12 顔 淵 がんえん
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内に省みて疾しからずんば、それ何をか憂え何をか懼れん」(4)
「君子敬して失うなく、人と恭しくして礼あらば、四海の内みな兄
弟なり」(5)「百姓足らば、君たれとともにか足らがらん。百姓
足らずば、君たれととも君、君たり、臣、臣たり、父、父たり、子、
子たり」(11)「君子の徳は風なり。小人の徳は草なり。草これに
風を尚うれば必ず催す」(19)
------------------------------------------------------------
22.樊遅が、仁とはどういうものかと孔子にたずねた。
「人を愛することだ」
つぎに、知とはどういうものかとたずねた。
「人を見抜くことだ」
「それだけで知といえるでしょうか」
「正しい人間を要職に抜擢すれば、下の者はその感化を受けて、不
正を働かなくなるのだよ」
奨は納得のいかぬままに退出し、子夏にあって説明を求めた。
「いましがた、知とはどういうものか先生にうかがったところ、『
正しい人間を要職に抜擢すれば、下の者はその感化を受けて、不正
を働かなくなる』と言われました。どういうことなのですか」
「さすがに含蓄あるお答えだ。舜が帝位に即いて賢人皐陶を登用す
ると、不仁な者は影をひそめた。湯が帝位に即いて賢人伊尹を登用
すると、同じく不仁な者はいなくなった。このように、人間を見抜
くことこそ、最高の知だと先生はいわれたのだよ」
〈皐陶〉 舜を補佐した五人の賢臣のひとり。
〈湯〉 殷の始祖。聖王の一に数えられる。
〈伊尹〉 賢宰相として有名。殷を興すに功あり、湯の死後、暗君
太甲を放逐してみずから摂政となり、殷王朝の基礎を固めた。
樊遅問仁、子曰愛人、問知、子曰知人、樊遅未達、子曰、擧直錯諸
在、能使枉者直、樊遅退、見子夏曰、嚮也吾見於夫子而問知、子曰、
擧直錯諸枉、能使枉者直、何謂也、子夏曰、富哉是言乎、舜有天下、
選於衆擧皐陶、不仁者遠矣、湯有天下、選於衆擧伊尹、不仁者遠矣。
Fan Chi asked about benevolence. Confucius replied, "To love
people."Fan Chi asked about wisdom. Confucius replied, "To
know people." Fan Chi didn't understand Confucius' words yet.
Confucius said,"If you appoint honest people and make them
oversee dishonest people, you can correct those dishonest pe-
ople." After leaving the room, Fan Chi saw Zi Xia and asked,
"I asked about wisdom and Confucius replied, 'If you appoint
honest people and make them oversee dishonest people, you can
correct those dishonest people.' What did he mean?" Zi Xia
replied, "That is meaningful. When emperor shun ruled the wo-
rld, he selected Gao Tao as a minster from many people. Then
immoral people decreased. When King Tang ruled the world, he
selected Yi Yin as the Prime Minister from many people Then
immoral people decreased."
