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Channel: 極東極楽 ごくとうごくらく
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正しく、賢く恐れる

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彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から
救ったと伝えられる "招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言え
る赤備え(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗り
にした部隊編成のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキ
ャラクター。愛称「ひこにゃん」

    
                                     
14 憲 問 けんもん
-----------------------------------------------------------
「士にして居を懐(お)うは、もって士となすに足らず」(3)
「貧にして怨むことなきは難く、富みて馴ることなきは易し」(11)
「古の学者はおのれのためにし、今の学者は人のためにす」(25)
「君子は、その言のその行ないに過ぐるを恥ず」(29)
「人のおのれを知らざるを患えず。おのれの能無きを患う」(32)
-----------------------------------------------------------
43 為政者が礼の慣習を尊重すれば、人民はよろこんで公役に
従事するだろう。(孔子)  

子曰、上好禮、則民易使也。
Confucius said, "If the government officials value the cou-
rtesy, the people become obedient to rule easily."

   

❐ ポストエネルギー革命序論 225:アフターコロナ時代㉟
♘ 現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散の時代」


松の実、唐辛子添え紫の発芽ブロッコリーペンネパスタ
⛨ 男の更年期障害を考える
朝方の症状が悪く、起き上がりの早い彼女との会話がちぐはぐに
となり共にストレスを抱えてしまう。特に睡眠時間が不規則にな
っているわたしは鬱症状と低血圧気味になっているので、五月蠅
くてかなわないのだが、これはもしかして、男の更年期障害(Me-
nopause, postmenopausal syndrome、PMS)ではないか?こ
れが災いしているのではと考えはじめネットサーフする。

曰く、性腺ホルモンの低下に起因する症候群、主に女性での症候
群を意味する。女性の場合、卵巣機能の低下によるエストロゲン
欠乏、エストラジオールの欠乏に基づくホルモンバランスの崩れ
により起こる症候群であり、男性でも加齢により男性ホルモンの
一種であるテストステロンの急激な減少が起こることがあり、更
年期障害が発生する。男性の場合はLOH症候群と呼び、テストステ
ロンは精巣(睾丸)と副腎においてコレステロールより産生され
加齢に伴いテストステロンは低下(ただしテストステロン量は個
人差が大きい)。テストステロンの低下によって起こる精神、身
体、性機能症状をLOH症候群と呼ぶ。テストステロンが減少すると
(=LOH症候群)、精神症状として、健康感の減少、不安、いら
いら、うつ、不眠、集中力の低下、記憶力の低下、認知機能の低
下、性欲の減少、身体症状として、筋力低下・筋肉痛、骨粗鬆症、
疲労感、ほてり・発汗、頭痛、めまい・耳鳴り、性機能低下、頻
尿、朝立ちの消失などが出現する。またテストステロンが低くな
ると、高血圧、糖尿病、がん、心血管疾患、うつ病の罹患率・死
亡率が高くなる。血液検査としては、インスリン抵抗性の悪化、
LDLコレステロールの上昇とHDLコレステロールの低下がみられる。
LOH症候群は最もありふれた男性の病気で、日本では600万人が罹
患しているといわれています。問題はLOH症候群がほとんど治療
されていないという。

なんだ、加齢要因は抵抗力低下に繋がり寿命が伸びず、活力が失
われる主要因ではないのかと思ったほどだ。

つまり、高齢者でテストステロンが高いと健康長寿につながるこ
とが報告されていて、それではテストステロンを増やすには----
有酸素運動は血中テストステロンを上昇させる。たとえば高齢男
性の3ヶ月間の運動教室参加により遊離テストステロンは有意に
上昇する。なお筋トレによりテストステロンが一過性に増加する
が、きつい運動よりも軽めの運動の方がテストステロン上昇率が
高いことが証明されている(ほどほどが良い)。また、睡眠不足
によりテストステロンが低下。たとえば7時間睡眠に比べ 4.5時
間睡眠は有意にテストステロンが低下する。毛髪の亜鉛濃度が高
い男性はテストステロンが高値であり、亜鉛の摂取がテストステ
ロン維持に重要であると言う。

曰く、食事ではタマネギエキスやニンニク摂取によりテストステ
ロンの上昇が認められています。またヤマイモやトロロ、ブロッ
コリー、アボガド、人参も有効である。また、低下原因には 飲
酒によりテストステロンは低下し、ビールの摂取はノンアルコー
ルビールに比べテストステロンが有意に低下する。これに対し、
漢方では、柴胡加竜骨牡蛎湯がLOH症状を改善することや、補中
益気湯が遊離テストステロンを上昇させることも報告されている。
つまり,LOH症候群の予防と集学的治療として、①有酸素運動+筋
トレ、②十分な睡眠、徹夜はしない、③ニンニク、玉ねぎ+豚肉
(ビタミンB1)、④禁酒、休肝日、⑤原因となりうる薬剤(ドグ
マチール、スタチンのうち脂溶性のもの)の中止、⑥サプリメン
ト(亜鉛など)、⑦漢方薬、⑧テストステロン補充、などである。

