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ポストエネルギー革命序論128

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10 先 進 せんしん
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顔淵死す。子曰く、『ああ、天われを喪ぼせり。天われを喪ぼせり
』」(9)
「いまだ生を知らず、いずくんぞ死を知らん」(12)
「過ぎたるは、なお及ばざるごとし」(16)
「道をもって君に沢え、不可なれば止む」(24)
「なんぞ必ずしも書を読みて、然る後に学ぶとなさんや」(25)
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1 先輩の諸君は、礼にしろ楽にしろ野性昧たっぷりだし、後輩の
諸君は洗練されている。どちらかと言われたら、わたしはやはり先
輩の諸君のほうを評価する。

子曰、先進於禮樂野人也、後進於禮樂君子也、如用之、則吾從先進。
Confucius said, "Courtesy and music were unrefined in ancient
times. Now, they are refined. But I prefer ancient style to
modern style."
★孔子は五十六識から六十九歳まで、魯を離れて諸国を放浪した。
ここに先輩と訳した「先進」は、この放浪期以前に弟子入りした子
路、願淵等を、後輩と訳した「後進」は、それ以後に弟子入りした
子夏、曽子等を指す。

 源 順
佐竹本三十六歌仙下句トレッキング㉛:
まだうちとけぬ鶯の声
#TheThirtySixImmortalPoets#MinamotoNoShitago

氷だにとまらぬ春の谷風にまだうちとけぬ鶯の声  拾遺

源 順(みなもとのしたごう)は、平安時代中期の貴族・歌人・学者。
嵯峨源氏、大納言・源定の曾孫。左馬允・源挙(みなもとのこぞる)
の次男。官位は従五位上・能登守。梨壺の五人のひとり。

リポート “絵巻切断”から100年、京都で「佐竹本三十六歌仙絵」展 – 美術展ナビ|アート・エキシビション・ジャパン
佐竹本三十六歌仙絵巻は、三十六歌仙を描いた絵巻物で、鎌倉時代
(13世紀)に制作された。久保田藩(秋田藩)主・佐竹家に伝来
した、三十六歌仙絵の草分け的存在にして、代表的な作品である。
書は後京極良経、画は藤原信実によると伝わる。元は上下2巻の巻
物で、各巻に18名ずつ、計36名の歌人の肖像と住吉大明神が描
かれていたが、1919年(大正8年)12月20日に各歌人ごと
に切り離され、掛軸装に改められた。原型とは異なっているが、一
部を除き重要文化財に指定されている。

  