【ウイルス共生描論11:変異とワクチンⅡ】
あらゆるインフルエンザに効く「万能ワクチン」を求めどんな処方
にせよ、実際に人の腕に注射するには、いくつもの高いハードルを
超える必要がある。まず何より、どの程度の免疫反応レべルなら新
処方の予防効果が十分と判断できるのか。
インフルエンザワクチン:Wikipedia
製薬会社が手放せない「おいしい金儲け」
また言うまでもなく、新型ワクチン製造には金がかかる。製薬業界
全体で、研究開発から治験、認可までにかかる期間は10〜15年、費
用はおよそ10億ドル(約1060億円)と見られる。新たな製造工場
の建設費用は最高6億ドル(約630億円)と試算されている。こ
れに比べ、現在使われているワクチンなら、何十年も変わらない機
械とプロセスで製造できる。世界保健機関(WHO)が 13年に発表
した分析では、製薬各社が同じワクチンの再生産に要する費用は毎
年500万〜1800万ドル(約5億〜19億円)に収まると試算する。現在、
米国だけでもざっと1億人が毎年インフルエンザワクチンの接種を
受けている。これが一生のうちに1〜2回、あるいは4回程度の予防
接種で済むようになれば、製薬会社は膨大な額の売上げを失うこと
になる。損失を補うには、新たなワクチンの1回の接種代をはるか
に高額に設定しなければならない。2,000万ドル(約21億円)の売
り上げが出せるのに、いったい誰が違うワクチンをつくるのに10億
ドル(約1,060億円)以上もかけるでるだろうかとは、 ミネソタ大
学感染症研究対策センタ(CIDRAP)の創設者はマイケル・オスター
ホルム。彼は何年も前から、インフルエンザワクチン市場改革を阻
む原因になっていると訴えてきた。薬が認可を受けて市場に出回る
まで、数十億ドル(数千億円)もかかるとすれば、法外な値段をつ
けられない限り、投資に見合う見返りは得られない。
新薬開発が次々に頓挫する理由
これは仮説ではない。その好例が経鼻生ワクチン「フルミスト」だ。
オスターホルムらCIDRAPのグループが12年に発表した報告書「イン
フルエンザワクチン革新の急務(The Compelling Need for Game-
Changing Influenza Vaccines)」によると、英アストラゼネカ傘
下でワクチン製造を手がける米メディミューンは、この鼻腔に噴射
する画期的なインフルエザワクチンを10億ドル(約1,060億円)以
上かけて開発した。09年に市場に出ると、フルミストは1億4,500万
ドル(約154億円)の利益を上げた。だが16年と17年、CDCの諮問会
議はこのスプレーの有効率が3%に下がったとして、使用を控える
よう勧告した。
オスターホルムらは弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト)の
例を挙げ、こうしたケースが続けば製薬会社は新たなインフルエンザ
ワクチン開発に二の足を踏み、ヴェンチャー企業も投資を控えると警
鐘を鳴らした。「ヴェンチャー企業や投資家、ワクチン製造会社など
の民間セクターが新たなインフルエンザワクチンの開発に何年にもわ
たって投資する確証はどこにもない」と、報告書で指摘している。医
薬品業界では、同様の問題に苦しんでいる部門がほかにもある。00年
ごろから製薬会社の大半が抗生物質の開発を断念しているのだ。理
由は同じく、投資に見合った見返りがないことにある。ワクチン同
様、抗生物質は価格が安く、使用期間が短い。テレビや雑誌でよく
見かける、心血管系の薬品や抗がん剤のように儲かるものではない。
新薬開発の「マンハッタン計画」に不可欠なものとして投資面での
ギャップを埋める解決策のひとつとなったのが、世界最大規模の官
民合同の研究支援組織「CARB-X」である。米政府と英国の医学研究
支援などの公益信託団体ウェルカム・トラストが16年、4億5,500万
ドル(約 483億円)で設立。新たな抗生物質を開発するにあたり、