臨床例として、認知症とうつ病で60代男性の遊離
値を測定し 6.3pg/ml(正常値は11.8pg/ml以上)と低値。治療と
してテストステロン製剤の注射を数回行ったところ、快活になり
行動量も増えたが残念ながら認知症の改善までには至らなかった
。認知症が進行する前であればもう少し認知機能の改善も期待で
きたのではと考えられている(香川県高松市の内科 大饗内科消
化器科医院 心療内科 2013-03-23 16:37:00)。

⚡ 魔法のホルモン テストステロン
70代になっても、30代の平均値に匹敵するテストステロン値を維
持している男性も多く。20代から40代でテストステロンが低い場
合は、2型糖尿病、メタボリック症候群のリスクが増大すが、2015
年米国食品医薬品局(FDA)は、テストステロンの安全性や効能は、
ともに老化によるテストステロンの低下に関係が無いと。また、
テストステロンを含む薬などには心臓発作を起こす危険性が高ま
る可能性があることを警告している。そのほかに心理的には闘争
本能や孤独願望(1人でいたい、干渉されたくない欲求)を高め
る作用をもたらすとされる(via:Wikipedia)。


⧉ ステロイド生合成経路
そこで、ブロッコリーに注目!(以前からも増してという言う意
味で)ブロッコリーはビタミンやミネラルを豊富に含んでいる緑
黄色野菜で、特にビタミンC----ビタミンCは抗酸化力が強く、
活性酸素から細胞を守り、アンチエイジングなどに効果----はレ
モンの2.5倍もの量が含まれる。β-カロテンはビタミンAに変換
され、ビタミンAは皮膚や粘膜を丈夫に保ってくれる働きがある。
これにより、美肌効果や眼病予防効果、免疫力アップ効果やアン
チエイジング等が期待できる。スルフォラファンとは、ファイト
ケミカル(植物に含まれる天然の化学成分)の一種。これがブロ
ッコリーには豊富に含まれている。スルフォラファンの働きは、
解毒作用や抗酸化作用、ピロリ菌の殺菌効果、美肌・美白効果な
ど。解毒作用により肝臓の機能を高めてくれたり、抗酸化作用で
生活習慣病予防になったりと、凄い働きをする。ブロッコリーに
も豊富に含まれるスルフォラファンですが、ブロッコリースプラ
ウトには、ブロッコリーの20~50倍と更に豊富に含まれている。
ブロッコリーにはインドールー3ーカルビノール(I3C)と、そ
の関連物質であるジインドリルメタンという物質が豊富に含まれ
どちらも、ブロッコリーなどのアブラナ科に含まれるファイトケ
ミカルで、女性ホルモンであるエストロゲンのマイナス効果を抑
制するという。このエストロゲンのマイナス作用を、エストロゲ
ンを肝臓で弱い形に変換することで抑制する。さらに、エストロ
ゲンを抑制することで、テストステロンの筋肉を作る働きが強め
られ、テストステロンからの変換物質であるジヒドロテストステ
ロンの生成過剰によるマイナス作用をおさえ、体内のテストステ
ロン量を上げ、前立腺肥大や薄毛を抑制してくれるという。
✅ 関連特許技術
特開2020-094002「皮膚外用剤」によると、グリセリルグルコシ
ドは、高い保湿効果を有することが知られている。メリロート抽
出物及びテンチャ抽出物が皮膚外用剤に配合し得ることが知られ
ている。ブロッコリーから海洋深層水を用いて得た抽出物が優れ
た美肌効果を有することが知られている(特許文献3)。ノグル
ミ抽出物を有効成分として配合される皮膚外用剤が肌荒れ改善効
果や肌のハリ改善効果を有することが知られているがあるが、下
記(A)及び(B)を含有する皮膚外用剤(A)グリセリルグル
コシド(B)マメ科シナガワハギ属(Melilotus Mill.)の植物、
テンチャ、ブロッコリー及びクルミ科ノグルミ属(Platycarya
Sieb. et Zucc.)の植物から選択される1種又は2種以上の抽出
物し、グリセリルグルコシドと、特定の植物抽出物を併用するこ
とにより、保湿効果が相乗的に向上する皮膚外用剤を提供してい
る。