【ポストエネルギー革命序論128】
タフなペロブスカイト太陽電池の最新製造法
ペロブスカイト太陽電池は、高い光電変換効率を有するものの、発
電時の光照射により効率低下が生じてしまい、①水分や②酸素、③
アニール時のゆがみによる劣化促進などの対策も提案されてきた。
MAPbI3を用いたペロブスカイト太陽電池は、水分や酸素、発
電過程で発生するガス状ヨウ素を発生し、それ自身がペロブスカイ
トの劣化を促進する。具体的には、ペロブスカイト層(MAPbl3)
にヨウ素ガス(I2)が反応した場合、PbI2に反応変化し、発電
に寄与するペロブスカイトの結晶構造を破壊するが、ヨウ素ガスを
抑制、除去法がわからず、一般的なチタンイソプロポキシド等のチ
タンアルコキシドの初期に高い発光効率を得られても、発電時に発
生するヨウ素ガスによるペロブスカイト層の劣化により発電量の低
下する。したがって、発電時に発生するヨウ素ガス等のハロゲンガ
スの悪影響を抑制し高寿命化した太陽電池とその製造方法が下記の
ように提案されている(特開2019-212702 太陽電池及びその製造方
法 コニカミノルタ株式会社)。それによると下図1のごとく、①少
なくとも、第1基板、第1電極、電子輸送層、光電変換層、正孔輸
送層、第2電極及び第2基板を備えた太陽電池であって、光電変換
層が、ペロブスカイト化合物を含有し、下記一般式(1)(2)で
表される構造を保つ金属種が異なる(少なくとも2種類)の有機金
属酸化物を含有している。
  一般式(1):  R-[M1(OR1)y(O-)x-y]n-R
  一般式(2):  R-[M2(OR2)y(O-)x-y]n-R
但し、式中、Rは、水素原子、炭素数1個以上のアルキル基、アル
ケニル基、アリール基、シクロアルキル基、アシル基、アルコキシ
基、または複素環基を表す。ただし、Rは置換基としてフッ素原子
を含む炭素鎖でもよい。M1は、Cu、Ag及びAuから選ばれる
金属原子を表す。M2は、Ti、Zn、Sn、Al及びZrから選
ばれる金属原子を表す。OR1及びOR2は、それぞれ、フッ化アル
コキシ基を表す。xは金属原子の価数、yは1とxの間の任意な整
数を表す。nは重縮合度をそれぞれ表し、②金属種 M2を含む有機
金属酸化物に対する金属種M1を含む有機金属酸化物の含有モル比
の値(M1/M2)が、0.1~0.9の範囲内であることを特徴
とする第1項に記載の太陽電池で、③一般式(1)(2)で表す構
造の有機金属酸化物が、ヨウ素ガスと水と反応し、ヨウ素ガスを捕
獲し、かつ撥水性または疎水性化合物を放出し、④このペロブスカ
イト化合物が、下記一般式(3)で表される構造の①から③までの
いずれか一項に記載の太陽電池。
  一般式(3):  R-M-X3
但し、式中、Rは有機分子を表す。Mは金属原子を表す。Xはハロ
ゲン原子又はカルコゲン原子を表す。⑤電子輸送層が、少なくとも
有機金属酸化物を含有する組成物がゾル・ゲル転移された膜からな
る①から④までのいずれかに該当の太陽電池。
図1
【符号の説明】  1  太陽電池  2  第1基板  3  第1電極  4
電子輸送層  5  光電変換層  6  正孔輸送層  7  第2電極  8
封止層  9  接着剤層  10  第2基板

⑥ ①から⑤までのいずれか1つに記載の太陽電池を製造する方法
で、この電子輸送層を、金属アルコキシドまたは金属カルボキシレ
ートと、フッ化アルコールとの混合液を用いて形成する工程を保つ
製造方法で、⑦  電子輸送層を、湿式塗布法で形成、⑥に記載の製
造方法。⑧前記湿式塗布法が、インクジェット・プリント法である
ことを特徴とする⑦の製造方法で、発電時に発生するヨウ素ガス等
のハロゲンを特定の有機金属酸化物で捕獲(トラップ)することで、
高寿命化した太陽電池及びその製造方法の提供である。また、太陽
光が照射され発電する過程で、ペロブスカイト化合物からヨウ素ガ
ス等のハロゲンガスが光化学反応により生成し。ハロゲンガスと反
応しやすい銀を含む化合物が光電変換層の近傍に存在すると、ハロ
ゲンと銀が反応し----光電変換層に隣接する電子輸送層の構成成分
の1つの有機銀オキサイドまたはカルボキシレートを用いることで
ヨウ素トラップするような反応が起こり、高寿命化効果が発現----
ハロゲン化銀を生成される。
【図1】太陽電池の基本構成
【図2】耐光性試験結果
陽電池の寿命試験として、上記のソーラーシミュレーターを用いて、
3000W/m2の光照射下の状態、かつ80℃ドライ条件で加速
試験を行い、初期特性評価と同様の測定をして耐光性の評価う。