リスクの高い初期段階の研究を支援する。費用対効果のバランスを
改善するもうひとつのアイデアは、薬剤耐性(AMR)に ついて書か
れた英国の論文で触れられているが、まだ実現していない。認可が
下りるまで新型抗生物質の開発を続ける企業には、研究開発費とし
て無条件でおよそ10億ドル(約1060億円)の「市場参入報奨金」を
助成する。オスターホルムは、インフルエンザワクチンに必要なの
は、研究支援や市場からの見返り、売上保証だけではないと考え、
研究や生産、さらに開発におけるリーダーシップを支える安定した
投資も必要とされ、彼はマンハッタン計画になぞらえる。それだけ
の大規模プロジェクトを率いる力があるのは中央(国家)政府だけ
だ。現在、インフルエンザワクチン市場が崩壊しているいまこそ、
このことを考える意味がある。今年は史上最悪のインフルエンザの
流行から100年の節目にあたる年である。全世界を揺るがした1918
年のインフルエンザは、1年と少しのうちに推定1億人の死者を出
した。インフルエンザの大流行には規則性がなく、前回を超える、
最悪の大流行が、いつやってくるのかを予測できた人間はいまだに
いない。その最悪のときが来る前に、ワクチン問題を解決しておく
ほうが得策である。
石正麗 Shi Zhengli
新型コロナウイルス「生物兵器論」は本当なのか
専門家見解「人工で製造することは不可能」(東洋経済、オンライン、
「財新編集部」(経済ニュースの新基準 2020.02.15)
石正麗は、中国科学院の新興および劇症ウイルスとバイオセーフテ
ィの重点実験施設の主任や武漢ウイルス研究所新興感染症研究セン
タの主任、河北省科学技術庁「2019新型肺炎救急科学技術難関攻略
研究プロジェクト」救急難関攻略専門家グループのグループ長を務
める。2月4日、公開されている資料によれば、中国科学院が武漢
に持つウイルス研究所は中国で唯一のバイオセーフティーレベルP4
の実験施設を有しているが、彼女は当該実験施設の副主任であり、
バイオセーフティーレベルP3の実験施設の主任。P4は国際基準で危
険度が最も高い病原体を扱えるバイオセーフティーレベル(BSL)
の最高防護レベルを表し、高度に危険な研究やいまなおワクチンや
治療方法が知られていない病原体を専門的に扱う研究施設で用いら
れている。
なぜ武漢に集中して新型ウイルスが拡散しているのか
新型コロナウイルスの感染が爆発的に拡大して以降、石正麗のチー
ムは1月23日に、生物学論文のプレプリント・プラットフォーム(
論文原稿を査読の前にいち早く公開するためのサーバー:bioRxiv)
で、「新型コロナウイルスの発見とそれがコウモリを起源とする可
能性について」という研究論文を発表。それによると、新型コロナ
ウイルスと2003年のSARSウイルス(SARS-CoV)のDNA配列の一致率は
79.5%、雲南キクガシラコウモリに存在するRaTG13コロナウイルスと
の一致率は96%であると解析している。コウモリが新型コロナウイル
スの起源である可能性が示されている。この研究はすでに実験レベ
ルにおいて新型コロナウイルスとSARSウイルスの関連性を証明、ま
たその起源がコウモリである可能性を示す。査読後の2月3日、国際
的なトップレベルの学術ジャーナル誌『ネイチャー』に公表。最も
早く石正麗の実験施設と新型コロナウイルスとを関連づけた言説の
1つは1月下旬。中国中央電視台(CCTV)で2018年に、武漢ウイル
ス研究所が主導する科学技術チームがコウモリに起源を持つ新型コ
ロナウイルスの一種(SADS-CoV)を発見したことが報道されたこと
を「ある人物」が見つけ、新型コロナウイルス(2019-nCoV)との関
連性があるのではないかと臆測。実際には、2018年に発見されたの
は「豚急性下痢症コロナウイルス」で、新型コロナウイルスとは分
類学上異なる種類のウイルスである。両者のDNA配列の相似率は50