また特開2019-017315「植物発酵ペーストの製造方法および植物
発酵ペースト、ならびに抗酸化組成物および肌質改善用組成物

は、植物原材料から抽出したエキスを含む健康食品の需要は、消
費者による健康志向の高まりを受け増大る傾向にあり。これに伴
い、植物原材料から抽出したエキスを含む健康食品について、そ
の機能性を改善することに着眼した技術が数多く報告されている
が、人間の体内で生成した活性酸素種による酸化ストレスが、人
体の機能に異変を生じさせる諸要因の1つとなっていることにつ
いて、これまでに種々の報告がある。例えば、抗酸化成分を含む
食材を摂取することとで、活性酸素種による酸化ストレスが人体
の機能に及ぼす影響を軽減させることができると言う。酸化スト
レスとは、生体内において活性酸素による酸化反応とそれに対抗
する抗酸化能のバランスが崩れ、活性酸素過多の状態に傾くこと
を指す。過剰な活性酸素は脂質酸化やDNA損傷、ミトコンドリ
ア機能障害を引き起こす。紫外線は活性酸素を発生させる要因の
一つであり、皮膚は紫外線をもっとも多く受ける組織である。活
性酸素は皮膚の老化に関与し、これまでにヒト皮膚線維芽細胞や
表皮細胞を用いた実験で活性酸素が皮膚に及ぼす影響が確認され
ている。活性酸素による皮膚の老化現象に関する研究では、過酸
化水素や紫外線、リポポリサッカライドなどによる刺激方法が利
用されている。肌にみられる老化はシワやシミ等が挙げられ、皮
膚組織の真皮にあるコラーゲンの分解が活性酸素によって促進さ
れると、真皮の構造が脆弱になり、皮膚表面にシワが現れる。ま
た、シミはメラニン色素の沈着が原因であり、紫外線や活性酸素
により、メラニン色素が発生すると、通常の場合は肌の新陳代謝
(ターンオーバー)によりメラニン色素が体外に排出されるが、
肌のターンオーバーは加齢の影響を受けやすく、活性酸素によっ
て発生した肌の色素沈着の排出が遅れるため、肌にシミとして残
る。疲労については、酸化ストレスが原因の一つと考えられてお
り、疲労は酸化ストレスにより助長される。これまでの先行研究
から、皮膚細胞における酸化ストレスや老化現象は抗酸化物質を
用いることで、改善または進行を遅らせることができると明らか
になっている。そのため、活性酸素除去能の高い食品の摂取は皮
膚改善効果および抗老化作用、疲労回復効果が期待されているが、
従来の健康食品の植物エキスは、各種植物原材料に由来する食物
酵素をバランスよく含有させる観点にて調製したものがほとんど
で、従来の健康食品中に含まれている植物エキスは、抗酸化作用
という観点において改善の余地があることを見出した。また、従
来の植物エキス抽出方法は、各種植物原材料に由来する抗酸化成
分をバランスよく十分に抽出するという観点で具体的なものは無
かった。本件は抗酸化作用を改善し、従来の健康食品が粉末状で
あるが故に摂取する際に水を必要とするため、非加熱状態の植物
原材料を、糖と共に第一の容器内に導入し、植物エキスを抽出す
る工程と、前記植物エキスを第一の発酵温度で発酵させて第一の
植物発酵液を調製する工程と、前記第一の植物発酵液を第二の発
酵温度で発酵させて第二の植物発酵液を調製する工程と、前記第
二の植物発酵液中の水分含有量を低減させる水分蒸発工程と、を
この順で含み、前記植物原材料が、にんにく、たまねぎ、茶葉、
トマト、メロン及びグレープフルーツより選択される少なくとも
4種以上と、ブロッコリー、ジャガイモ、キャベツ、ショウガ、
カリフラワー等より選択される少なくとも3種以上と、バナナ、
レンコン、しどけ、ホウレンソウ、ニンジン等より選択される少
なくとも3種以上と、を含む、植物発酵ペーストの製造方法を提
供することで、摂取しやすいペースト状の形態に加工し、かつ抗
酸化力の高い植物原材料に由来する発酵エキスをバランス良く含
む植物発酵食品に係る技術を提供する。



