体制の構
築を進めるとのこと。本製品の基礎技術であるクレイ型リチウムイ
オン蓄電池は、正負の電極が粘土状であることから、製造プロセス
を大幅に簡素化でき、①長寿命、②高安全性、③低コストという優
位性を実現。製品は、多様なお客様のニーズに応える5.0kWh、10.0
kWh、15.0kWh(いずれも定格容量)を準備。製品のデザインにもこ
だわり、外観の継ぎ目を除くことにより、美しいフォルムを実現。
リモコンの表示においても、強弱をつけて必要な数値などを一目で
見やすくするなど、ユーザビリティに配慮と工夫している。このよ
うな本製品のデザイン性が評価され、本年10月2日に「2019年度 グ
ッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受
賞する。
【概説】
日本国内の太陽光発電市場は、2019年11月より、住宅用太陽光発電
設備の固定価格買取制度(FIT)における 10年間の買取期間が満了
となるユーザーが生まれることから、従来の売電型の市場から、エ
ネルギー自家消費型の市場への転換が進みつつある。また、災害な
どによる停電時の太陽光発電システムの有効利用策として、蓄電シ
ステムの活用が注目を集めている。本製品をエネルギー自家消費型
市場における戦略商品の一つに位置づけ、設置済みの太陽光発電シ
ステムを引き続き最大限に活用商品として、積極的に提案活動を展
開する方針。
【住宅用定置型蓄電システムEnerezzaの特長】
①世界初のクレイ型リチウムイオン蓄電池内蔵システムの優位性
クレイ型リチウムイオン蓄電池の特長として、正負の電極層を従来
の液体型リチウムイオン蓄電池の3~5倍の厚さに設計でき、製造プ
ロセスの大幅な簡素化と低コスト化を実現しました。また、パウチ
材にて密閉したユニットセルを直並列に組み合わせモジュール化し
た構造により、長寿命と高安全性を実現。
②こだわりのデザインとユーザビリティ
この製品は、継ぎ目のない滑らかな曲面で覆われたデザインで、蓄
電池ユニット、パワーコンディショナ、リモコンの間で統一感を
持たせ、住空間に溶け込むデザインとなっている。リモコンの表示
においても、ユーザビリティを重視して、蓄電池の残量、太陽光発
電システムの発電量など、頻繁に確認する情報を見やすく、メリハ
リの効いた表示方法に工夫している。
③さまざまなユーザーのニーズに応える容量ラインアップ
蓄電システムのラインアップとして、5.0kWh、10.0kWh、15.0kWh(
いずれも定格容量)の3種類を用意。自宅に設置している太陽光発電
システムの容量、それぞれの生活スタイル、非常時に使用したい電
力量などから、最適な蓄電池の容量を選べる。
④見守りサポート機能
ユーザーのインターネット環境に頼らず、LTE専用回線と通信モデム
を標準で用意し、専用サーバーへの接続により、個別動作の状況を
把握する見守りサポートを行う。また、ソフトウェアのファームア
ップが必要になった際には、遠隔での実施が可能となる。
【関連特許】 特開2019-160792 分離膜、その製造方法、及びそ
れを含むリチウム電池 三星エスディアイ株式会社
【概説】
各種機器の小型化、高性能化に符合するように、リチウム電池の小
型化、軽量化が重要になっている。また、電気車両(electric
vehicle)などの分野に適用されるように、リチウム電池の放電容
量、エネルギー密度及びサイクル特性が重要になっている。そのよ
うな用途に符合するように、単位体積当たり放電容量が多く、エネ
ルギー密度が高く、寿命特性にすぐれるリチウム電池が要求される。
リチウム電池において、正極と負極との間に、短絡を防止するため
に、分離膜が配置される。正極、負極、及び前記正極及び負極との
間に配置された分離膜を含む電極組立体が巻き取られ、ゼリーロー
ル形態を有することになり、前記電極組立体において、正極/負極
と分離膜との接着力を向上させるために、ゼリーロールが圧延され
る。リチウム電池の分離膜として、オレフィン系重合体が多用され
ている。該オレフィン系重合体は、柔軟性にすぐれ、疎水性特性に
より、電解液含浸性が不十分であり、100℃以上の高温において、
急激な熱収縮により、電池の短絡が発生してしまう。それを解決す
るために、多孔性オレフィン系重合体基材上の一面上に、セラミッ
クスをコーティングし、強度及び耐熱性を向上させた分離膜が提示