%で、そこには大きな隔たりがある。それに続いて、「別の人物」
が国際医学誌の『Nature Medicine』で15年11月9日に発表された石
正麗が関与している研究論文を発見。当該研究論文は中国馬蹄コウ
モリで見つかったSARSに似たコロナウイルスの一種(SHC014-CoV)
が疾病を引き起こす可能性に関するもので、研究者はSARSの遺伝子
をリバースジェネティクス(逆遺伝学)の手法を活用して一種のキ
メラ・ウイルスを生成ならびに同定する(➲キメラ・ウイルスはネ
ズミの疾病を引き起こしたが、死に至らしめることはなかった)。
研究論文では、コウモリの間で現在流行しているウイルスがSARS-C
oV(SARSウイルス)の感染拡大を再び引き起こす潜在的なリスクに
触れている(➲この論文には全部で15名の執筆者がいる)。執筆者
たちはそれぞれアメリカのノースカロライナ大学、アーカンソー州
やジェファーソン市の食品薬物管理局国家毒物学研究センタなどに
所属、そのうちの2名が中国科学院武漢ウイルス研究所の研究者で
ある葛行義と石正麗。執筆者の中で、葛行義は偽型実験を担当し、
石正麗はSHC014の棘突起タンパク質のDNA配列とプラスミドを提供。
実験の計画と実施はどちらもノースカロライナ大学チャペルヒル校
の実験施設で進められている。
尚、ウイルスの「機能獲得性研究」とは、実験施設の中で病原体が
持つ毒性や拡散の容易性を増強するか、またはウイルスの宿主の範
囲を拡大し、ウイルスの特性を研究し、新しい伝染病として評価す
る研究手法を指すが、例えば、ウェイン・ホブソンがこのような実
験----この種の研究には何ら有益な点がなく、コウモリの体内に潜
む野生のSHC014ウイルスが人間にもたらすいかなるリスクをも明ら
かにするものではないと考えており----に反対する。この種のプロ
ジェクトのもたらす唯一の成果は、実験施設の中で新しい非自然的
なリスクを作り出すことだと考えている。米国立衛生研究所(NIH)
は、13年10月から、この種の研究に対するすべての援助を一時的に
停止しているが、この実験は審査期間中は継続されることを許可し
ているものの 研究停止させるほどのリスクが認められないとNIHが
結論を下している。ピーター・ダザック(Peter Daszak)は、この
種の実験がもし行われなかったなら、SHC014ウイルスは今でも脅威
とは見なされていなかったする(下表)。
米国オハイオ州立大学・ウイルスと新興病原学センタの劉善慮はオ
ンライン学術メディア「知識分子」のインタビューで、科学とウイ
ルス進化の角度から述べれば、コロナウイルスと逆転写ウイルスで
あるエイズウイルスの間には大きな違いがあり、相同性が低すぎる
ため、DNA間で組み換えが起こる可能性が低い。2020年1月21日、
「中国科学:生命科学」英語版オンラインで掲載研究論文で、武漢
のコロナウイルスが人に感染する仕組みを解明。武漢のコロナウイ
ルスは、S-タンパク質が人のACE2と相互に作用する分子の仕組みを
通し、人の呼吸器官の表皮細胞に感染することを公表。人体に作用
する仕組みが一致することから、武漢のコロナウイルスの感染能力
はSARSウイルスと同程度で、感染能力はウイルスの拡散度合に影響
する要素の1つにすぎない、あるいは、ウイルスの複製、ウイルス
が拡散する経路など、ウイルスの拡散度合に影響を及ぼす要素はほ
かにもあると指摘する。1月22日、北京大学、広西漢方薬大学、寧
波大学らの研究者たちは、「Journal of Medical Virology」のオ
ンライン版で公表----新型コロナウイルス2019-nCoVは、コウモリ
のコロナウイルスと起源が未知のコロナウイルスとの間で遺伝子が
組み替えられることによって発生したウイルスと推測----する。
新型コロナウイルスは人造された遺伝子工学産物か
財新の調査結果の一致して「不可能」と判断----すべての遺伝子配