また、特開2019-156743「FABP5産生抑制用組成物」では 脂
肪酸結合タンパク質(Fatty acid-binding-protein:FABP)と呼
ばれるファミリータンパク質が注目を集めている。特に精神疾患
と多価不飽和脂肪酸をつなぐ「分子」としての機能が分かってき
た。FABPは、14~15kDaの低分子量タンパク質で、主に細
胞質に存在し、脂肪酸の取り込みや輸送、核内受容体と複合体を
形成して他の遺伝子の発現調節に関わると言われる(非特許文献1
)。ピエキス及びまたはキッピエキスやブロッコリー抽出物に含
まれるノビレチン、ナリンギン、スルフォラファン、ホモオリエ
ンチン、ジャスモン酸メチルから選択される1以上の物質を有効
成分として含むFABP5産生抑制用組成物。哺乳類では9種類
のFABPが知られており、一般には脂肪酸の代謝活性が高い組織、
心筋、骨格筋、腸、肝臓、脂肪細胞などにFABPが豊富に存在する。
FABPは最初に単離された組織あるいは細胞の名称を冠して、心臓
型(H-)、脳型(B-)、肝臓型(L-)、腸型(I-)など
と命名されているが、各FABPは多様な組織や細胞に発現すること
から 最近はFABP3、FABP5、FABP7など番号で示されている。天然
物由来の化合物ライブラリーを探索源としてFABP5産生を抑
制する化合物を探索し、FABP5産生抑制活性を有する化合物
を見いだす。また植物抽出物についても同様の探索を行い、複数
の植物抽出物であって、特定の化合物を含有する抽出物に、強い
FABP5産生抑制作用が存在することを発見、チンピエキス及
びまたはキッピエキスやブロッコリー抽出物に含まれるノビレチ
ンナリンギン、スルフォラファン、ホモオリエンチン、ジャスモ
ン酸メチルから選択される1以上の物質を有効成分として含むF
ABP5産生抑制用組成物を用いて粥状動脈硬化や糖尿病を発症
させたりバリア機能低下や炎症など肌状態を悪化させたりする脂
肪酸結合タンパク質(FABP)5産生抑制作用を有する組成物
を提供する。
また 特開2013-043873「眼調節機能低下予防又は改善剤」によれ
ば、パソコン、インターネット、携帯メール等の普及に伴い、画
像表示端末(Visual displayterminal:VDT)作業を行う時間
が増えるとともに、目の疲れやそれに伴う全身的な疲労(眼精疲
労)が問題となっている。実際、約12000の民営事業所を対
象として厚生労働省が行った「平成15年技術革新と労働に関す
る実態調査」において、仕事でのVDT作業で身体的な疲労を自
覚している労働者の 91.6% が「目の疲れ・痛みがある」と回答
したと報告されている(非特許文献1)。また、老視、白内障、
緑内障、加齢性黄斑変性を始めとした加齢に伴う視機能低下や、
糖尿病網膜症等の疾病に伴う視機能低下は、QOL(Quality of
Life)を低下させる原因となることから、それらについても予防・
改善が必要とされる。とりわけ、高齢化社会においては、加齢に
伴う視機能低下は深刻な問題となるものと考えられているという。
これまでにも、疲れ目、加齢・疾病に伴う視機能低下を改善する
試みがなされ、アントシアニン(特許文献1)、アスタキサンチ
ン(特許文献2)、菊花(特許文献3)、クロセチン(特許文献
4)等が視機能改善作用を有することが明らかとされてきたが、
これらの成分については、その作用メカニズムも詳細には明らか
になってはおらず、視機能低下予防・改善作用についても十分満
足できるものとは言い難い。また、疲れ目、及び加齢・疾病に伴
う視機能低下の主な原因の一つとして眼調節機能低下が挙げられ
る。眼調節機能とは、毛様体筋の収縮、弛緩等により水晶体の厚
みを変化させ網膜にピント調節する機能であるが、毛様体筋の過
度の緊張は眼調節機能低下を引き起こす原因の一つで、ブルーベ
リーやカシスに含まれるアントシアニンについて知られている視
機能低下予防・改善作用には、毛様体筋の緊張抑制が寄与してい
ると考えられている(非特許文献2)。水晶体を構成する蛋白質
の変性も、眼調節機能低下、とりわけ加齢に伴う眼調節機能低下
の原因となると考えられており、水晶体蛋白質の変性を指標とし
た評価において、ジンジャーやシナモン等の食品素材が水晶体蛋
白質の変性抑制作用を有することが示されている(非特許文献3)
。水晶体は、透明な弾力のある組織で凸レンズとして外界からの
光を集めることにより、外界からの視覚刺激を網膜に受取る役割
を担っている。水晶体の弾力性及び透明性は、水晶体を構成する
蛋白質の性質に依存しており、可視光の内波長の短い青色光や紫
外線による活性酸素の発生を発端とする水晶体蛋白質の酸化変性
は、加齢による弾力性や透明性の低下を引き起こすため、調節機
能低下;老視、白内障を始めとする加齢に伴う視機能の低下;疲
れ目;白内障、糖尿病網膜症等疾病に伴う視機能の低下の予防・
改善の良い手段となると考えられる。

この様に、水晶体蛋白質の変性抑制は、眼調節機能低下の予防・
改善、延いては視機能低下の予防・改善に重要であると考えられ
るが、このような機能を有した視機能低下予防・改善のための食
品素材はこれまでに全く知られていない。
 一方、ブロッコリー(Brassica oleracea var.italica, アブラ
ナ科アブラナ属)は地中海沿岸を原産とする食用植物で主として
蕾状態の花序や茎が食用とされる。また、ブロッコリーの発芽し
たての子葉と胚軸は、ブロッコリースプラウトとして利用される。
ハムスタを用いた研究において、ブロッコリースプラウト抽出物
の摂取は食餌依存性高コレステロール血症の抑制に有効であるこ
とが報告されている(非特許文献4)。
ダイズ(Glycine max、マメ科ダイズ属)は 東アジアを原産とす
る一年草で、世界で広く食用として栽培される。ダイズ種子は蛋
白質や脂肪、鉄分やカルシウムなどのミネラルを多く含む栄養価
に富んだ食物として利用される。また、未成熟のダイズは一般に
エダマメ(枝豆)として鞘ごと茹でて食用に用いるほか、ダイズ
種子を暗所で発芽させモヤシ、煎って粉にしてキナコ、納豆菌で
発酵させ納豆とするなど様々な形に加工されて用いられる。さら
に大豆に含まれるゲニステインやダイゼインなどのイソフラボン
は、女性ホルモン作用を有し、骨粗鬆症や更年期障害に対する有
効性であることが報告されている(非特許文献5、6)。ネギ(
Allium fistulosum、ネギ科ネギ属)は、中国西部・ 中央アジア
を原産地とする植物で、日本では広く食用として栽培される。