【図3】信頼性試験結果
IEC規格に基づく、85℃・85%の条件下、上記と同様な方法
で、光照射試験を3000時間行うことで、光照射による劣化特性
を評価。

 以上の評価結果から、従来タイプの太陽電池(比較例3)は、自
己発電に伴い、特性劣化が顕著に発生、①発明の太陽電池は、全て
におき、劣化が抑制されることが分かる。②また、劣化抑制は、銀
(Ag)アルコキシドが多いほど劣化率は抑制され、③またフッ化
アルコキシ基を有するチタン(Ti)アルキシドが多いほど劣化が
抑制される傾向があることが分かる。このような結果から、上記有
機金属アルコキシドが、ヨウ素ガス又は水と反応し、ヨウ素ガスを
トラップするとともに、部分的加水分解により撥水性又は疎水性化
合物を放出され、ヨウ素ガスや水による劣化抑制されたものと考え
られる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】  少なくとも、第1基板、第1電極、電子輸送層、光
電変換層、正孔輸送層、第2電極及び第2基板を備えた太陽電池で
あって、前記光電変換層が、ペロブスカイト化合物を含有し、かつ、
前記電子輸送層が、下記一般式(1)及び下記一般式(2)で表さ
れる構造を有する金属種の異なる少なくとも2種類の有機金属酸化
物を含有することを特徴とする太陽電池(光電変換デバイス)。
  一般式(1):  R-[M1(OR1)y(O-)x-y]n-R
  一般式(2):  R-[M2(OR2)y(O-)x-y]n-R
(式中、Rは、水素原子、炭素数1個以上のアルキル基、アルケニ
ル基、アリール基、シクロアルキル基、アシル基、アルコキシ基、
また複素環基を表す。ただし、Rは置換基としてフッ素原子を含む
炭素鎖でもよい。M1は、Cu、Ag及びAuから選ばれる金属原
子を表す。M2は、Ti、Zn、Sn、Al及びZrから選ばれる
金属原子を表す。OR1及びOR2は、それぞれ、フッ化アルコキ
シ基を表す。xは金属原子の価数、yは1とxの間の任意な整数を
表す。nは重縮合度をそれぞれ表す。)
【請求項2】 前記金属種M2を含む有機金属酸化物に対する前記金
属種M1を含む有機金属酸化物の含有モル比の値(M1/M2)が、
0.1~0.9の範囲内であることを特徴とする請求項1記載の太
陽電池。
【請求項3】前記一般式(1)又は一般式(2)で表される構造を
有する有機金属酸化物が、ヨウ素ガス又は水と反応し、ヨウ素ガス
を捕獲し、かつ撥水性又は疎水性化合物を放出することを特徴とす
る請求項1又は請求項2に記載の太陽電池。
【請求項4】前記ペロブスカイト化合物が、下記一般式(3)で表
される構造を有することを特徴と請求項1から請求項3までのいず
れか一項に記載の太陽電池。
  一般式(3):  R-M-X3
(式中、Rは有機分子を表す。Mは金属原子を表す。Xはハロゲン
原子又はカルコゲン原子を表す。)
【請求項5】前記電子輸送層が、少なくとも前記有機金属酸化物を
含有する組成物がゾル・ゲル転移された膜からなることを特徴とす
る請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の太陽電池。
【請求項6】請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の太
陽電池を製造する太陽電池の製造方法であって、前記電子輸送層を、
金属アルコキシド又は金属カルボキシレートと、フッ化アルコール
との混合液を用いて形成する工程を有することを特徴とする太陽電
池の製造方法。
【請求項7】前記電子輸送層を、湿式塗布法により形成することを
特徴とする請求項6に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項8】前記湿式塗布法が、インクジェット・プリント法であ
ることを特徴とする請求項7に記載の太陽電池の製造方法。



iPS細胞分化時に異常

再生医療用のiPS細胞を備蓄する京都大iPS細胞研究所のストック事
業で、出荷したiPS細胞の一部を目的の細胞に分化させた際、がん
化に関連する遺伝子異常や、染色体の異常が起き、同時に作られた
細胞でも分配先によって異常の有無や内容が異なっていたという(
「iPS細胞分化時に異常」、毎日新聞、2020.01.08)。専門家から
は安全性の担保を懸念する声が上がっている。複数の関係者が明ら
かにし、研究所も事実関係を認めた。異常のあった細胞は患者には
使われていない。ストック事業ではiPS細胞を、同じ提供者から同
時に作られた「株」単位で備蓄。臨床研究や治験では、iPS細胞や
分化細胞の段階でゲノム(全遺伝情報)解析したり、マウスへの移
植でがん化の有無などを確かめたりして、実施機関が使う株を判断
しているが、今回、15年8月以降に出荷された27株中4株の試
験結果が判明し、うち2株で異常が確認されている。