列の中には数十個のヌクレオチドまたは数個のアミノ酸はまったく
関連のないものと、完全におよび非常に似ているものがあるものの、
そこには何ら生物学的な証拠とするものはない。コウモリに見られ
るウイルス(RaTG13コロナウイルス)と相互に比較すると、新型コ
ロナウイルスに存在する遺伝子の差異は自然進化によるものと一致
するが、もしゲノム編集(遺伝子編集)したウイルスであれば、大
量の遺伝物質を置換する必要があるが、今のところその種の痕跡は
なく、寧ろ反対に、自然進化したと考えられている、まばらで分散
的な変異しか見られない(トレバー・ベッドフォードのオープンソ
ースのウェブサイト(nextstrain.org)を開設し、各種の病原体の
遺伝子配列についての分析と可視化を行える)。その中には以前か
ら知られているコロナウイルスのファミリー(コウモリ、ハクビシ
ン、SARS)の遺伝子配列の系譜から、世界的なインフルエンザウイ
ルスの共有データベースGISAID(Global Initiative on Sharing
All Influenza Data)で共有されている新型コロナウイルス関連肺
炎患者53人のウイルス遺伝子の全配列が含まれている。彼は、ウイ
ルス間のヌクレオチドの差異とほかのコロナウイルスの仮定突然変
異率の推計を結び合わせて、RaTG13コロナウイルスと新型コロナウ
イルスという2種類のウイルスは「25~65年前に1つの共同の祖先
から生まれた」----RaTG13ウイルスが新型コロナウイルスへと変異
するには数十年の時間が必要----という。この分析によれば、RaTG
13コロナウイルスと新型コロナウイルスの間には1100個近いヌクレ
のコロナウイルスと人のSARSウイルスとの間に認められる差異がた
った10個のヌクレオチドにすぎないという点である。新型コロナウ
イルスは、どう見ても天然のもので、人工のものである可能性はな
く、その根拠としては、新型コロナウイルスの全配列の分析によっ
て、その遺伝子配列が雲南キクガシラコウモリに存在するRaTG13
コロナウイルスと最もよく似ていることを解明されている。その一
致率が96%に上り、この4%の遺伝子の差異は極めて大きい。人とマ
ウスの遺伝子の相似度も90%に上る。このような差異を人工的に
補填することは決してできない。なぜなら、新型コロナウイルスは
3万個近いヌクレオチドを持ち、4 %いえば1200カ所の遺伝子変
異に当たる。大自然だけがそのようなことを行え、長年にわたる進
化がこのようなウイルスを造り出したと結論する。また、ウイルス
が遺伝子断片損失はよくあり、そうやって自己スリム化し、ウイル
スは各周期にゲノム合成する。ウイルスには機能がシンプルである
ほど効率が高いが、実は逆にウイルスが遺伝子断片を獲得して自己
挿入することが難しい。(陰謀論者は)人類の偉大さを買いかぶり
すぎており、。人が(これらの遺伝子断片の挿入を)実行できると
しても、どうして1200カ所もの遺伝子変異を作り出す必要があるの
か、わずかな改変ではダメなのか、なぜこんなに複雑なことを、自
分でも制御できないのにと反論する。
人工的に改変された痕跡は残っていない
実験施設でウイルスを製造するには遺伝子のリバースジェネティク
ス(逆遺伝学)が必要。その核心は配列のつなぎ合わだが、配列の
つなぎ合わせには人工的に酵素の一種であるエンドヌクレアーゼを
導入する必要があり、そうすると人工的に改変された痕跡が残るが
配列の中に(エンドヌクレアーゼが)人工的に導入された箇所が見
つかれば、基本的にはそのウイルスが人造されたものだと認められ
る。そのような痕跡を残さないことは不可能、新型コロナウイルス
には人工的に導入されたエンドヌクレアーゼの痕跡がない。実験施
設で製造されたものである可能性がない。「機能獲得性研究」の批
判者であるリチャード・エブライトは、現在の時点におけるウイル
