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抗体検査見える化技術

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彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き、雷雨から救っ
たと伝えられる "招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(
戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編成の
こと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクター。愛称「ひこ
にゃん」。 

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13 子 路   し ろ
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「その身を正す能わざれば、人を正すをいかんせん」(13)
「近き者説べば、遠き者来たらん」(16)
「速やかならんと欲すれば、達せず。小利を見れば、大事成らず」(17)
「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」(23)
「剛毅木訥(ごうきぼくとつ)、仁に近し」(27)
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15.定公が孔子にたずねた。「それを信条とすれば国を興隆させる、
そんなことばはあるものだろうか」
孔子はこう答えた。
「ことばは本来そういう機能をもつものではありません。しかし、ご質
問の主旨に近いことばはあります。諺に "われは君たるを楽しまず。た
だ物言いてわれに逆らう者なきを楽しむ" とあります。もし、よいこと
を言ったために逆らわれないのなら申し分はありませんが、万一、わる
いことを言っても君主であるために人民が逆らわないとなれば、この諺
は国を滅亡させることばともなりましょう」

定公問、一言而可以興邦有諸、孔子對曰、言不可以若是、其幾也、人之
言曰、爲君難、爲臣不易、如知爲君之難也、不幾乎一言而興邦乎、曰、
一言而可喪邦有  諸、孔子對曰、言不可以若是、其幾也、人之言曰、予
無樂乎爲君、唯其言而樂莫予違也、如其善而莫之違也、不亦善乎、如不
善而莫之違也、不幾乎一言而喪邦乎。

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【高校生物】細胞27 抗体

【ウイルス共生描論23:抗体検査見える化技術】
新型コロナウイルスに感染したかどうかは、血中の抗体を調べることで
知ることができる。病原体に対する免疫の発達は、通常は1~2週間かか
る段階的なプロセス。抗体検査では、基本的に免疫グロブリンの5種類
のうち「IgM」と「IgG」(まれにIgA)を測定する。IgMは感染初期およ
そ7日目に生成され、IgG は感染からだいたい10日目以降につくられる
抗体である。つまり、IgMがあれば感染初期、IgGがあれば感染後期かす
でに治癒したことがわかる。IgA は、主に喉や気管支、腸の粘膜に存在
している抗体である。しかし、現在の新型コロナウイルスの抗体検査は、
その感度によっては偽陽性(陰性なのに陽性と判定されること)や偽陰
性(陽性なのに陰性と判定されること)が報告されるリスクがあり、そ
れぞれの抗体が生成されるタイミングにも左右される。(新型コロナウ
イルスは体内に長期潜伏する? 免疫を獲得できない人もいる? 抗体検
査から見えた「4つの注目すべきこと」、WIRED.jp、2020.05.05)

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特徴:感染力が非常に強く無症状患者も多い
それによると、新型コロナウイルスの感染が急拡大した原子力空母セオ
ドア・ルーズベルトでは、船員4,845人のうち856人(17.7パーセント)
が新型コロナウイルスに感染。興味深いことに、陽性患者のうち約50パ
ーセントは、まったく症状のない無症状患者だという。米海軍と米疾病
管理予防センタ(CDC)によると、COVID-19患者の約25 パーセントは無
症状だとされています。乗組員たちがすべての年齢層において一般の人
々より若く健康であることを考えると、無症状患者は50パーセントかそ
れ以上が適切と海軍医学外科局広報担当が説明。また、米国の4つの刑
務所では、受刑者4,693人のうち3,277人が陽性反応を示し、なんと96パ
ーセントが無症状。また、「Nature Medicine」の論文は、COVID-19の
症状が出る1~2日前が最も感染力が強かった。さらに、ベトナムでの研
で、無症状患者2人が合わせて最大4人に感染させていたことを確認し
ており、これらの無症状患者、“健康”に見えても、感染力のある人々
は、無自覚に世界中のコミュニティでウイルスを拡散させている可能性
がある。

特徴:カリフォルニア州ロサンジェルス郡
加州南部のロサンジェルス郡でも、成人863人を対象とした第一ラウンド
の抗体検査結果(IgMとIgG)が、南カルフォルニア大学の4月20日報告
では、成人人口の約4.1パーセントが抗体をもち、同郡の成人人口の2.8
パーセントから5.6パーセントがすでに感染し、約22.1万人から44.2万
人が抗体をもっている計算になり。4月上旬までに報告されていた新型
コロナウイルスの陽性患者数の28倍から55倍にあたる。

特徴:ニューヨーク州
ニューヨーク州は、19の郡のスーパーマーケットの買い物客から無作為
被験者の抗体検査中間報告(4月27日)、抗体検査の最初の7,500人の住
民の約14.9パーセントがすでに抗体をもっていた。約19,000人の犠牲者
を出しているニューヨーク市だけをみると、実に4人に1人、約24.7パー
セントもの人々が抗体検査で陽性だった。これを州全体の総人口に当て
はめると、約300万人がすでに感染していたことになる。ニューヨーク市
だけで見ると、約210万人もの感染者がいた計算になる。ニューヨーク
州におけるCOVID-19の死亡率は約0.6パーセントになる。これは米国に
おける致死率5.8パーセント(ジョンズ・ホプキンス大学調べ)をはる
かに下回る数字となる。