古くから鍋物や薬味に欠かせない食材のひとつとして利用される
ほか、薬効成分が含まれている植物としても用いられる。また、
ネギに含まれるtypheramideやalfrutamideにはシクロオキシゲナ
ーゼやリポキシゲナーゼといった炎症関連酵素活性を抑制する作
用が報告されているほか(非特許文献7)、マウスを用いた研究
においてネギ抽出物が食餌依存性肥満を抑制することが報告され
ている(非特許文献8)。
ニラ(Allium tuberosum、ネギ科ネギ属)は、中国西部を原産地
とする植物で、日本では高知県や栃木県を始め広く食用として栽
培される。和食において薬味やおひたし等に用いる他、中華料理
において炒め物や餃子等に用いられる。また、ニラに含まれる独
特の刺激臭や辛味の成分diallyl sulfide(allicinとも呼ばれる)
には、ビタミンB1の吸収促進作用、免疫機能、疲労回復作用な
どがあるとされる。さらにヒト前立腺がん細胞を用いた研究にお
いて、ニラに含まれるThiosulfinatesが、がん細胞のアポトーシ
スを誘導することが報告されていることから抗癌作用が示唆され
る(非特許文献9)。リンゴ(Malus pumila、バラ科リンゴ属)
は、カザフスタン南部、キルギスタン、タジキスタン、中国の新
疆ウイグル自治区など中央アジアの山岳地帯、カフカスから西ア
ジアにかけての寒冷地を原産とする落葉高木である。植物学では
セイヨウリンゴと呼ばれ、その果実は食用とされる。リンゴは食
物繊維やビタミンC、ミネラル、カリウムが豊富であることから、
栄養価が高い果実として食されてきた。また、ラットを用いた研
究において、リンゴに含まれるリンゴポリフェノールには脂肪の
蓄積を抑制する効果が報告されている(非特許文献10)。
ニンジン(Daucus carota L., セリ科ニンジン属)は、中央アジ
アのアフガニスタンを原産地とする一年草である。肥大する橙色
の根を、野菜として食用にされる。マウスを用いた研究において
ニンジン摂取は血中トリグリセリドやコレステロール低減作用、
抗酸化作用が報告されている(非特許文献11)。しかしながら
これまでブロッコリー、ダイズ、ネギ、ニラ、リンゴ、及びニン
ジンの水晶体蛋白質変性抑制作用については全く知られていない。
すなわち本発明は、下記1)〜3)に係るものである。
1)ブロッコリー、ダイズ、ネギ、ニラ、リンゴ、及びニンジン
から選ばれる1種以上の植物又はその抽出物を有効成分とする水
晶体蛋白変性抑制剤。
2)ブロッコリー、ダイズ、ネギ、ニラ、リンゴ、及びニンジン
から選ばれる1種以上の植物又はその抽出物を有効成分とする眼
調節機能低下予防及び/又は改善剤。
3)ブロッコリー、ダイズ、ネギ、ニラ、リンゴ、及びニンジン
から選ばれる1種以上の植物又はその抽出物を有効成分とする視
機能低下予防及び/又は改善剤。
本発明の水晶体変性抑制剤、眼調節機能低下予防及び/又は改善
剤は、優れた水晶体変性抑制作用を有し、かつ食経験のある安全
性も高いものであるため、視機能低下を予防及び/又は改善する
ための食品、医薬品等として有効である。
さて、少し観点を変えて、ブロッコリースプラウトの加工及び成
分抽出や栽培的側面から新規技術をの動向を俯瞰してみよう。