スの遺伝子配列の分析に基づけば、ウイルスがゲノム編集されたと
いうことを証明する実質的な証拠はない、と財新記者に語っただが、
彼は次のように注意を促す。ウイルスがゲノム編集されたかどうか
----この種の可能性はすでに排除されている----はウイルスが実験
施設での事故により人々の間に広まったか----現在のところその可
能性は排除できない----は分けて考えなければならない。これは重
要だが、今すぐ感染拡大に立ち向かうのが最も重要。感染拡大が終
結した後、法科学調査(forensic investigation)を行い、感染が
爆発的に拡大した今回のウイルスの起源を確定する必要があると、
件の研究者は述べる。現在、遺伝子配列がすでに公表されている。
この配列分析から、ウイルスが人造されたことを示す箇所は見つか
っていない。例えば、2003年にSARSが蔓延していた時期、SARSは人
造兵器だというデマが一時期盛んに取り沙汰された。2014年、エボ
ラが西アフリカのギニア共和国などで爆発的に感染拡大したときに
も、米国人がエボラウイルスを製造したというデマがあった。マサ
チューセッツ工科大学政治学部の教授のヴィピン・ナラン(Vipin
Narang)は、今回の感染拡大が生物兵器によるものであることを示
す証拠はない。もし仮にこれが生物兵器だったとしたら、本当にお
粗末な生物兵器で、自分も害を被るリスクがあるからだ。いい生物
兵器とは致死率が高く、感染力が低いものでなければならないと、
こう指摘する。
✔ 陰謀論に加担すれば、中国人研究者側の反論を裏返し、「ポス
ト・パンデミック後のシーンを想定しことを仕組む」と無理からの
ストーリーを描けないことはないが、今ある聴きを解決しない限り、
「失われし死者」への償いは無限大(➲人命は地球より重し)に
なるばかりである。
世界はパンデミック進行に悩まされている。中国共産党(CCP)の
ウイルス(一般的には新規コロナウイルスとして知られている)の
起源に多くの疑問が残る。エポックタイムズの調査担当上級記者(
ジョシュアフィリップ)が、CCPウイルスとそれによって引き起こ
された世界的なパンデミックを取り巻く既知の事実について調査。
それによると、ウイルスの起源を取り巻く謎は残るが、パンデミッ
クとこれが世界にもたらす脅威につながったCCPの隠蔽が明確にな
っているいう(上ビデオ)。
☈編集者コメント:このプロジェクトに心を開いて取り組む。CCPは、
当初からウイルスに関する情報を発表せず、発生の初期、警報を鳴
らした医療専門家は「噂」を広めたとして弾圧される。状況が制御
不能になったとき、CCPはウイルスが華南シーフード市場で発生した
と発表したが、患者ゼロが市場と関係がないことが明らかになった
とき、中国共産党は、ウイルスが米国で発生し、米軍によって中国
に持ち込まれたと反論。この発生により、歴史の事例が繰り返され
2003年に、中国でのCCPによるSARS流行の隠蔽を他のメディアよりも
はるかに先に報告している。このドキュメンタリーでは、CCPによる
ウイルスの発生への対応と、中国および世界中でのCCPの真の影響に
ついて、深刻な問題が残っていることを指摘する
⛨ アビガン・アビガン・アビガン
❏特開2011-168584 抗HIV活性を有する複素環化合物 富山化学
工業株式会社
【概要】
レトロウイルスであるヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、免疫細
胞に感染し、後天性免疫不全症候群(エイズ)を引き起こす。現在、
HIV感染者数は、全世界で数千万人に達している。特に、アジア
およびアフリカ地域での近年の感染拡大は、重大な問題とされてい
る。HIVは、ウイルス特有の酵素(プロテアーゼ、逆転写酵素お
よびインテグラーゼなど)がコードされたRNA遺伝子を殻内に有
し、免疫応答細胞表層に存在するCD4およびケモカインレセプタ