特徴:COVID-19の実際の致死率と感染者数は
この数字は抗体検査の精度が疑問視される上での初期的な結果だが、ジ
ョンズ・ホプキンス大学などが公表している感染者数は実際のほんの一
部であり、大部分の感染者は軽度か無症状でやり過ごしたことを示して
いる。COVID-19の実際の致死率はドイツのガンゲルトで0.32パーセント、
カリフォルニア州ロサンジェルス郡で0.2パーセントほど、ニューヨー
ク州では約0.6パーセントほどだったと推定。だが、COVID-19にかかっ
たことを証明されたとしても、新型コロナウイルスに対して免疫ができ
たことにはならず、「抗体がある=免疫獲得」ではなく「中和抗体」と
呼ばれるSARS-CoV-2に特化した抗体として(その量を)みる必要がある。

特徴:新型コロナウイルスの免疫を獲得できない人もいる
中和抗体とは、特定の病原体に感染後、それに対抗すべく生成される限
定的な獲得免疫のこと、その毒性や感染力を減衰または消失させてくれ
る。新型コロナウイルスに対抗する中和抗体は、体内に侵入したウイル
スの表面にあるスパイクたんぱく質に結合し、細胞への感染を妨げる。
この点で、感染したかどうかを確かめる抗体検査の趣旨とは、また別の
ものである。上海の復旦大学の研究によると、新型コロナウイルスに対
する中和抗体(NAbs)の有無を調べるため、上海の病院で回復したCOVID
-19の軽症患者175人から血液サンプルを採取した。重症患者を除いたの
は、多くの場合で治療のために輸血が必要。研究チームは患者の抗体を、
高齢(60~85歳)、中年(40~59歳)、若者(15~39歳)の3つのカテ
ゴリーに分けて分析。その結果、多くの患者は発症から10~15日後に中
和抗体の量がピークを迎え、退院から2週間後も安定していた。抗体の
量は年齢に関連しており、高齢者グループは若者グループの3倍以上で
あった。また、中年・高齢者グループは自然免疫の活性を示すリンパ球
の値が低く、炎症の度合いを示すC反応性タンパク質(CRP)の値が若者
グループよりも高い。年齢が高くなるにつれ、より高いレベルの中和抗
体が治癒に必要ではないかと推測される。
味深いことに、約30パーセントの患者からは非常に低いレべルの中和抗
体しか検出されていない。10人にいたっては、検出可能な最低レベルを
下回っていた。検出するうえで十分な量の抗体を獲得しなかった10人の
患者について、「T細胞やサイトカインを含むほかの免疫反応が回復に
寄与している可能性がある(査読前論文で説明)。
つまり、白血球やリンパ球などの自然免疫が、十分な抗体ができる前に
ウイルスを撃退した可能性である。1度目の感染で十分な抗体ができな
い----これは何を意味しているのだろうか。再感染が起きる可能性があ
る。

特徴:新型コロナウイルスは体内に長期潜伏するか
一般的に、特定の病原体を撃退するための抗体を一度でも獲得すると、
再びその病原体に感染することはない。だが、抗体のなかには時間の経
過とともに弱くなるものもある。また、風邪や季節性インフルエンザの
ように突然変異するウイルスでは、ある型に対しての抗体を獲得しても、
ほかの型に予防効果は期待できない。新型コロナウイルスは、ほかの4
種類の風邪のコロナウイルスのように免疫の有効期間が短いのか、それ
とも重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)のよう
に数年続くのかいまだにわからない。数種のコロナウイルスと、それら
に対応する抗体をみた過去の研究では、基本的に重い症状を経験した患
者ほど、抗体が持続する期間が長いことを示唆する。中国の温州市第六
人民医院は、COVID-19で入院した33人の患者のデータを8週間とり続け、
新型コロナウイルスのRNA、IgMおよびIgG、そして中和抗体が分析され
る。未査読論文によると、COVID-19の感染初期に咽頭スワブとたんから
高いウイルス量を検出。新型コロナウイルスのRNAが検出不可能になっ
た中央値は、咽頭スワブで18.5日、たんで22日、便で17日という。興味
深いことに、退院後2週間以内に、たんの中のウイルスRNAの検出可能な
再発を認めた患者は、33人のうち3人いた。そのうち1人は検出可能なウ
イルスRNAが59日以上も持続された。これは少数の患者の体内において、
ウイルスが長期潜伏する可能性を示す。SARS-CoV-2におけるIgMとIgGの
産生のタイミングも、ほかのウイルスとは異なることが確認されている。
ほかの種類のウイルスではIgMが感染初期につくられ、そのあとにIgG抗
体が生成される。このため感染からどの程度の期間が経っているのか大
まかに推測できる。ところがSARS-CoV-2の場合、75パーセントの患者に
おいてIgMとIgGがほぼ同時期に生成されたことが確認され、IgMが始終陰
性だった患者も10パーセントいた。このことから、IgMのみを抗体検査
に使用しては正確な結果を得られない可能性を指摘している。この調査
では、数人の患者において新型コロナウイルスのRNAが抗体と50日以上
も共生していた。保護抗体の重要な役割のひとつはウイルスを撃退する
こと。この知見からは、新型コロナウイルスに対する抗体の保護効果に
ついて疑問が残る。


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