この2株は2カ所の研究機関にそれぞれ複数の容器で分配、各機関
で同じ種類の細胞に分化させた。1つの株では一方の機関でがんに
関連する遺伝子の異常、他方の機関で染色体の本数の異常を確認。
もう1つの株では、一方の機関で別の遺伝子異常があり、他方の機
関では異常なしだった。異常のあった機関でも、違う容器では異常
はなかった。見つかった遺伝子異常には、人のがんで見つかること
が多く、危険性の高いものも含まれていた。マウスへの移植では、
正常な細胞では見られない組織の異常な増殖も確認。

残りの2株については、異常は確認されなかった。ストック事業の
製造統括責任者、塚原正義・特命教授は「どんな細胞でも培養や分
化の過程でエラーは起こりうる」として、「移植する分化細胞の段
階で丁寧に試験をして使っていくしかない」と説明する。しかし、
国内の複数の専門家は「容器によって試験の結果が違うなら安全性
の担保ができない」と懸念を示した。米スタンフォード大医学部の
遺伝学部長を務めるマイケル・スナイダー教授は、臨床用の細胞で
のがん関連遺伝子の変異は極めて重大だと考えられる。事実を公表
し、オープンな場で評価する必要がある」と指摘しているというが、
ここに来て、恐れていたことが発生した。それほどビビットなのだ
ろう。逆に言えば、早くわかってよかったと。

世界最大の浮体式風力タービンがオンライン

大晦日に、WindFloat Atlantic社の洋上風力発電所を構成する3つ
の浮体式風力発電の1つが、20キロメートルもの長いケーブルを
介しグリッドに接続。他の2つのプラットフォームがオンラインさ
れると、同社は約6万世帯にクリーンエネルギーを送電される。浮
体式風力発電所は、沿岸より遠く離れているためより強い風が利用
でき、物流上の課題は多い。初期段階の群発電エリアは、17年ま
で電力発電がされず、技術的に初期段階。特に、これらの浮体式発
電機は、タービン自体の回転だけでなく、波や風により発生する動
きにもしっかり耐えられる必要がある。この問題克服に、Principle
Power社は、水深100メートルの海底にタービンを固定。発電所を構
成する3つの浮体構造、高さ30メートル、これまでで最大級の浮
体式風力タービンとなる。これらがすべて一斉に稼働すると25メ
ガワットの発電。同社は、Viana do Castelo海岸から20キロメー
トル沖に係留されている。


試作実証期(2011年から2016年)の間にポルトガルの沖で小型のプ
ロトタイプ基が稼働している。浮体式風力発電所の建設に関する問
題の克服するため、Principle Power 社は、タービンを所定の位置
に出荷する前に、最初に大部分の建設を陸上で行った。「WindFloat
Atlantic事業」の試運転は、浮体式洋上風力発電技術の完成度と商
業的応答性を意味する。この画期的な技術を世界中に広く展開する
ことで、エネルギーセキュリティを強化、政府が気候危機に迅速か
つ大規模に取り組む一方で、雇用を創出し、経済成長を促進するの
に役立つ。2番目のタービンは現在位置にけん引されており、今後
数か月でオンラインになり、3番目が続く。標準的なけん引クラフ
トを使用し、世界中の地域への技術展開が容易となる。再生可能エ
ネルギーの進歩が20年以降もペースを上げ続けていることを願う。
陸上または沖合の発電所であろうと、エネルギー源として風力利用
するとなると、多くさんの課題が生じるだろう。スコットランドの
ような国が先導し、実電力量はの2倍もの風力発電量となると、
2017年、海の強風からどれだけの力を利用できるか強調されて
いる。そこで、WindFloatは浮体式風力発電所と発電のブームの始
まりに過ぎない。



【世界の工芸: #CraftsOfTheWorld#LucioFontana 】





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