された。しかし、セラミックスがコーティングされた分離膜は、負
極/正極との接着力が弱く、充放電時、電池の体積が急激に変化し、
電池の変形が発生しやすい。従って、セラミックスがコーティング
された分離膜と、正極/負極との接着力向上のために、セラミック
ス上にバインダの追加された分離膜が提示された。しかし、セラミ
ックス上にバインダが追加された分離膜も、気孔率が低下し、内部
抵抗が増大し、分離膜厚が厚くなり、バインダの電解液内において、
スウェルリングにより、リチウム電池が劣化されやすいという問題
点がある。また、セラミックスをコーティング物質として使用する
場合、コーティング厚を薄くするために、極微粒子を使用しなけれ
ばならないが、微粒子の比表面積による水分含量増加により、セル
寿命劣化を引き起こしてしまう。従って、そのような従来技術の限
界を克服し、分離膜の膜厚を薄くしながらも、電極間の優秀な接着
力を有し、絶縁性及び通気度にすぐれる分離膜が要求される。本発
明が解決しようとする課題は、向上された電極との接着力、絶縁性
及び通気度を有する分離膜を提供することである。本発明が解決し
ようとする課題は、また、前記分離膜の製造方法を提供することで
ある。また他の態様は前記分離膜を含むリチウム電池を提供するも
のである。
【符号の説明】 1リチウム電池 2負極 3正極 4分離膜
5池ケース 6キャップアセンブリ 100分離膜コーティング
層 200第1有機粒子 300第2有機粒子
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基材、及び前記基材の少なくとも一面に配置された
コーティング層を含み、 前記コーティング層は、第1有機粒子及
び第2有機粒子を含み、 前記第1有機粒子の平均粒径は、第2有
機粒子の平均粒径より大きく、 前記第1有機粒子は、前記コーテ
ィング層の表面の陥没部から、0.1μmないし0.5μmの高さ
に突出しており、前記コーティング層の表面積の5%以上30%未
満に該当する面積比で、前記コーティング層の表面に分布されてい
る分離膜。
【請求項2】 前記第1有機粒子の平均粒径は、0.3μmないし
0.7μmであることを特徴とする請求項1に記載の分離膜。
【請求項3】 前記第1有機粒子のガラス転移温度Tgは、40℃
ないし70℃であることを特徴とする請求項1に記載の分離膜。
【請求項4】 前記第1有機粒子は、ポリスチレン、ポリフッ化ビ
ニリデン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリロニトリル、ポ
リビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレンオキシド、酢酸セル
ロース、アクリレート及びアゾジカーボンアミドからなる群のうち
から選択された1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の
分離膜。
【請求項5】 前記第2有機粒子の平均粒径は、0.15μmない
し 0.35μmであることを特徴とする請求項1に記載の分離膜。
【請求項6】 前記第2有機粒子内に含有された鉄(Fe)含量は、
1ppm以下であることを特徴とする請求項1に記載の分離膜。
【請求項7】 前記第2有機粒子の熱分解温度は、200℃以上で
あることを特徴とする請求項1に記載の分離膜。
【請求項8】 前記第2有機粒子は、架橋されたポリスチレン、ま
たは架橋されたポリメチルメタクリレートであることを特徴とする
請求項1に記載の分離膜。
【請求項9】 前記第1有機粒子または第2有機粒子は、コア・シ
ェル構造を有することを特徴とする請求項1に記載の分離膜。
【請求項10】 前記コーティング層内の第1有機粒子及び第2有
機粒子の重量比は、50:50ないし10:90であることを特徴
とする請求項1に記載の分離膜。
【請求項11】 前記コーティング層は、ボヘマイト、アルミナ(
Al2O3)、BaSO4、MgO、Mg(OH)2、クレイ、シリ
カ(SiO2)、SnO2、CeO2、NiO、CaO、ZnO、Z
rO2、Y2O3、SrTiO3、BaTiO3、MgF2、及びTi
O2のうちから選択された1種以上の無機粒子をさらに含むことを
特徴とする請求項1に記載の分離膜。
【請求項12】 前記コーティング層の厚みは、0.3μmないし