特開2008-303154「体脂肪蓄積抑制剤」では、図1Aのごとく、体
脂肪蓄積抑制剤は、ブロッコリースプラウトまたはそのエキスを
含む。ブロッコリースプラウトは、発芽後3日目に収穫されたも
のであることが好ましい。また上記体脂肪蓄積抑制剤を配合した、
体脂肪蓄積抑制用飲食品。上記体脂肪蓄積抑制剤によれば、特に
内蔵脂肪の蓄積が阻止される。ブロッコリースプラウトは、天然
由来の食用植物であるため、毎日多量に摂取しても、副作用など
の心配がなく、きわめて安全な植物由来の体脂肪蓄積抑制剤を提
供する。
また、特開2016-003225「ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害剤
によれば、  DPP-4は、ポリペプチドおよびタンパク質のア
ミノ末端(N-末端)から、X-ProまたはX-Alaジペプ
チド(Xは任意のアミノ酸残基である)を除去するセリンアミノ
ジペプチダーゼであり、極めて広範囲に及ぶ動物組織(例えば腸、
肝臓、肺、腎臓および胎盤)の上皮および内皮細胞上で発現され、
また体液中にも見出されている。DPP-4はまた、循環されて
いるTリンパ球細胞上でも発現されており、細胞表面抗原CD-
26と同義であることが示されている。DPP-4は、後述する
ように多くの疾患状態に関連していることが報告されている。D
PP-4がグルカゴン様ペプチド(以下、「GLP-1」という)
の代謝に働いていることが明らかにされた。GLP-1は小腸内
のプログルカゴンの翻訳後の処理により誘導される、29アミノ
酸を持つペプチドである。GLP-1は、インスリン分泌の促進、
グルカゴン分泌の阻害、摂食抑制作用、満腹感の増進、および胃
排泄速度の低下などの多くの作用を生体内で有する。DPP-4
は、GLP-1のアミノ末端のジペプチドを加水分解することに
よって不活化する。そのためGLP-1の生体内での半減期は数
分ほどであることが明らかにされている。また、その不活化体が
GLP-1受容体のアンタゴニストとして作用することが知られ
ている。従って、DPP-4を阻害することは、GLP-1の作
用を高め、インスリン分泌を促進して糖代謝を改善し、ひいては、
高血糖症、糖尿病(2型糖尿病など)、糖尿病関連疾患(例えば、
肥満、高脂血症、高コレステロール血症、脂質代謝異常、高血圧
症、脂肪肝、メタボリックシンドローム、浮腫、心不全、狭心症、
心筋梗塞、動脈硬化症、高尿酸血症、痛風)、糖尿病合併症(例
えば、網膜症、腎症、神経障害、白内障、足壊疽、感染症、ケト
ーシス)、およびインスリン抵抗性等の治療および予防に有用で
あると期待されている。実際、DPP-4欠損ラットでは、対照
動物と比較して有意な血中GLP-1の増加や良好な耐糖能が認
められ、さらに高脂肪食付加による肥満およびインスリン抵抗性
の進展抑制が認められている(非特許文献1、同2)。
加えて、DPP-4阻害活性を有する物質を糖尿病自然発症モデ
ルラットに投与することによりインスリン感受性の改善や血糖値
の低下が認められている(非特許文献3)。また、DPP-4は、
神経ペプチドであるニューロペプチドYの代謝、免疫担当細胞で
あるT細胞の活性化、癌細胞の内皮への接着、HIVウィルスの
リンパ球への進入に関与していることが知られている(非特許文
献4)。従って、DPP-4を阻害することは、これらに関連す
る免疫疾患等の治療および予防にも有用であると考えられる。加
えて、良性の前立腺肥大、乾癬、慢性関節リウマチ、および偏平
苔癬患者の皮膚の繊維芽細胞においてDPP-4の高発現が見出
されており、DPP-4の阻害は、良性の前立腺肥大をはじめと
するこれらの疾患の治療および予防にも有用であると考えられる。 
天然物由来では、チーズの水溶性画分や、パプリカ、ローズレッ
ドペタル、キャッツクローの有機溶媒または有機溶媒水溶液によ
る抽出物がDPP-4阻害活性を有することが知られている(特
許文献1、同2)。ローズ、ユーカリ、クローブ、ビート、チャ
ーガ、カリン、クコシ、クマザサ、ケツメイシ、高麗人参、サン
ザシ、月桃葉、甜茶、杜仲茶、マタタビ、松かさ、紫玄米、イン
ディアンデーツ、菊花、スターフルーツ葉、タイソウ、ツルレン
ゲ、トゲナシ、ボダイジュ、酵母ペプチド、ブロッコリースプラ
ウト、青花椒、乃磬、ヒバマタ、イチョウ葉、エレウテロコック、
カミツレ、黒にんにく、ドクダミ、ノブドウ、ハス胚芽、ヒハツ、
紅麹、メグスリノキ、ヤーコン葉、ヨモギ、ラカンカ、レイシ、
レモンバーム、黒酢、アカショウマ、ツバキ種子、橄欖、黒茶、
およびトウチからなる群から選ばれる、1種または2種以上の熱
水抽出物を活性成分として含んでなるDPP-4阻害剤を提供す
る。