ーを介して標的細胞に侵入する。HIVは、脱殻後、細胞質内にR
NAおよびインテグラーゼなどの複合体を放出し、自己の有する逆
転写酵素を用いてその遺伝情報を二本鎖のプロウイルスDNAへと
逆転写する。さらに、HIV特有のインテグラーゼにより、プロウ
イルスDNAを標的細胞のDNA内に組み込む。このようにして、
標的細胞に組み込まれたプロウイルスDNAは、RNA鎖に転写さ
れ、TatおよびRevといったウイルスの制御性遺伝子産物によ
り、効率的にウイルス蛋白を産生する。ウイルス蛋白は、別に形成
されたウイルスRNAと組み合わされて宿主細胞の膜表面から出芽
する。細胞外に遊出したウイルスは、免疫応答細胞(CD4陽性T
細胞およびマクロファージなど)に感染・増殖を繰り返し、結果と
して宿主に免疫不全症を引き起こす。これまで、ウイルス特有の酵
素を標的とした抗HIV剤が開発されている。たとえば、核酸系逆
転写酵素阻害剤であるジドブジン、ジダノシン、ラミブジン、アバ
カビルおよびテノフォビルなど;非核酸系逆転写酵素阻害剤である
エファビレンツおよびネビラピンなど;プロテアーゼ阻害剤である
ロピナビル、ホスホアンプレナビル、アタザナビルおよびダルナビ
ルなど;インテグラーセ阻害剤であるラルテグラビル;ならびに侵
入阻害剤であるマラビロックなどが市販されている。 エイズ治療に
おいては、これらの薬剤を併用する多剤併用療法が用いられている。
たとえば、非核酸系逆転写酵素阻害剤1剤および核酸系逆転写酵素
阻害剤2剤の組み合わせ、および、プロテアーゼ阻害剤1剤および
核酸系逆転写酵素阻害剤2剤の組み合わせ、などが推奨されている
(非特許文献1)。しかしながら、HIVは、容易に耐性化する。
一旦、耐性化したウイルスは、同系統の薬剤に対して、感受性が低
下する(非特許文献2)。さらに、併用療法に用いられる薬剤の数
が限られており、必ずしも満足できる効果が得られていない。また、
現在使用されている薬剤の副作用として、たとえば、核酸系逆転写
酵素阻害剤による乳酸アシドーシス、プロテアーゼ阻害剤による脂
質代謝異常および糖尿病などの合併症が報告されている(非特許文
献3、4)。一方、抗ウイルス活性を有するナフチリドンまたはキ
ノロン化合物が知られている。
「式中、R1は、ハロゲン原子、保護されていてもよいアミノ基ま
たは置換されていてもよいC1-6アルキル基を;R2およびR3は
、同一または異なって、C1-2アルキル基を;R4、R5、R6およ
びR7は、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子または保
護されていてもよいアミノ基を;Zは、CHまたはNを;Aは、メ
チレン基または結合手を示す。」で表される複素環化合物またはそ
の塩が、優れた抗HIV活性を有し、抗HIV剤として有用である
ことを見出すことで、複素環化合物またはその塩は、体内動態に優
れ、副作用が少ない、優れた抗HIV活性を有し、抗HIV剤とし
て有用である。
試験例1 抗HIV活性
ジャーナル オブ クリニカル マイクロバイオロジー、2007年、
第45巻、第477~487頁を参考にして行った。ヒトTリンパ球由来HP
B-M(a)にHIV-1 LTRで発現を制御したルシフェラーゼ遺伝子ならび
にCCR5遺伝子等を導入したMaRBLE細胞を用いて、抗HIV活性を評価
した。10%FCS(牛胎児血清)ならびにペニシリン/ストレプトマ
イシン含有RPMI1640にMaRBLE細胞を懸濁し、HIV-1(JRCSF)を感染さ
せた後、96ウエルプレートに播種(1×105細胞/ウエル)した。対
照群として、同数の非感染細胞を播種した。本プレートを37℃、5%
CO2条件下、2時間インキュベーションした後、各ウエルに新鮮培地
または適宜希釈した試験化合物を含む培地を加えた。さらに、37℃、
5%CO2下、7日間培養した後、デュアルグロールシフェラーゼアッセ