3.0μmであることを特徴とする請求項1に記載の分離膜。
【請求項13】 前記コーティング層は、セルロースナノ纎維をさ
らに含むことを特徴とする請求項1に記載の分離膜。
【請求項14】 前記コーティング層は、溶融点(Tm)が100
℃ないし130℃である第3有機粒子をさらに含むことを特徴とす
る請求項1に記載の分離膜。
【請求項15】 前記第3有機粒子の平均粒径は0.1μmないし
1.0μmであることを特徴とする請求項14に記載の分離膜。
【請求項16】 前記第3有機粒子は、ポリエチレンワックスであ
ることを特徴とする請求項14に記載の分離膜。
【請求項17】 前記コーティング層は、水系バインダをさらに含
むことを特徴とする請求項1に記載の分離膜。
【請求項18】 請求項1ないし17のうちいずれか1項に記載の
分離膜を製造する方法であって、(a)第1有機粒子及び第2有機
粒子を含むスラリーを準備する段階と、(b)基材の少なくとも一
面に、前記スラリーを塗布した後、乾燥させる段階と、を含む分離
膜の製造方法。
【請求項19】 正極と、 負極と、 前記正極と負極の間に介在
する請求項1ないし17のうちいずれか1項に記載の分離膜と、を
含むリチウム電池。
【請求項20】 前記分離膜は、通気度増大率が、15sec/1
00mlないし50sec/100mlであり、絶縁破壊電圧(B
DV)が0.5kVないし3.0kVであり、コーティング層によ
るBDV上昇が、0.1kV/μm以上であり、水分含量が、40
0ppm以下であり、ベンディング強度が100Nないし700N
であることを特徴とする請求項19に記載のリチウム電池。
人口減少時代のまちづくり④
7 「平均寿命」は世界トップクラスと言われているが、
何か問題なのか
【要点】
①健康寿命」とは「平均寿命」から介護期間を差し引いた「差」。
②「差」が小さいと幸せな老後といえる。
③国民医療費の抑制は重要な課題。
1 男女の平均寿命の現状と将来予測
日本は、2007年には高齢化率が21%を超え、「超高齢化社会
」にる。国勢調査によるとに日本の総人口は、15年10月現在、
1億2711万人、その内、65歳以上の高齢者人口は3392万
人(26.7%)で、日本の高齢化率は財界。高齢化とは「高齢者の
絶対数の増加」。その要因として、ベビーブーム世代(団塊世代・
団塊ジュニアブが高齢化し、医療技術の進展も寄与し、長寿化によ
り高齢層の増加は必然的な結果であり、避けられない高齢化」と言
われている。日本人の平均寿命(15年)は、男性が80・11歳、
女性が86・61歳となっている。今後も平均存命は延伸すると見
込まれている。20年には男性が80・933歳、女性が87・65
歳となり、60年には男性が84・19歳。女性が90・93歳と
なり、女性の平均 存命が90年を超えると予測する。
2 不健康期間が延びる問題と健康寿命の延びが小さい問題
「健康寿命」とは、健康で活動的に暮らせる期間で、平均寿命から、
衰弱・病気・痴呆などによる介護期間を差し引いた「差」日本の「
平均寿命と健康寿命の差」を2001年と10年で比べると、男性
が8・67歳から9・13歳に、女性が12・28歳から12・6
8歳と、日常生活に制限のある期間が男女とも広がっている。不健
康期間の増加が痴呆症や病気による自立の困難化を意味する。
3 幸せな老後と持続可能な社会にするには
今後、寿命が延びるにつれて「平均存命と健康寿命」の差が拡大す
れば、高齢者の健康問題だけでなく、高齢者を抱える家庭でも医療
費、介護費の増加による家計への影響が懸念される。人口減少、少
子高齢化の進展により、国や自治体の年金・医療・介護・福祉など
の吐会保障費は右肩上がりで上昇し、国民一人当たり社会保障給付
費は、2000年には78万1干円から、14年には115万1千
円と、1・47倍に急増している。予防医療の推進により、病気の
発生・進行を抑え、個人の生活の質の低下を防ぐために、医療費の
抑制につなげることも検討されている。予防医療による健康増進と
医療 費の増加というバラドクスの同時解消が求められている。 予
防医療により健康寿命が長くなることは、幸せな老後と持続可能な
社会を実現することにつながりると考えられている。
キーワード 高齢者の自立と健康問題/認知症患者の増大
この項つづく
【ゼロウエスト実践編:除草とゴミ回収袋を考える①】
この項つづく