特開2014-80379「スプラウト生産に用いる種子の消毒方法」では、
栄養面や機能性食品として価値が認められアブラナ科野菜や各種
マメ類のスプラウト等も食材として利用されるようになっている。
また、ブロッコリースプラウト等の一部のスプラウトには抗癌作
用を有する成分(スルフォラファン、グルコラファニン等)を多
く含む点でも有用性が認められており、高機能性食品としても注
目を集めている。
・微生物汚染の問題
ところが、現在の我が国における食品衛生法では、スプラウト生
産に関する規格基準等は特に存在しない。そのため、スプラウト
生産の現場では、頻度は高くないものの微生物汚染に起因する食
中毒が発生している。このスプラウト中に存在する微生物類は、
主に出荷された‘種子’に付着して混入し、スプラウト生産にお
いて繁殖したものである。このような微生物は、生産物の品質や
日持ちに影響を及ぼすのみならず、時として食中毒の原因菌にな
ることが懸念されている。例えば、腸管出血性大腸菌(O157:H7)
は、かいわれ大根の子葉表面で増殖し、導管を中心とした維管束
に存在しうることが報告されている(非特許文献1 参照)。
・次亜塩素酸ナトリウム処理
現在のスプラウト生産における消毒工程では膨潤後の種子に対し
て次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用いて消毒が行うことが一般的
である。しかし消毒に用いることができる次亜塩素酸ナトリウム
の濃度は、食品に用いるものであることからあまり高濃度のもの
を使用することができない。そのため生産されたかいわれ大根に
付着している生菌数は一般的に生鮮野菜類の中でも高い。かいわ
れ大根の生鮮重量1gあたり、約106~108cfu/gもの雑菌が存在する
ことが報告されている(非特許文献2 参照)。そこでスプラウト
生産の現場では食品安全上の問題がないと同時に消毒効果が著し
く高い種子の消毒方法の開発が求められている。本発明者らは鋭
意研究を重ねた結果、スプラウト生産に用いる種子に対して次亜
塩素酸ナトリウム処理を行った後に、リゾチーム処理を行う順番
にて種子消毒を行うことによって、それぞれの処理を単独で行っ
た場合では、想到しえない相乗的な消毒効果が発揮されることを
見出す。なお、当該消毒方法に用いる試薬等は、食品生産で認め
られる程度の次亜塩素酸ナトリウムとリゾチームであるため、食
品安全性にも問題はないものと認められた。さらに、本発明者ら
は、当該消毒方法は、種子の発芽率を低下させるおそれがないこ
とを見出した。また、本発明者は、当該種子を用いて育苗して得
たスプラウト生産物は、スプラウト可食部に付着している生菌数
が、著しく低減されたものとなることを見出している。
・〔請求項1〕に係る本発明は、スプラウト生産に用いる種子に対
して、次亜塩素酸ナトリウム処理を行った後、リゾチーム処理を
行う順番にて消毒を行うことを特徴とする、種子の毒方法に関す
るものである。
・〔請求項2〕に係る本発明は、前記リゾチーム処理が、0.2~20
mg/mLのリゾチームを含む溶液を用いて行うものである、請求項1
に記載の種子の消毒方法に関するものである。
・〔請求項3〕に係る本発明は、前記リゾチーム処理が、10~60
℃にて0.5~6時間行うものである、請求項1又は2に記載の種子の
消毒方法に関するものである。
・〔請求項4〕に係る本発明は、前記リゾチームが、C型リゾチー
ムである、請求項1~3のいずれかに記載の種子の消毒方法に関す
るものである。
・〔請求項5〕に係る本発明は、前記リゾチームが、家禽類に由
来するC型リゾチーム, 又は, その変異タンパク質であって、配
列番号1に記載のアミノ酸配列からなるタンパク質が有するMicr-
ococcus lysodeikticus に対する溶菌活性を1とした場合の相対
活性が、0.7以上である、請求項1~4のいずれかに記載の種子の
消毒方法、に関するものである。
・〔請求項6〕に係る本発明は前記次亜塩素酸ナトリウム処理が、
50~500ppmの次亜塩素酸ナトリウムを含む溶液を用いて、0.5~6
時間行うものである、請求項1~5のいずれかに記載の種子の消毒
方法に関するものである。
・〔請求項7〕に係る本発明は、前記種子が、ダイコン属, アブラ
ナ属, グンバイナズナ属, キバナスズシロ属, セイヨウワサビ属,
オランダガラシ属, シロガラシ属, ワサビ属, ササゲ属, ダイズ
属, エンドウ属, ラッカセイ属, ヒヨコマメ属, ヒラマメ属, ウ
マゴヤシ属, フェヌグリーク属, イヌタデ属, ソバ属, ゴマ属,
エゴマ属, ヒマワリ属, 又は, カボチャ属, のいずれかに属する
植物の種子であって、当該種子から発芽して得られるスプラウト
が食用となるものである、請求項1~6のいずれかに記載の種子の
消毒方法、に関するものである。
・〔請求項8〕に係る本発明は、請求項1~7のいずれかに記載の
いずれかの方法により種子の消毒を行うことを特徴とする、スプ
ラウト生産に用いる消毒種子の生産方法に関するものである。
・〔請求項9〕に係る本発明は、請求項1~7のいずれかに記載の
いずれかの方法により消毒を行った種子を用いて、育苗すること
を特徴とする、スプラウトの生産方法に関するものである。
【発明の効果】
本発明は、スプラウト生産工程において、従来法である次亜塩素
酸ナトリウム処理に比べて、著しく高い消毒効率により種子消毒
を行うことを可能とする。なお、本発明における消毒方法は、ス
プラウトの生産効率を低下させない方法であり、食品安全性の観
点においても問題がない方法である。
また、本発明により生産した種子を用いてスプラウトを生産する
ことにより、スプラウト可食部に付着している生菌数を著しく低
減させることを可能とする。これにより、スプラウト生産物(パ
ック詰め製品)の品質及び日持ちを、大幅に向上させることを可
能とする。そして、O-157等の 有害微生物の侵入に起因する、食
中毒の発生リスクを大幅に低減できることが期待される。