イシステム(プロメガ社製)(Dual-Glo Luciferase assay system:
Promega)を用いて、細胞内のルシフェラーゼ活性を測定した。ウイ
ルス増殖率は、以下の式で求めた。
ウイルス増殖率(%)=(A/B)×100
A=(化合物添加ウエルのファイアーフライルシフェラーゼ活性)
-(非感染細胞ファイアーフライルシフェラーゼ活性)
B=(化合物非添加ウエルのファイアーフライルシフェラーゼ活性
)-(非感染細胞ファイアーフライルシフェラーゼ活性)
化合物のIC50は、各濃度のウイルス増殖率をカーブフィッティング
ソフトウェアXLfit 4 の4パラメーターロジステックモデル(parameter
Logistic Model)を用いて算出した。
結果を下表1に示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式
【化1】
「式中、R1は、ハロゲン原子、保護されていてもよいアミノ基ま
たは置換されていてもよいC1-6アルキル基を;R2およびR3は、
同一または異なって、C1-2アルキル基を;R4、R5、R6および
R7は、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子または保護
されていてもよいアミノ基を;Zは、CHまたはNを;Aは、メチ
レン基または結合手を示す。」で表される複素環化合物またはその
塩。
【請求項2】
Aが、結合手である請求項1に記載の複素環化合物またはその塩。
【請求項3】
R2が、メチル基;R3が、メチル基である請求項1または2に記
載の複素環化合物またはその塩。
【請求項4】
R1が、ハロゲン原子、保護されていてもよいアミノ基またはメチ
ル基である請求項1~3のいずれか一項に記載の複素環化合物また
はその塩。
【請求項5】
R1が、メチル基である請求項1~3のいずれか一項に記載の複素
環化合物またはその塩。
【請求項6】
R4が、ハロゲン原子;R5が、水素原子またはハロゲン原子;
R6が、ハロゲン原子;R7が、保護されていてもよいアミノ基で
ある請求項1~5のいずれか一項に記載の複素環化合物またはそ
の塩。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の複素環化合物またはその塩を
含有する抗HIV剤。
❐ WO2017/086098 4-ピリドン化合物またはその塩、それを含む
医薬組成物および剤抗ウイルス膜 富士フイルム株式会社
【概要】
本発明の課題は、抗HBV活性を有する化合物またはその塩、医薬
組成物、抗B型肝炎ウイルス剤、B型肝炎ウイルスのDNAの産生
阻害剤、およびB型肝炎表面抗原産生または分泌阻害剤を提供する
ことである。本発明によれば、一般式[1]
(式中、R1は、置換されてもよいベンゾチアゾリル基を示し(ここ
で、R1のベンゾチアゾリル基の6員環を構成する炭素原子は、ピリ
ドン環の窒素原子と結合する);R2は、置換されてもよいC2-6ア
ルケニル基などを示し;R3は、水素原子などを示す。)で表される
化合物またはその塩が提供される。
❐ WO2018/181883 抗ウイルス膜 富士フイルム株式会社
【概要】
抗ウイルス性に優れる抗ウイルス膜を提供する。上記抗ウイルス膜
は、ケイ素含有化合物を含有し、膜面pHが6以下である。上記抗
ウイルス膜は、更に、抗菌剤微粒子を含有してもよい。上記抗ウイ
ルス膜は、更に、酸性材料を含有してもよい。
この項つづく
● 今夜の一品 上下に揺れて赤ちゃんを楽にあやせるいす
なかなか寝付いてくれない子どもに苦労していませんか?
テレビを見たり会話したりしながら、子どもを抱っこしてあやすこ
とができ、ゆったりと上下に揺れることで寝かしつけられる「LaLa
Coチェア」を開発しました。子育て世帯を応援し、レストラン等に
も普及させるように努めている。