✔ 新規性といっても「あわせ技」要素が強い。ならば、貝割れ
ブームのように、個人や家庭用として簡便で衛生的にストレート
やミックスな植物性あるいは動植物性機能食品作用物の栽培・収
穫。ストック(フレッシュ・パウダー・ペースト・冷凍)でき商
品技術として、百人規模の事業が各地で創業できるだろう。これ
も時間があれば乗れる話だ。
   


⧉ 正しく、賢く恐れる
なぜ起きる新型コロナウイルス差別
「正しい」とは、道理にかなっている。事実に合っている。正確
であり、道徳・法律・作法などにかなっている。規範や規準に対
して乱れたところがないことを「正しい」と言う。また、「賢い」
とは、頭の働きが鋭く、知能にすぐれ、抜け目がない。要領がよ
く、すばらしく、結構で、りっぱであり、都合よく、運がいいこ
とを「賢い」と言う。すなわえ、両者は同義的にみえるが、前者
は受動的、後者は能動的であるという点で異なる。
感染症をめぐる差別はこれまでも繰り返されてきた。病気そのも
の、病気に対する不安や恐れ、そして、その見えないものへの不
安や恐れが、感染者という見える形になって現れたときに、遠ざ
け排除というメカニズムが働く。これが、差別は受診をためらわ
せ、感染を拡大させる負のスパイラルに陥り、不安や差別も大き
くなっていくというのが感染症の典型パターンである。前者は、
「互いを思いやる心」まで至らない状態で判断➲行動しているの
が特徴であり、精神の成長過程の「受け身」状態を指し、その思
い(偏見)が固定し観念化しいるのだ。誰しもこの感染症を百パ
ーセント理解し了解しえてはいないが、正しく。最新の知識を獲
得し、感染防止と感染症の終息させるまでの「イメージ」が獲得
出来るほどまで考えることができれば、自ずと完璧でないにしろ、
「差別」は消えていくと確信できる状態まで高めれば、受け身で
はなく、能動的(アクティブ)な「賢く恐れる」態度になる。



風蕭々と碧い時代: ラブ・ストーリーは突然に 小田和正 
(作詞)(作曲)小田和正



何から伝えればいいのか
分からないまま時は流れて
浮かんでは消えてゆく
ありふれた言葉だけ
君があんまりすてきだから
ただすなあに好きと言えないで
多分もうすぐ雨も止んで
二人たそがれ

あの日あの時あの場所で
君に会えなかったら
僕等はいつまでも
見知らぬ二人のまま....

「ラブ・ストーリーは突然に」(ラブ・ストーリーはとつぜんに
)は、小田和正の楽曲。シングル「Oh! Yeah!」のカップリング曲
で、両A面シングルとして、「恋は大騒ぎ」以来1年ぶりのリリー
ス。1991年2月6日に発売された小田和正のソロとして6枚目のシン
グル「Oh! Yeah!」に収録され、同年1月期に放送されたフジテレ
ビ系月9ドラマ『東京ラブストーリー』の主題歌として起用され
た。「Oh! Yeah!」の売上げは約270万枚。当時の日本におけるシ
ングルCDの売上げ記録を更新した。オリコンの1991年年間シン
グルチャート第1位を獲得。 この年は、1月13日 -リトアニアに
ソビエト連邦が軍事介入(血の日曜日事件)、1月17日-多国籍軍
のイラク空爆開始により湾岸戦争勃発、1月24日-日本政府が多国
籍軍に110億円の追加支援を決定、2月9日 - 福井県の関西電力美
浜原子力発電所で原子炉が自動停止事故、4月16日 - ミハイル・
ゴルバチョフソ連大統領が訪日、4月26日 -海上自衛隊のペルシ
ャ湾掃海派遣部隊が出発、6月23日 - マツダ・787B、日本車とし
て初めてル・マン24時間レース総合優勝、7月31日 - ジョージ・
H・W・ブッシュ米国大統領とミハイル・ゴルバチョフソ連大統領、
第一次戦略兵器削減条約に調印。8月24日 -ソビエト連邦共産党
が解散。9月17日 - 韓国、北朝鮮が国連に同時加盟、11月28日 -
日蓮正宗、信徒団体の創価学会組織を破門、12月25日 - ソビエト
連邦崩壊、ゴルバチョフ大統領辞任、12月29日 - 中国が核拡散防
止条約の参加を決定している。
89年は昭和天皇崩御、六四天安門事件、ベルリンの壁崩壊につづ
き91年3月(~93年10月)のバブル崩壊に大きく時代が変化して
いるが、個人的な職場では過去最高好景気バブルの最中にあり、
これから数年続くことになるが、関係する多くのひとたちは、そ
のことにまだ気付いていなかった。


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